他の小説がスランプ気味なので、息抜きに書いてみました
その日、間桐慎二は荒れていた。
妹の桜がサーヴァントの召喚を拒否していたからだ。
大方衛宮と争うのが嫌なんだろう。
なんで僕には魔術回路がないんだ!!
父の代で途切れた?ふざけるなっ!!!
慎二は、自分には魔術の才能がないと分かると、桜を犯していた。
苛立ちをぶつけるように。
桜の中の虫の影響で精気が必要?
関係ない。
僕に従っていればいいのに、衛宮に桜を持っていかれるようなカタチになってしまった!!
桜!何様のつもりだ!!!
お前は僕に従っていればいいんだ!!
その態度が別の平行世界の桜に■される結果になるのだが、置いておこう。
慎二は半ば自棄になって、サーヴァント召喚の儀式を行った。
「ぐっ!!?」
慎二の腕に令呪が刻まれる。
やった!?成功した!!?
慎二は喜びながら己のサーヴァントを見た。
何故かツナギを着た日本人男性がそこにいた。
(ベンチがないので)近くにあったイスに座り、男はツナギのジッパーに手を掛けて…。それをゆっくり下ろしていく…。
「やらないか」
慎二はそこから先の記憶はない。
桜と臓研が尋ねると、クラスはライダーで、阿部高和と言うらしい。
「俺も(ある意味)戦えるからさ、聖杯を手に入れようぜ」
ライダーは張り切って言う。
「どうしてですか?」
桜が尋ねると、
「いや~、あの予備校生以来…いや、なんでもない。
とにかく男のアレを掘るためさ」
「そ…、そう(汗)」
桜はその日、慎二の遺影を作った(まだ死んでない)。
「おう、てめぇがサーヴァントか?
…てなんでツナギなんだ?」
「あ、あれはランサーのサーヴァント!!?」
慎二が参戦できないので、桜が形だけでも参加することにして、夜の街を巡回。
そこに青タイツの男と遭遇した。
「オラオラオラッ!!!」
ランサーの残像すら見えない神速の突きを、何もしていないようにしか見えないのに、全てさばいているライダー。
「くそ!!自らの武器を隠しているとは何事かっ!!」
「しょうがねぇなぁ。
分かったよ。今度はゆっくりやってやるよ」
ライダーは余裕の表情で、構える。
…その様子を千里眼で見ていたアーチャーの顔は真っ青だ。
「どうしたのよ?」
「いや…、サーヴァントが戦闘しているようなのでね…?どうする?」
「…今日は引くわ。一般人にも危害が及んでるわけじゃなさそうだしね」
「ああ…(た、助かった~)」
アーチャーは思う。
何でだろう…。桜のサーヴァントは生前に見た記憶がある…。
創作物の人間のハズではなかったのか!?
それに…、アレを見ていると、忘れたはずの学友を思い出してしまう。
自分のマスターと因縁があったあの生徒会長…。
あ…、涙が出てきた…。
ライダーは腰の動きだけで、ランサーの深神速の突きをいなしていたのだ。
「こうなったら…、
ゲイ(刺し穿つ)…、ボルク(死棘の槍)ッ!!」
と、ランサーは自らの宝具を使う。
が、
ブスッ!!
「「ッ!!?」」
驚愕したのは桜とランサー。
ライダーは、因果の逆転をさらに捻じ曲げ、自分の尻の穴に槍が刺さった状態になている。
「腹ん中がパンパンだぜ」
「ノーダメージだとっ!!?うわ…!きたねぇ!!」
桜がマスターだと士郎にばれたとき。
桜が士郎の精気を欲しているので、情事に励む。
ライダーは、桜に令呪を使われて、「先輩の貞操を壊さないで」と言われた。
「兄さんならいくらでもあげますから」
と、満面の笑みで言われたライダーは、間桐家に行き、その矛先を慎二に向ける。
アッーーーーー!!!!
「アーチャー…、ライダーには気をつけような」
「…同意しよう」
士郎とアーチャーは、色んな意味で同盟を結んでいた。
ライダー注意同盟と…。
ライダーは、士郎もいい感じなのに…とおもっているが、桜から禁止されている。
ならばせめて淫夢で…。
今、トイレを求めて疾走している俺は、正義の味方を目指す、ごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるなら、魔術が使えるってトコカナ。
…と、
ツナギを着た若い男がベンチに座っていた。
「ま…まさか…」
「やらないか」
その日、士郎の体重は心労で5キロ痩せていた。
「言峰…」
「アーチャーの腕の侵食が限界を超えているな」
聖杯に汚染された桜を助けて…、後はコイツを何とかして終わりなのに…!!
「しょうがねぇなぁ。いいよ、いいよ。
俺がなんとかしてやる。士郎は聖杯の破壊を急げ」
「ライダー!?いつの間に…っていうか、どうやっってそんな短時間で回復した!?」
「細かい事はいいからさ、それより、あの聖杯をみてくれ。
アイツをどう思う?」
「すごく…大きいです」
「ライダー、貴様が私を足止めすると?」
「俺の宝具でな…、いくぜ!!
くそみそテクニック(ハッテン場の理想郷)!!!」
と、世界が塗り替えられる。
「固有結界!?…何故公園なのだ?」
「やらないか」
この結界の中にいる男は誰もがホイホイついてっちゃうのだ♥
2年後。
「あら、ライダー?」
「凛か、ロンドンから帰ってきたのか」
「まあね…。士郎から吸えないからって、程々にしときなさいよ?」
「いや、慎二だけじゃおさまりがつかないんだよね」
終われ。
クラス・ライダー
真名・阿部高和
マスター・間桐慎二⇒間桐桜
身長・体重 イイガタイ
性別・男性
筋力A
耐久A
敏捷A+
魔力EX
幸運A+
宝具?
単独行動EX
世界に男がいる限りマスター不要。
騎乗EX
その気になれば乗るなんて楽勝だ(男限定)
直感(偽)A+
いい男を見つける才能。
カリスマA+
ここまで来ると、魔力・呪いの類(男限定)。
ネットで多大な人気を集めたw
理不尽EX
因果の逆転さえ捻じ曲げる(男限定)。
宝具
くそみそテクニック(ハッテン場の理想郷)
ライダーが可能とする固有結界と呼ばれる特殊魔術。
この結界内にいる男性は、ライダーに魅了され、ホイホイついて行ってしまう。
その後どうなるかは、読者のご想像にお任せする。
彼は、バーサーカーを除けばアーチャー、ランサーにも適性がある。
ナニを射出し、何で貫くのかは、突っ込んではいけない。
どうやって慎二から桜にマスター権を移住したか、
何故慎二が召喚できたかも突っ込んではいけない。
~あとがき~
他の小説はもう少し待ってください(謝)
この小説は連載しても短編になると思います。
多分しませんが…