はじめまして。レイと申します
この作品は以下の属性を含みます。これらが苦手な方は読むのをオススメしません
・オリ主による本編再構成モノです。しかしながらぶっちゃけ本筋からかなり脱線するかもしれません
・主人公がかなり強いです。チート寸前ですがあくまで寸前ですので規格外ではないです
・そしてなによりキャラブレイクの危険性を秘めています。もしかするとぶっ壊れるかもしれません
以上を許容できる方は、以下プロローグです。どうぞ
プロローグ―少女は立派な魔法使い
麻帆良学園――その外へつながる橋…そこにその者達は居た。
「!!――なっ!!こ、これは…」
幾多の光が2人の体を縛る
『捕縛結界!?』
「や…やった――っ。エヘヘヘひっかかりましたね、エヴァンジェリンさん」
それを見た少年――ネギ・スプリングフィールドが言う
「もう動けませんよエヴァンジェリンさん、これで僕の勝ちです!さあ、おとなしく観念して、悪いことももうやめてくださいね!」
「………やるなあぼうや、感心したよ。ふ……アハ…アハハハ」
そして、その状況においても動じるどころか、笑い出す金髪の少女――エヴァンジェリン
「そうだな、本来ならばここで私の負けだろう――茶々丸」「ハイ、マスター」
少女をマスターと呼ぶ緑髪の人型ロボット――茶々丸は、主の言葉を合図に何かを始動する
「結界解除プログラム始動、すみませんネギ先生…」
結界解除プログラムと呼ばれた『それ』は、見る内に光の鎖にヒビを入れる
「な…え!?」
「15年の苦汁をなめた私が、この類の罠になんの対処もしていなかったと思うか?」
一瞬のうちにヒビは広がり――
『このとおりだ』
―結界は破られた
「えっ…そ、そんなウソ。ずるいッ」
「私も詳しくはわかんないんだけどな、科学の力って奴さ」
少女が死刑宣告のように告げる――その一部始終を橋の近く、川岸で眺める者が居た
「最凶の魔法使い、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル…それと、英雄の息子ネギ・スプリングフィールド――か」
名をレティス・ミューアヘッド。
翌日、麻帆良学園女子中等部3-Aに転校することの決まっている、一見少女に見えるその『立派な魔法使い』は
次期英雄候補の少年と、英雄に心を寄せる吸血鬼を、見定めるかのように見つめていた。
「英雄の息子は精神、能力共に幼く…600万の賞金首は、英雄に封印されて本来の10分の1も力を使えない…と」
2人を前に、自らの力で対抗しうると判断する少女。その時、吸血鬼は――
「フン、奴の杖か」
――英雄の杖を川へ放り投げていた
「っアレ?エヴァンジェリンはサウザンドマスターが好きなんじゃ…?」
「うわーんひどいー、あれは僕の何よりも大切な杖……」
父親の形見とも言える杖を捨てられたネギは、抗議の声を上げる
「…うーん、アレを見る限り想いは――
ぺしんっ
「一度闘いを挑んだ男がキャンキャン泣き喚くんじゃない!!この程度でもう負けを認めるのか!?お前の親父ならばこの程度の苦境、笑って乗り越えたものだぞ!!」
――冷めてなかった…」
「う……」「いや…」
「だが今日はよくやったよぼーや。一人で来たのは無謀だったがな」
首筋へ近づきながら放つ褒め言葉
「意外とやさしい…」
「さて……血を吸わせてもらおうか」「うううっ…」
首筋へ迫る吸血鬼
「もう終わったね…帰ろう。明日の準備もあるし」
そう言って帰る少女。この後、少女の想像とは違う方向へ戦いは進むのだが…少女はそれを知る由もない。
後書き
改めまして、レイです。
ここまで読んでいただいてありがとうございます
コメントを基に修正しました。ありがとうございます(2010/10/31)
文章については、基本的に主人公視点です・・・多分
主人公視点で無くなったと感じたら迷わず突っ込んでください。
感想・ご意見・誤字脱字等ご指摘お待ちしてます。