「失礼致します、トール・ミューゼル中佐、入ります」
「どうぞ」
ジャブロー、連邦軍総司令部ビルの3階。現在、地球上で戦う連邦軍すべての司令部だ。3月16日に大気圏に突入した民間船舶は16日中にニューホンコンへ到達。連絡機を乗り継ぎ、オーストラリア経由で南米ジャブローに到着したのが17日で、早速この議場に呼ばれた。
現在の私の立場は、ジオン軍親衛第二軍団長ではなく連邦軍特務作戦集団、第3集団長の中佐、と言うことになっている。そして、今回の報告も、この第三集団長としての報告だ。そして第三集団の任務は、敵ジオンの新兵器に関する調査だった。
入室すると左胸に太いバーが連なる人間ばかり。一番奥に座るのが連邦軍作戦本部長のシドニー・シトレ大将。両側に座るのが連邦軍総司令、ヨハン・レビル大将と、幕僚・兵站総監ゴップ大将。そしてその二人の次に座るのが、第一軌道艦隊司令のビュコック中将と、連邦、欧州方面軍総司令のパウルス大将だ。
「報告します。トール・ミューゼル中佐、月面での任務を終え、無事、帰還いたしました」
「ご苦労」
シトレは言った。周囲を見回す。
「中佐の任務は高度の秘匿性を要求されるため、今日、この日まで関係各員には伏せておいた事を了承してもらう。また、今日、この部屋で交わされる内容に関しては全員、秘匿を命ずる。漏れた場合はわかっているな」
全員がうなずく。
第11話
「それでは中佐、よろしく頼む」
「了解しました。まず最大の懸案として、連邦軍内部に存するジオンのスパイに関してですが、エルラン中将が最大の候補者です。いや、候補と言うのは不明瞭ですな、犯人であります」
ゴップとレビルの目が見開かれる。エルランは二人にかなり近い立場にある。レビルの救出を指揮したのは、ほかならぬエルランではなかったのか。
「嘘だろう!?エルラン中将はレビル大将救出作戦の……」
「残念ながら、事実であります。エルラン中将がレビル大将救出作戦を遂行したのは、主にジオン側の内紛が理由であり、この戦争をレビル大将の演説を以て継続させることにありました」
私は、ギレン、デギン、キシリアの三者に関する説明を彼らに行う。どうにも信じられないようだ。内部の権力闘争が原因で、せっかくの勝てる戦争の機会を失うなど、常識的に考えればありえない。
「常識的にはありえない事態ですが、独裁をもくろむ人間が複数存在するジオンにおいては、誰かによる独裁が完了するまでの戦争継続はむしろ自然であります。第三集団は、エルラン中将を即座に逮捕するのではなく、連邦軍が持つ、ジオン側への欺瞞作戦のための駒として用いる事を提案します」
全員の顔が沈む。今の今まで連邦軍の首脳部に敵のスパイが存在していたことすら考えても見なかったのに、この中佐はそれを指摘するだけではなく、ジオン側に対する欺瞞作戦としてソレを用いよという。
「しかし、欺瞞作戦に用いるとはいえ、用いるためには犯行計画の整うまで彼を泳がせておく必要があるだろう?ソレまでの間にこちらの情報がジオン側に筒抜けになる事は避けたいのだがね」
いち早く復活したゴップ大将が口を開いた。流石に軍政の大物だけあって、こうした政治的な問題に関しては対応が早い。
「ええ、ですが連邦軍の反抗計画が始まる前であれば、むしろエルラン中将が関わらない分野、部署での活動が主となります。飼い殺しにしておくことも可能かと思いますが、流石に詳細を私から申し上げるのは越権に過ぎます。直属の上司であるレビル大将が判断されるのが宜しいでしょう」
レビルがうなずいた。
「了解した。しかし、本当かね?」
「ええ。彼がキシリア機関と通称される、ジオン軍、キシリア・ザビ地球攻撃軍司令の諜報部隊と接触を以ている事を確かめてあります。主に接触を行っているのは、副官のジュダック少佐ですが。スイス銀行の口座に入金があった事も確認しております」
レビルはため息を吐くと席に深く身を沈めた。
「そうか、わかった。何とかしてみよう」
シトレはうなずいた。
「それだけではあるまい、中佐。本題に入ってくれ」
私はうなずくと、現在ジオン地上軍、宇宙軍が用いているMSの解説に入った。まだ実用化が行われていないMSについては省き、近々投入される予定のMSについては性能をかなりぼかして話すこととする。流石にゲルググについては話せないが、ザク、グフ、ドムについての情報が得られたことは、連邦軍首脳部に対して有能さを見せつけるいい機会だと判断したためだ。むしろ私の立場からすると、知らない方が問題が多いのだが。
「良くぞここまで調べ上げる事が出来たな……」
「私の秘蔵っ子でね。君らも知っている、ヤン少将の弟分だ。経歴に関しては絶対にタッチするな、と全員に伝えておく。任務に差しさわりが出るのでな。彼の身分は私とビュコック中将、ヤン少将が保証するし、開戦以前にはカナーバ下院議員やグリーンヒル上院議員とも接触して情報を伝えてきてくれている」
ゴップが目を見開いた。カナーバ議員は、連邦創生期に財務大臣としてコロニー開発計画の予算捻出を行った、アイリーン・カナーバ議員の同名の孫娘だ(実は若返った当人なのだが)。グリーンヒル上院議員は元中将、早期退役して連邦政界に入り、軍の利権代表として活動している。ゴップ自身も、この戦争が終わり次第、グリーンヒルの援助で政界に打って出る予定だったのだ。しかも、グリーンヒルの娘と結婚が噂されているヤン少将の弟分では、下手に手を出せば政界に打って出る目がなくなる。このような経緯では文句をつけるどころではなかった。
たいていの場合、55歳で、将官の場合、少将60歳中将62歳という風になるが、定年後や、早期退役制度を用いてに政界に打って出る将軍は意外に存在する。それらの道筋を現在つけているグリーンヒルの関係者とくれば、厚遇しないわけには行かない。
「いえ、懸念が少し出ただけです、シトレ閣下」
差し出がましいが、口を挟んだ。ゴップに対してフォローの必要性を感じたのだ。
「当然の懸念と思います、閣下。むしろ、ありがとうございます」
私はゴップに一礼した。兵站に関係する部署の人間と絶対に喧嘩してはならない。ソフィー姉さんから叩き込まれた、軍人としての条件の一つだ。ゴップも好印象を受けたようで、言葉を続けた。
「中佐の有能さは報告の内容に現れていると思うが」
「うむ。それだけではない。中佐の任務は、ジオン軍からの諜報結果を元にした、連邦軍用MSの模索にある。これについては、中佐の指揮の下、日本の太洋重工と協力して事に当たってもらっている。中佐、連邦軍用MSの開発計画の方はどうなっている?」
私はうなずいた。
「既にレビル将軍の下でも、V作戦の名の下、MS開発計画が進行しておりますが、我が集団においても同様の計画を進めております。勿論、きちんとした開発段階を踏んで行われるV作戦が優先であることには間違いありませんが、代替計画、即座に実行可能なもの、として我が集団が進めておりますのがL計画です」
コンソールを操作し、L計画で開発しているMSを映し出す。
「RRf-06、通称ザニーです。この機体は操作性の問題で開発が頓挫しかけていましたが、我が部隊の諜報によって、ジオン軍の用いている操縦システムの奪取に成功。ソレを取り入れて開発を終えております。現在、太洋重工の生産ラインで日産10機を目処に生産を行っております」
おお、と歓声があがる。そうだろう。実用できるMSの生産が、既に始まっていたのだから。
「しかし、ジオン軍の用いている機体と比較した場合、現在彼らの主力として運用されているザクⅡF型とは互角に戦えますが、それ以外の新型機が出てきた場合には対応が出来ません。また、汎用型としての運用を前提に開発しておりますが、予算の問題から局地陸戦や宇宙戦、水中戦などの局地戦に対応が出来ません。この機体を投入するならば、気候的にも安定している欧州戦線が適当と考えられます。むしろ、局地戦に対応した機体に関しては、V作戦の実戦データを待ったほうが良いかと考えております」
レビルがうなずいた。それに続いて全員もうなずく。
「よくやった、中佐。V作戦が間違っていなかったことの証拠になり、また、生産能力や、ノウハウの蓄積に役立ってくれるだろう。それに加え、部隊がMSの運用に習熟する良い機会ともなる。鹵獲した機体だけでは生産などに問題を抱えるだろうからな。いや、本当に良くやってくれた」
レビルが立ち上がり、握手を求めてくる。私も、笑みを浮かべてソレに応じた。
「現在日本の山間部において実験、試験が行われており、獲得したデータは即座に送れる状況にしてありますので、V計画への転用も充分可能でしょう。また並行してMSの運用・整備マニュアルの整備や、武装の案も考えております」
レビルがうれしそうにうなずく。パウルス大将も上機嫌だ。先ほどの言葉どおりなら、この新兵器はまず、彼の率いる欧州方面軍に配備されるだろうからだ。
「ただ問題もあります」
そういうと、レビル、ゴップ、パウルスが身構えた。
「現在、MSの生産には太洋重工グループの協力を戴いておりますが、戦後を考えますと、太洋重工一社の独占市場になる恐れがあります。勿論、ジオンの国策会社であるジオニック社の存続問題や、月面のRX計画を主導してV作戦にも深く関与しているアナハイム・エレクトロニクス社の存在もありますし、一社独占とするには、市場の大きすぎる内容である事が、戦後の懸念としてあります。これが第一です」
そこで、と続けた。
「特に、これまで連邦軍の軍需を担ってきたハービック、ヴィックウェリントン社にも軍需市場をそれなりに開放しなければ軍需面、政治面双方に悪い影響が出る可能性もあります。ヴィックウェリントンは艦艇という逃げ場がありますが、ハービックは悪くするとつぶれかねません。そこで、ハービックには大気圏内、圏外用のサブフライトシステムの開発を御願いしておきました。MSにしろ戦車などにしろ、現在主力のミデア型―――ハービックの製品の一つですが―――は大型輸送機として活用度が高くありますが、やはり運用は輸送機でしかなく、戦術的に用いるには、たとえばMSの空挺降下ぐらいでしょう。新市場を提供するためにも必要かと思います。また、大気圏内の飛行が可能な新型の船舶、戦術輸送機についても、ハービックに任せるべきかと愚考します」
ゴップはうなずいた。若い軍人にしてはなかなか行き届いたものの見方をする、と思っている。軍需企業が多ければ多いほど、連邦軍の軍需を巡って接待攻勢をある程度しかけてくるし、それに乗っかる形で利権を要求することも出来るが、一社独占となった場合には立場が逆になる。それでは流石にまずいのだ。
「君の懸念ももっともだ。艦船関係については、ヴィックウェリントンと競合する他のメーカーにも打診の予定を考えておるのかね?」
勿論です、とうなずく。
「サラミス級ですが、設計は連邦軍の艦政本部でありますので、MSの運用を考えた後期生産型からは、ある程度設計図を各社に流し、利益配分を考えるべきかと思います。MSの運用を前提にした案としては、即座に実行可能なものとしてこれを推薦いたします」
コンソールに新たな画像が映し出される。サラミス級だ。
「まず、現行艦船の改装案です。サラミス級の前部砲塔、および内蔵VLSを排除し、MS運用施設を装着。但し、カタパルトなどの発進装備は排除してあります。改装と部品調達に時間がかかりますので。但し、艦底部を改装し、MS運用設備を装着。また、弾薬の誘爆を防ぐために現在装備されている90mm機関砲を排除。パルス・レーザー砲に転換します」
ゴップ大将が手を上げた。
「それでは、今度は90mm機関砲弾が余りゃせんかね?」
「それは、MS用90mmマシンガンの弾薬として用います」
ゴップはうなずいた。
「なるほど、よう考えている」
「新型のサラミスにおいては、両舷に突き出した第二、第三艦橋を撤去し、砲塔と近接防御用のロケットランチャーを配置。艦底部にMS運用施設をおき、砲戦力を強めます。しかし、我が軍の保有するMSが一定数量に達した場合、艦体前部は、MS運用施設としたほうが宜しいかと」
全員がうなずき、改造案は早速各社に示される事となった。マゼランの改造案もあるにはあったが、むしろその強力な砲撃能力を生かすことを考えるべきで、MSの運用に関してはある程度オミットしてもかまわないのではないかと言う意見が出たため、一年戦争中は無しの方向で固まった。
連邦軍のMS開発計画に光明をもたらし、ジオン軍のMSについて詳細な情報を提供したトール・ミューゼル中佐の名前は連邦軍最上層部にしっかりと記憶され、翌日、シトレ大将より内々に大佐への昇進が通達されるのである。
「トールさん!」
「カトル君」
連邦軍の制服をきた15歳ぐらいの少年が、退室した私を出迎えてくれた。カトル・ラバーハ・ウィナー、ガンダムW5人組唯一の良心である。連邦軍ではカトル・ウィン少尉の名前で副官を務めてくれており、私がジオンに言っている間には、地球最大のマネーファンド、ウィナー家の当主として利鞘稼ぎにはたまたマネーロンダリングにと大活躍してくれている。
「久しぶりです」
「……本当に久しぶりだ、涙が出てきた」
自分の素性を了解してくれている数少ない常識人である彼は、そのスマイルを以て姉二人を止められる数少ない人材である。いやぁ、やっぱり婦女子受けいいのね(字は正しいぞ?)。ジオン軍では1個師団級の戦力をもってはいるが、連邦軍ではまだ少ない。今回、シトレ大将からもらえる職権でどれだけの戦力をかき集められるかが鍵となるだろう。カトル君によると、まだ強化人間の捜索は終わっておらずとのこと。一応、フォウ・ムラサメの候補らしき女性は何人か見つけたが、果たしてそのうちの誰が、という事は判然としないらしい。
少し時間が前後するが、またもやジオンへと戻る事になる4月末までの状況を記しておこう。
地球降下作戦が始まって以来懸案となっていた占領地域拡大のうち、アフリカ方面は順調に占領地を拡大し、ケニアのナイロビ宇宙港や、連邦施設の存在するダカールなどを占領し、アフリカ制圧作戦の終了を高らかに4月2日、うたうことになる。
これに対して、続いて4月5日より行われたアメリカ制圧作戦は、緒戦でニューヨークや五大湖方面を落せなかったことで泥沼の様相となっており、アメリカ南部諸州、メキシコ、中米に部隊を展開させ、パナマ運河を占領地に組みいれたことで大西洋・太平洋間の水上交通こそ遮断し、ニューオーリンズ、コーパス・クリスティ、タンピコを母港として大西洋潜水艦隊を発足させたものの、全域制圧は適わなかった。
南部は旧ジョージア州以北への進撃を、オーガスタ基地駐屯の部隊に阻まれ、また4月15日から戦線にザニーの姿が確認されると、混乱が生じ始めた。また北部においても、ナッシュビル~セントルイス~デ・モイン~ミネアポリスの線を抜けず、大量の兵器、兵站物資を供給する五大湖沿岸部に対する攻撃は適わなかった。空挺攻撃も一時期検討されたが、被害が大きすぎるとして廃案となったのだ。
太平洋戦線では史実どおりにハワイを占領する事は出来ず、4月下旬に行われた空挺降下作戦は、日本から師団規模で送られた大量のザニーによって頓挫。潜水艦隊による封鎖に移らざるを得なくなったが、ペイロード160tを誇るミデア型輸送機の前には、ハワイ以東への進撃を防ぐ効果しか期待できなくなってきていたのである。
戦線は膠着し、MSの運用準備を連邦軍が進める中、ミューゼル大佐の特務第三集団は、戦力を整えつつあったのである。
ということで、現在日本州樺太を基地として戦力整備を行っている、トール・ミューゼル大佐です。樺太は旧ロシアと日本の係争地だったこともあって、大規模開発が見送られていた地域だったんですが、地球連邦の成立と共に太洋重工が買収。全島を工場地域化し、従業員の居住設備なども整えています。
その太洋重工樺太工場から南に進んだ、大泊に本部を置き、MSの戦力化を行うのが、現在の連邦軍での私の任務になります。
まず、MSの使用する火器の開発と称し、連邦軍の戦車部隊からエイガー少尉を引き抜き、RTX-44型の180mmキャノン砲を開発中です。開発コードを突撃戦車として、現在の連邦軍にもまだ根強く残る、戦車閥に対応する準備も整えてあります。この点、レビル将軍を説得するのが手間でしたが、開発に要らぬ茶々を入れられるよりはまし、と言う事で何とか説得が出来ました。
しかし、RTX-44の開発計画を引っ張った事で、まさかアリーヌ・ネイズン技術少尉まで来るとは思っていませんでした。ああ、勿論まだあのスパイな恋人とはあっていなかったので、スパイな恋人さん(予定)は諜報部へ押し付けておきました。まぁ、ザニーの内容は漏らしてやるから、と言ってあります。
……「永遠の(ry」との接触確率高くないか。既に接触したのがネイズン少尉で二人。絶対に接触予定なアイナさんを入れると三人。……おい、マリア・ニコルスとか出てこないよな。うん、後々を考えて、とりあえず探させてはおこう。格ゲーなのにダウン時以外ひるまないとかどんな無理ゲーだよ、サイコMk-Ⅲは洒落にならん。
エイガー少尉とネイズン少尉で長距離系はどうにかなると判断したので、ジオンとの冷戦期に原型が作られていた機体としてRX-77-01型を原型に、中距離戦用MSとして量産型ガンキャノンの試作を行ってみた。この世界の歴史には、どうやらかなりORIGINの影響があるようで、スミス海での連邦VSジオンこそ起こらなかったものの、低出力のジェネレーターのために充分な性能を発揮できなかったことは確かなようだ。
調べてみると、太洋重工が売り出していた動力鉱石エンジンを3基連結させたもの(合計690kw)をジェネレーターとしており、こんな中身で70tじゃ歩くのもつらい、とため息が出ざるを得なかった。しかし、それ以外の設計は変更する必要がないため、ジェネレーターを入れ替えるのみとした。ビームライフルよりは90mmマシンガンの方が使い勝手も良いだろう。
それと会わせ、V作戦の方にもテコ入れを開始する。現在建造が進められているペガサス級の改装案をまとめ、テストベッドとして三番艦「トロッター」を月面秘密工廠にて建造と書類を調える。ホワイトベースの性能を確認すると、MSの搭載は最大16機、補用としてパーツ段階で4機を搭載できるようだ。
それなのに劇中では最大6機ほど、という印象しかなかったし、ORIGINでも似たようなものだったな……こっちも考える必要あるか。
と言う事で、色々とテストパイロットを集める手はずを整えみることとした。
まず現在航空機パイロットとして戦っている人員のMS再訓練マニュアルの制作と銘打ち、宇宙軍から不死身の第四小隊を、地上軍からヤザン・ゲーブルとライラ・ミラ・ライラを抜き、再訓練の度合いを測る。全員がティターンズ入り確定なような気がするのはかなりつらいが、苦労人バニング大尉(昇進させた)に、彼ら五名の精神的なたたきなおしも含めて御願いするとしよう。ライラさんあたり、スイカバーの場面でカミーユの体借りるぐらいだから可能性あるかもしれない。
今回のポイント使用は連邦での活動拠点となった樺太の地下部にプラントを設置。RPを使用できる態勢を整えたぐらい。しかも、樺太に設置すれば海水を放り込むだけでRP化可能と言うチート(木星のプラントもそれ目的なのだけど)。そろそろ、後半を考えて貯めておきたいのである。