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No.220の一覧
[0] よくある逆行者[べべ](2006/07/08 21:08)
[1] 第一話 「使徒襲来 後悔は後に来る」 改訂版[べべ](2006/11/23 17:09)
[2] Re:第二話 「使徒襲来 失語症患者登場!!」 [べべ](2006/07/08 16:17)
[3] Re[3]:第3話 「見知らぬ天井 私が出会った中で一番危険なヒト!!」 改訂版[べべ](2006/07/11 19:17)
[4] Re[4]:第4話 鳴らない電話 「インドの恐るべきパワー」[べべ](2006/08/27 18:41)
[5] Re[5]:第5話 鳴らない電話 「鞭はやっぱり痛い」 改訂版[べべ](2006/09/03 10:35)
[6] Re[6]:第6話 雨、逃げ出した後 「運命の交差」[べべ](2006/09/03 14:41)
[7] Re[7]:第7話  レイ、心の向こうに 「居候の仕事」[べべ](2006/09/04 19:02)
[8] Re[8]:第8話  決戦、第三新東京市 「レイとシンリの戦い」[べべ](2006/09/28 18:47)
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[220] Re[8]:第8話  決戦、第三新東京市 「レイとシンリの戦い」
Name: べべ 前を表示する
Date: 2006/09/28 18:47
  
  「百里、第七航空団、スクランブル発進しました!すでに目標と
   交戦中!しかし、効果なし!」
  
  「目標、新横須賀沖に出現後、北西方向に毎時100kmの速度で直進
   !すでに第三新東京市防空圏内へ侵入し、中心より約3kmの
   地点で停止中!小田原の第三機甲大隊、第二特科連隊、第三新
   東京市到着まで後58分!」


  シンジが、ズーレの連中に監禁されている頃、ネルフでは、使徒
  が接近している、という事で戦闘配置に入っていた。

  当然、しっかりと緊急警報を聞いていた、シンリとレイは戦闘準
  備に入っている。

  
  最初の警報から僅か数分も経たずに、第一発令所のメインスクリ
  ーンには、襲来してきた使徒の鮮明な画像が映し出されていた。

  まるでピラミッドを上下に合わせた、正八面体の物体。

  本当に生物か怪しい使徒、第五使徒ラミエルである。
    第8話  決戦、第三新東京市 「レイとシンリの戦い」
  「エヴァ初号機、発進準備完了です!!!」

  マヤの声が発令所に響きわたる。

  「分かったわ。ところで、ラファのヤツはどこに行ったの?」

  この、やたら偉そうにしているヤツは、使徒が来たという事で晴
  れて禁固刑が解除されたミサトである。

  「あら、ラファ君なら前の使徒の報告書と、貴女が山積みに残し
   た書類の整理を徹夜でやって寝てるわよ」

  最近、こんなのが親友でホントに良かったのだろうか、と真剣に
  考え始めている、リツコが言った。

  「まったく、役立たずね」

  とミサトが言うが、実際は彼女が残した書類の片付けの為にダウ
  ンしているのだ。

  しかも、このミサト内心では、

  (最近は、使徒戦の良いところをあいつに取られてたからこれは
   ラッキーだわ)

  と、腹黒い事を考えてたりした。

  「零号機は?」

  「まだ、起動実験をしていません!!!」

  今回、使徒が出現するのが前の世界よりも少し早かった為、まだ
  起動実験が終わっていない。

  「かまわないわ、早く出して!!!」

  『はっ!?』

  発令所のメンバーがハモった。コイツは何を考えているんだと。

  「葛城一尉!!!まだ起動実験も終わってないのに動かすのは危
   険だわ」

  リツコがもっともらしい事を言う。

  「うっさいわね!!!私が良いって言ったら良いの!!!それに
   二体のほうが勝率が上がるに決まってるじゃない。そんな事も
   分からないから、リツコはそんな歳になっても、結婚出来ない
   のよ」

  「それと、これとは話が違うじゃない!!」

  リツコがものすごい形相で言い返す。本人としては、かなり気に
  していたようだ・・・

  「それに、ここの最高責任者はこの私です。よろしいですよね、
   司令?」
  
  ものすごく理不尽だとみんなが思った。

  こんなのは子供の理屈だ。しかも最高責任者は司令だ。こんなも
  の司令が納得するはずないとみんなが感じていた。

  しかし、

  「かまわん。許可する」

  「司令!?」

  リツコが、ゲンドウを制そうとするが、

  「使徒を倒さない限り人類に未来はない!!!」

  と圧倒的な迫力を持って返されてしまう。

  これで、零号機の参戦も決定したが、この時、ゲンドウは、

  「レイのプラグスーツ姿が見られる。フッ、問題ない」

  と、言っていたそうだ。
    エヴァ初号機


  初号機では、シンリがモニターを見ていた。

  綾波さんも出るんだ・・・

  そこには、プラグスーツに包まれた、レイと零号機が居た。

  私と違って綾波さんは戦闘は今日が初めてだし、大丈夫かな?

  少し不安だ。使徒の経験では私の方が先輩だし、私が綾波さんを
  守らなくちゃ。

  と意気込んでいた。

  「シンリちゃん、発進させるわよ!!」

  その声と共に私は身構えた・・・
    発令所
  「いいわね、初号機が先行して、零号機がバックアップ。何をし
   ても構わないから、とにかく使徒を倒しなさい」

  葛城ミサトの、指示とは少し言い難い声が流れる。

  今日は、誰もこの牛を止められる人がいないので、発令所は不安
  で満ちていた。

  「エヴァンゲリオン発進!!!」

  そして、初号機と零号機は発進される。

  ビービービー

  その時だった、発令所に警報が鳴り渡る。

  「目標内部に高エネルギー反応!?」

  「なんですって!?」

  本気で驚いているミサト。

  「円周部を加速! 収束していきますっ!」

  「まさか・・・」

  リツコの予感は的中する。

  ミサトが叫ぶ!!!

  「だめっ!!よけて!!」

  拘束具で固定されてて、どうやって避けろと言うんだろうか・・・

  ラミエルの側面から謎のビームが発射される。

  ズギャァァァァァ!!!

  目が眩むほどのものすごい閃光。

  「て、敵のビーム兵器、零号機の胸部を貫通っ!!」

  マヤの叫びが聞こえる。

  『!!!!』

  エントリープラグ内の映像に誰もが目を覆う。

  モニターの先ではものすごい痛みで、レイがもだえていた。

  (きゃぁぁぁぁぁぁー!!!)

  彼女の人間らしい声を聞いたのは、初めての人もいるだろう。

  「レイ!!!」

  ゲンドウが取り乱して叫び出す。

  発令所の面々は、そのことの方が驚きだっただろう。

  しかし、その中でただ一人、誰よりも早く冷静になっているヤツ
  がいた。

  「チャンスよ、シンリちゃん!!今の内にパレットライフルで敵
   を一斉掃射よ!!」

  『!!!!』

  発令所の面々はさらに驚いた。これをチャンスだと?

  どんだけ冷酷なんだこの女は。まずは、零号機を回収させるのが
  先じゃないのか?

  と思っていたが、暴走は止まらない。

  「えっ!?でも綾波さんは・・・」

  シンリちゃんが何か言おうとするが、

  「ごちゃごちゃ言ってないで、早く!!」

  と言う言葉に押されて、シンリはライフルを構える。

  「目標内部にまた、高エネルギー反応です!?」

  「なんですって!!!早すぎるわよ!!」

  ミサトが使徒に対して愚痴を言う。

  「ミサトさん!!次の指示は?」

  ライフルを撃ち終わったシンリは、ミサトに次の指示を仰ぐ。

  「ちょっと待って!!え~と、え~と」

  ミサトはどうやら本気で悩んでいるようだ・・・

  「葛城さん・・・まずは、初号機を退避させた方が・・・」

  日向が勇敢にも、ミサトに意見した。

  「うっさいわね!!それじゃあ、使徒が倒せないじゃない!!」

  ミサトが日向に対してキレる。

  「ヒィ!!すいません」

  日向は平謝りをする。こう言う所がダメなのだろう。

  「円周部を加速! 収束していきますっ!」

  そんなやりとりをしている間にも、ラミエルが初号機に狙いを着
  ける。

  ズギャギャーン!!

  初号機は避けるまもなく、コアに直撃を受けた。

  ドン!!!
  
  初号機はビルにそのまま叩き付けられる。

  『きゃぁぁぁぁぁぁー』

  エントリープラグの映像が鮮明に流れる。今日は二度目なので発
  令所の面々のショックも大きい。

  「シンリちゃん!!撤退して!!」

  『はぁ!?』

  発令所の面々は目を丸くする。あんな状態から逃げれるはずない
  だろう。

  「ユ、ユイ~!!ユイ~!!!うおおおおー!!!」

  後ろでは司令がなにやら叫んでいる。

  「おい、碇!!これもお前のシナリオの内なのか!?」

  冬月は真剣な顔で髭に詰め寄るが、すでに髭は気絶している。

  その間に、使徒の加粒子砲が弱まっていく。

  「エントリープラグ排出!!!」

  ミサトがこれを機にと、指示を出す。

  「ダメです。初号機コントロールを受け付けません!!!」

  『!!!!!』

  みんな、ビックリだ!!!

  「使徒、また円周部を加速! 収束していきますっ!」

  『!!!!!』

  使徒は完全にとどめを刺すつもりなのだろう。

  ズギャァァァァァ!!

  ズギャァァァァァ!!

  何度も初号機に向かって加粒子砲を発射する。

  「もう……やめて……」

  マヤが呟くが使徒は情け容赦ない。

  無能な牛は、

  「誰か、初号機を回収してきて!!」

  と言い出す始末だ。

  その時、初号機に変化が現れる。

  「初号機の周りに、ATフィールドのものすごい磁場が発生!!」

  日向が唐突に言い放つ。

  『!!!!』

  ギィィィィン!!!

  初号機の周りをバリアのような物が包み込む。

  「ちょっと、リツコ!!どうなってるの!!」

  ミサトがリツコに聞くが、リツコも驚いている。

  「マヤ!!初号機の状態は!?」

  リツコがマヤに的確に指示を出す。

  「初号機、シンクロ率!?ゼロです!!」

  「まさか!?シンクロ率がゼロで動くはずないわ!?まさか暴走
   !!!」

  リツコが素で驚いている。
  
  グオオオオオオオオン!!!

  初号機が雄叫びを上げる。

  発令所の面々は、その凶暴な雄叫びに恐怖する。

  ズシュゥゥゥゥ!!

  「初号機の体が再生していきます!!」

  初号機はラミエルを見据える。

  ウオォォォォォォン!!

  初号機が二度目の雄叫びを上げると共に、初号機の体色が変化し
  ていく・・・

  「初号機の体色が白に変わっていきます!!」

  「もう!!どうなってるのよ!!」

  ミサトが状況の変化について行けず、周りに当たり散らす。

  初号機のボディーカラーが完全に白になると、

  バサッ!!

  と言う音と共に初号機の背中に真っ白な翼が生える。

  「碇!!どうしてくれるんだこの始末は!!」

  冬月が必死に髭を叩き起こそうとしている。

  バサッバサッバサッ!!!

  初号機が羽音と共に宙に浮かび上がっていく。

  「目標内部に再び高エネルギー反応!?」

  日向の声が響き渡るが、発令所はそれどころではない。

  「初号機にも高エネルギー反応です!!」

  日向が叫ぶ!!

  初号機は口を開けて、ラミエルに照準を合わせる。

  「マヤ!!初号機のデータを漏らさず取っておいて!!」

  初号機の異変の原因を探ろうと、マヤに指示する。

  リツコの顔が恍惚になっている。

  キィィィィィィィン!!ズギャァァァァァン!!
  
  「使徒と初号機。同時にビームを発射!!」

  二つの加粒子砲が、空中でぶつかり合う。

  ギィィィィィィィン!!ダン!!!

  初号機の加粒子砲が、ラミエルの加粒子砲を打ち破り、そのまま
  ラミエルを貫く。

  ドン!!!

  「使徒にダメージが入りました!!」

  マヤが叫ぶ!!

  「まさか、あのATフィールドを貫いたって言うの!?」

  リツコが驚きの声を上げる。

  グォォォォォォォォォン!!

  初号機の歓喜に満ちた雄叫びが響き渡る。

  「使徒、依然活動・・・!?初号機の手にATフィールドが収束
   していきます」

  初号機の手に、真紅の槍が現れる。

  『ロ、ロンギヌスの槍~!?』

  リツコと冬月が見事にハモる。

  「初号機、投擲体制に入りました!!」

  モニターを見ると、初号機は槍を構えて、投擲の体勢に入ってい
  る。

  グォォォォォォォォォン!!

  初号機は雄叫びと共に、槍を思いっきり放った。

  ドン!!

  槍はそのまま使徒を貫く。

  「パターン青、消滅を確認……」

  発令所には何とも言えない空気が流れる。

  モニターには歓喜に震えた、白い悪魔が写っているのだ。

  グォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!

  初号機は、ひとしきり叫び終えると、活動を停止した。

  「し、初号機の活動停止を確認!!」

  オペレーターが震えた声で言う。

  「パイロットの生死を確認!!急いで!!」

  リツコが陣頭指揮をとり、まだ恐怖が収まらぬ発令所を纏めてい
  った。  
       後書き

   え~と、更新が遅くなりました。すいません。

   テストがダブルでありまして、その上ネタが思いつかず、遅い
   更新になりました。


    次回予告

  使徒戦でのけ者にされた二人。仲良く今回の使徒戦を見て初号機
  の異変に愕然とする。
  初号機にいったい何が起こったのか?


  次回 人の造りしモノ 「それは、猫じゃないって!?」

        よろしく!!  


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