最初に:この作品はタイトルにあるとおり現実→UCへの憑依ものです。ジオン側を有利にする為ご都合主義(もちろん連邦にもてこ入れしてますが)がはいるときがあるので、ご都合主義が嫌な人は見ないほうが吉かと思われます。なお今のところ月間ペース(2ヶ月に1つとか1月に2つとか)で投稿しております。
目が覚めるとそこは・・・・・・
知らない部屋でした・・・・・・
機動戦士ガンダム ツィマッド社奮闘録(現実→UC)
「・・・知らない天井だ」
まぁお約束の台詞はおいといて、本当にどこだここ? たしかGNO2をやってたら急に眠くなって・・・気がついたらここにいたんだよな。ってかマジでどこだよここ?
「・・・よっこらせっと」
そこ! じじぃくせぇとかいうな! ん? 誰への突っ込みかって? そりゃ聞くのはヤボってもんだ・・・しかし本当にどこなんだろう? 確実に俺の部屋でないことは間違いない。こんな広い部屋はうちのどこにもないからな。
「・・・? なんだ? 体に違和感を感じる? ・・・鏡どこだ?」
周囲を見渡すとクローゼットの横に鏡があった。その鏡を覗きこんでみると・・・
「・・・誰?」
自分の知らない人物の姿がそこにあった。歳はだいたい20代後半ってとこか? 鏡の中の自分の姿に呆然としていると、いきなり頭の中に膨大な記憶が流れ込んできた。その記憶は本来この体の持ち主、ツィマッド社の若社長『エルトラン・ヒューラー』のもので、ここがUC、宇宙世紀だとも知った。つまり・・・
「ガンダムの世界に憑依ですかい!?」
しかし憑依ものだとしても、普通はパイロットとかだと思うのだが・・・よく考えりゃパイロット=G等に耐える訓練等があるからインドア派の俺にとっちゃ根を上げる可能性が高いか・・・そういや結構前にジオニックの社長に憑依するSSがあったな~・・・しかしツィマッド社とは・・・ツィマッド社のMSっていったら何があったっけ? 有名なのでギャンにゴック、ドムシリーズだよなぁ・・・そういやヅダとイフリートもだったな。
そんなことを考えていたとき、ある重大なことを思い出した。
「そうだ、今何年だ!?」
・・・敗戦間際だったら洒落にならんと思いつつ、部屋においてあるカレンダーを見るとそこには・・・
「UC70年? 70年っていうと・・・開戦9年前だよな・・・他にもなにかあったような気がするんだが・・・」
そこまで考えてふと思い出した。
「そうだ! コケるモビルスーツが開発された年じゃないか! ってことは・・・すでにモビルスーツの開発が始まってるってことじゃないか!・・・たしかツィマッド社はMS技術でかなり出遅れたんだよな。今からジオニック社と技術提携をすればMS技術で出遅れるということはないだろう。いや、逆に旧ザクとのコンペでヅダが勝利できるかも知れないぞ」
そこまで考えて彼はある重大な問題を思い出した。
「そういやジオンが負けたのって結局派閥争いの為だったんだよな・・・ギレン派にキシリア派、ドズル派か・・・たしかランバ・ラルがホワイトベースに特攻しかけたのも派閥がらみで補給がされなかったからじゃないか。新型機を作っても派閥争いとかなんとかしないと負けるかも・・・問題山積みだな・・・」
・・・憑依してから早速問題が山積みの彼に未来はあるのか!?