<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

SS投稿掲示板


[広告]


No.21478の一覧
[0] 【チラ裏より】学園黙示録:CODE:WESKER (バイオ設定:オリ主)[ノシ棒](2011/05/21 22:46)
[1] 学園黙示録:CODE:WESKER:2[ノシ棒](2011/05/21 22:33)
[2] 学園黙示録:CODE:WESKER:3[ノシ棒](2011/05/21 22:33)
[3] 学園黙示録:CODE:WESKER:4[ノシ棒](2011/05/21 22:33)
[4] 学園黙示録:CODE:WESKER:5[ノシ棒](2011/05/21 22:34)
[5] 学園黙示録:CODE:WESKER:6[ノシ棒](2011/05/21 22:34)
[6] 学園黙示録:CODE:WESKER:7[ノシ棒](2011/05/21 22:34)
[7] 学園黙示録:CODE:WESKER:8[ノシ棒](2011/05/21 22:35)
[8] 学園黙示録:CODE:WESKER:9[ノシ棒](2011/05/21 22:35)
[9] 学園黙示録:CODE:WESKER:10[ノシ棒](2011/05/21 22:35)
[10] 学園黙示録:CODE:WESKER:11[ノシ棒](2011/05/21 22:36)
[11] 学園黙示録:CODE:WESKER:12[ノシ棒](2011/05/21 22:37)
[12] 学園黙示録:CODE:WESKER:13[ノシ棒](2011/05/21 22:37)
[13] 学園黙示録:CODE:WESKER:14[ノシ棒](2011/05/21 22:37)
[14] 学園黙示録:CODE:WESKER:15[ノシ棒](2011/05/21 22:38)
[15] 学園黙示録:CODE:WESKER:16[ノシ棒](2011/05/21 22:38)
[16] 学園黙示録:CODE:WESKER:17[ノシ棒](2011/05/21 22:38)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[21478] 学園黙示録:CODE:WESKER:5
Name: ノシ棒◆f250e2d7 ID:f42f34ef 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/05/21 22:34
突き出された長い舌が、頬骨を抉る。
咄嗟に首を反らして直撃を避けた健人は、しかし内心冷や汗を掻いた。
間違いなくこいつは今、眼孔を――――――急所を狙って来た。
<奴ら>とは違い、知能があるとでもいうのか。
考えたくもなかった。

舌の一撃を外した勢いで、<化け物>へと頭突き。
額から伝わったのは、剥き出しの脳らしからぬゴムの塊の様な感触。
脳が弱点であるのは<奴ら>と変わりないらしく、ダメージを与えた手ごたえはないものの、巨大な爪による拘束は解かれた。
健人は顔を顰めながら立ち上がる。
至近で浴びせ掛けられた息は生臭く、鼻が曲がりそうな悪臭だった。


「なんて醜いんだ」


蛍光灯の下で見るそれの姿は、形容し難いほどに醜かった。
猫のような威嚇音を上げる、<化け物>。
皮膚のほとんどが剥離し、健人との衝突で目も腐り落ちた、異形の姿。
代りに身体を覆うのは、発達した筋肉の塊と、肥大化した脳。
五指は腕部とほぼ一体化していて、代りに巨大な爪が生えていた。
先端がヤスリ状に変型した長い舌をくねらせながら猫のように威嚇する様は、襤褸になった衣服を纏ってはいるものの、人型というよりも四足動物だ。
骨格も獣のように変型しているように見える。
その筋と骨から生み出される瞬発力たるや、徘徊するだけの<奴ら>とは別次元である。加えて、知能らしきものも垣間見えていた。
悪夢染みた存在――――――仮に名付けるならば、なめる者<リッカー>とでも言うべきか。

軍手をズボンのポケットへ。
制服のボタンを外す。
脱いだ制服は腰に巻き付ける。皺になるな、などとこの期に及んでも呆けた思考が過った。



「――――――クソ」


悪態と共に、右腕の包帯が内圧で弾け飛んだ。
現れたのは、蠢く黒い蛇の群れ。
人の手では無かった。

ヒィ、という悲鳴。
ガチャガチャと、何か物を倒したような音。
見れば、壊れた壁の向こうからこの家屋に立て籠っていた一家の面々が、尻餅を付きつつこちらの様子を窺っていた。

一瞬、鋭い痛みが健人に奔る。
だが、それは幻覚だ。

<化け物>――――――リッカーと対峙した瞬間に、既に異形を隠すという選択肢は、健人の中から消え去っている。
力を隠してどうこうとなる程易い相手ではないと、本能が訴えていた。
異形には異形で立ち向かうしかない。


「ツオオオ――――――ッ!」


先手必勝。
拳が黒い怒涛となってリッカーに迫る。
しかし眼球が存在しないはずのリッカーは、恐るべき反射速度で拳の軌道を察知し、回避する。
廊下に、壁に、天井に、その巨大な鉤爪で張り付いては飛び跳ね、健人の視界の外へ。
外界をどのように認識しているのか健人には解らなかったが、この一撃で仕留め損ねたことが、致命に至ることだけは理解出来た。


「ぎゃああああっ!」


迸る絶叫。
断末魔の叫びを上げたのは、しかし健人ではなかった。
リッカーの乱喰い歯の隙間から飛び出した舌は、瓦礫の向こうから顔を出していた男性の胸を貫いていた。
親父、という叫びが聞こえたことから察するに、この男性は父親だったらしい。
健人の腕を見て、初めに悲鳴を上げたのは彼だった。


「く、そッ! なんてことを!」


手を伸ばすが、間に合わない。
そのままするりとリッカーは室内に侵入、身を翻し、消えた。
壁も天井も関係のない、三次元的な機動を可能としているリッカーを目で捉えることは難しい。
室内で戦うには分が悪すぎるのだ。
だが外は<奴ら>に囲まれていた。ここで戦うしかない。

倒れた男性に縋り付く、彼の家族達の姿を見る。
視界の無いリッカーが、彼を狙ったのは何故か。
リッカーが<奴ら>と同じ性質を備えているのならば、音に反応したと考えられる。穿って考えるならば、臭いか。
悲鳴を上げていたのは彼だけで、派手な音まで立てていた。
健人が攻撃態勢に入った時には、もう狙いが定まっていたのだ。ある程度の知能があるのならば、組しやすい者から消していくのは自然のことだろう。
そしてリッカーは姿を隠した。
次なる獲物を狩るために。


「誰か、首を落としてやれ。<奴ら>になりかねないぞ」


言って、背を向ける。
すまないとは言えなかった。
閉所で迎え撃つべきだ――――――健人の冷静な部分が警鐘を発する。
だが、彼等の父親の命を奪った一要因は、自分にもあるのだ。
罪滅ぼしと言う訳でもないが、彼等が敷地を囲む<奴ら>の群れから逃げられるとも限らないが、それでもせめて彼等家族を二人もリッカーの手に、否、舌にかけさせる訳にはいかない。
そう思ったのだ。

背後から、肉を潰す音が聞こえた。
ふ、と思う。
<奴ら>とは全く違う存在であるリッカー。
そう、“存在”が違うのだ。
あれは死体ではない。健人はそう思う。
真実はどうかは解らないが、しかしあれが<生物>であったとしたら――――――。
<奴ら>に噛み付かれた者がまた<奴ら>となるように、リッカーに舌で突き刺されたのならば――――――。
戦闘中であるというのに健人からターゲットを外したのは、“繁殖”のためでは――――――。

止めよう。
健人は頭を振った。これ以上は考えるべきではない。あまりにもおぞましい発想である。
今はただ、敵に備えるべきだ。
健人は拳を握り締め。


「――――――え?」


そして急に身を包む虚脱感に、膝をついた。


「クソッ、クソッ、死ねよ! 死んじまえ! 親父の仇だ! 死ね<化け物>!」


一瞬、何が起こっているのか解らなかった。
立ちあがろうともがいても、足に力が入らない。
感じる異物感に下半身を見れば、膝裏、脇腹、腰、足首に、物干しざおに括りつけられた包丁が突き刺さっていた。
立てなくなったのは、膝裏と足首の筋を切断されたからか。
健人に突き立てられたのは、手製の槍だった。
握り手は彼等、家族達が。
女性も、老婆も関係なく、健人へと憎しみの眼を向け、槍を突き出していた。


「死ねよ! 頼むから死んでくれよ! 死ねって! 死ぃねええええ!」

「あ――――――ガ――――――!」


青年が叫び、膝を着いた健人へと槍を突き出す。
穂先は健人の首後ろへと突き刺さり、頸椎を削りながら、切先を喉から覗かせた。


「が、ヒュっ――――――」


ぐりぐりと捻りを加えられ、空気が喉に入る。
薄く空いた口から、どす黒い血が迸った。
どうと身体が倒れた。
フロアリングに打ち付けられ、頬の傷が開く。
頬骨に達するまでの傷は、既に治癒が始まっていたようだった。

彼等は何かを叫び立てながら、倒れた健人の背中へと、槍を突き立てていく。
とても痛かった。
そこでようやく健人は自身の身に何が起きているかを把握した。
刺された。刺されている。

でもなぜ、と考えて、健人は気付いた。
ああ、そうだった。そうじゃないか。なんで忘れていたんだ、馬鹿め。
人助けをすれば人間のようになれるとでも思っていたのか。
彼等を守れば、人として見てくれるとでも思っていたのか。
自嘲が浮かぶ。
僕は、俺は<化け物>だったじゃないか。
それはもう、変えられない事実なのだ。
彼等の恐慌はもっともだ。
<化け物>から声を掛けられたんだ。平静でいられる訳がない。
そして、その<化け物>が背中を見せた隙も逃す手はない。
自らの生存のために、人は、<化け物>を殺さねば。


「ひ、ひひ、ひひひ! どうだ、くたばったか<化け物>め! どうだ!」

「ねえ、何あれ・・・・・・何あれぇ!」

「さっきの<化け物>の仲間か! こいつも殺してや――――――ぎひぃいいい!」


裂けた喉はヒュウヒュウと空気が漏れるばかりで、音を紡ぐことは出来なかった。
止めろ、とも言えない。
逃げてくれ、とも言えない。
健人は薄暗くなっていく視界の中、現れたリッカーが彼等家族を惨殺していく様をただ横たわって眺めるしかなかった。
健人の胸中にあったのは、ただ悔しさだけだった。

刺された事。
変わってしまった己の身体。
リッカーの無惨な仕打ち。

全てが理不尽で、悔しかった。
事を終えたリッカーが、カチカチとフローリングに四肢の爪を立てながら、近付いてくる。
何も出来ない。動けない。脳に血が回らない。

リッカーがその鋭いカギ爪でもって、健人の右腕を床へと串刺しにした。
貫通しているというのに、喉元のそれと比べれば、あまりにも小さくて鈍い痛み。
しかし一瞬意識が正常レベルまで引き戻された。だが、それだけだった。
足と足の間に身を割り込ませ、圧し掛かるようにリッカーは近付く。
吐息が鼻先に吹きかけられ、舌でベロリと頬を舐め上げられた。その舌で一撃を喰らった箇所だった。
ヤスリ状の舌が皮膚を削ぎ落とし、肉を“こそぐ”。
ざり、ざり、と肉が落とされるのを、健人はただ耐えるしかなかった。
奥歯が露出するまでなめ上げられた。
そして舌先が、健人の眼窩へとピタリと据えられる。
いよいよか、と健人は覚悟した。


「ひゅう――――――ひ、ひゅう――――――ひゅうぅ――――――」


覚悟した、というのに。
閉じかけの意識は凍りつきそうな心臓の冷たさを正確に伝え、耳は自分の鬱陶しい怯えに乱れた呼吸音を拾う。
嘘だ。
健人は眼をきつく閉じた。
死ぬ覚悟など出来ていない。
死にたくはない。死にたくなんかない。こんな所で死んでなるものか。


「ひ、ゅ、う、う、う、ううううううッ」


呻く。
これで終わりか。こんなものなのか。
ここが俺の死に場所だとでもいうのか。
さっきから激しくくり返される記憶の再生は、走馬灯なのか。

リサの温もりが蘇る。
叔父の言葉が湧き上がる。
あの女の泣きそうな笑い顔が映る。

いいのか、と自問する。
こんな所で死んでしまっては、俺を生かしてくれた人達に申し訳がたたないではないか。
俺が死ぬのは――――――。


「うううぐぐぐぶぁあああ、ああっ、ああああああ!」


血で溺れながら喘ぐ。
眼を開く。
視界が赤く染まる。
首の後ろが燃えるように熱い。
熱が広がり、全身の細胞が泡立つくらいに沸騰していく。


「ど、げ、ぇ、えええ゛え゛――――――ッ!」


ばち、バち、バチ、バチバチバチヂヂヂヂヂ――――――、と千匹の鳥が囀る様な耳障りな音が、空気中に振り撒かれる。
断続的に発生する破裂音。
健人の右腕が、その蛇の一本一本が青白く輝く程の紫電を纏っていた。

リッカーの醜い悲鳴が上がる。
異常に発達した筋肉と神経とが、電流を流され、制御不能に陥ったのだ。
全身を痙攣させながらリッカーは身体を仰け反らせた。
爪が右腕から離され、自由が戻る。
好機――――――。


「ぐううぅぅああああああッ!」


雷を放つ健人の右拳が、リッカーの顔面に炸裂した。
無理な体勢から放たれた突きであっても、異形の拳は膨大なエネルギーを発生させる。
瞬間、リッカーの頭部は破裂し、残された身体が空中を回転しながら吹き飛び、壁を突き破って行く。


「あああ、あ、あ、ぁ・・・・・・」


確認など出来ようもない。
己にとり、必死の一撃だったのだ。ましてや残心など。
身体中穴だらけにされての一撃。
しかも肺に空気がほとんど無い状態で、叫び声を上げたのだ。そんな事が出来たのは、<化け物>の身体故か。
赤く染まっていた視界がテレビの電源を落としたかのように、真っ暗になる。
身体中から力が抜け、掲げられていた腕が落ちた。

その日、健人が最後に見たものは。
血相を変えて駆け寄る、冴子の裸エプロン姿――――――だったような気がする。
床へ落ちる寸前に受けとめられた腕から、温もりが伝わる前に、健人の意識は泥のような睡魔に呑み込まれていた。






■ □ ■







File5:B.O.W.投入報告

B.O.W.『リッカー』を投入。
投入固体には、比較的人間に近い容姿のものを選択した。
始祖ウィルスでの強化はもちろん、養分の摂取時に被験体:上須賀 健人の体臭を嗅がせ、及び音声データの再生による刷り込みを続けた結果、条件付けに成功。
複数名の生存者の中から被験体のみを選択、襲撃した。
交戦中捕食、繁殖行動を優先したのは、条件付けによるものであると推測される。
また、この実験で要人暗殺をコンセプトとするB.O.W.作成に一定の結果が提示されたが、現在の社会情勢では需要は見込めないだろう。
被験体の進化に合わせたB.O.W.の投入作業を続行する。

なお、『T』については各タイプを現在調整中。
どのタイプを用いるか、指示を待つ。

追記・・・・・・。
試作型新NE-T『R.G.T』へのプログラミング不可。
廃棄を推奨。
使用の際は十分注意されたし。






■ □ ■






――――――被験体:上須賀 健人に電気的特性の発現を確認。
及び、衛星分析より頸椎内部、脊髄にコアの形成を確認。
頸椎の損傷によりコアが刺激され、今回の進化が促された模様。
現在は未成熟なコアへの負荷のため、被験体の活動は一時停止中。

被験体の右腕部はウロボロス・ウィルス侵食による形状変化であると考えられていたが、今回の反応から、ウィルスに適合した結果、効果的形態が選択されたとの分析結果が挙げられている。
根拠は、ウィルスのう胚が外見はともかく、人間の形を強固に維持し続けていることにある。
つまり、ウロボロス・ウィルスの人間型への形状変化である。
これにより不定型のう胚の利点である攻撃手段の自由度は失われているが、人間への完全な擬態を可能としている。
これは被験体の意志、つまり人間性への執着と生存への本能によって決定付けられた形であることは、言うまでもない。
外見の侵食は一時ストップすると考えられるが、内側の変化は加速度的に進むであろうと予測出来る。
事実、衛星分析より、脳の一部変異を確認している。

なお、当初予測されていた被験体の女性型への形状変化は発生せず――――――。


――――――薄暗い部屋の中。
PCの明りを頼りに、男が何らかの資料を読み漁っていた。
男の鍛え上げられた肉体は一縷の隙もなく、まるでルネッサンス時代の彫刻のよう。
黒のウェアに黒の革ズボン、黒の靴・・・・・・全身黒尽くめの威容が、金の頭髪によって更に引き立てられている。
暗闇の中でも外さない黒のサングラスは、彼のポリシー故か。

男は時折マウスを操作しては、ページをめくる。同時に二つの資料を読み解いているようだ。
しばらくしてマウスを操作する手が止まると、男はもう一方の手にあった資料をデスクの上へと放り捨てた。
その資料は大衆向けの雑誌であったようだ。
理知的なこの男に似つかわしくない読み物であったが、しかし彫像のように動かぬ顔の筋肉が、そのような冗談を挟む余地を許さない。
片手でサングラスを掛け直し思案する様子の男からは、周囲の空気が歪む程の威圧感が放出されている。
ティーン向けの女性服を扱った雑誌をただ読んでいると見せかけて、その実、じっくりとめくられていくページの中で恐るべき陰謀が企てられていたに違いない。

再び、男はマウスを操作する。
隠しファイルを呼び出し、厳重に施されたロックにパスワードを打ち込んでいく。
次のクリックで表示されたのは、『被験体』と書かれたフォルダ。
その中身は――――――衛星による健人の、数万にも及ぶ写真データが詰め込まれていた。
日付が、もうずっと何年も前からデータが記録されていることを示している。
ずっと、健人はこの人物による監視を受け続けていたのだ。

カチ、カチ、カチ――――――、と。
一定のリズムで聞こえる、クリック音。
写真はつい最近の――――――右腕が異形と化した健人を写し出していた。


「フ、フ、フ、ハ、ハ、ハ、ハ――――――」


漏れる忍び笑い。
男は独り、呟いた。


「そうだ、それでいい。進化し続けろ。我らが世界を救済するのだ、ケントよ――――――」


カチ、カチ、カチ――――――、と。
マウスの操作音。
デスクトップに、健人が海外に在住していた頃の写真が写された。
当時の包帯塗れの健人の顔を眺めながら、男は操作を続ける。


「フ、フ、フ、ハ、ハ、ハ、ハ――――――」


薄暗い部屋の中で、マウスのクリック音と、男の忍び笑いがいつまでも響いていた。














前を表示する / 次を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.03178596496582