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No.21478の一覧
[0] 【チラ裏より】学園黙示録:CODE:WESKER (バイオ設定:オリ主)[ノシ棒](2011/05/21 22:46)
[1] 学園黙示録:CODE:WESKER:2[ノシ棒](2011/05/21 22:33)
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[21478] 【チラ裏より】学園黙示録:CODE:WESKER (バイオ設定:オリ主)
Name: ノシ棒◆f250e2d7 ID:6a403612 次を表示する
Date: 2011/05/21 22:46
2010/08/26 : ジャンルが増えましたので、二次作品を分離。
      本ページに移行しました。今後、二次作品はこちらで投稿をしていきたいと思います。
       他作品は修正が済み次第、随時投稿していく予定です。
2010/10/05 :タイトル変更しました。
2011/05/18 :その他板への移動準備中
2011/05/21 :その他板へ移動しました

:感想数の半分はチラ裏にある別作品のものです。よろしくお願いします












学園黙示録:CODE:WESKER (バイオ設定:オリ主)




悪い夢だと思った。
きっとこれは夢の中で、目が覚めれば自分は温かい布団に包まれているのだと。
そんな、“思ってもいない”現実逃避をしながら、上須賀 健人は乾いた笑みを浮かべた。
これは悪い夢だ。そうでなければ、どこかの三文劇作家が書き下ろした、出来そこないの戯曲か。

舞台は我が街。
背景音楽は断末魔。
役者は僕達。

ストーリーはこうだ――――――。
何時までも続くと思っていた日常、そんなある日、突然<奴ら>は現れた。
<奴ら>――――――死体が独りでに動き出し、人々を襲いだしたのだ。
<奴ら>は次々と仲間を増やし続け、不変の日常を完膚なきまでに破壊した。
噛まれたら終わり。
自分も<奴ら>になってしまう。


「そりゃあ、つまらない毎日が壊れてしまえばいいって、思った事はあるけれど」


呆然と健人は呟いた。
泣き出す寸前の、出来損ないの笑みを浮かべながら。


「こんなのって、ないよ――――――」


目の前には<化け物>。
命からがら<奴ら>から、ようやく逃げてきたというのに。
しかし三文劇作家は健人の生存を許さなかったようだ。
幼い頃に事故死した両親は敬遠な神教徒だったらしいが、今ならば健人は思いつく限りの罵詈雑言を天に叫ぶことが出来そうだった。

何故自分が、などとは今更言うまい。
ツイていないのは今に限ったことではなかった。
思えば自分の人生にケチが付いたのは、何時からだっただろうか。

保健所で受けた予防接種に、抗体が過剰反応して死にかけた時か。
両親が事故死した時か。
コンビニ帰りの夜道、辻斬り女に痴漢と勘違いされ半殺しの憂き目に会った時か。

いいや、身体が頑丈なこと以外に取り柄の無い自分が、今の今まで生き残れていたのだ。人生の天秤は間違いなく幸運に傾いていたのだろう。
そうでなければ、そう信じなければ、<奴ら>となってしまった人の人生は一体何だったというのか。
死体になって生者に喰らいつくためだけに生きてきたとでも言うのか。
早急に何も考えられない死体になれたことこそが幸福だったとでも。違うだろう。
ここから外に出て助けを呼んできて下さい、という紫藤教諭の言葉を鵜呑みにした自分が馬鹿だっただけだ。
ようするに、囮に使われたのだ。自分は。

視界の端をマイクロバスが走って行く。
追いすがって声を上げることは出来なかった。<奴ら>は音に反応するのだ。だが、それは遅いか早いかの違いだけだろう。<化け物>に殺されるか、<奴ら>に殺されるかの。


「――――――嫌だ」


<化け物>が、蠢く触手に塗れた、真黒な腕を健人へと差し向ける。
濃厚な死の気配に込み上げる吐き気。
脳が、本能が理解した。
自分は・・・・・・ここで死ぬ。


「――――――嫌だ。嫌だよ・・・・・・ッ!」


恐怖と絶望に引き攣る喉が、この世で最後の言葉を健人に叫ばせようとする。
<奴ら>の事など考えてはいられない。
それは人間に許された最後の権利。
自らの存在を示す、最終証明なのだ。


「ぃいいいいやだぁああああああッッ!」


健人の叫びは、押し寄せる黒い触手に呑まれて消えた。






■ □ ■



おぎゃあ――――――おぎゃあ――――――。
赤ん坊の泣く声がする。
僕の声だ。
ふ、と思い出す。
ああ、そういえば。
今日は僕の誕生日だった――――――。



■ □ ■






鳴り止まぬ健人の断末魔。
叫びに引寄せられ、ふらふらと群がる<奴ら>は、まるで讃美歌を歌っているかのようで――――――。


「うぐぅうううううっ!」


触手に呑まれながら、しかし健人の命の灯火は未だ消えてはいなかった。
絡み付いた右腕の皮膚を突き破って体内に侵入した触手が、直接神経を犯していく。
全身に奔る、気が狂いそうな痛み。
服を内側から押し上げている触手が何処から生えているのかは、考えたくもなかった。

触手塗れの<化け物>に感情と表情があったのなら、それはさぞ加虐心に歪んでいたことだろう。
苦痛が長引かせようとしているのか、ゆっくりと健人を蹂躙していく触手。
健人と<化け物>を繋ぐ真黒なパイプが一つ蠢く毎に、苦悶の叫びが上がった。
この場に誰が居たとて、健人を救おうなどとは思わないだろう。
ただ祈りを捧げるだけだ。
これ以上苦しみが続かぬよう、早く殺してもらえるように、と。
触手の<化け物>が、一際その拘束を強く締め上げた。

――――――だが、ここで一つの変化があった。

じり、じり、と。
<化け物>が、元は健人であった触手の塊に引き摺られていく。
自身から間合いを詰めたのではない。
じりじり、じりじりと、健人の方へと“巻き込まれて”いるのだ。
触手が軋む程に“張り詰めている”というのに、アスファルトを砕く程に地に“根を張って”いるというのに、それでも巻き込みは止まらなかった。


「ぅぅぅううわああああああッ!」


咆哮――――――それは、赤子の産声にも似ていた。
健人の叫びと共に、<化け物>の身体が宙に打ち上げられた。
二者を繋いでいたパイプが、半ばから引き千切られていく。

静寂。
そして、“触手の繭”が解かれる。

其処に居たのは――――――半身を、黒い触手に塗れさせた健人だった。
叫びに引寄せられ、ふらふらと群がる<奴ら>は、まるで讃美歌を歌っているかのようで――――――それは事実だった。
人間、上須賀 健人は、この日この瞬間に死んだのだ。
この場に居るのは<化け物>と人間のハイブリッド。本来、絶対に有り得ないはずの二種族による化合物。天文学的な遺伝子配合の確率の果て。


「僕は死にたくない、死にたくないんだ。だから、お前ら全員――――――」


渾身の力を込め、健人は右半身を突き上げた。
触手の芯であった自身の右腕、白い骨が見えた。肉は溶けて無くなってしまっていた。
力無く垂れ下がっていた触手が超常の膂力によって細く伸び、一本の鞭と化す。
健人は我武者羅に鞭を振り回す。
技術も何も無い。それだけで全ては事足りた。
高速で振り抜かれた触手(ワイヤー)は剣となり、群がる<奴ら>を細切れにばら撒いていく。
健人の闘争心に染まった瞳が、未だ宙を泳ぐ<化け物>射抜いた。
宿主の感情に呼応してか、返り血を浴びて朱に染まった触手が蠢くと、健人が望む形へと変貌を遂げていく。
解け、絡み付き。
一瞬の内に、健人の右半身から生え出ていた触手は、巨大な黒い腕へと編み上がった。
健人はそれを、弓を引くように、思いきり背後へと振り被った。


「もう一度“殺し直して”やる――――――ッ!」


裂帛の気合と共に放たれた、異形の拳。
明らかに届かぬ距離にあった黒の手は、猛烈な速度そのままに編まれた目が緩やかに解け、更に巨大化し、<化け物>へと炸裂する。
<化け物>は逃げ場の無い中空で全ての衝撃をその身に受け、全身を覆う触手を四散させるに留まらず、液体と為って飛び散った。
<奴ら>とは一線を画す<化け物>も、その“核”は同じ人間であったようだ。
もはやシルエットしか人型を保ててはいなかったそれは、健人の拳によって砕けて消えた。


「生きてやる、生き抜いてやるぞ!」


何故こんなことになってしまったのか、それは考えても解らないのだから、考えない方がいいのだろう。
今は唯、生きるために、生き抜くための思考を、行動を。
例え、どんな姿に為り果てていたとしても。
自分が化け物に成ってしまった事を自覚した健人は、涙を流しながら誓いの産声を上げた。






■ □ ■






File1:経過報告Ⅰ
被験体:上須賀 健人

当被験体の簡易略歴。
幼年期に剪定ウィルスは投与済。
当被験体の隠匿のため、当時のH.C.F.、および旧アンブレラ残党の目を眩ますべく報告書が偽造されている。
後年、旧アンブレラ残党を駆逐した後、当被験体は日本へと移送される。

その後、現在、今回の実験にてウロボロス・ウィルスへの感染を確認。
高いDNAの親和性を見せ、寄生後即座にウィルスのう胞の支配権を握る。
ウィルスが沈静化の段階を踏まなかったのは、既にウィルスが活性化していたからと推測される。
非適合DNA被検体で培養されたウィルスのため、経時的適合によって更なる進化が期待出来る。
要経過観察。
並びに、当被検体への育成プログラムを再開・・・・・・。












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