「失礼します。」「あら、白銀じゃない?」新生訓練兵達の入隊式を終えて、部屋の案内とかをまりもに任せ、タケルは香月博士の下にやってきた「どうしたの?特に今は用事は無いんだけど?」「先生…何か隠してるでしょ?」「何の事かしら?」怪しさタップリの笑みを浮かべて『私、何も知りません♪』と、とぼける香月博士に苦い表情で『ヤッパリあるんですね…。』と呟く。 「彼女、『ナスターシャ・イヴァノワ』ですけど…何者ですか?」「というと?」「こんなオレでもわかったぐらいです。恐らくはまりもちゃんも気づいたと思いますけど…彼女…軍役の経験有りますね?」「ええ、有るわよ。っていうか、バリバリソビエト軍の現役の衛士よ。階級は大尉、所属してる部隊は、カムチャツカ州コリャーク自治管区Ц-04前線補給基地・第3軍第18師団第211戦術機甲部隊『ジャール大隊』よ」「あっさりと喋りましたね…っていうか、あの歳で大尉って早いですね…」意外にも正直に喋った香月博士に驚くが、まだ15歳にも関わらず、大尉に着いてる事にも驚く。 「それで…何故ソ連軍の大尉が国連軍の訓練兵に紛れ込んでるんですか?」「表向きは日本の技術力等の調査よ最近BETAの猛攻に耐え、尚且つ、日本に建設された二つある内のひとつ『横浜ハイヴ』を人類初のハイヴ攻略を成功させた日本に注目し、その技術力に攻略の鍵が有ると向こうのお偉方は考えてるのよ。」「成る程。それで…本命は?」香月博士からナスターシャの『表向きの理由』を聞くタケルだが、『本命の理由』が何なのかを香月博士から聞き出すと--- 「彼女もね『ループして来た奴』なのよ。」「…………………………………………………ハイ?」「しかも私と一緒にね~♪」「ハアァァッ!?」突然の爆弾発言に大混乱を起こすタケル 勿論香月博士の表情がニヤニヤしてたのは言うまでもなかった。 「以前、私がループした原因は言ったわよね?その時にナスターシャもそばに居たのよ。だから彼女もループしててもおかしくは無いと考えた私は、クリスカ・イーニァ・社を貰った際に彼女を探して、連絡を取る事に成功したの。そしたら、予想は的中してナスターシャの奴もループしてた事がわかって、その時に『こちら側』の人間としてまわって貰ったのよ。」「『こちら側』というと…第四計画側にですか?」「そうよ。勿論、その条件としてナスターシャの『願い』を叶える事で協力関係になったのよ。まあ、その条件無しにしたってアイツは私に『借り』があるから、力を貸すだろうし。」「借り…ですか?」『お気の毒に…』と頭の中で呟くタケル すると、香月博士の口から意外な事が告げられる。 「私が2011年まで『前の世界』に居た事は言ったわよね?」「ハイ」「2009年・5月12日その日、米国・露国が滅亡の危機に陥ったわ甲26号・エヴェンスクハイヴを始めとして、甲25号・ヴェルホヤンスクハイヴ・甲12号・リヨンハイヴからBETAが一斉にアメリカ大陸に攻め込んだのよ。その数は百万を超えるというBETAの大侵攻に米軍・ソ連軍は勿論、国連軍や日本の帝国軍や大東亜連合軍も参加して戦ったわ。」「百万ッ!!多過ぎませんか!?」「そうでもないのよ。桜花作戦後もハイヴは成長していてね、一番最近のエヴェンスクハイヴですら数年後にはフェイズ4を超えていたの人類の大反攻を受けて、逃げ延びた残存BETAが他のハイヴに移動していた為、ある一部のハイヴは30万程のBETAが居ると予測されていたの。」ひとつのハイヴに30万という言葉に絶句するタケル 「けど、アンタが『前の世界』で戦った『桜花作戦』だって、相当な数よ?現にアンタ達が『主広場』メインホールに居た時だって、前後合わせて15万以上の大群が攻めてきたでしょう?その他に地上に居たBETAや、ハイヴ内の残存BETAの数を簡単に予想したって、最悪40~50万はいた可能性もあるんだから。」「……改めてそう言われると、ゾッとしますね…。」「だからBETAの最大の武器は『物量』なのよ。」改めてBETAの最大の脅威である『物量』に頭を悩ませるタケルそして話は戻って香月博士の話の続きが始まる。 「結果だけでいえば、なんとか人類の勝利で終わったわ。リヨンハイヴ側のBETAの大半は米軍がG弾二発使って、海に入る前に殲滅する事が出来たけど、約10万程はG弾から逃れ、上陸を許したわけど、国連軍や大東亜連合軍等の活躍もあって、なんとか殲滅に成功。けど、エヴェンスクハイヴ・ヴェルホヤンスクハイヴ側のソビエト軍は、最終的にはなんとか殲滅に成功しかし結果としては、米国から借りていた自国は滅び、事実上ソビエト軍は解体したわ生き残った衛士は、帝国軍や国連軍に入り、お偉い官僚達は、我先にと米国や他の国に亡命して逃げ出したわ勿論、我が祖国の為と残った奴もいるけど、そういう奴は戦死したり、力が無い為、今は他の国で力を蓄えてる奴も居たりしたわ。」壮絶な戦争だった事を理解するタケル自身も極僅かな部隊で桜花作戦に参加していた為、その壮絶さが痛い程わかっていた。 「そしてそれはナスターシャも同じ事だったの偶々その時期、宗像率いるヴァルキリーズが横浜基地に一時的に出向していた時期があってね。それで横浜基地から出発した宗像達もソビエト軍と共に戦い、結果極僅かな犠牲者で済んで帰国したのその帰国してる最中、瓦礫に身体を預ける形で気を失っていたナスターシャを宗像達が発見して助けたのよ」ナスターシャと美冴達ヴァルキリーズとの接点があった事に驚くタケル「最初は酷かったわよ?『国に裏切られた』とか『裏切り者のせいでジャール大隊が全滅した』とかで自暴自棄になってたからね…けど、宗像や風間や涼宮とかの献身的な支えがあって、ナスターシャは復帰する事が出来たわそんな事もあって、私や宗像達には恩義を感じてヴァルキリーズに入隊したのよ。元々宗像達もジャール大隊とは戦場で共に戦った事もあるみたいだし、腕も確かだから入隊には賛成していたわ。」香月博士に手を貸す理由として『なる程』と納得する「ナスターシャがヴァルキリーズに入って一年半ぐらいの頃にね、再び横浜基地に一時的に出向してた時期があったのその時はXM3の改良版の話として、私の下に来てたのそしてヴァルキリーズはそのテストパイロットとして来たのよ。」「XM3の改良版ですかっ!?」「ええ、けどアンタが居なかったから難航したわよ?元々XM3はアンタの機動特性を元に創ったヤツだから、変に加えたりすると、かえって悪くなる事が多々あったの」「という事は…」「そういう事XM3の改良版は完成する事はなかったわ勿論、時間があれば出来たかもしれないけど、XM3を最速で改良するには『白銀武』というファクターが必要なのよ。」結局XM3の改良版が実現する事が出来なかった事に対し、残念がるタケル 「そしてその事でナスターシャは私の下に来て、あれこれ質問していたの。そしたら例のテロがあって、転移装置が暴走して二人仲良くループしたって訳よ。」「なる程…」ナスターシャがループした理由について納得するタケルしかし一つの疑問が浮上し、香月博士に質問する。 「先生…なんで今回はこんなにループして来た人数がいるんですかね…?」「それについては未だに謎よ。けど、一応無限に広がる並列世界だから、例え『全員がループして来た世界』とかが存在しても可笑しくはないの。」「そう…ですか…」うーん…と腕を組みながら唸るタケルだが、『唸ったって無駄よ。』とバッサリと断言されてしまう 「ただ、あくまでも予測だけど…アンタが何度もループをして来たせいもあって、『世界』がある程度認めて『利用』してるのかもしれないわ」「利用?」「つまりループして来た者達を『ワクチン』にしてるのよ。『世界』だって、滅んでいく世界より、救われた方が良いに決まってるわ。そして前回、アンタがループして来て『世界』にとってプラスになる事をした為考えたかもしれないわ世界を再構築するより、ある程度被害はあっても、滅亡を止められる『ワクチン』を送り込んだ方が効率的と考え、今回のこの世界でテストケースとして見ているのかもしれないわ。」「つまり俺達はBETAという『ウイルス』を倒す『ワクチン』ですか…?」「そうね。けどあくまでもテストケースだから何度でも出来るって訳ではないわ。今回失敗すれば、この案は無かった事になるし、成功すれば、ある一定の条件を元にして再び使うかもしれないわ。」香月博士の予想を聞いて理解するタケル『今回逃せば、みんなを救う機会はもう無い---』 ある意味残酷な宣言をされるタケルだが、その表情は新たに決意を決めた表情になっていた 「良い顔よ、白銀やっと『一人前の顔』が出来るようになったわね。」「そうですか?先生に言われると嬉しいですね…。」「それは良かったわ。御礼はまりもとの赤ちゃんを産んで貰う事でチャラにするわ♪」「それじゃあ名前も付けて下さいよ。」「アラ、良いわね?私と同じように天才になれるような名前にしてあげるわ。」たわいもない会話になり、お互いが笑顔で笑い合う二人 すると、部屋のドアが開かれる。「失礼します---って白銀大尉?」敬礼しながら入室するナスターシャタケルも居た事にちょっと驚く。 「丁度良かったわ。今丁度アンタの話をしていた所よ。」「私の…話?」「アンタバレバレだったみたいよ?白銀にアンタが軍役の経験が有るってバレてるわよ?」「え゛っ?」「この調子だと、まりもにバレてるわよ?」「す、スミマセンっ!!」タケルやまりもにバレてる事を告げられ、慌てて頭を下げて謝罪するナスターシャ「まったく…まあバレたのが白銀やまりもで良かったわ。」「えっ?どういう事でしょうか…?」「まりもは別だけど、白銀はね、アンタと同じ『こちら側』の人間なのよ。」「こちら側…つまり第四計画側って事ですよね?」「ええ、そうよ。重要度で言うならば、私の次に高いわ。それと同等なのが社よ。」「嘘…そんな重要度の高い方が何故訓練兵の教官に…?」タケルの重要度を知り、驚愕するナスターシャ香月博士も純夏の事だけはまだ公開せずに、タケルの重要度だけ伝える。 「あとついでに言うなら、白銀は私やアンタ以外のループして来た者なのしかもループに関しては白銀が一番先輩よ?何せ白銀が記憶してる回数だけでも数回分はあるわ。」「数回!?」「しかもアンタも知ってる『前の世界』では、XM3の発案者であり、『桜花作戦』の生き残りの一人でもあるのよ。」「なっ---ッ!?」タケルの秘密の一部を知り、驚愕するナスターシャそしてすかさずタケルに対し、敬礼する。 「英雄である白銀大尉に対し、『前の世界』から来た者として感謝します。貴方のおかげで人類はBETAに反撃する事が出来た…。人類に希望の光を与えた英雄です!!」「そんな畏まらなくても良いって。XM3に関しても、先生や霞が居たおかげで創れた訳だし、『桜花作戦』だって、みんなに守られながら生き残ったようなモノだし…」「それでも貴方に感謝させて下さい…XM3を世に出してくれた事で世界中の衛士の命が多く救われました…。そして、あの『桜花作戦』が成功したおかげで、次々とハイヴを攻略する事が出来ました…。XM3とて、貴方が発案しなければ世に出る事は無かったでしょう。そして『桜花作戦』とて、貴方の力もあったからこそ、攻略に成功したと思います…ですから…今は貴方に対して感謝をさせて下さい…。」「……有り難う。」敬礼するナスターシャに対し、タケルも敬礼してナスターシャの気持ちに深く感謝する。「さて、白銀に感謝の言葉を贈った所だけど、話をするわよ?」「ハイ」感謝の言葉を贈るナスターシャに対し、香月博士が今後の話を進める。 「『前の世界』で断念しかけたXM3の改良版を進めるわXM3の重要なファクターである白銀が居る今なら改良版を創る事は可能元々白銀の機動特性を元にしたのがXM3なんだから、改良版を創る事だって白銀がいなければ話にならないわ。」「なっ…!?…なる程…そういう理由だったんですね…。」香月博士は話を聞き、今まで改良版が出来なかった理由を理解出来たナスターシャ。 「まあ、白銀は武御雷の改良型の件もあるし、教官としての仕事もあるから、重要な場所や時間が有る時に参加すればいいわ。白銀が居ない代わりにナスターシャや冥夜やまりもに頼むとするわ」「えっ…軍曹にもですか…?」「どうせアンタの事がバレてるんなら、明かした方が良いわ。一応まりもには『第四計画側の人間で、一時的に私の元で働くソビエト軍の衛士』って事で説明するわ。これならば怪しまれないし、大体『嘘』はついてないわよ?訓練兵に入ったのも『第四計画側の人間』を隠す為のカモフラージュって事で言えば、まりもも納得するわあと、まりもは教官職以外の時は『臨時大尉』だから気をつけなさいよ?」「りょ、了解。」スラスラとまりもを誤魔化す理由を口にする香月博士に『…流石は博士だな…』と諦め気味に関心する「一応アンタの事はまりも以外に伊隅にも知らせた方が良いわね。万が一アンタも出撃する際は、ヴァルキリーズに一時的に所属させておくわ。その際は遊撃として働いて貰えば、ポジションにも問題は無い筈よ。」「…ヴァルキリーズですか…。それは嬉しいのですが…。」出撃する際にヴァルキリーズに一時的に所属すると説明をされると、ナスターシャの表情が僅かに険しくなる。 「ハァ~…アンタねぇ~…気持ちは分からんでも無いけど、この世界のクリスカやイーニァは『前の世界』と違って『仇』では無いわよ?」「えっ?」「わかってます…わかってますが…そう簡単にはいかないんです…。」ギリリ…と歯を喰いしばるナスターシャ握っていた拳も強く握り締め、手のひらから数滴血が落ちる。 「…どういう事ですか、先生…?」「以前クリスカ達と出逢った頃に話したわよね?クリスカやイーニァはソビエト側に洗脳されてて、プロジェクションやリーディングを使って、邪魔者を始末する際にクリスカ達を使って始末してたのよ。その余りの実力故に『紅の姉妹』スカーレット・ツインなんて呼び名が付く程凄腕だったの」香月博士の口から『前の世界』のクリスカ達の過去を語られる 「その始末された連中の中にジャール大隊も入っていたの。その時に部隊の仲間をやられ、ナスターシャが崇拝していた指揮官『フィカーツィア・ラトロワ中佐』もやられたのよ。」「…私や他数名は奇跡的に生き残る事が出来た…。ラトロワ中佐は『何か』に気づき、そしてアイツ等を使って始末されたんだっ!!」激しく怒りを表すナスターシャ忠誠を誓っていた祖国の一部の上官達に裏切られ、母として慕っていたラトロワ中佐を殺され、憎悪を膨らませる。「まあ、十中八九は『試作99型電磁投射砲』をソ連邦軍が我が物としようとした事にラトロワ中佐が気づいたせいでしょうね。」「腹クソワリィ奴等だ…」愚かな欲望で大切な者達を失ったナスターシャの気持ちを理解し、そしてクリスカ達を操った事に怒りを覚えるタケルしかし、あくまでも怒りを隠し、冷静な態度をとろうとするタケルを見て、ニヤリと笑みを浮かべる香月博士 「大したモノね、白銀ちゃんと成長してくれて嬉しいわよ。」「……今ここで怒り狂っても仕方ありません。…そんな事をしても、失ったモノは戻ってきませんから…。」「そういう事それにまだこの世界のラトロワ中佐やジャール大隊がやられると決まった訳じゃないわよ?今ここで怒り狂う暇があるならば、それに対する対策をすれば良いのよ。ナスターシャ、アンタはその為に日本に来てジャール大隊やラトロワ中佐の『運命』を変えに来たんでしょ?」「勿論ですっ!!」「なら、今はその感情は抑えておきなさい。今のアンタのやるべき事は『運命』を変える為にも尽くす事よ。」香月博士の冷静な言葉にグッと下唇を噛み締めるナスターシャタケルはポケットに入ってたハンカチを裂き、先程ナスターシャの手のひらの傷に巻きつける 「もしその怒りを抑えられないなら、鬱憤を晴らす事ぐらい手伝ってやる。」「白銀大尉…」「先生、例のシミュレータールーム使わせて貰いますよ?」「良いわ、許可するわ。手加減無しで叩き潰してやりなさい。」「了解。」「ちょ、博士--って、うわぁぁぁっ!?ななな、何をするっ!?離してくれ、白銀大尉っ!!」「では、逝ってきます(笑)」「うわぁぁぁっ!?やめろぉぉぉぉっ!!」これからタケルがやる事に気づき、呆れ気味に答える香月博士するとナスターシャを強引に担ぎ、拉致るタケル勿論ナスターシャは暴れるが、なずがまま猛ダッシュで連行されていった…。あとがき~~~ しばらくぶりです、騎士王です。まさかのターシャのループキャラですが、はっきり言えば…… 作者も予定外でした(°□°;) 当初は訓練兵に祷子・三バカの他に『伊隅あきら』を予定してました。しかし、残念な事にあきらはタケルちゃんと同期という情報を得た(騎士王が念の為、とあるサイトのマブラヴサークルで聞いた)ので、残念無念という事であきら登場は見送りました(ToT) 何か無いかとネタを考えてると、年代的にTEに近かった為、それに絡んだネタと今回の訓練兵のメンバーに絡めようと考えたのです。 そうすれば、ユウヤ達を出せれる機会があるかと考え、決定しかし、訓練兵に絡めれるキャラを考えると…ターシャしかいなかった。アルゴス隊のメンバーは却下。ユウヤ・ヴィンセントはその頃は米国だし、他のメンバーを行かせるにしても、訓練兵には絡めれないと判断(タリサ辺りならイケたかもしれないけど、諜報活動は無理と判断)暴風隊を行かせても、その後が続かないから却下(ユウヤ達が出せる理由が出来ない)あと残ったのがジャール大隊、年齢的にターシャなら丁度訓練兵達と合うし、諜報活動も出来るだろう…という事でターシャに決定しかし、ターシャを使うとなると、どうやって後のラトロワやユウヤ達に繋げるかと考えると… 『ループキャラかぁ…』皮肉にも、またループキャラを増やしてしまう事になったのです。 もし、ターシャがループキャラ無しとしても、どうやっても後が続かない繋がってもラトロワ達ジャール大隊のみ。しかも出番はあっても、日本来日するきっかけが出来ないと判断なら、タケル達をユーコン基地に行かせる?否、行かせる理由が無い。既に不知火弐型は不知火・改として出してる仮に武御雷の改良機にしても、不知火・改を創ってしまった以上、ユーコン基地に行かせる理由も無く、更に言えば、絶対に反発が出るから却下99型砲も同じ理由で却下。つまり、行かせる理由が無い。 そこでループキャラにする事で『ラトロワ中佐やジャール大隊を救う為』という理由で動かし、タケル達と手を組ませる事で、ユウヤ達やラトロワ達などを日本に呼ぶネタが出来ると考えたのです。ちなみにループキャラはあとはタマのみとしますもしかすると晴子もするかもしれませんが、その二人以外はループキャラは増やさない予定です。