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No.20888の一覧
[0] 【チラ裏より】Fate/ EXTRA 衛宮士郎の聖杯戦争[りお](2010/08/18 17:58)
[1] 1回戦 1日目ー2[りお](2010/10/03 10:53)
[2] 1回戦 1日目ー3[りお](2010/10/03 10:56)
[3] 1回戦 1日目-4[りお](2010/08/28 22:40)
[4] 1回戦 1日目ー5[りお](2010/08/28 22:41)
[5] 1回戦 1日目ー6[りお](2010/09/11 21:21)
[6] 1回戦 1日目ー7[りお](2010/09/23 23:11)
[7] 1回戦 2日目ー1[りお](2010/10/05 22:44)
[8] 1回戦 2日目ー2[りお](2010/10/30 22:04)
[9] 1回戦 3日目[りお](2010/12/11 21:37)
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[20888] 【チラ裏より】Fate/ EXTRA 衛宮士郎の聖杯戦争
Name: りお◆e92fa6fc ID:85afff74 次を表示する
Date: 2010/08/18 17:58
泥濘の日常は燃え尽きた
魔術師による聖杯戦争
運命の車輪は回る
最も弱き者よ、剣を鍛えよ
その命が育んだ、己の命を試すために






   残り 128人












≪1回戦 1日目≫



目が覚めた直後、自分が今どこで寝ているのか理解できなかった。

あのアカイ光景を夢だと認識するまでに数秒。
それから周囲が白いことに気付いた。

どうやら保健室らしい。
いつの間に倒れたのだろう。


それから、倒れる直前に見たあの光景を思い出す。

行き止まりのはずの廊下。
扉の先に広がる世界。
行く手を阻む、意味不明の人形。


そして、サーヴァント……。


サーヴァント、と聞いて思い出すのはあの騎士王である少女。
半人前以下の魔術師に剣を捧げ、付き添ってくれた女の子。
彼女と出会えなければ、己は何度も死んでいた。


……いや、彼女がいても何度も死にかけた。


紅の槍を持つ青い軽鎧を着た男には心臓を貫かれた。
灰色の益荒男はその腕力のみで人を握りつぶすことが可能だろう。
花鳥風月を愛する寺の門番は騎士王と競い合った。
神代の魔術師はたったひとことで人を殺すことができる。
紫の女性は学校の生徒、教師全員から生気を吸い上げた。
あの英雄王だって、簡単に人を串刺しにする。


そして、あの赤い男は……。


そんなことをぼんやりと考えてから、ベットから起き上がる。

どこにでもあるような保健室だが、どこか異質だというのを肌で感じる。



「やれやれ、ようやくお目覚めか。随分とのんびりしたものだな」



どこかで聞いたことのある声がした。

傍らに立つのは真紅の外套を着た、浅黒い肌の男。


1番見たくない男だ。

「……アーチャー……何でお前がいるんだ……」

すると男……アーチャーは嫌な笑みを浮かべた。

「ほう……もしやと思うが、私の真名を知っているのか?」
「……ああ、知ってるよ」
そう吐き捨てる。


「エミヤシロウ。俺の未来の可能性の1つ、だろ?」


そう言うと、アーチャーは少しだけ怪訝そうな顔をした。
「……確かに、私が人間だった頃はエミヤシロウと呼ばれていたが……私が生きていたのはこの時代から30年ほど前のことだぞ」
「え……?」




なんでさ?




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Fate/EXTRAの主人公が衛宮士郎だったら、という話です。
男主人公の名前が思いつかなくて、衛宮士郎と入力していたことからのネタ。


続くかどうか分かりません。


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