今から十数年前のこと、アルビオンのある地方に一人の司祭が派遣された。 派遣されたその司祭は、非常に物覚えが良く、それを活かしてブリミル教の伝承はもとより、自分が洗礼した人々全ての名前や血縁関係、貴族たちの名前、その地に伝わる古い伝承を覚えていった。 特に古い伝承を覚えて、それをミサの日の説法に織り交ぜることは、彼の密かな楽しみとなった。 失われゆく伝承を語り継いでもらえることを、老人たちは喜んだ。 土着の信仰とブリミル教の説話の融和は、教会の上層部からも受け入れられた。 そして、子供たちも、面白おかしく語られる彼のお伽話を喜んだ。 そんな熱心な司祭が、あるとき、教会の書斎を整理している時に、古い古い本たちを見つけた。 表題は掠れて読めなかったが、辛うじて『……黙示録』という部分だけは読み取れた。 何かの宗教書だろうか? 司祭は興味に駆られて、その魔本を読み解いていくこととなる。「手書きの本、みたいだな」 全部で十一巻あるその埃を被った本は、この地にかつて存在していた異教の者たちが、かれらの宗教の教義や儀式について記した物、のようである。 ブリミル教の模範的な司祭としては、そのような本は即座に燃やしてしまうべきなのだろうが、彼の考えは違っていた。 彼は、この地に古くから伝わっていたと思われる異教の儀式について、分析し、うまい具合に緩くブリミルの教えに統合したいと考えていた。「文化というものは、失われたら戻らないものだ。それにこれらの儀式は、おそらくこの地の人々の深層心理と密接に関わっているに違いない」 常々から、この地の人々の持つ、一種独特の空気を、より深く理解したいと思っていた彼にとって、偶然見つけた十一巻の本は、渡りに船であった。 いかにも秘密が隠されていそうなその十一巻の『黙示録』は、若く好奇心旺盛で、宗教的な情熱に満ち溢れていた彼にとって、まさしく天啓のように思えた。 ちらりと流し読みしたところ、それぞれの巻は筆跡や紙の質などがそれぞれバラバラで、書かれた年代も著者も全く異なる様子であった。 しかし、その内の最新刊、つまり第十一巻の筆跡には、見覚えがあった。 先々代の司教の筆跡と同じなのである。 新しく赴任したときに、最近の洗礼名簿を読んで、住民一人ひとりの名前と親戚関係や、ミサの日に祈りを捧げる関係上でそれぞれの尊属の命日を覚えたのだが、その時に彼は、洗礼名簿上で、同じ筆跡を何度も見た覚えがある。 ひょっとしたら、十一巻から成る『黙示録』は、歴代の司祭・司教が書き足して、伝えてきたものなのかも知れない。 先々代の司教は、急に“眠り病”にかかってしまって、そのまま衰弱死したということだったから、それ以降に任官した者たちには、この『黙示録』のことが伝わっていなかったのかもしれない。 今まで埃が積もるままにされていた、この『黙示録』の現状を見れば、その可能性は大いにあり得た。「……もし、先々代の司教様が不慮の病死を遂げたことで、伝統が途切れてしまったというのならば、この『黙示録』を読み解いて、続きを書き記すことは、この地に任じられた、私の役目に違いない。 そうだ! きっとそれこそが“神”と始祖のお導きなのだ」 “神”という言葉に混ざっていた、これまでとは違う微妙な響きに、若い司祭の男は気づいていただろうか。彼の思考の中に、ブリミル教の示す神以外の、異教の神が入ってきていることに、彼は気づいていただろうか。 『黙示録』の続きを書きたいという思いは、果たして、本当に彼の本心からものだっただろうか。何かに憑かれて、熱に浮かされたように目の焦点が合っていない彼の、本心からのものだったのだろうか。 先々代が記した『黙示録』第十一巻が〈夢の卵〉なるアーティファクトについて記していることと、先々代が眠り病にかかって死んだこととは、果たして関係あるのだろうか。「……ん? これは、まだ奥に何か……。手記か、これは?」 若い司祭の男は、『黙示録』と本棚の奥の壁の間に挟まれていた、薄い日記のような物に気付く。 表題からは、ただ単に『草稿、夢の内容』としか読み取れない。 だがその筆跡には覚えがあった。「先々代の筆跡……。じゃあこの手記は、先々代の司教様が『黙示録』を著す前に書いた、アイデアメモか何か、か?」 ちらりと先ほど流し読みした限りでは、第十一巻は、夢に関連する話題を扱っているようだった。 それが完全に先々代司教の妄想空想の産物なのか、土着の民話や言い伝えなどを編纂した物かどうかまでは分からなかったが。 ということは、おそらくは、『黙示録』の奥に落ちていたこの本は、先々代司教が『黙示録』を著作・編纂する前にまとめたものなのだろう。「『黙示録』を読み解くのに役に立つかも知れないな……。他に何か無いか、探してみよう」 若い司祭は、ごそごそと書斎をひっくり返していく。 そう、これは十数年前の出来事。 白の国アルビオンの、セヴァーン渓谷に赴任した、若い司祭が道を踏み外すきっかけとなった出来事。 哀れな司祭は、研究ノートを作り、この『黙示録』を解読していく。◆◇◆【黙示録解読ノート1】 先々代の司教様のアイデアノートに倣い、私も『黙示録』の解読のためのノートを付けることにする。 『黙示録』の内容はセヴァーン渓谷で起きた特異な出来事を、様々な架空の神と結びつけて解釈しているもののようである。 実際に第一巻は、当時の彼らが崇めていた神である湖底の夢引き神グラーキと、セヴァーン渓谷特有のグラーキを崇める宗教組織について特に詳しく書いてある。 このことから、私は、この『黙示録』を『グラーキの黙示録』と仮称する。 だが私としては、『グラーキの黙示録』の内容について、著者の創作であることを願ってやまない。 あまりにも常軌を逸した悍ましい所業が、そこには列記してあったからだ。 しかも湖底の神グラーキは実在するのだという。 ……内容は荒唐無稽ながら興味深く、当時の事件や風俗も詳しく述べられているのは確かである。 この土地のことを詳しく知るためには、『グラーキの黙示録』は一読に価するものであると思われる。 ただし、著者は幾分、誇大妄想などの精神病を患っている可能性があり、そのことを念頭において解読を進めるべきだろう。◆◇◆「ここが、その湖か」 彼は湖畔に立っていた。地元ブリチェスターの北にある大きな湖である。 この湖は、空から落ちてきた流星によって作られたクレーター跡に水が溜まったものだと言い伝えられている。 その時の隕石落下の衝撃は、アルビオンに起きた数少ない地震として、他の地域の文書にも記録されている。 あの『グラーキの黙示録』が正しければ、この湖に、ウミウシあるいはナメクジから沢山の刺が生えたような姿の巨大生物、グラーキが居ることになる。 思わず、彼は『黙示録』第一巻に書いてあった、グラーキを招来する呪文を思い浮かべてしまう。 だがすぐにそれを忘れる。「何を馬鹿な……」 彼は踵を返し、湖を後にする。 湖面から突き出た、潜望鏡のような三つの目には、彼は気付かなかった。◆◇◆【グラーキの黙示録解読ノート2】 第一巻の内容。重要そうな部分についてのみ記す。それ以外の部分は、記すに憚られる。出来れば著者の想像の産物であることを願う。 グラーキは超能力によって、眠っている人の夢を操り、自分が潜む湖畔に人々を呼びこみ、奴隷にする。 グラーキの姿は、巨大なウミウシとハリネズミを合成したような形である。特徴的なのは、カタツムリのように茎状組織に支えられた三つの目と、巨大な口である。 グラーキの背に無数に生えた棘組織は、毒針である。グラーキはこの毒針を、夢引きによって呼び寄せた犠牲者に突き刺す。それによって犠牲者はアンデッドとなる毒液を注入され、グラーキの奴隷となる。 かつてこの地に存在していたカルトは、グラーキのアンデッドの奴隷たちから構成されていたらしい。 第二巻の内容。グラーキ神の従者であるアンデッドについて。アンデッド化の進行と、彼らの末路について。 グラーキのカルトを構成するアンデッドは、最初は殆ど生きている人間と変わりがない。 しかし時間の進行にともなって、皮膚は乾き、爪は伸びてひび割れ、生気を失っていく。 彼らの意識は、殆ど主である湖底の神グラーキと同一化しているが、自我がないわけではないようだ。 第二巻には彼らを特に崩壊させる『緑の崩壊』の呪文儀式と、アンデッドに普遍的に効果がある『ナイハーゴの葬送歌』が載っていた。 気分が悪い。夜寝るときには四肢をベッドに縛り付けていないと不安で仕方ない。グラーキはまだセヴァン渓谷に居着いているのだろうか。私がその超存在の感覚に引っかかり、『夢引き』されないか心配である。 第二巻の内容を読んでから、私は胸のうちに渦巻く疑念を抑えられないでいる。 グラーキのカルトは本当に存在していないのだろうか。 グラーキのアンデッドの従者は、歳を経ると太陽光を避けるようになるという。 つまり彼らは真夜中に活動するということ。 夜に何かざわざわと物音がするような気がする。 私が看取った者たちは、本当に死んでいたのだろうか? 『緑の崩壊』の呪文を、ネズミに試してみた。 やった、成功だ。ネズミは、元がなんだったのか分からない、穢らわしく不気味で吐き気のする、緑色の屑の塊になった。 ははは、成功だ。私は奴らに対する切り札を手に入れた。◆◇◆「すまないが、これを捨ててきて貰えないか」 若い司祭は、見習い神官に、ズタ袋に入れた何かを渡す。「はい、しかし、これは何です? 凄い臭いなんですが……」「生ゴミだよ。殺鼠剤の実験もしていたので、豚の餌にもなりゃあしないものだ。何処か裏庭にでも穴を掘って、埋めてきてくれ」「はあ、わかりました」 見習い神官の少年が出ていくのを、司祭は見送る。 彼の目には、深いクマが刻まれていた。深く深く溜息をつく。 見習い神官の少年に渡した袋の中には、彼が『緑の崩壊』の実験に用いた残骸が入っている。 そして彼は、意を決して教会の霊安室に向かう。 死体の数を数え、黄泉帰りが無いか確認するために。 そして、黄泉帰った死体が抜け出すための、彼らのカルトに通じる抜け道が無いかどうかを確認するために。◆◇◆【グラーキの黙示録解読ノート3】 第三巻の内容。とある古城に幽閉された存在、バイアティスについて。 一ツ目、ロブスターのような二つのハサミ、大蛇のような顎髭によって特徴付けられる、巨大で貪欲な怪物。 旧き神の印によって封印されたそれは、ひとたび封印から解き放たれたならば、あらゆるものを喰らい、成長して、大地を汚す。 封印を解いてはならない。 私は古城の封印を確認しに行った。流れのメイジを伴って。 私は彼に、古城に『固定化』の魔法をかけ直してもらった。 旧き印は、未だ効力を保っているように見える。ひとまずは安心か。 村人たちに『ナイハーゴの葬送歌』を用いるかどうかを迷う。 アンデッドであれ、私の目からは、彼らは普通に生きているように見える。 その彼らがもしアンデッドであったとして、『ナイハーゴの葬送歌』によって彼らの活動を停止させたとすれば、それは殺人ではないのか。 悩む。だがいつか決断しなくてはならないだろう。 今日も『緑の崩壊』の儀式を練習する。もう手順は完璧に覚えたと言って良いだろう。穢らわしい緑色の残骸を捨てる。酷い臭いだ。 第四巻の内容。迷路の神アイホートとその雛。 信者は迷宮を掘り続けることがアイホートに対する崇拝となる。 白くてぶよぶよとした死人のような八本の脚を持つアイホートは、迷宮の神であり、同時に神経迷路である脳をも支配する神である。 雛は人体と同化することが出来る。 集まった雛は、人と同じ形に擬態することも出来るという。 霊安室で見かける白い蜘蛛は、ひょっとして。いや、まさか。 念のため、殺虫剤を撒いておこう。 そうだ、遺体の内側にも薬剤を塗り込めば、もっと効果的なはずだ。◆◇◆ 霊安室の死体を切り開き、薬剤を塗り込める。 これは必要なことなのだと信じて。 彼はもはや、『黙示録』の内容を疑ってはいなかった。「必要なのだ、必要なのだ、必要なのだ必要必要ひつようひつようひつよう……」 幽鬼のような表情で、彼は死体を丹念に切り開いて、薬剤を皮の内側に塗り込む。 その足元を、小さな白い蜘蛛が駆け抜けようとする。 だが彼は目敏く、ぶよぶよふくれた蜘蛛を見つける。「このっ! このっ、雛め! 人間の身体を食うな、このっ!」 彼は足を振り上げ、蜘蛛を踏み潰さんと、霊安室中を追い掛け回す。「このっ! この、この、このぉっ!」 ぐちゃり、と、ついに蜘蛛が踏み潰される。 蜘蛛の内容物が、勢い余って彼の頬にまで飛び散る。 ミニチュア化した人の脚のような形の蜘蛛の脚が、彼の足の下からはみ出て、ひくひくと痙攣している。「くそっ、この、このぉっ! は、はは、ははははははは」 何度も何度も蜘蛛の残骸を踏みつける彼の、虚ろな笑い声が霊安室に響く。 僧服の裾からは、夢見る間に彼をベッドに縛り付けている革のベルトによって、擦れてできたカサブタが厚く重なっている。 グラーキの悪夢が彼を苛んでいるのだ。夢遊病のように動き出そうとする身体を押さえるベルトによって、手首足首に擦り傷が重なっている。「ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」◆◇◆【グラーキの黙示録解読ノート4】 第五巻の内容。妖星グロースについて。 夜空から星の歌が聞こえる。 ああ、月から覗くあの瞳が、人々には見えないのか! 星々の間を飛び回る滅びの星が、私たちの星にも迫っているに違いない。 毒電波を防がなくては。 窓を、窓を、塞げ! 唸るような夜空の声を遮断せよ! 彗星を撃ち落せ! あれは、あれは、ああ、あれこそが災いと滅びの使徒! ネメシスよ! るるるおおぎい、いいいぎるるうをおお、お、お、あお、あああ、え。 いいぐろぉおうううう、んあああ、くいああきい、い、いあ、ああ、あい、み、やあ、空の裂け目に、瞳が! 熱視線が私を焼きつくさんと! 窓を、目を閉じろ。 夜だ、夜が来る。 奴らの時間だ、屍人どもが。 眠るな、夢を見れば、湖底のぐらあきが、私を、奴隷に、する、ため、に、電波を、ああ、眠ってはいけない。 掌に口を持つ、強力無比なる神よ、我を守り給え! 第六巻の内容。 豊穣神、黒山羊。月の光を集めて、女神の化身を召喚する方法。 ムーン=レンズ。その守護者。生贄を捧げよ。 満月の光によるゲート、あるいは新月の闇を集めたゲート。守護者を召喚するために、月の力を用いる。 沃土の黒。多産の山羊。千の仔を孕みし黒山羊、シュブ=ニグラス。 燃える琥珀の灯り、首、頭部、血の塊、生贄。 仔山羊には供物を。いあ、しゅぶ=にぐらーと。 第七巻と第八巻は、シャッガイの昆虫たちについてててててて。 セヴァン渓谷に落着した彼らが用いる技術、アザトース崇拝について。 彼らが使役するザイクロトルの肉食樹や、その母星について。 全ての混沌の源泉、万物の神、狂える玉座のアザトース。 カブト虫、羽虫。かの大神の力を通常空間に呼び出せしめ、利用する手法について。 妖星グロースにより滅んだシャッガイ。 光合成。 彼らの用いる神経鞭について。めねめねめねめね。 我々の星が、グロースによって滅ぼされる、彗星を見張れ。夜空を見張るのだ。 不寝番。夢、夢引き、グロース、グラーキ。 全てを喰らう、両手の口、いごるろなく! 我が神。我を守り給え。 神が望む苦痛を捧げるために、は、シャッガイの昆虫たちの拷問技術を応用できるだろう。 災厄をもって、災厄を封ず、るずるずるずるるるるるるるるるるるるる。◆◇◆「司祭様、大理石を取り寄せて、一体何を作っているのですか……?」 かつん、かつん、と石をノミで削る音が響く。 見習い神官の少年が、そのノミとハンマーを操っている不健康そうな司祭に訊ねる。 司祭の部屋まで、最近また新しく入った、見習い神官の少年が、新しい石材を運んできたのだ。 部屋の中には、石工具と石材の欠片、そして人間の腕を象った、失敗作の石像が無造作に置かれている。 部屋の窓は内側と外側から打ちつけられており、一切の光が入らないようになっている。 唯一の光源は、小さなランプの灯りのみだ。「神だ」「え?」「神の手を、作るのだ」 それだけ答えると、司祭は石を削る作業に没頭してしまった。 転がっている失敗作は、掌を広げた人間の片腕が台座から上に生えているものだ。 特徴といえば、手のひらの真ん中に、綺麗に歯が生えそろった人間の口が彫られていることか。 見習い神官は、石材を部屋の中に置いて退出しようとした。 しかしその時、転がっていた出来損ないの腕の石像が、見習い少年の足首を掴む。 少年が疑問に思う暇もなく、石像の掌に彫られた口が蠢き、少年を喰らった。 ばり、ぼり。 がり、ごり。 部屋の中には、鬼気を背負って『神の手』を彫り続ける司祭と、石削る音だけが残された。◆◇◆【グラーキの黙示録解読ノート5】 第九巻の内容は、こことは異なる次元について。 ヴェールを剥ぎ取るもの、ダオロス。 ダオロスを投影するための装置の作成方法。 および、別次元で音として生きるスグルオの住人たちについて。 彼らスグルオの住人はトルネンブラという外なる神を信仰している。 第十巻は、ムナガラーという神について。 はるか昔、大陸分裂以前の唯一大洋テティス海の支配者。 海神くるうるうの右腕として名高き神らしい。 それは剥き出しの内蔵、触手、目の塊として現れるという。 とても古い神だが、天空大陸アルビオンとはあまり関わりがない。 第十一巻。 最も新しく書かれた巻。 筆跡から、先々代の司教様が書いたと思われる。 別世界から持ち込まれた『夢の卵』、夢の結晶化装置について。 いかに、夢の大帝ヒュプノスの目を欺いて、その装置を使うかについて、記されている。 先々代司教様のアイデアノートを見るに、これらの黙示録は、ぐらーきの毒電波によって啓発された夢をもとに書かれている模様。 ならば私も、続きを書かなくてはならない。 そうだ、続きを。 ぐらぁきの黙示録、第十二巻。 我が神について。 かの、くるぅるぅでさえも畏怖する、強力無比な、いごーろなく様について。◆◇◆ 蜘蛛の巣から逃れる為に 外伝8.『グラーキの黙示録』第十二巻作成中なう@おりばー・くろむうぇる=================================2011.02.18 初投稿