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No.18858の一覧
[0] ルイズさんが109回目にして(以下略 (オリ主) 101話から[しゃき](2011/02/28 21:46)
[1] 第101話 君は俺のメイドなんだからな[しゃき](2010/05/15 21:53)
[2] 第102話 今の君を見ることは出来ない[しゃき](2010/05/16 20:28)
[3] 第103話 飛んで火に入る夏のルイズ[しゃき](2010/05/25 14:27)
[4] 第104話 出版禁止の物語[しゃき](2010/05/25 14:28)
[5] 第105話 孤独が好きなんて中二病でしょう?[しゃき](2010/05/25 23:49)
[6] 第106話 学生旅行ご一行様[しゃき](2010/05/29 18:35)
[7] 第107話 主人公(笑)状態!![しゃき](2010/05/30 15:10)
[8] 第108話 煩悩まみれの幼女[しゃき](2010/05/30 15:05)
[9] 第109話 5000年前の家族[しゃき](2010/05/31 21:04)
[10] 第110話 屋敷地下の出会い[しゃき](2010/06/02 16:13)
[11] 第111話 だったら鼻毛を抜いてみろ[しゃき](2010/06/05 16:02)
[12] 第112話 つまりはお前が一番危険なんだよ。[しゃき](2010/06/09 13:55)
[13] 第113話 人間には欲がある。しかも際限がない。[しゃき](2010/06/10 22:19)
[14] 第114話 そろそろ怒るべきなのかしら?[しゃき](2010/06/11 11:09)
[15] 第115話 感動の再会・・・あれ?[しゃき](2010/06/14 14:30)
[16] 第116話 続・文化の違いは恐ろしい [しゃき](2010/06/18 22:00)
[17] 第117話 ご先祖様の贈り物[しゃき](2010/06/21 15:55)
[18] 第118話 4人集まろうが馬鹿は馬鹿のまま[しゃき](2010/06/23 17:23)
[19] 第119話 とろけるチーズは●印[しゃき](2010/07/01 00:57)
[20] 第120話 悪魔と呼ばれる男、悪魔と呼ばれていた女[しゃき](2010/07/02 02:11)
[21] 第121話 折角出て来たのに悪いが何故出て来た[しゃき](2010/07/09 17:20)
[22] 第122話 難しい夢の後は踊りの時間[しゃき](2010/07/12 16:17)
[23] 第123話 ロイヤル的な家庭内暴力[しゃき](2010/07/15 12:03)
[24] 第124話 5000年越しの恨み[しゃき](2010/07/26 00:07)
[25] 第125話 傷まみれの桃から[しゃき](2010/09/26 21:14)
[26] 第126話 俺の中の永遠[しゃき](2010/07/30 02:08)
[27] 第127話 罪人の末路、ハルケギニアの未来(笑)[しゃき](2011/10/16 17:45)
[28] 第128話 称号:魔法少女見習い[しゃき](2010/08/05 18:44)
[29] 第129話 まるで今まで腹心だったような存在感[しゃき](2010/08/09 17:59)
[30] 第130話 彼の子を産んだ女[しゃき](2010/08/16 23:32)
[31] 第131話 更に闘いたい者[しゃき](2010/08/22 23:57)
[32] 第132話 自国の事は極力自国で何とかしろ[しゃき](2010/08/31 22:12)
[33] 第133話 嫁が出来る!娘が出来た!?[しゃき](2010/09/01 23:58)
[34] 第134話 幸運の害獣[しゃき](2010/09/02 23:48)
[35] 第135話 ガリア旅行ご一行様と言う名目[しゃき](2010/09/03 23:13)
[36] 第136話 お前の属性には色がない[しゃき](2010/09/11 15:43)
[37] 第137話 初めての友人候補[しゃき](2010/09/22 14:29)
[38] 第138話 不相応な称号など重荷になって邪魔なだけ[しゃき](2010/09/27 22:09)
[39] 第139話 ド・オルエニールの美味しい水[しゃき](2010/10/04 11:20)
[40] 第140話 幼女相手に長い自論を展開する男、スパイダ【以下略】[しゃき](2010/10/09 10:14)
[41] 第141話 火を使う時は回りの安全を考慮した上で使え[しゃき](2010/10/16 21:50)
[42] 第142話 酔っ払いに水を与える優しい男[しゃき](2010/11/04 00:45)
[43] 第143話 賞味期限というよりラベルの偽装[しゃき](2010/11/08 10:29)
[44] 第144話 ごーじゃすなマイステージ[しゃき](2010/11/10 17:06)
[45] 第145話 恥ずかしい主従関係[しゃき](2010/11/19 12:19)
[46] 第146話 ルイズに対しては3話でやってる[しゃき](2010/11/25 14:55)
[47] 第147話 芸人が本来やるべき仕事をしないでください[しゃき](2010/11/30 14:56)
[48] 第148話 愛の真実を映すは鏡[しゃき](2010/12/03 16:10)
[49] 第149話 毛根死滅の何が悪いんですか学院長!?[しゃき](2010/12/09 13:48)
[50] 第150話 激しい励ましで怪我ないですか?[しゃき](2010/12/28 20:26)
[51] 第151話 『かつて存在した』は『今はいない』という意味ではない[しゃき](2011/01/23 15:10)
[52] 第152話 『ゆうれい』を思い浮かべたら負け[しゃき](2011/02/08 20:26)
[53] 第153話 あんなものは飾りですが飾っておきたい[しゃき](2011/02/20 22:40)
[54] 第154話 希望の破壊者[しゃき](2011/02/27 16:14)
[55] 第155話 間違いなく『碌でもない』こと[しゃき](2011/03/06 01:20)
[56] 第156話 好敵手の『魔法』でポポポポ~ン[しゃき](2011/04/08 22:27)
[57] 第157話 使い魔だが夢と希望と正義と愛の塊を掴んでしまった[しゃき](2011/05/04 10:50)
[58] 第158話 砂漠の中心で童貞宣言[しゃき](2011/05/23 16:59)
[59] 第159話 誠意をもって利用する外道[しゃき](2011/06/27 23:17)
[60] 第160話 男に比べて女の準備は長くても許してやってください[しゃき](2011/07/05 12:29)
[61] 第161話 互いを知るためには一方的な質問はしないこと[しゃき](2011/08/16 19:59)
[62] 第162話 『消失』していなかった『(笑)』[しゃき](2011/09/01 18:28)
[63] 第163話 結果を言わず過程を伝えて真実は闇になり[しゃき](2011/10/16 21:20)
[64] 第164話 今は悪魔が微笑む時代なのよ![しゃき](2011/11/16 13:00)
[65] 第165話 そして そのとき ふしぎなことが おこった![しゃき](2011/12/31 14:47)
[66] 第166話 一人で護れる範囲は限度がある[しゃき](2012/02/21 13:11)
[67] 第167話 やられるたびに学習し、また挑戦する[しゃき](2012/02/24 00:52)
[68] 第168話 人間を続けたいなら僕らと契約してよ![しゃき](2012/05/11 15:41)
[69] 第169話 貴様のような童貞などもげろ!いっそ●ね![しゃき](2012/09/02 11:49)
[70] 第170話 朽ち果てぬ想い、少し届く[しゃき](2012/12/28 17:04)
[71] 第171話 人間の使い魔の最期[しゃき](2013/12/30 02:44)
[72] 第172話 怒れる幼女と爆発デビュー[しゃき](2013/12/31 16:09)
[73] 第173話 はじめてのひっさつわざ A指定[しゃき](2014/06/24 17:35)
[74] 第174話 笑う石の冒険[しゃき](2016/02/25 18:13)
[75] 第175話 ファンタジー世界の海に眠るファンタジー〈ドリル)[しゃき](2016/02/28 01:35)
[76] 第176話 やってみたら案外やれることもある[しゃき](2016/10/19 00:20)
[77] 第X話 真心喫茶の二人と常連客の才人君[しゃき](2010/07/13 00:31)
[78] 第X話 真心喫茶109は年中無休だったらいいな[しゃき](2010/09/26 11:37)
[79] はじめての109 簡易人物紹介 (人物追加)[しゃき](2014/06/24 17:30)
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[18858] 第X話 真心喫茶109は年中無休だったらいいな
Name: しゃき◆d1ebbc20 ID:2642b484 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/09/26 11:37
【注意!】

この回は本編とはあまり関係ない与太話です。

ネタだらけです。メタだらけです。

この話には「平賀才人」が出てきますが、本編ではありませんし、本編とは違う世界の話ですので多分問題はありません。





既に常連客の一員となってしまった平賀才人は今日も真心喫茶109に来てホットケーキを食べていた。
何だか過剰にホイップクリームがかけられているのが少々気になるが美味しいので文句は言えない。
最近は嫌な事があるとここに来ることが多い。本当は本編に出たい欲求があるのだが、何か大いなる意思によって出られない。
ならば此処で愚痴を言うのも良いじゃないかと思う。
原作主人公をないがしろにしやがって!俺は主人公なんだぞ!なのになんでWik●pediaでは二番目に名前が載ってるんだ!

「安心しなさいな、才人君。世の中には公式アニメで前作主人公どころかその友人にまで椅子を奪われ、クレジットが3番目になった主人公さんだっているんだから。貴方の存在価値は初めからクレジットが2番目だったカ●ーユ氏と同じくらいと思うわ!」

杏里さん、それはフォローになっているのかも分かりません。
才人はサービスのホットココアを飲みながら店主である因幡達也を探した。
・・・彼はすぐに見つかったが、調理作業をするわけでもなく何かを読んでいた。
自分の視線に気付いたのか達也は此方を見た。

「学生の身分で喫茶店に入り浸るとはお前は平成初期の人間か」

「貴方の中で平成初期の人間はどうなってるんですか?」

「恐らく夫は平成初期=バブル期=金持ち多い=喫茶店に入り浸る学生など沢山いるなどという訳の分からない論理を振りかざしているのよ!」

「どんだけ偏見持った目で平成初期を見つめているんですか!?」

「不景気は嫌だなぁ、平賀。どんなに努力しても就職できぬ者もいるこんな世の中は正にポイズンだとは思わんか」

「現役高校生の俺に暗い現実を見せようとしないで下さい」

「いかんぞ少年。今のうちに現実を直視しておかなければ来るべき暗黒の未来に裸一貫で赴く事になる。それは正に無謀な事だと知れ」

「既に喫茶店経営してるから余裕ねアンタ」

「余裕なわけないだろうよ。毎日毎日勉強のしっぱなしなんだよ?経営者も。まあ、そんな事はさておき、平賀,今日も何か言いたい事があるんじゃないのか?」

「あ、はい」

才人はココアを飲み干し、達也に愚痴るように言った。

「129話でオリジナルキャラが増加しましたが、あれって何かの意図があるんですか?大分前にこの作品の最終回は決まっていると言ってたけど、単にどんな終わりを迎えるにしても待つだけなら家族と杏里さんだけで良いじゃないですか。何故に真琴さんの幼馴染まで出す必要が・・・?」

達也はパン生地を捏ねながら答えた。

「そりゃお前・・・今回はただの顔出しのようなものだよ」

「顔出し?」

「うん、顔出し。ただ、必要だったから出した。某不幸少女の時とは違ってこいつ等は以降の話に出てくるよ。何か感想返事で書いてたよな?達也が元の世界に帰っても話は続くってさ。正直誰得やねんって話だけどね。ルイズさん好きの読者の皆様達とはもう少しの付き合いとも言ったしな」

「・・・あのさ、それってさ・・・」

「ハルケギニアでのお話は200話までには何とかしたいな」

「長いよ!?しかも希望かよ!?200話って携帯から見る読者の事も考えろ!?」

「考えてみろよ、平賀。阿呆な事だがこの作品も140話近い。此処まで見てくれている読者の皆様も設定とか忘れてたわ!とかそんな能力もあったねとか言うほど長く続いている。週刊ペースなら三周年直前だぞこの作品。万人にお勧めできる筈も無い作品だが、継続は力なりだなぁ!」

「力の発揮ぶりが全力で間違っている気もしますがね。展開も唐突なものが多いですしねこの作品」

「お前な、現実はいつも唐突なんだぞ?そうでなくても個人の目線からみればフラグなんざ早々分かる訳ねえだろ?大抵の人間の予想なんざ精々規模の小さい程度程しか分からんもんさ。リーマンショックの犠牲者がドンだけいたと思ってんだ?」

「無理やりそこに繋げてどうするの?」

「特に意味は無い」

オーブンからクロワッサンを取り出した達也はその中から一つを才人に渡した。
これはいつも彼が注文しているものである。
最近はホットケーキも頼むのだが。

「まあ、違う世界の俺の成長譚の話はいいじゃねえの」

そう言って達也はまた読書を再開した。

「・・・?一応仕事中なのに何見てるんです?資格の本ですか?」

「・・・なあ平賀」

「何です?」

クロワッサンを齧りながら才人は返答した。

「ToLO●Eるって超面白いよな」

「アンタ仕事中に何見てんだーーー!!??」

「何処の副長の別人格よ、貴方」

「しかし実に惜しい終わり方だったな。まあプライベートがあれだったからな」

「唐突なのはいつも通りとして・・・どうして今になってその話なんですか」

「いやな、某作者が高熱でうなされて暇を持て余している時に読んでいた漫画の一つがそれなんだよ。あれを見ていると身体の底から沸々と沸き上がる熱っぽさを感じるよな」

「普通に寝てろ!?」

「高熱だから熱っぽさがあるのは当たり前じゃない」

「連載終了から一年経ち、セカンドシーズンも始まるこの時期において無謀にもこの作品の二次創作を書きたいという衝動に見舞われてな。109の話の考案の傍らで適当にお話を考えていた」

「109を最優先に考えろよ!?横道にそれまくってんじゃねぇ!」

「恋姫無双のお話もありますよね、貴方」

「そちらも忘れてはいないし連載も投げ出してはない。ただ萌将伝を買って愛紗と恋の勇姿にwktkしていた結果、哀しみを背負っただけだ」

「嫌な事件だったわね・・・」

「・・・一体何があったんです?(才人君は17歳です)」

「お前は後一年待って哀しみを背負うがいい!さて、本来は主人公のいた世界をそもそもToL●VEる世界にしようと考えていたがそれは没になった。でもそれだと話が膨らまなかったんだよな。だから作品として独立させようと考えた。あ、勿論主人公は結城のリト氏だよ」

「リト氏?また例によって何か違うんですか?」

「そうだな、髪が黒いのと梨子が親戚として存在している程度の違いだな。その他チョイチョイ変えているね。ただその結果、悲しい事がおこってな」

「?何が起きたんです?」

「エロ分が少なくなって下ネタ分が増えた」

「109じゃねえか!?それいつもの109じゃねえか!?」

「まあ理想郷で連載するかはどうかは未定だが、連載する時はヨロシクとのことだ。さて、109の話題に戻そう。他に聞きたい事はないか?」

「109は今新章な訳ですが、ルイズがパーティにいないですよね?」

達也はコーヒーを淹れながら答える。

「ルイズ自体は新章でもチョイチョイ出てくるぞ。だって全然出てこないのも寂しいだろ。確かにルイズはヒロイン(笑)だが彼女が好きという読者もいたらいいなという希望を俺も持っているのだからな」

「希望かよ!?」

「ひとまず現段階で連載中のお話はルイズはレギュラーではないんだよな!前章の終盤直前までのヒロインなんて影も形もないぜ!」

「そもそも109のメインヒロインは私よ」

「いや、だからこの世界での俺の嫁はお前だが109で最終的にどうなるかは分からんからお前はメインヒロインではない」

「はっきり言いやがった!?嫁の私の前で『浮気するかもしれないけど堪忍してね♪』みたいなこと言いやがった!?」

「人生は選択肢の連続だ。不運な強制イベントのせいで達也の運命は変わってしまった。魔法に関わってしまった異世界の俺はこれからどんな人生を送るのかは展開次第だな。そもそも初期案では完全に寝取られたあとに元の世界に帰る展開だったからな」

「正に誰得ですね」

「達也にとってベストな展開が、今俺が置かれている環境、即ち杏里と一緒にのほほんと喫茶店を営んでいる状態だ。だがもうその未来はなくなったと読者も理解してもらいたい。何せ向こうの俺は魔法に関わってしまったからな。何が言いたいかと言うとこの作品は『魔法に追いかけられる主人公』の滑稽ぶりを観察する作品だということだ。古今東西魔法を使う作品は多いからな、ネタにはあまり困らん。ただ、一応言っておくと達也の世界に青子先生とかいないから」

「マジどうでもいい情報ですね」

しかし魔法使い作品か・・・広義の意味ではプ●キュアとかセーラー●ーンも入るのか?
まさかおジャ●女じゃねえよな・・・と才人は冷や汗を流す。

「平賀、なにを考えているかしらんがMAHO堂は達也の世界には無いぞ」

「アンタはエスパーか何かか!?」

「まあ、ハルケギニアで終わるような作品ではないとだけ言っておこうか。元の世界に戻る事が出来ればの話だが」

「此処まで話してハルケギニアから帰れないと思う読者がどれほどいようか!?」

ハルケギニアから帰って終わりじゃねえのかよこの作品!?
それ以降の話とか正にオリジナルでやれ状態じゃねえか!?

「いや、流石にもしハルケギニア編が終わってもとの世界での話をやるとしたら流石にゼロ魔板から移動せざるを得ないとは思っているぞ?まあルーンがゼロ魔世界で得たものだからそのままゼロ魔板でいいじゃんなんてことは考えてないし」

「読者が混乱しかねないでしょう?」

「それでなくても批判されかねない展開でしょうそれ」

「作品を作る以上批判は甘んじて受け止めねばならないという事を連載中に学んでいるからな。反省はしても自重はしないが」

「しろよ」

「さて、他に聞くことはないかな」

今度は杏里が手をあげた。珍しいな。

「何でかつての敵のワルドが達也君の護衛を引き受けるまでに甘くなってるんです?両腕切り落とされてるでしょう」

「そもそもゴンドラン自体、原作では才人を亡き者にしようとしているからな。109ではああなっているが。まあ、109はやたら登場人物がフレンドリーだよな。フレンドリー通り越して馬鹿な奴も多々いるが。そのはずなのに達也は結構酷い目にあってるな、何でだ?」

「原作には巨大蚯蚓とかいないですしね」

「貴方自身も他の登場人物を酷い目に合わせているじゃないですか」

そういえばこの作品ではギーシュとの決闘では引き分けていたなーと才人は思った。
しかしこの109で最も酷い目にあっているのはルイズでは無いのか?

「ワルドについては雇い主だしな、達也は。待遇も悪くは無い。日本で言えば保険その他もろもろ込みで基本給月75万+巨大生物討伐恩赦がついて住居ありで家賃無しだからな。設定上。ハルケギニアでも有数のグレー企業だな。生活には全然困らん待遇だ。なお、給料面で言えばワルドよりマチルダの方が上だ。日本では福祉や介護の給料は安いがド・オルエニールはそんな事は無いという設定である。ゴンドランぱねえな」

「ゴンドランのポケットマネーぱねえっすね」

「更に言えばマチルダの尻に敷かれてるしなワルドは。マチルダと達也の仲も良いほうだしな。迂闊に手を出せんのさ、ワルドは。ゴンドランも怖いしな」

「マダオだなあ・・・」

「主人公もマダオ要素たくさんあるんだがな。さて、ホットケーキお待ち」

「どうも。所で店長」

「なんだ」

「俺は何時になったら本編に出れるんすか?毎度の質問で申し訳ないんですが」

「下手に出てきたな・・・まあ、どこかで出てくるんじゃないの?」

「何その投げやりな返答!?俺の目を見ろ!?」

「何故に野郎の目を見つめなければならんのだ。見詰め合うと素直におしゃべり出来ない男なんだぞ俺は」

「白々しい!?」

「何でツンデレっぽいキャラに移行しようとしてるんですか貴方は」

「キャラ性の模索中だ。X話の俺のキャラ性はどうも弱めに思えるからな」

日本茶を啜りながら達也は肩を竦める。
どの口がそんな寝言を言うのだろうか?

「・・・そうですか。じゃあ最後の質問いいですか?」

「口の中のホットケーキを飲み込んだあとならな。何?」

「何でホットケーキが見えないぐらいのホイップクリームをかけたんですか?」

口元を拭く才人がさっきまで食べていたホットケーキの皿には夥しい量のホイップクリームが残っていた。

「常連さんへのサービスだ」

「嫌がらせだろう!?」

「そんな事は無いぞ?昨日来た「モンゴリ!」「モンゴリ!」と叫ぶM式な大男は喜んでこのホットケーキを食ってたぞ。そのあと声がルイズにそっくりな女の子が2皿食べてたしな」

「おい!?なんだ此処で唐突なクロスは!?二人とも甘党じゃねえか!?」

「何を今更。そいつらはこの店出来てすぐから来ているお得意さんだぞ。全く此処はベーカリーカフェであってスイーツカフェではないのに・・・お陰でスイーツのレパートリーとメロンパンの消費量が増えちまった。まあ、甘党専用メニューだけじゃなくて辛党御用達のメニューもあるんだけどね。ハバネロチャーハンとか激辛マーボーとか」

「ベーカリーカフェだよねここ!?何でチャーハン!?」

「そこらのファミレスよりメニューは多いぞ、悲しいことに」

「何せ初めから鯖のホイル蒸しがあったからね」

「鯨の刺身と牛丼と春雨スープもあったな」

「カフェで出すなンなモン!!」

「お前の怒りはごもっともだ。お詫びに唐揚げパン弐式をあげよう」

「唐揚げパン?ああ、パンに唐揚げを挟んだ・・・」

「いや、パンを唐揚げのように揚げただけだ」

「意味あんのかそれ!!?」

「味は鳥の唐揚げ風だが食べた後の空しさは異常だ」

一応食べてみた才人だったが、成る程味は鳥の唐揚げだが食べた感触はパンそのものだった。
から揚げにしたコッペパンという感じだ。外はサクサクなかはモッチリとでも言えばいいのか?アホか!?
普通に揚げパンを作れよと才人は思った。

「ところで平賀、風の噂で聞いたのだがアイ●ルマスターの2が発売されるらしいな」

「仮にもゼロ魔SSで何を言ってるんですか貴方は・・・まあしかし、事実ですよ。まだ発売もされていないのに男が出るとかプロデュースできないキャラがいたり荒れている様相が目立ちますが。ルイズに声が似ているキャラもプロデュース出来ないって話ですよ」

「まあ、チャレンジの方向性が何かずれている気もしないでもないが、何か多くのファンが悲しみを背負いそうな状況のようだな。後一応前作の半年後だよな?」

「そうですね。双海姉妹の成長度には驚きましたよ」

「俺はあれ見て思わず「何処のス●ロボWやねん」と突っ込んじまったよ。でもまあ成長期ならしかたないよな」

「成長期ですしね」

アイマスの話で盛り上がる夫と常連客を微笑ましく見守る杏里。
その後方からドアが開く際に鳴るベルの音が聞こえた。

「いらっしゃいませー!」

真心喫茶109は甘党にも辛党にも優しいベーカリーカフェ。
今日もその空気を吸いに様々なお客がやってくるのです。
・・・才人以外にも客はいるんだよ?本当だよ?



(X-5話 おしまい)





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