本作は、比較的王道に近い異世界、能力戦闘系のファンタジーになります。
隠されていることが少しづつ明かされていき、1部終了のときにはすべての事情が把握できるという形式にしていきます。
それゆえに途中では、まだ良く分からないというところもでてくるかと思います。
また、1部の後半においては主人公が無双状況になってしまう予定(まだ、そこまで掲載していませんが)です。
ちょっとだけグロテスクな描写があるかもしれません。
そういったものが苦手な方はご遠慮ください。
あらすじ
主人公、閃はある目的のために旅をしていたのだが―――今、まさに空腹によって野垂れ死ぬという主人公にあるまじき終わり方をしようとしていた。
鬼の襲撃によって食糧をあてにしていた村は廃村と化している。
もはや、ここまでと思った閃が見つけたのは崖に生えた一本のリンの木。
生きる光明を見つけた、閃は桃の木に飛びつき……枝が折れて崖下へと落下していった。
そして、彼は流された河の先で一人の少女、咲夜と出会う。
生まれつき、神に与えられたとされる力『神威』を持ち『神託者』として崇められてきた彼女は閃と触れ合ううちに、その凍てついた心を溶かしていく。
そして、二人の出会いの先に、物語はどう織りなされていくのか?
閃と咲夜が出会った現在、閃が何故旅立つことになったのかを明かしていく過去の二つの視点からお送りしていく物語となります。