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No.17768の一覧
[0] とあるヒロインの御坂美琴【禁書目録再構成】 [とある文芸部員](2010/04/01 00:08)
[1] 第一話(禁書目録編プロローグ)[とある文芸部員](2010/05/15 00:59)
[2] 第二話[とある文芸部員](2010/04/01 00:13)
[3] 第三話[とある文芸部員](2010/04/03 02:57)
[4] 第四話[とある文芸部員](2010/06/18 22:05)
[5] 第五話[とある文芸部員](2010/04/06 17:11)
[6] 第六話[とある文芸部員](2010/04/16 01:36)
[7] 第七話[とある文芸部員](2010/04/16 01:51)
[8] 第八話(禁書目録編完結)[とある文芸部員](2010/05/15 01:00)
[9] 第九話(吸血殺し編プロローグ)[とある文芸部員](2010/05/27 19:59)
[10] 第十話[とある文芸部員](2010/06/09 19:39)
[11] 第十一話[とある文芸部員](2010/06/09 19:48)
[12] 第十二話[とある文芸部員](2010/07/22 18:41)
[13] 第十三話[とある文芸部員](2010/07/22 18:42)
[14] 第十四話[とある文芸部員](2010/08/06 01:51)
[15] 第十五話[とある文芸部員](2010/08/06 02:00)
[16] 第十六話[とある文芸部員](2010/08/24 23:40)
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[17768] 第九話(吸血殺し編プロローグ)
Name: とある文芸部員◆b391eec1 ID:ae4c2439 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/05/27 19:59
 目を覚ますと、御坂美琴は病院のベッドの中にいた。

 すでに夜は明け、窓からはさんさんとした陽の光が差し込んでいる。病院内特有の静寂な空気の中に、微かな消毒薬の臭いが漂っていた。

 インデックスの検査と同時に、無理に能力を使った美琴も見てもらうために運ばれたのだが、今はそんなことに思い至る余裕はない。

 何故ならまず目に入ったのは、視界いっぱいの上条の顔であったからだ。

 上条の睫毛一本一本まではっきりと見え、その息遣いがはっきりと聞こえるような距離間に、美琴は動転した。

「ちょ、ちょちょっと、ア、アンタ、な、ななななんでこんな、ち、近くで」

 しかし上条は美琴の気も知らずに、安らかな表情で瞼を閉じたまま動かない。どうやら美琴の看護をしているところで眠ってしまい、姿勢が前のめりになってしまったようだ。

 高鳴る鼓動を自覚しながら、美琴は口を尖らせる。

「まったく、人があれだけ心配したのに、のんきに眠りこけちゃって」

 光の羽根にその身を投げ出した上条を思い浮かべ、すぐさま払いのける。

 あの悪夢は自らの手で打ち破った。だから上条は大きな怪我を負うことなく生きている。

その事実だけあれば十分だった。

「……ほんと、バカなんだから」

 上条の無事を確かめるように、彼の頬を愛おしげに撫でた。

「んん……」

 微かなうめき声をあげるが、すぐに安心したような表情で再び穏やかな寝息を立てた。

 疲労がありありと見える顔色に、もしかするとあの後一睡もしていないのではと思う。

「心配かけたのは私の方か」

 ごめんね、と呟く。

 それでも上条が窮地に陥ることがあれば、また無茶をすることはやめられそうにないから、反省はしない。

 そこはまあ、お互い様ということで。 

「そういえば、インデックス達はどうなったのかな?」

 そう問いかけるが、目の前の上条は眠ったまま答えてくれない。

「まっ、当麻がのんきに眠ってるってことは、悪いことにはなってないのはわかるけどね」

 ならば話は上条が目覚めてからでいい。しばらく当麻の寝顔でも観察しておくかな、とこちらもこちらでのんきなことを考えながら、美琴は上条の顔をじっと見つめた。

 不細工では決してないけど、美少年ともいえない、ごく普通の少年の顔が間近にある。

 それなのに、上条はどうしてこうも美琴も含む人々を惹きつけてやまないのか。

 ……特にあらゆる女性にフラグを立てるのはどうしてなのか。
 
 全く知らない女の人や上条の同級生から、知っている人間なら木山や佐天、おそらく初春まで。
 
 今回の件でインデックスや神裂にもフラグを立てたであろう。

「アンタって、私がどんな想いをしているか、どれだけやきもきしているか、ちっともわかってないんでしょうね。……ほんと、なんでこんなの好きになっちゃったんだろ。アンタを守るの、やめちゃおっかなー」

 できるはずもないことを嘯き、ふと美琴はあの時に上条のことを守った力のことを考えた。


 白い、どこまでも白い電撃のことを。


 今までの電撃では一切損なうこともできなかった光の羽根を、一瞬で全て消し去ったあの能力は、果たして本当に能力によるものだったのか?

 あの時は無我夢中で、ただ上条を救いたいがために自分だけの現実(パーソナルリアリティ)を塗り替えたが、今ではどのように改変したのかわからない。

 自分だけの現実が確かに変容したとわかるのに、どこかどう変わったのかわからない。

 再びあの白い電撃を出して見ろといわれても、おそらく無理であろう。

 本来ならありえないはずである。自分だけの現実を理解しきれていないなんて、あってはならないはずだ。

 いや、自分だけの現実を把握はできている。できているのに、何が変わったか、どうなってしまったのかわからない。

 まるで自分だけの現実に、異質ななにかが食い込んでいるかのようだ。

 空恐ろしい寒気が背中を撫でる中、美琴は考える。


 アレは、本当に能力によるものだったのか?


 しかし思考はそこで中断された。

 病室のドアがノックされる音がする。

 慌てて美琴が「はい」と答えると、リアルゲコ太が入ってきた。まだ自分は寝ぼけているのかと美琴は目をこする。

「ようやく目が覚めたようだね? 前は彼氏が入院したと思ったら、今度は君がここで寝ることになるとはね? ほんと、君たちは似たもの夫婦だね? ……ん? どうかしたかい?」

 リアルゲコ太に彼氏やら夫婦やらいわれて顔を真っ赤にした美琴は、いぶかしげな視線をやられて、ようやくゲコ太ではなく日頃から(主に上条が)お世話になっている医者だとわかった。

「あっ、いえ。なんでもないです」

「そうかい? ならばいいのだけれど?」

 本名不肖のカエル顔の医者はカルテを右手に携え、美琴が横たわるベッドの傍まで歩み寄る。

「検査の結果だけど、君に異常は見当たらなかったよ。能力を無理に使ったって話だけど、脳にどこにも異常は見当たらなかった。ついでに彼氏の方も検査したけど、右手の怪我以外はいたって良好だね。よかったね、すぐに退院してもいいよ?」

「あの、インデックスはどうなりました?」

「ああ、あの子ね? 学園都市にIDのない人間が三人も這入り込んでいたことに驚いたけど、医者である僕は、誰であろうと患者を診ることが仕事だ。それで彼女だけど……大丈夫、異常は一切なかったよ。付き添いの二人が魔術とかいっていたけど、少なくとも科学の面からは異常は一切ないね。今も病室ですごい勢いで病院食を平らげているよ? あの子の胃袋がどうなっているか、気になるくらいにね?」

「そうですか……よかった」

 冥土返し(ヘヴンキャンセラー)のお墨付きをもらい、美琴は安堵のため息をついた。

「僕から伝えられることはこれだけさ? 事の顚末は彼氏から訊くといいよ?」

 そういい残し、カエル顔の医者は病室から立ち去った。美琴はその背に頭を下げた。

「……ほんと、あの人には世話になりっぱなしだよな」

 すぐ傍で聞こえた声に振り向くと、上条がいつの間にか目を覚ましていた。

 あくびを噛み殺し、美琴の方を向くと片手を上げる。

「よお、目が覚めたかビリビリ中学生」

 なんてお前がいうなという台詞をいってのけた。

「ビリビリっていうな! 私には御坂美琴って名前があるっていってんでしょうが!」

 毎度毎度の応酬だが、さすがに病院内なので美琴は電撃を出すことは控えた。代わりに恨みがましい目で上条を睨む。

「ははっ、知ってる。俺の命の恩人の、御坂美琴センセーだろ?」

「そうそう、命の恩人の、御坂美琴センセー……って、命の恩人?」

「なんだよ、自分がやったことを忘れたのか? 俺を光の羽根から、守ってくれたじゃねえか」

「確かにそうだけど、命の恩人って……ええ?」

 美琴にとって上条は妹達も含めた命の恩人である。その上条から命の恩人だといわれたことに、美琴はひどく当惑した。

 確かに美琴は自分の意思で上条を守ろうと決意したが、その上条本人からお礼をいわれるとは露にも考えていなかったのだ。

 上条が当たり前のように見返りを求めず、誰かのために右手を振るうように、美琴もただやりたいことをやっただけである。

「ありがとな、美琴」

 でも、こうも率直にお礼をいわれることに、こうも喜びが生じるなんて美琴は思ってもいなかった。

 美琴達が救われた後、病室で美琴がお礼をいった時、上条がどこか照れたように笑っていた気持ちがわかったような気がした。

 だから、あの時いった彼と同じ言葉を返す。

「私はただ、自分のためにやっただけよ」

 そういって美琴は満面の笑みを浮かべた。

 上条はぽかんとした表情で美琴の顔を見つめると、不意に頬を赤らめ顔を思い切り逸らした。

 今までにない上条の反応に、今度は美琴がぽかんとするが、それがどのようなことを意味するか思い当たった瞬間、笑みを意地の悪い子悪魔のものに変えて、上条に詰め寄った。

「当麻、実は照れてる?」

「て、照れてねえよ!」

 大きな声であからさまな嘘をいってのける。

 美琴はますます笑みを深め、更に顔を近づけた。

「じゃあ、こっち向いてみなさいよ」

「いやいやいや上条さんはただ今取り込み中でしてその要望には答えられそうにありません」

「なによー。今さっき目が覚めたばかりじゃない」

「そ、そりゃあそうだが、のっぴきならない事情がございましてですねー……」

 いつもは上条の何気ない言葉や仕草に翻弄されている美琴だが、ここぞとばかりにノリノリで逆襲していた。

「私の顔を見るのもいやなの?」 

「そんなわけないだろ? ってか、お前わかってやってるだろ!」

「なにがぁ? 私にはよくわかんないんだけどぉ」

 猫かぶりで答える美琴に、上条は自分の髪を思いっきり掻き乱した。

「だー! これでいいんだろ!」

 美琴の真正面にまだ微かに赤い顔を向け、目と目を合わせる。

「えっ、あ……うん」

 突然の反撃に美琴は頬を紅潮させ、目を泳がせた。

「うっ……」

 借りてきた猫みたいに大人しくなった美琴に、上条の頬も同じ色に染まる。

 しばし無言で見つめあう二人。

 美琴の瞳は潤み、次第になにか決意をしたかのような色が混ざり始めた。

 震える喉を無理やり押さえつけ、重大な言葉を紡ごうとする。

 だが、上条がその言葉をいわせないとするかのように、張り上げた声でいった。

「ああ! そ、そういえばインデックス達がどうなったか気になるだろ!? 悪いなー、すっかり教えるのが遅くなっちまって!」

 うはははーと白々しい馬鹿笑いをする上条を、美琴は恨みがましい目で睨む。

「……バカ」

 しかし上条は聞こえていないのか、あえて聞こえていないふりをしているのか、構わず言葉を続けた。

「さっき先生がいってた通り、インデックスは無事だ。魔術的な面でも問題ないらしい。もちろん後遺症とかも一切ない。んで、俺たちは無断で教会が施した『首輪』を破壊しちまったんだけど、今のところ神裂たちも含めてお咎めはなしらしい。インデックスも本来ならすぐに本国に戻せって話なんだけど、実際は様子見らしく、俺たちが保護するって形をとることになった。ああ、あと神裂とステイルは本国に帰ったぞ。最後になんかステイルが『これで勝ったと思わないことだね。いずれ僕はインデックスを取り戻しに行く。……まあ、もっとも君が彼女をどうこうするはずもないけどね』とかなんとかいってたけど、アイツ、なにがいいたかったんだろ?」

 首を捻る上条に、美琴はステイルの言葉が何を指しているのか察し、声を若干裏返しながらいった。

「べ、別にそんなのどうでもいいじゃない! そ、それよりも私たちがインデックスをどうするかの話が重要でしょ? 保護しろっていわれても、私は学生寮でしかも黒子と同室だし」

「ああ、それなら問題ないぞ」

「……アンタまさか、インデックスは俺の方で預かるとかバカなこといい出さないわよね?」

「ん、んなわけねーだろ!」

 上条は一応そのことも考慮に入れていたのだが、美琴の殺気混じりの鋭い声に慌てて否定した。

「俺の担任の先生は、街中で家に帰れずにうろついている学生を保護しててな。だから頼み込んだら、しばらくの間はインデックスを預かってくれると思うけど」

「でも、ずっと預かってもらうわけにはいかないでしょ? その先生にも悪いし、そもそも私たちがインデックスの保護者を任されたんだから」

「だよなー。わかってんだけど、今のところ他に手立てが考えられねえ」

 頭を抱えながら上条が唸る。美琴も考え込むが良い案は思い浮かばない。

(そもそも住んでる場所が問題よね。普通にマンションとか借りてるならいいけど、私も当麻も学生寮に住んでるわけだし。だからインデックスと一緒に住むわけにはいかないのよねー。どうにかならないもんかしら?)

 そこでふと自分の思考に引っかかりを覚えた。

(んん? 住んでる場所が問題? 住んでる場所が問題なら――)

 まるで世界が祝福の光に包まれたかのような、名案が浮かんだ。

 もし美琴が冷静であるか、または読心能力者が思考を読み取り「いや、それはねーよ」と突っ込んでくれたら、これから起こるとんでもない事態は回避できたかもしれない。

 だが美琴の熱に浮かされ暴走した思考は、とどまることをしらない。

(どうせいつもの――ことだし、だから――それで――なら……)

 あらゆる事態を想定し、美琴は自分が望む理想を追い求め、最大電力を捻り出せるような無駄な演算能力を発揮する。

 上条から見れば、突然硬直したかと思ったら、ぶつぶつと何やら呟き始めた美琴は、どこか脳に異常があるのではと勘繰りたくなる状況だ。

「な、なあ美琴。悪いことはいわないからさ、もう一度検査受けといた方がいいんじゃねえか?」

 心配そうに声を掛けるが、美琴は突然立ち上がるとこういった。

「っしゃあ、これでいける!」

 とてもお嬢様とは思えない勇ましい声に、上条はどん引きだった。

「み、美琴さぁん? ホ、ホントに大丈夫なのでせうか?」

 当の美琴はいつかの戦闘時のような凛々しい顔立ちで、上条の顔をじっと見据える。

 妙な威圧感に押され、たじろぐ。肉食獣に睨まれる草食獣の絵柄が浮かんで弾けた。

「当麻」

「は、はいいぃっ! な、なんでございますでしょうか、おぜう様!」

 美琴のたった一言が、ずしりと重く心を押さえつける。今の心境は正に、強敵のボス相手に逃げられない勇者のものだ。

 絶体絶命という四文字が、光の羽根が舞い降りた時よりも身にしみて感じられる。

 だが、美琴が次にいった言葉は拍子抜けするような内容だった。

「とりあえずインデックスを迎えに行って、退院しましょう。今後インデックスをどうするかは私が考えとくから安心して」

「……へ?」

 異様な気配をまとっていた美琴が、至極まともなことをいっている。

「大丈夫。私に任せなさい」

 なのに何故か素直に頷いたら駄目だと、上条の第六感が告げていた。

「いや、でもなあ?」

「アンタもアンタで大変なことになるから、私に任せなさい」

「大変って、なんのこと――」

「任せなさい」

「は、はい……」

 自信に溢れた態度でいい切る美琴に、上条はとうとう頷いてしまった。それが苦悩と不幸と、ちょっとした幸せの始まりになるとは知らずに。

「よし、それじゃあインデックスを迎えに行こっか」

 先ほどの異様な気配はどこへやら、美琴は清々しい笑顔でそういうと、上条の手を引いた。上条は促されるまま立ち上がる。

「……なんか、すっげー嫌な予感がするんだが」

 上条のぼやきのような呟きは、上機嫌な美琴には届かなかった。


 



 それから一週間もの時間が経過し――






 常盤台のとある学生寮の一室にて。

 御坂美琴はある決意を実行に移すことにした。

 世界にとってはほんのちっぽけなことで、今日も今日とて地球は回るが、ソレを実行すると自身の世界がまるっきり変わってしまうかもしれない。

 実際、学園都市のレベル5がこんなはしたないマネをすれば、非難されることは間違いない。

 特に今はいない黒子の反応を想像するだけで、悪寒と嫌な汗がひかない。

 間違ったことかもしれないし、やめるべきことではあるだろう。

 しかしソレを実行しても、後悔だけは絶対にしないことだけはわかっている。

 むしろしなかった方が絶対に後悔する。ここでチャンスを逃し、もしも他の誰かにかっ攫われることでもあったら、それこそ死ぬほど後悔する。

 敵は大勢いるが、この勝負に負けるわけにはいかなかった。

 だから御坂美琴は、なにがなんでも勝利の栄光を掴みに行くのだ。


 この物語の、たった一人のヒロインになるために。


「……見てなさいよ。私がどれだけ本気か、わ、わからせてやるんだから」

 頬を赤く染め、美琴は段ボールに衣服を詰め込む作業を中断して呟いた。

























































 お待たせしました。吸血殺し編の始まりです。
 ……姫神の出番がかなり遅くなりそうな気がしますが、気にしないで下さい。

 美琴の白い電撃についてですが、感想に書いた通り一方さんの黒翼と似たような能力で、私なりの解釈を加えてみました。
 観測したはずなのによくわからないとかねーよ、などありましたら容赦なく感想に書き込んで下さい。反論が多ければ修正します。
 ……でも実際詳細は不明なんですよね。

 今までバトル続きだったので、いちゃいちゃ分を多めに入れました。しばらくはこんな感じの内容が続きそうです。
 戦闘中でもいちゃついてた気がしますが、やはり日常の中でのいちゃいちゃもいいものです。

 追記
 更新は二週間に一度となりそうです。もしかするともっと遅くなるかもしれませんが、が、頑張ります。


 次回はおわかりの通り、上条さんが大変な目に遭います。


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