これは、某双子座の弟によりその出番を奪われた男の物語。
『聖闘士せいや!~シードラゴン(仮)の憂鬱~』
改め
『聖闘士星矢~ANOTHER DIMENSION海龍戦記~』
~作中参考年表~
1986年(原作“聖闘士星矢”第1話/海龍戦記第24話~)
1986年(海龍戦記外伝~氷原の戦士達~)
1984年(海龍戦記/B海斗14歳 第2話~)
1980年(海龍戦記/B海斗10歳 第1話)
1975年(海龍戦記/A海斗17歳 第1話)
1973年(原作“アテナ降臨”)
1743年(聖戦“LC冥王神話”/ND冥王神話)
1500年(聖戦“LC冥王神話”)
1257年(聖戦“LC冥王神話・外伝”)
1015年(海龍戦記外伝1015/キタルファ17歳)
1014年(聖戦・ギガントマキア/キタルファ16歳)
※A海斗→原作世界:海将軍シードラゴン
※B海斗→作中世界
<設定&登場人物の章>(第34話時点)/ネタ記載あり
名前の後ろはその人物の出典です。作中では性格や役割、立ち位置などが魔改造されていますので外見イメージの参考程度に。
注釈なしは原作(漫画版車田星矢)です。
小説→ギガントマキア LC→ロストキャンバス冥王神話 ND→車田冥王 アニメ→TVアニメ 劇場→映画版 エピG→エピソードG
■女神(アテナ)の聖闘士(セイント)
この世に邪悪がはびこる時に現れるという希望の闘士。
神話の時代より彼ら聖闘士はアテナを守り、そして共に地上の平和を脅かそうとする神々や邪悪な存在と人知れず戦い続けていた。
なお、この世界における神々とは「大いなる意思」、「神々の意思」を宿した人間である。
人の内に眠る小宇宙(コスモ)という核を燃やし爆発させることで、原子を砕く人知を超えた破壊の力を生みだす。
その拳は空を裂き、大地を砕く。
聖闘士は自らの星(88の星座)の定めとその実力に応じ、聖域(サンクチュアリ)から神話の時代より受け継がれている聖闘士の証である「聖衣(クロス)」と呼ばれる鎧を与えられる。
聖闘士は有事の際にそれを身に纏い戦う。
星座が長い歴史の中でその数を変えているように、聖域でも把握できていない“失われた聖衣”も存在する。
聖闘士級の実力があっても88の星座の宿命を持たない者には、動物やエレメントをモチーフとした特殊な聖衣が与えられる場合がある。
そういった“特殊”な聖闘士は、宿命に依らない本人の実力を認められてなるため、青銅聖闘士以上の力を持つ者が多い。
●禁
究極とも言える破壊の術を身に着けた聖闘士はアテナにより武器を持つ事を禁じられている。
例外として、極めて限定的な状況においてのみ用いる事を許された武器が僅かではあるが存在する。
ちなみに、御者座のソーサーやケルベロス座の鉄球、アンドロメダの鎖は“武器”ではない。攻撃に特化するスクウェアチェーンがあるのに“武器”ではない。
ペルセウスの盾も、カメレオン座の鞭も、射手座の弓矢も“武器”ではない。
◆青銅(ブロンズ)聖闘士……88の聖衣、聖闘士の中でも最も多くの聖闘士が存在し、現在その聖衣の数は48種とされている。
年齢的にも若い者が多く、十代前半が大半を占めている。
聖闘士の中でも基本的な能力を備えた者であり、位で言えば下級である。しかし、音速に達する拳を持つ彼らの戦闘力は常人の比ではない。
青銅聖衣は身に纏う部位が必要最低限に留められている事もあり、プロテクターとしての防御能力は上位聖衣に遥かに劣る。
その反面、上位聖衣には無い聖衣特有の機能を備えた物も存在しており、鳳凰星座の聖衣は灰と化しても蘇る自己再生能力を備えている。
○子馬座(エクレウス)の海斗(カイト)<原作1:オリジナル9> / 義務と権利と義理と人情
・必殺技(エンドセンテンス・レイジングブースト・ダイダルウェイブ・偽ジャンピングストーン・偽エクスカリバー)
・超必殺技 / 小宇宙ゲージ100%消費(ホーリーピラー・ハイドロプレッシャー・アナザーディメンション・グレートホーン)
・EX超必殺技 / 体力ゲージ点滅時のみ、小宇宙ゲージ100%消費、当たれば死ぬ(ギャラクシアンエクスプロージョン)
孤児の身であったが幼少時にグラード財団に引き取られ、そこで同じ境遇の100人の孤児達と出会い共に過ごす。孤児達の中では最年長。
財団代表城戸光政の命により聖闘士となるべくギリシアに送られた海斗は、師アルデバランの下での四年間の修行を経て教皇からエクレウスの聖衣を与えられる。
直接的な打撃を駆使する接近戦よりも、その圧倒的な拳速から生じる衝撃波や高めた小宇宙を相手へ叩き付けるといった中距離戦を得意とする……はずが、現在ではジャンピングストーン(もどき)やエクスカリバー(もどき)、零距離ホーリーピラーなどを繰り出す高機動型接近戦野郎に。
その本質は、海皇ポセイドン率いる海闘士(マリーナ)の精鋭、七人の海将軍(ジェネラル)の筆頭である海龍(シードラゴン)。
覚醒当初は聖闘士と海闘士の違いに色々思うところがあったが、最近は“もうどうにでもなれ”と開き直っている。
第4話でエクレウスの聖衣を纏うものの第5話にて早々に大破。
新生聖衣登場!と張り切ってみればオイシイ所をシュラに持っていかれる。
本人の与り知らぬところで色気の無い妙なフラグが立つ。
レベルアップしたと思ったら戦う相手もレベルアップ。
これからもきっと海斗はこんな感じ。これがこのお話の主人公。
○天馬星座(ペガサス)の星矢 / 後半影薄い原作主人公・訓練されたシスコン
・必殺技(ペガサス流星拳・???・???)
星の子学園という孤児院で姉と生活していたが、グラード財団によって姉と引き離される。
そのご城戸邸にて同じ境遇の100人の孤児達と共に過ごす事に。海斗ともそこで知り合ったが、特に親しい間柄と言う訳でもなかった。
グラード財団代表城戸光政の命により聖闘士となるべくギリシアに送られる。
六年後、見事ペガサスの聖闘士となって帰国した星矢であったが、城戸光政と交わした約束である『姉との再会』は果たされなかった。
城戸沙織によって提示された『ギャラクシアンウォーズに優勝すれば姉の捜索に手を貸す』という言葉を信じ、星矢は聖闘士の掟を破り青銅聖闘士同士の私闘へと向かう。
ちなみに美穂という同じ孤児院で過した“幼馴染”のガールフレンドがいる。
○アンドロメダ星座の瞬 / 常に手加減
・必殺技(ネビュラチェーン・???・???)
城戸光政によって集められた100人の孤児の一人であり、無限の射程と自己再生、自律機能すら備えた恐るべき鎖を用いて戦う聖闘士。
当然の事ながら、鎖は武器ではないのでセーフ。
戦いを好まない心優しい少年であり、その佇まいや仕草、容姿も相まって女性と見間違える者も少なくない。
兄である一輝の消息を求めてギャラクシアンウォーズに参加した。
○龍星座(ドラゴン)の紫龍 / (青銅)最強の盾と(青銅)最強の拳
・必殺技(廬山昇龍覇・???・???)
城戸光政によって集められた100人の孤児の一人であり、最強の硬度を誇る盾と拳を備えたドラゴンの聖闘士。
強力な聖衣を脱ぎ捨てて自身を追い詰める事によりその力を高める事が出来るという特殊スキル『背水の陣』をマスターした男。聖衣涙目。
師童虎の教えもあってかなりの博識であり、聞けば大抵の質問には答えられるのだが聞かれる事は少ない。なので自分で言う。
○白鳥星座(キグナス)の氷河 / 和菓子の師は和菓子も同じ
・必殺技(ダイヤモンドダスト・カリツォー・???)
城戸光政によって集められた100人の孤児の一人であり、原作中で母親が描写されている数少ない存在。
聖衣の上からさらに凍気のガードを施しており高い防御能力を持つ。
同様に攻撃に凍気を纏わせる事により相手の攻撃を封じる、反射する、広域への攻撃も可能とそのポテンシャルは非常に高い。
黄金聖闘士カミュの三人の弟子の一人であり、その教えを最も色濃く受け継いでいる。
目の前で母と死別した過去を持ち、重度のマザコンとなってしまう。なってしまうが劇場版での絵梨衣、原作外伝でのナターシャなど女性縁は星矢級。
カミュとの縁もあり、聖闘士となった後の海斗と交流があった。
○鳳凰星座(フェニックス)の一輝 / 一輝なら仕方がない
・必殺技(鳳凰幻魔拳・???)
城戸光政によって集められた100人の孤児の一人であり、瞬の兄。
古武道を学んでいた事、兄としての自覚からか、幼少期は礼儀正しく弱者を思いやる事の出来る男の中の男として皆から一目置かれていた。
しかし、暗黒四天王を引き連れて帰国した一輝からはかつての面影は失われ、兄を追い求めていた瞬ですら戸惑う程の変貌を遂げていた。
大抵の事は『一輝だから』で済まされるゆで理論の体現者。
現在は独自の目的を持って星矢達とジャンゴ一党との戦いを傍観している。
○一角獣星座(ユニコーン)の邪武 / キャラ被るから
・必殺技(ユニコーンギャロップ・ユニコーンドリル)
城戸光政によって以下略。
城戸沙織に崇拝にも似た感情を抱いており、沙織のためになら死ねる男。馬。
沙織派筆頭であるが故に、姉派筆頭の星矢とは何かと反目しあっているが、周りから見れば強敵と書いて“とも”と呼ぶ関係にしか見えていない。類は友を呼ぶ、とも言う。
ブラックユニコーンとの戦いで新技を会得するも、聖衣は大破し本人は重傷。今後の出番が危ぶまれる。
○海ヘビ星座(ヒドラ)の市 / 勝敗は常に顔で決まる
・必殺技(メロウポイズン)
城戸光政によって以下略。
『ざんす』というたった一言で己のイメージを変貌させた男。
不気味枠からお笑い要員へ華麗にクラスチェンジ。
○大熊星座(ベアー)の檄 / 熊殺し
・必殺技(ハンギングベアー)
城戸光政によって以下略。
ロッキーの山林で何万頭もの大熊を絞殺した男。一度御祓いに行くべき。
○狼星座(ウルフ)の那智 / パーフェクトゥ
・必殺技(デッドハウリング)
城戸以下略。
星座だけなら主役を張れる男。
聖衣の着衣シーン、中の人の補正もあってアニメ版の方がネタ度が高い。
原作では一輝によって酷い目にあったがこの世界では苦労人というポジションを得た。
○子獅子星座(ライオネット)の蛮 / ネタ
・必殺技(ライオネットボンバー)
以下略。
○六分儀座(セクスタンス)のユーリ<小説> / 小説版では悲劇に見舞われたが、この作中では原因が取り除かれたので一安心
・必殺技(???)
聖域にて助祭を務める銀色の髪の少女。星を観る事で世界に起こる異変や邪悪の胎動などを観測している。
◆白銀(シルバー)聖闘士……中級聖闘士。その聖衣の数は24種とされている。
青銅聖闘士を大きく上回る戦闘力を持ち、聖域の実質的な実行部隊とも言える存在である。
聖衣はプロテクターとしての面がより強調され強度も増しており、身に纏う部位も青銅聖衣と比較して広くなっている。
……が、女性が纏う聖衣は“何故か”青銅聖衣よりも、下手すれば雑兵のプロテクターよりも守備範囲が狭かったりする。
後進の指導に当たる者も多く、青銅聖闘士の師としての顔を持つ者もいる。
年齢的には十代後半の者が多い。
○蛇遣い星座(オピュクス)のシャイナ / 誇りと敵意とツンとデレ
・必殺技(サンダークロウ)
聖闘士でも数少ない女性であり、女性聖闘士の掟に従い仮面を被っている。
カシオスというモヒカンの弟子がいる。
海斗曰く、同じ年(14歳/12話時点)とは思えないけしからんスタイルの持ち主。
日本人(シャイナにとって外国人)である海斗や星矢、魔鈴をあまり良くは思っていない。
自分の力量と、聖闘士となるに至るまでの努力に対して強い誇りを持っており、それ故に海斗に対して怒りをぶつける場面も。
口もガラも悪いが、姐御肌であり意外と面倒見は良い。
実は妹分もいるとかいないとか。
○鷲星座(イーグル)の魔鈴(マリン) / クール系ドS
・必殺技(イーグルトゥフラッシュ・流星拳)
聖闘士でも数少ない女性以下略。
星矢というシスコンの弟子がいる。
海斗曰く、同じ以下略。
周りの事は正直どうでもいい様子。知り合いだから相手してやるか程度。
恐らくは日本人であろうが、その素性を知る者はいない。
口は悪く、言葉のナイフが星矢のライフを削り取る。でも何だかんだで面倒見は良い。
○杯座(クラテリス)のセラフィナ<オリジナル:9/LC:1> / 天然脱力系勘違い妄想娘
・必殺技(スターダストレイン)
聖闘士でも数少ない女性以下略。
ジャミールの地でムウや貴鬼と共に暮らしている。
非常に希少な癒しの力を持つ聖闘士。それ故にその存在は聖域でもごく少数の者しか知らされていない。
小宇宙こそ白銀聖闘士として十分な大きさであるが、単純に戦闘能力だけで見れば青銅級。
争いを好まない穏やかな性格であるが、聖闘士としての自覚や意識は海斗のソレよりも遥かに高い位置にある。
21話にて、とうとう脱ぎ担当となった。
海斗は一度引っ叩かれてもよい。
ムウ曰く、阿呆ですか貴女は。
○巨犬座(カスマニヨル)のシリウス
・必殺技(?)
とても頑張った。
○ヘラクレス星座のアルゲティ
・必殺技(コルネホルス)
頑張った。
○銀蠅座(ムスカ)のディオ
・必殺技(デッドエンドフライ)
もう少し頑張りましょう。
○アルター(祭壇座)のニコル<小説> / 夏でも黒服
・必殺技(???)
若くして助祭長となった海斗と同年代の青年。知的かつ爽やかな正統派美形。
小説版ではこの方も悲劇に見舞われたが……この世界は別世界なのでセーフ。
海斗の立場を理解している人物の一人であり苦労人。
◆黄金(ゴールド)聖闘士……88の聖闘士の最高位。黄道十二星座を司る聖闘士。聖衣は12種。
太陽の光を蓄えた黄金に輝く聖衣を纏い、小宇宙の真髄・超感覚セブンセンシズを極めた最強の聖闘士。
その拳は音速を超え光速に到達する。
聖衣に蓄えられた太陽の力、エネルギーを強大な小宇宙で制御する事で様々な奇蹟とも言える現象を引き起こす。
ある者は放った拳の質量を変化させ、ある者は星すら打ち砕くエネルギーを生みだし、ある者は時空間を歪め、ある者は黄泉の国への扉すら開くと言う。
まさしく一騎当千の存在であり、それ故に黄金聖闘士同士が一つ所に集まり任に当たる事など無いに等しい。
年齢的には二十代の者が多く、アテナを補佐し聖域を統べる教皇となる人物は、代々黄金聖闘士の中から選ばれている。
この部分がアニメと原作で最も祖語の生じる箇所であり、アニメでの教皇アーレスは「先代教皇の弟」という世襲制を匂わせる設定となっていた。
アテナ神殿、そして教皇の間へと続く十二宮と呼ばれる宮に彼ら黄金聖闘士は居を構えているが、教皇からの勅命や後進への指導等もあってそこを留守にする事が多い。
聖域には常に二、三人いるかいないか、といった具合である。
○牡羊座(アリエス)のムウ / 絶対に怒らせてはいけない白羊宮24時
・必殺技(クリスタルウォール・???・???)
ジャミールの地にて聖衣の修復を行っている物静かな人物。
この時代で破損した聖衣を修復する事が出来るのは彼一人であり、数百年前の聖戦により失われた大量の聖衣の修復・再生こそが彼に与えられた何よりも優先すべき使命である。
その実力は黄金聖闘士の中でも一目置かれており、教皇もそれは認めている。
しかし、聖衣修復を優先として教皇からの勅命を拒否するムウの姿勢には一部の黄金聖闘士から疑問の声が上がっている。
澄まし顔でさらりと毒を吐くSッ気の強い方。
○牡牛座(タウラス)のアルデバラン / 多数の非常識の中の常識は非常識な苦労人
・必殺技(グレートホーン・???)
黄金の野牛の異名を持つ豪快な性格の巨漢。
海斗の師である。ダイダルウェイブの派生であるハイドロプレッシャーはグレートホーンの影響を受けている。
修行中、海斗が実力を隠していた事を薄々見抜きながらも、あえてそれに触れる事はせず見守っていた。
クセ者揃いの黄金聖闘士の中でも数少ない良識人。故に貧乏くじを引く。
○双子座(ジェミニ)のサガ / 黄金聖衣が裸体にジャストフィット
必殺技(ギャラクシアンエクスプロージョン・アナザーディメンション・幻朧魔皇拳)
現在空位とされるジェミニの黄金聖闘士。
現教皇であるが、その事実を知る者は少ない。
無人のアテナ神殿、先代教皇、射手座の黄金聖闘士、海斗をジェミニの黄金聖闘士候補とする等、その行動・言動には不可解な点が多い。
幼少期に封じられた太陽神アベルと接触があった模様。
○蟹座(キャンサー)のデスマスク / デ落ちとは言わせない
・必殺技(積尸気冥界波・積尸気鬼蒼炎・???・???)
口が悪くやや斜に構えた様子で物事を語る事があるが、教皇に対しての忠誠は厚い。
黄泉の国への扉を開き、死者の魂を糧とする死を司る聖闘士。
○獅子座(レオ)のアイオリア / 問答無用
・必殺技(ライトニングボルト・???)
聖域の守護を主な任とする黄金聖闘士。
普段は雑兵と同じ服装をしており、一般層や下級の雑兵達の中にはアイオリアが黄金聖闘士である事を知る者は多くない。
何事も自分の目で確認しないと済まない性質であり、暇な時には巡回と称して聖域内をうろうろとしている事が多い。
それもあって星矢とは顔見知りであり、弟分として何かと気に掛けている。
普段は落ち着いた好青年の様子であるが、いざという時には頭よりも身体が先に動く熱血漢である。
リトスの出番はGの最終回次第。
○乙女座(バルゴ)のシャカ / 悪霊退散陰陽師
・必殺技(カーン・???・???・???・???)
アテナの聖闘士にとって異教である神を信仰する異色の聖闘士。
常に瞳を閉じており、日々の多くは自らの宮で瞑想する事に費やされている。
仏陀の生まれ変わりとも言われ、その小宇宙は黄金聖闘士の中でも抜きんでている。
教皇に進言できる数少ない人物の一人であり、教皇もまたシャカに頼る事がある。
破損したエクレウスの聖衣を新生させる切欠を作った人物の一人であるが、その思惑は不明。
○天秤座(ライブラ)の童虎 / 色々と無理がある
・必殺技(???)
齢250を越える老師と呼ばれる人物。
前聖戦より数百年の時を生きている最古参の聖闘士。
前聖戦の生き残りである老師の聖域における影響力は、現教皇以上であるがアテナより承った使命の為に中国五老峰に留まり続けており、聖域の動きに対して介入をする様子は見られない。
アテナの命により封じられた冥闘士の魂を監視する役目を与えられており、五老峰の大滝の前から動く事はない。
動く事はないハズなのだが、アニメ版では川に入ったり家でご飯を食べたり木陰から弟子を見守る等、かなりフリーダム。
○蠍座(スコーピオン)のミロ / お前の覚悟を見せてみろ
・必殺技(スカーレットニードル・リストリクション)
誇り高き黄金聖闘士。
その誇り故に、アイオリアの力を認めつつも、反逆者の弟である、というわだかまりを捨てきれないでいる。
激情家であり敵に対しては苛烈なまでの攻めを見せるが、仲間と認めた者への情は厚い。
○射手座(サジタリアス)のアイオロス
・必殺技(アトミックサンダーボルト・インフィニティブレイク)
サガとは同世代の黄金聖闘士でありアイオリアの兄。
十一年前(12話時点)にとある大罪を犯したとして聖域より抹殺指令を受け、黄金聖衣と共に消息を絶つ。
○山羊座(カプリコーン)のシュラ / ミスターブシドー
・必殺技(エクスカリバー・ジャンピングストーン)
極限まで鍛え抜かれた四肢を刃と化す聖闘士。
その拳は聖剣(エクスカリバー)と称される。
使命や修行以外に興味を示す事はあまり無く、ストイックな性格である。
“天然”の空気に毒されたのか、少し丸くなった。
○水瓶座(アクエリアス)のカミュ / 私の弟子は氷河だけですが何か?
・必殺技(ダイヤモンドダスト・オーロラエクスキューション・???)
氷の闘法を極めた静の聖闘士。
常にクールであれ、を持論としており、彼が取り乱したり慌てたりする様子を見た物はいない。
正反対の性格とも言えるミロとは何故か馬が合い、聖闘士としての仲間というよりも良き友人としての付き合いをしている。
○魚座(ピスケス)のアフロディーテ / 力こそ正義
・必殺技(ブラッディロース・ピラニアンローズ・ロイヤルデモンローズ)
小宇宙を直接的な破壊の力としてではなく、“特性の変化”に特化させた、シャカとは別の意味で異質な能力を持った聖闘士。
薔薇を用いるその戦法は、一対一よりも多対一に向けられており、拠点防衛にこそ真価を発揮する。
◆聖域関係者
○ゴンゴール<オリジナル>
・必殺技(ダンシングタップ)
海斗とエクレウスの聖衣を争った聖闘士候補生。
相手が悪すぎた、としか言いようがないが、海斗と戦う運命になった時点で聖衣とは縁がなかった。
悪どい事もしたが、根っからの悪人という訳ではない。
再登場のチャンスはあるのか?
○カシオス
シャイナの弟子であり星矢とペガサスの聖衣を争う聖闘士候補生。
巨漢がモヒカンなのかモヒカンが巨漢なのか。
原作開始時で実は15歳。
身長2メートル、体重120キロオーバーでも15歳。
ふしゅらしゅら~。
実は兄がいる。
○ジャンゴ
聖闘士候補生最強と目されていた男。
私怨を胸に海斗に挑むが、当の海斗はその事実を綺麗さっぱり忘れていた。
海斗に敗れた後、色々あってデスクィーン島送りとなる。
○貴鬼 / 超能力少年
異能の力を秘めたジャミールの民の少年。
ムウの下に引き取られ、セラフィナと共に姉弟のように育つ。
まだ6歳(12話時点)なのに異常なまでに高い精神年齢はセラフィナのせいかムウのせいか。多分両方。
■海皇ポセイドンの海闘士(マリーナ)
海皇ポセイドンとは、神話の時代、アテナと地上の覇権をめぐり争った神の一人。
海を統べる神。
長い神々の闘いの歴史の中ではアテナと共闘する事もあった。
海闘士は鱗衣(スケイル)と呼ばれる鎧を身に纏い、聖闘士と同じく小宇宙を燃やして戦う。
海闘士の中でも特に強大な力を持つ者は海将軍(ジェネラル)と呼ばれる。その人数は七人。
海の魔物を模した鱗衣を纏った彼ら海将軍は、各々七つの海を支配している。
厳しい修練の果てに資格を得る聖闘士とは異なり、海闘士は資質を持った者が鱗衣に選ばれる。
ちなみに聖闘士の聖衣は海闘士の鱗衣に対抗するために創り出された物である。
海闘士における雑兵と呼ばれる者たちも鱗衣を身に纏っており、その力は青銅聖闘士に匹敵する。
聖闘士とは異なり武器の所有に制限は無い。雑兵は基本的に皆武器を所有している。
海斗は特殊な例外であり、資質を持ち鱗衣にも選ばれていたが肝心の鱗衣を手にする事が出来なかった。
そのため海龍(シードラゴン)としての技は使えても、鱗衣に宿った特殊能力は使えないのが現状である。
◆海将軍……海闘士最強の闘士。彼らの戦闘能力と身に纏う鱗衣の能力は、黄金聖闘士に匹敵する。
○海龍(シードラゴン)カノン / 流転
・必殺技(ゴールデントライアングル・ギャラクシアンエクスプロージョン)
前世界(原作)、そして現世界で海将軍筆頭として海皇ポセイドンの名の下に海闘士を統べる海将軍。
本来、海龍の鱗衣は海斗が身に纏う筈であったが……。
エクレウスの聖衣を纏った海斗と“私闘”を繰り広げ、自身深手を負うも海斗を倒す。
意識を失った海斗の止めを刺そうとしたところを、サガから持ちかけたられた取引によって思い留め、一度はその場から退く。
部下が言う事を聞かなくなってきているのが最近の悩みらしい。
○海魔女(セイレーン)ソレント / 理想を求める者
・必殺技(???)
海将軍の一人。
表の顔は音楽生であり、天才的なフルート奏者として広く知られている。
純粋な心の持主であり、海斗の命を救おうとカノンに進言する等、決して心から争いを望んでいる訳ではないようだ。
犠牲を強いる事、己の罪。
全てはポセイドンによる地上粛清の果てにある「心から清らかなる者達が生きる世界」という、理想郷の実現を信じて彼は闘う。
○クリュサオル クリシュナ / 最強の槍と最強の盾
・必殺技(???)
海将軍の一人。
全ての邪悪を貫く黄金の槍を持った海闘士。
■冥王ハーデスの冥闘士(スペクター)
◆冥闘士
○天魁星メフィストフェレス<LC>
・必殺技(マーベラスルーム・流星拳)
黒いシルクハットにタキシード、赤い蝶ネクタイを着け一見紳士然とした謎の男。
前聖戦の最も深い部分に関与しており、ペガサスやジェミニだけではなく、女神アテナや冥王ハーデスの運命すら翻弄した。
○天雄星ガルーダのアイアコス<原作:3/LC:7>
・必殺技(ガルーダフラップ・スレーンドラジット)
■アスガルドの神闘士(ゴッドウォリアー)
オリンポスの神々とは異なる神話「北欧神話」における神々の王オーディンによって統べられた極寒の地アスガルド。
アテナに聖闘士があるようにオーディンにも神闘士と呼ばれる戦士がいる。
神闘士は神闘衣(ゴッドローブ)と呼ばれる聖衣に似た鎧を身に纏う。
北斗七星に連なる“七星”と呼ばれる七人と“神代”と呼ばれる五人と合わせ、神闘士は十二人とされている。
神話の時代よりオーディンは地上に降臨していない。
現在では“オーディンの地上代行者”と呼ばれる者がアスガルドを統べている。
ここ数百年は代々の地上代行者が“アスガルドの平穏”を重視していた事もあり、地上世界との間に大きな戦乱などはない。
聖域とは年に数回、互いに使者を送る程度の関係はあるが、基本的に“互いに不干渉”である。
・七星
TVアニメアスガルド編に登場したゴッドウォリアーの事です。
劇場版「神々の熱き戦い」と設定を統一するためアニメ版のゴッドウォリアーを「七星」という括りで表現しています。
七星ではないゴッドウォリアーは劇場版のキャラクターです。
彼らは便宜上「神代」と呼称しています。
七星と神代では設定が被るキャラがいますので、そこには魔改造が入ります。
◆“オーディンの地上代行者”
○ヒルダ<アニメ>
ワルハラ宮にてアスガルドを統べる現代の地上代行者。フレイという兄とフレアという妹がいる。
争いを好まぬ心優しき少女。
◆教主
○ドルバル<劇場>
“オーディンの地上代行者”を補佐する、聖域での教皇とも言える立場にある男。
◆神闘士
○神代ロキ<劇場>
十二人の神闘士の一人。
五人の神代と呼ばれる神闘士の一人。
ドルバルに対して崇拝とも言える忠誠を誓っている。
■その他
○城戸光政
世界有数の財団であるグラード財団の代表にして実質的な支配者。
国内から世界から、身よりの無い子供達百人を集め聖闘士とするべく彼等にとっては死地とも言える場所へと送り出した。
その真意は……。
○城戸沙織
城戸光政の孫娘にしてただ一人の肉親とされている少女。
実質的なグラード財団の後継者であり、蝶よ花よと溺愛されて育った為か、その思考は中世貴族社会的であった。
同年代の星矢達は自分の使用人以下の存在だと思っていた事もあり、その行為・行動は子供の我が儘を超えていた。
○辰巳徳丸
城戸沙織の護衛兼世話係兼孤児組の教育係。剣道三段。
城戸家に忠誠を誓っており、沙織に反抗的な態度を取る者は許さない。
その為に城戸家に反抗的な星矢や一輝、年長の責任だとして海斗を目の敵にしていた。
○聖良(せいら) / 記憶を失くした少女
エキドナとして海斗の前に立ち塞がった少女であったが、それは何者かに操られての事であった。
呪縛から解き放たれたものの、肉体的、精神的なダメージが大きく、意識を取り戻した時には記憶の大半を失っていた。
聖良という名前はセラフィナが名付けたものであり、彼女の本来の名前に「音」が似ているらしい。
■ギガス(神族)
◆ギガス……神話の巨人。オリンポスの神々が統治した後の地上で暮らす全ての生命の敵対種族。大神ウラノスと大地母神ガイアによって生み出されたオリンポスの神々を倒す使命を与えられた神族。
現在、その最大の特性であった不死の肉体を封じられており、多くのギガスはゴーレムにその魂を宿す事で現世に干渉している。
僅かではあるが、人の肉体を依り代として復活をした者もいる。
○パラス(ギガス十将)<オリジナル>
ピンドス山脈の“門”より出現したギガス。アフロディーテに敗北。
○グラティオン(ギガス十将)<オリジナル>
ジャミールにてセラフィナを確保すべく襲撃を仕掛けたギガス達の一人。海斗に敗北。
○アグリオス(ギガス十将)<オリジナル>
ジャミールにてセラフィナを確保すべく襲撃を仕掛けたギガス達の一人。シュラに敗北。
○トオウン(ギガス十将)<オリジナル>
ジャミールにてセラフィナを確保すべく襲撃を仕掛けたギガス達の一人。シュラに敗北。
○ポリュボテス(ギガス十将)<オリジアンル>
ピンドス山脈の“門”より出現した、現代の聖域が最初に確認したギガス。登場する事もなくシャカに敗北。
○エウリュトス(ギガス十将)<オリジナル>
デルピュネによって聖域に召喚されたギガス。
混乱の中、他のギガス達を引き連れて十二宮を突破しようとしたが、双児宮にて遭遇した海斗と戦い敗北する。
○エンケラドゥス(ギガス十将)<オリジナル>
デルピュネ、エキドナとともにジャミールに現れたギガス。
エトナ山の地下洞窟にてシュラに敗北する。
○紅玉(アントラクマ)の鉄(ジギーロス)<エピG> / ギガス九兵神
デルピュネによって聖域に召喚されたギガス。巨人像を依り代として蘇った。
シリウスたち白銀聖闘士を圧倒したが、その場に駆け付けたアルデバランと戦い敗北。
○白(レウコテース)の風(アネモス)<エピG>/ ギガス九兵神
デルピュネによって聖域に召喚されたギガス。巨人像を依り代として蘇った。
ミロと戦い敗北。
○黒(メラース)の雷(ブロンテー)<エピG>/ ギガス九兵神
デルピュネによって聖域に召喚されたギガス。巨人像を依り代として蘇った。
アイオリアと戦い敗北。
○紅(ポインクス)の熔岩(リュアクス)<エピG>/ ギガス九兵神
デルピュネによって聖域に召喚されたギガス。巨人像を依り代として蘇った。
デスマスクと戦い敗北。
○群青(キュアノス)の炎(プロクス)<エピG>/ ギガス九兵神
デルピュネによって聖域に召喚されたギガス。巨人像を依り代として蘇った。
シャイナ、魔鈴と戦い圧倒するが、その場に現れたアフロディーテと戦い敗北する。
○魔双犬のオルトロス<小説>
エトナ山の地底湖にて海斗と対峙した。
必殺拳“サフィロス・エネドラー”を繰り出し、海斗の“レイジングブースト”と激突する。
傷付いた海斗を見て勝利を確信するが、既に自身が破壊されていた事には気付かぬまま敗北した。
○合成獣のキマイラ<小説>
エトナ山の地底湖にて海斗と対峙した。
海斗に手傷を負わせたものの、その後現れたソレントとクリシュナの存在により追撃を断念。クリシュナと対峙する。
○百頭龍のラドン<小説>
エトナ山の地底湖にて海斗と対峙する。
海斗に手傷を負わせたものの、その後現れたソレントとクリシュナの存在により追撃を断念。ソレントと対峙する。
○デルピュネ<オリジナル> / 永遠を求めし老婆
黒い仮面を着け、妖艶な色気を持った女。その正体は神話の時代より生き続けた半獣の竜女。神々の時代を生き抜いたその力は強大。
不死とも思える程の長い寿命を持っていたが、それに反して肉体の老いを留める事は出来なかった。
ギガスを従えて聖域に侵攻する。これはデルピュネの独断である。
聖域にあるとされるアンブロシアと神酒ネクタール(セラフィナの力)を手に入れる事で永遠の若さと完全なる不死を得る事が目的であったが……。
ジャミールにて海斗と戦い、聖域にてシャカと戦う。
その後、エトナ山の地下洞窟内で海斗と戦い敗北した。
○エキドナ<オリジナル> / 翻弄されし者
白い仮面を着けた少女。デルピュネとともにジャミールに現れ海斗と戦う。
戦いの中で敵であるはずの海斗に降伏を迫りながら、デルピュネの命に無条件で従う等、その行動には奇妙な違和感があった。
その正体は精神を操作された人間であり、聖闘士の資質を持つ少女であった。
精神支配から逃れ、正気を取り戻したものの、その後ポルピュリオンの手によって重傷を負う。
一命は取り留めたが……。
○アルキュオネウス(ギガス神将)<オリジナル>/ 大往生
ギガスの王であるポルピュリオン直属の戦神。
神屠槍(カタストロフ)という必殺の拳の持主。
シュラのエクスカリバーを正面から打ち砕き、彼を瀕死にまで追い込んだが、右腕を捨ててまで放たれた“二振り”のエクスカリバーの前に敗北する。
○トアス(ギガス神将)<オリジナル/小説>/ まさしく愛
ギガスの王であるポルピュリオン直属の戦神。王曰く最強の神将。
スティグマ、アヴェンジャー・ショットという必殺拳を持つ。
一見するとギガスとは思えぬほどに優雅な優男風であり、その物腰も穏やかであるが、“エクレウス”に対しては異常なまでの執着を見せる。
海斗を前に、その口から語られたのは“エクレウス”との千年の因縁であった。
○ポルピュリオン(ギガスの王)<オリジナル>/ キカ●ダー
ギガスの王様。
他のギガス達を贄としてガイアの加護を蘇らせた。ガイアの加護とは“地上(地球)にある限り不死身”“ガイアの子であるオリンポスの神々に対して絶対的優位”であるというもの。
ギガス達は“オリンポスの神々を追い詰めた”と言ってるワリにあっさり退場しましたが、作中でアルキュオネウスも言っていますがそれは敵が“力ある人間”であったためです。
人間相手に“神々への絶対的優位”なんて加護は発揮しませんので。不死身を封じられた以上、純粋な力量勝負でした。先手必勝の。
●オマケ
◆千年前の聖闘士。
完全にオリジナル設定なので、ギガス編以降の本編で語られる事は多分ないです。
○エクレウス/シードラゴンのキタルファ
ペガサスのシェアトの弟。兄の事は嫌いではないが、優先するのは妹の方。兄妹仲は良い。
高い戦闘力と忠実に任務をこなす姿から、上からの信頼は厚い。しかし、それは地上の平和を守るという使命感からではなく、私的な、身内の平和を守る為であった。
聖戦終盤にギガス復活の報を受け、周囲の制止を振り切って“ギガントマキア”へ向かい、そこで業を負った。
聖戦終了後、誰にも知られる事なく聖域から姿を消したが、その翌年に海将軍シードラゴンとして再び姿を現した。
海皇の力によって世界中に止まない雨を降らせ未曾有の水害を起こそうとしたが、師であったカストルに討たれその17年の生を終えた。
遺体はなく、その最期がどのようなものであったのかはカストル以外誰も知らない。
自らの行いを恥じ海中にその身を沈めたとも、ギャラクシアンエクスプロージョンによって消滅したとも、アナザーディメンションによって異空間に葬られたともいわれるが……。
○ジェミニのカストル
キタルファの師であり、当時の聖闘士の中でも最強と呼ばれた男。
我の強い黄金聖闘士たちの中で数少ない周囲に気を配れた者であり、その誠実さと穏やかな性質から次期教皇として期待されていた。
その事について、カストルは厄介事を押し付けられていると思っていた模様。
内心では辞退したかったのだが、他に誰ができるのかと涙ながらに教皇に説かれ続け渋々同意したという経緯がある。
聖戦を生き残り、皆に請われる形で教皇となったが、その一年後のキタルファとの戦いの後に自ら教皇の座を退き、聖戦の生き残りであるタウラスにその座を譲り隠遁した。
キタルファとの戦いがどのようなものであったのか、それを彼が口にする事は生涯なかったとされる。
○タウラスのエルナト
豪放磊落を体現し、戦場においては闘将と呼ばれた男。聖戦の中で片目と利腕を失う。
当時の黄金聖闘士の中でも最年長(30代)であり、教皇、カストルと並び聖域での人望は厚い。
キャンサーのアルタルフからは、親しみと悪意を込めて“オッサン”と呼ばれていた。
後に、カストルより教皇の座を引き継ぎ聖域を治めた。
○アルター(祭壇座)のエイリア
まるで男の娘。
説明終了。
○訓練生の少年
数年後、周囲の予想に反し見事青銅聖闘士として認められた。
さらにその数年後には、獅子座の黄金聖闘士となる。
○ペガサスのシェアト
キタルファの兄であり、ペガサスの青銅聖闘士。
仁智勇に優れ、その力は黄金聖闘士と並ぶと言われていた。
常に女神アテナの傍らにおり、最期の時までアテナを守りとおした。
実は、猪突猛進熱血野郎なのだが、兄としての立場がそれを自重させていただけである。
○キャンサーのアルタルフ
傍若無人で気分屋。
行動の基準が“楽しいか楽しくないか”という、聖闘士の最高位である黄金聖闘士としてはかなり問題のあった男。
また、聖戦中には単身冥界に乗り込んでみせるなど、周囲が驚くような破天荒な行動も見せていた。
ちなみに、教皇が他の黄金聖闘士に次期教皇の件を持ちかけたところ、
アリエス「見て分れ、聖衣修復に忙しい」
タウラス「性に合わん」
キャンサー「面倒」
レオ「カストルに一票」
バルゴ「興味ありません」
ライブラ「五老峰に帰る」
スコーピオン「柄じゃない。カストルを推薦する」
サジタリアス「後進の指導が忙しいのでお断りいたします」
カプリコーン「他を当たれ」
アクエリアス「貴方に頼まれた書の編纂作業でそれどころではありませんが? この量が見えませんか? 耄碌しましたか?」
ピスケス「お断りします。どうしてもと仰られるなら、教皇には補佐役として残って頂きますが? 私としてはカストルをお勧めします」
要約すると、このような返事が返って来た。