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No.17560の一覧
[0] 【完結】ホームレスは好きですか!?(リリなの 転生 原作知識なし)御礼作品投稿[tapi@shu](2012/09/10 03:10)
[1] ─第1話─[tapi@shu](2010/04/12 15:45)
[2] ─第2話─【大幅修正】[tapi@shu](2010/04/25 22:14)
[3] ─第3話─【修正】[tapi@shu](2010/04/25 22:16)
[4] ─第4話─[tapi@shu](2010/04/12 22:08)
[5] ─第5話─[tapi@shu](2010/04/13 22:53)
[6] ─第6話─[tapi@shu](2010/04/17 00:06)
[7] ─第7話─[tapi@shu](2010/04/17 12:42)
[8] ─第8話─[tapi@shu](2010/04/22 21:47)
[9] ─第9話─[tapi@shu](2010/04/25 00:31)
[10] ─第10話─[tapi@shu](2010/04/29 06:50)
[11] ─第11話─[tapi@shu](2010/04/29 22:34)
[12] ─第11.5話─[tapi@shu](2010/05/03 14:41)
[13] ─第12話─【修正・補足】[tapi@shu](2010/05/09 15:07)
[14] ─第13話─[tapi@shu](2010/05/12 02:05)
[15] ─第14話─[tapi@shu](2010/05/27 22:42)
[16] ─第15話─[tapi@shu](2010/05/27 22:45)
[17] ─第16話─[tapi@shu](2010/05/27 22:46)
[18] ─第17話─[tapi@shu](2010/05/29 20:31)
[19] ─第18話─[tapi@shu](2010/06/03 00:58)
[20] ─第19話─[tapi@shu](2010/06/07 20:40)
[21] ─第20話─[tapi@shu](2010/06/10 00:39)
[22] ─第21話─[tapi@shu](2010/06/12 01:34)
[23] ─第22話─[tapi@shu](2010/06/15 22:44)
[24] ─第23話─[tapi@shu](2010/06/21 07:42)
[26] ─第24話─[tapi@shu](2010/06/25 13:50)
[27] ─第25話─[tapi@shu](2010/06/28 21:13)
[28] ─第26話─[tapi@shu](2010/06/29 17:58)
[29] ─第27話─[tapi@shu](2010/07/03 00:41)
[30] ─第28話─[tapi@shu](2010/07/05 17:32)
[31] ─第29話─【一部加筆】[tapi@shu](2010/07/06 22:35)
[32] ─第30話─[tapi@shu](2010/07/10 00:02)
[33] ─第31話─[tapi@shu](2010/07/11 11:05)
[34] ─第最終話─[tapi@shu](2010/07/11 12:37)
[35] あとがき[tapi@shu](2010/07/12 08:50)
[36] ─番外編1─「すずか、アリサちゃんを見守ります」[tapi@shu](2010/07/14 07:57)
[37] ─番外編2─「魔法考察 全」[tapi@shu](2010/07/19 14:33)
[38] ─番外編最終話─「アリサインマジカルワールド他一点」[tapi@shu](2010/08/05 23:07)
[40] ─アリサEND─[tapi@shu](2010/08/27 10:36)
[41] ─特別番外編─[tapi@shu](2011/01/02 23:54)
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[17560] ─第20話─
Name: tapi@shu◆cf8fccc7 ID:eb73667d 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/06/10 00:39
「ええと、なのは?」


俺の突然の申し開きに驚いたのか、オロオロしながらなのはにどう答えればいいのか聞いてるようだった。

俺からすれば電気を使えるようになれるのは心強いというのはもってのほか、他にも色々と応用性ができそうだ。

例えば……売るとか?

まぁそれはあくまで例え、どちらにしろ魔法が使えるのなら使えて損はないというのものだ。

それこそ、夢のあの機能も出来るやもしれぬ。


「そういう時はこう言えばいいんだよ。 だが断──」

「それ使い道間違ってるから」

「え!? さ、最初に言ったのは一郎君だよねっ!?」

「……記憶にない」

「ひどっ!」


思い違いも腹正しいものだ。

そういう名言を原作も読まずに、どうせあの作品で使ってたから使ってみたいなとか思ってるに違いない。

勉強して来いって感じだよ、まったく。


「師匠って、何すればいいかわからないんだけど?」

「笑えばいいと思うよ」

「え?」

「冗談。魔法の使い方と電気の作り方を教えてほしいのです」

「電気の作り方?」

「フェイトちゃんって電気出せるよね? それを教えてほしいって言ってるんだよ、一郎君は」

「あ、うん。でも、あれってなんか出来ちゃったんだよね」


フェイトが言うには、魔法を使う頃には、自然と魔力を電気に変換できるようになっていたとのこと。

なのははそれができないということだから、その魔力の変換? ってやつは才能の問題なのかもしれない。

そうなると、俺が電気を生み出せる可能性もあるが、逆に出来ない可能性もあるということになる。

『魔力があれば誰もが何でも自由に使えるのが魔法』というイメージがあったのに、そのイメージが覆られそうだった。

いや、覆ったのかな。

どちらにしろ、そうなるとフェイトに師匠を頼む以前に、自分の魔法の資質とやらを知る必要性が出てくる。

その資質を見極めたいのだが、なのはとフェイトもやり方はよく分からないとのことだった。

となれば、分かる人に聞くしかない。誰か暇な人はいないか。

そんなことを考えていたときに病室にやってきたのは昨日ぶりのリンディさんだった。

やってきた理由は俺にではなくなのはに用事があったようだが、このチャンスは見逃せない。

話が終わったと思われるタイミングで、俺が思ってる疑問をぶつけてみることにする。


「貴方の魔法の才能?」

「はい。分かりますか?」

「そうね。蒐集の影響を調べたりするために一応調べさせてもらったわ。その時に調べたのは魔力とレアスキルの確認とかね」


魔力は入院当日に聞いていた。なのはの半分……って途中で俺が遮って最後まで聞いてなかった。

そして、レアスキルときたか。名前からして珍しい能力のことなのだろう。

うん、日本語訳しただけだけど。


「レアスキルはなかったわよ。そして魔力値はCランクといったところだったわ。詳しいことはもっとちゃんとした検査をしないと分からないけど」


なのはの半分ほにゃららというのは、聞いていたのだが、魔力値C……それは多いの? 少ないの?


「ちなみになのはちゃんは、AAAらん ──」

「やっぱり飲む。なのはの血を飲むから、その魔力量よこせ!」

「む、むちゃくちゃだよ、一郎君」


なんなんだよAAAって。

俺が半分くらいって言ったからせいぜいAぐらいかなと思ったけど……やっぱりなんなんだよ。


「なのはのくせに生意気だぞ!」

「そ、それは負け台詞だと思うの……」

「ごめん、この病室一人用なんだ」

「出て行けってこと!? ここは個室でもないの……」


いいんだ。俺は他の部分できっと勝ってるから。

例えば人生……は引き分けだよな。

ホームレスと魔法少女……うん、同じレベルだろう。

頭の良さは、むしろ比べたくないぐらいなので評価に入らないとして、運動能力なら俺の方が上だろうな。


「フェイトちゃんはね、私と同じぐらいすごくて運動もすごいんだよっ」


俺はなのはと比べてるから良い。

あれだろ? フェイトって子は異世界の子なんだよね? 宇宙人でしょ?

なら地球人と比べる方が間違いだよ

ほら、どこかの宇宙最強種族にくらべたら地球人最強も影が薄くなるじゃん、それと同じだよ。

そういえば、なのはの家族もすごかったよな……

あ、そっか。

そうか、前提が間違えてたのか。

なのはも人外だから極めて一般人な俺と比べること自体がおかしいのか……はは。


「……ハハハハ」

「い、一郎君が壊れた……」

「ちょっと怖い」


どーにでもなれー。

分かったよ、なのは。これからはもうちょいなのはには親切にしてあげるよ。

だって、不親切にしてその不気味な戦闘力で「汚物(ホームレス)は消毒だー」なんて言われたら、敵わないもんな。











カートリッジシステムという、システムがあるらしいということを小耳に挟んだ。

これは入院中になのはに話をしに来た人が言っていた言葉である。

このカートリッジシステムと言うのは魔力を溜めて一時的に爆発的に魔力を挙げるドーピングみたいなものらしい。

その代わり身体に負担がかかるとのことだった。

この話、一見俺に関係なさそうだが、実はかなり利用価値のある話題なのだ。

カートリッジシステム……魔力を溜め込むということ、ここが重要だ。

フェイトが使うような電気は魔力が基となる。つまりは魔力を溜めるのと同じように応用して電気を溜められるようになれば、わざわざ自分が電気を使うまでも無いことになる。

いや、自分でも使えるようになることが出来れば、俺の僅かな魔力でも溜めに溜めればかなりの量になるはずだ。

他にも、このカートリッジシステムとやらを使えばかなりエコな魔力利用が出来ると踏んだ。

こうなると俺のホームレスなエコ魂に火がつく。

ともすれば、まずは魔法を使えるようにならないといけないと言う結論から外れることは無く、勉強する必要が出そうだった。

だのに……勉強する方法が無かった。

なのははそもそも電気はダメだったし、結局フェイトには、そういうのはちょっとと言う感じに断られてしまった。

つまり八方塞である。

そうなれば最悪は独学でやるしかないのだ。

ただ、そうなると教材みたいのもないといけないし、そもそもそれでも限界があるというもの。

俺の今持ってる技術のほとんどは忍さんに教えてもらったものだし、実際にそういう人に教えてもらうと言うのは、とても重要なこと。


「はぁ……」


誰に言うでもなく、ため息が出る。

せっかく新たな可能性が出て来たと言うのに、その可能性を活かすことができなさそうなのだから、ため息の一桁や二桁出るものだ。

そんな俺の悩ましい姿を見たなのはが反応した。


「どうしたの?」

「いや、色々と悩み事」

「相談に乗るよ?」


いつもと寸分違わぬ笑顔で断言した。

今日はすでにフェイトとリンディさんも帰って、明日には退院するのみとなっている。

このまま何も動かずにただ退院のときを待てば、今後一切魔法に関わる機会は無くなるかもしれない。

なのはを介せばそうはならないとも言えなくもないが、俺が例の闇の書の事件に巻き込まれたことで、なぜかなのはは、


「私が一郎君を護ってあげる! だから、安心していつも通りに生活してていいよ!」


とやる気満々なのだ。

別に護らなくても良いのに、そもそもなのはに関わる方が危ないって言われたよね?

心の中ではそう思ったが、なのはに言われたことが少し嬉しかったので言わなかった。嬉しかったと言うことも言わなかったけど。

俺は女の子に護られるほど弱くない……とは思ってるのだが、なのははやる気なので止めることは出来ない。

俺は人の意思は尊重するからね。

閑話休題。

魔法をどうやって使えるようになって、生活に活かす話だった。

例えば、電気は言わずもがな電力にまわせる。火が使えるなら、生活はさらに便利に。風が使えれば風力発電。

水があれば生活に困ることが無いし、氷とかはあるのかな? そうすれば冷蔵庫も要らない。

いや、電気が使えれば冷蔵庫も使用できるので氷はいらないか。

どちらにしろ、前提は魔法が使えるようになることである。

何度も言うがここが最重要事項。

なので、もうなりふり構っていられないか。


「なのは、やっぱり俺に魔法を教えてくれないか?」

「あれ? 私じゃダメだったんじゃないの?」

「もうしょうがないかなと思って」

「しょうがないで私になっちゃうんだね……」


俺がそういうと少し落ち込んで、何かブツブツ言っていた。「私ってそんなに頼りにならないのかな」とか言っていた。

特に最後の一言の「一郎君ともお話が必要なのかな?」はなぜか背筋に凍りつくような感覚が襲った。

なぜだろう、お話って一番の平和的な解決のはずなのに。

それはともかく、無事になのはとの魔法の練習も約束でき、魔法についてはこれで一安心して退院が出来そうだ。


「あ! でも教えられるのは、今回の事件が終わってからだよ?」


魔法を使えるようになるのはまだ先の夢になりそうだ。











ついに退院した。

あの管理局と言う魔法の世界とはお別れである。今後何かの縁がない限りはもう来る事は無いだろう。

帰る中間地点で、アースラと言うまさに宇宙戦艦と言う感じのものに乗ることができた。

それはもう興奮した!

男たるもの宇宙戦艦の言葉に反応しないはずがないじゃないか!

魔法はまだ乙女チックなと思う節もあるが、宇宙戦艦は別だ。

ちなみにどれくらい興奮したかと言うと、YOU将来ここのスタッフになっちゃえYO! と言うほどである。

通訳するなら呆れられて、もう管理局に就職しちゃえばって感じだ。

宇宙戦艦のクルーと言えば魅力的な仕事に見えるが、できれば働きたくない……って駄目人間の言葉そのものような気がする。

それはさておき、ようやく我が故郷というのにはいささかの語弊があるかもしれないが地球に戻ってきた。

暖かかった病院とは違い寒い。ここ海鳴市の冬の寒さは中々のものなのは、毎年の経験で分かってはいたが、やはり寒い。

しかし、この寒さを感じてこそ現実と言う感じもする。

いつのまにかこの冬の冷たさも自分の人生の一部と化していたと言うことだろう。

そう思えば、この寒さもちょっと良いかもしれな──


「そんなわけあるかっ!」


寒いのはやっぱり嫌だ。

死ぬ。

本気で凍え死ぬ。

帰ろう。

我が家は防寒完備の整ったダンボールに、暖かいコタツが俺を待っている。

愛しのダンボールハウスへいざ帰還。


「そ……そんな馬鹿な!?」


自分の目を疑った。

帰ってきた愛しの場所には、見るも無残なダンボールの山。

電気家具は無傷だったが、ダンボールはボロボロだった。

一体何が起きたのか分からなかった。

かつてはあんなにも輝いて見えたダンボールが今では、薄汚いごみの山と化しているではないか。

おかしい……そう、おかしいのだ。

ダンボールがこんな風見えるはずが無いのに、そう見えてしまうのが。


「うぅ……泣きたくなるが、残ったものでも何とかすれば」


今は冬。活発に活動するにはどう考えても、無理がある時期。

なので残っているもので何とかしなくてはならない。

俺の技術ならこの程度……修正出来るはず。

じゃなければ俺の住む家が無いのだから! 命がけなんだから直さなければ!

言うが早いか、行動する。


「ああ、ここをこうつなげて……お、これは意外と」

「ここは外して他の部分に回すと……あれ? 思いのほか……」


初めて作ったときから改良・修正はしてきたものの全体の改造はしてこなかったので、良い機会だったのかもしれない。

前には見えなかった粗が見えてきたり、無駄な部分省略して、より効率的に。


「ふむ、あとはここをこうくっ付ければ……出来た!」


気付けば前よりも完成度が高まったダンボールハウスが出来た。

なんと、今回の家は収縮可である。

これなら細かいスペースに収納することも出来る、便利だね!

少ないスペースも綺麗に活用し埋めることが出来る……なんということでしょう、これこそ匠ならではの業。


「これはむしろ、ホームレス狩りの人にお礼を言わなくてはいけないのでは無いだろうか?」


狩ってくれたおかげで、お金は手に入る、魔法を知ることが出来た、我が家のリフォームが出来た。

今ではあのホームレス狩りは、幸福を運ぶ妖精だったのではないかと思う。あの死の宣告をする妖精とは真逆の。


「今度あったら礼を言うか」


そう心に留めて、この世界に帰宅一日目は多少早い時間だが眠ることにした。














{結局なのはになったとさ。まぁ初対面の人にいきなりフェイトが魔法を教えられるとは思わなかったので。次回から展開はカオスに!? 予告通りかになるかは作者にも分かりません}


Q&A
いくつか気になる質問があったので簡単にお答えします。

Q:魔法とか関わる必要あるの?
A:あります。作者がやりたいネタがいくつかあるので、そのための布石みたいなものです。

Q:魔力低いとか死亡フラグ?
A:作者は戦闘描写が特に苦手です。もともとこのような拙い文がさらに酷くなります。あとは、どうなるかはお楽しみと言うことで。


最後に、この作品は作者がやってみたいネタをひたすら晒しているものとお考えくださいね。


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