【俺の日記】(勝手に見たら胸揉む)
『5月15日 晴れ
愛さんを説得して滞在許可を得た俺は、プライベートスペースとして二階の空き部屋を宛(あて)がわれた。んで、その部屋でなぜか日記帳を発見。俺の覇道を記録に残すのもいいかもな、と思いこうして日記をつけることにした。
……というのは建前で、本当の理由は、以前の俺のようにいつまた急な死が訪れるとも分からないので、俺が生きた証というのを残しておきたいと思ったからだ。実際、管理局に入局したら危険な任務とかあるだろうし。まあ俺は死なないと思うけどね。オリ主だし。
前置きはここまでにして、本日の出来事。
リリカル世界に転生して二日目、ようやっと住居を確保した。その名もさざなみ寮。ちなみに女子寮だ。(ここ大事)
しかし、確保したのはいいのだが、この寮の住人はみんなどこかおかしかった。口の悪い女漫画家、管理人兼料理人の十一歳の少女、ケンカばかりしてる二人の女子高生、あと巫女さんとか。まあ、ここら辺はまだいい。
だが、ネコ耳女、幼女に変身するキツネ、幽霊、翼生やしたテレポーターなどの人外連中は何なのか。ここってリリカル世界だよな? ネコ耳女とかは使い魔だとして、幽霊ってなんじゃい。
気になったので奴らに問いただしてみたのだが、魔法? 何それ? 美味しいの? と返されてしまった。どうやら奴らは魔導師や魔法関係者ではないらしい。
じゃあテメエら一体何なんだ? と思って俺が疑わしげな目で見ると、幼女がピカチュウみたいに電気をビリビリし始めたので追及するのは止めといた。巫女さんが幼女をなだめてくれたので電気を引っ込めたが、奴は完全に俺を殺る気だった。俺が何をした。
人外連中に関わるのはなんか危険っぽいので、気にするのは止めにしておこう。愛さんが言っていたように、しばらくしたら慣れるかもしんないし。
今日は色々あって疲れた。もう寝る。いい夢が見れるといいのだが』
『5月16日 晴れ
なぜか巫女服を着た見知らぬ女に電撃で丸焼きにされる夢を見た。
最悪な夢を見たからか背中が寝汗でびっしょりになっていたので、一階にある風呂に入ることにしたのだが、そこには先客が居た。
脱衣所と浴室を隔てるガラスに女性のシルエットが写っているのを確認した俺は、迷うことなくガラス戸を横にスライドし桃源郷へと足をふみ入れた。「ありゃ、入ってたのか、気付かなかった」と言うつもりだった。
が、なぜかそこから先の記憶がぷっつりと途切れており、気が付けば俺は寮の庭にあるバスケットゴールにパンツ一丁で磔(はりつけ)にされていた。そしてその下にはそんな俺をビデオカメラで撮影している女漫画家の姿があった。俺の身に一体何が起きたのか、今でも分からない。
それはともかく、今日は昨日会話することが出来なかった人物と話す事が出来た。この寮の管理人兼料理人の女の子だ。
いや、会話と言うには語弊があるか。なにせあいつ、なにを話しかけても「えへ、えへ」としか答えなかったし。日本語で喋れっちゅうねん。
今日の特筆すべき出来事はこのくらいか。これ以外の時はリビングに置いてあるゲームで遊んだり、バスケットコートでスリーポイントの練習とかしかしてねえし。寝る』
『5月17日 晴れのち曇り
愛さんが本格的に俺の両親や家の捜索を始めた。色々とコネがあるらしく、すぐに見つけてみせると豪語していたが、存在しないものは見つかるはずがない。ご苦労なことである。
世話になる人間を騙すのは気が引けるが、これも俺の覇道のため。愛さんには涙をのんでもらおう。なにより、女子寮から離れたくないし。
この女子寮の住人はみんなどこかおかしいが、美女、美少女ばかり。女だらけの中に男が一人というラブラブでひなひななシチュエーションなのだ。俺がここを出て行く時は管理局に入局する時くらいだろう。
管理局。問題はこれだ。
どうやって管理局と接触しようか。魔法関係者と知り合いになるのが手っ取り早いのだろうが、はやてやなのは達とのフラグは初日に折れてしまったし、いきなり現れて「俺を管理局に紹介してくれ」とか言ってもドン引きされるだろうしな。出来るなら自然な流れで管理局と遭遇したいものだ。
ここはやはり闇の書事件まで待って、クリスマスにすずかやアリサのように病院付近で戦闘に巻き込まれる、という形がベストかな。そこで俺の魔法無効化能力を管理局に見せつければ、あっちの方からスカウトしてくるだろうし。
そしてアースラに乗せてもらってミッドチルダに行き、管理局員として八面六臂(はちめんろっぴ)の大活躍の末、いずれはなのはと双極をなす管理局のエースオブエースに。うはww俺頭良いwww
そうと決まれば話は早い。クリスマスまではやることも特に無いし、今はのんびり女子寮生活を楽しむことにしよう。この寮の住人は見た目だけは良いからな。エロいハプニングとか期待大だ。もしハプニングが無くても自分から作り出せばいい。それだけのこと。さて、寝る』
『5月18日 今日も晴れ
今日は休日。いつもは学校やら仕事で居なくなる住人も、朝からまったりとしていた。
女子高生二人が毎度のごとくケンカしたり、巫女さんが手のひらサイズの幼女と談笑したり、金髪幽霊が刀に変身したり、テレポーターが突然リビングに現れたり、小学生がプロ顔負けの料理作ったりしていたが、なんかもう慣れた。人間の適応能力舐めたらいかんね。
こんなおかしな住人達だが、お菓子をくれたり、一緒にゲームで遊んでくれたり、お小遣いくれたり(まあ、愛さんにも割ともらってるんだけど、ありがたく頂戴することにしている)、話し相手になってくれたりと、予想とは逆に俺に結構良くしてくれる。
普通、突然男が女子寮にやって来たら追い出したり拒絶するもんじゃねーの?
なんて疑問を持ったので、よく話し相手になってくれる女漫画家に聞いてみたら、あいつは「九歳のガキ追い出してどうすんだよ? 馬鹿なの? 死ぬの?」とタバコの煙を俺の顔に吹き付けながらそう返した。
良く考えてみれば、今の俺はまだ身体も未発達な子どもだ。仮に俺が男の本能剥き出しにして住人に襲いかかったとしても、逆に俺がえらい目に遭わされるしな。というか、成人の身体だとしてもここの住人のほとんどには返り討ちにされるだろう。
まあ、俺が子どもだってのを差し引いてもここの住人は善人の集まりだとは思うがな。オーナーの愛さんに感化されたんだろうか?
それでも着替えを覗いたら折檻されたんだけどな。「俺は子どもだぞ、ちょっとくらいいいじゃねーかコラァ」って言ったら更にボコボコにされた。
どうやら子どもだからと言って覗きが許されるわけではないらしい。仕方ない、能動的なエロ行為は控えるとしよう。なぁに、ここは女子寮なんだ。エロハプニングの一つや二つ、すぐに起こる事だろう。
しかし、折檻としてブレーンバスターをかけられるとは思わなかった。背中痛てえ。もういいや、寝る』
『5月22日 曇り
俺がさざなみ寮に来て一週間が過ぎた。愛さんは仕事の傍ら相変わらず俺の親と家を探してくれている。頭が下がるぜ。というか今さらながらに気付いたんだが、記憶喪失じゃなくて、両親が死んで天涯孤独の身になったとでも答えておけばよかった。そうすりゃ愛さんにこんな苦労掛けることは無かったんだがな。ま、今さらだな。
今回掛けた苦労や生活費その他諸々は、将来ちゃんと返さなくちゃなるまい。借りは返す。大事だよな、これは。
それは置いといて、今日の出来事。
女子高生に弟子入りした。何を言ってるのか(ry
と冗談はここまでにして、マジで弟子入りした、というかさせられた。
今日の夕方、毎度のごとく武術の達人並の動きでケンカしている女子高生の二人をうまい棒食いながら見ていた時の事だ。
そのケンカはいつものように関西弁の中華娘が女空手家を中国拳法で叩きのめして終わりを迎えたのだが、その時に俺が不注意にも「あんたらすごいね、どうやったらそんな強くなれんの?」と言ってしまったのがすべての始まりだった。
その言葉を聞いた女空手家が何を勘違いしたのか、「そうか、そんなに強くなりたいのか。なら俺が一肌脱いでやる」と呟くと、いきなり俺に空手を教え始めたのだ。
しかも、それを見た中華娘までもが、「弟子か! ええなあ、弟子。ほんならウチも稽古つけたるわ」とか言いだして、空手の後に俺に中国拳法の鍛錬をつけ始めた。
別に俺はそんなん教わるつもりはなかったのだが、型の稽古している時とか、こう、なんていうか、手取り足取り教えてくれてたから、胸が頭とか背中に当たったりしちゃってさあ。断わるに断われなかったわけよ。
んで、結局そのまま二人の弟子にされてしまったのだ。まあいいけどね。今日やったお遊びみたいな鍛錬だったら、いくらやっても疲れないし痛くもないし。むしろ望むところだ。胸とか、胸とか、あと胸とか。
ああ、あの感触は一生忘れないだろうな。今日はいい夢が見れそうだ。グッナイ』
『5月30日 晴れ(俺の心は曇り)
死ぬ、死んでしまう。
お遊びなんてとんでもねえ。奴ら本格的に俺をしごく気だ。
手取り足取り優しく教えてくれるのは最初だけだった。俺が慣れてきたと見るや否や、体力作りと称してランニングにつき合わせたり、重しを身体に取り付けたりと、段々ハードにしていきやがった。
それだけじゃ飽き足らず、今日は実戦形式で稽古をつけるとか言って容赦なく俺をボコボコにしてくれやがった。あいつらは加減と言うものをしらないのか?
きつくなって途中で逃げても捕まえられてしまい、無理矢理鍛錬を続けさせられる。空手女が言うには「きついのは最初だけだ、すぐ慣れる。それに男ならちゃんと最後までやり遂げろ」とのことだが、男とか女とか関係ないだろと思う。マジ、きつい。
ちなみに、「最後までやり遂げろ」の最後ってなんだ? と質問したところ、一対一で師匠を倒せるまで強くなることだそうだ。ヤムチャ言うな。どんだけ時間かかると思ってんだ。
ああ、身体痛てえ。明日も筋肉痛か。くそ、あの二人いつか絶対ぶっ飛ばしてやる。寝る』
『6月4日 晴れ
朝になって思い出したのだが、今日ははやての誕生日だった。
ヴォルケンリッタースキーの俺としては見逃せるはずもなく、出現したての初々しい彼女達を一目見ようと思った俺は、ちょうど外に買い物に出る女漫画家の車に乗せてもらって山を下り、帰りはバスで帰ると言って駅前で降ろしてもらった。
んで、そこから以前行ったことがあるはやての家に向かって歩いていたのだが、なんとその途中ではやて&ヴォルケンズと遭遇してしまった。
さりげなく会話を盗み聞いたところ、彼女達はデパートに買い物に行くとのことだったので、もう一度顔をよく見るために俺はその場で待機し、彼女達の帰りを待った。
一時間ちょっとして再び彼女達がやって来たので、未来の同僚達の顔を脳裏に焼きつけておこうとガン見してたら、長身のポニーテールの女性、シグナムが俺の方にやってきて、いきなり俺を物陰に連れ込んだ。
連れ込まれた理由は分からないが、これは仲良くなるチャンスかと思った俺は、特別視してもらえるように俺に備わった特殊能力、魔法無効化能力についてシグナムに説明した。でかい胸をガン見しながら。
なぜか殴られた。しかもナックルやらヌンチャクやらで。わけが分からなかった。
わけが分からないまま俺は良い笑顔のシグナムにボコボコにされ、物陰に放置された。あれは本当にシグナムだったのだろうか? 今でも分からない。
その後、放置された俺はなんとか立ち上がってバス停まで歩き、バスに乗ってさざなみ寮に帰還した。
ちなみに、寮に着いた時は満身創痍だった俺だが、今は完治している。金髪幽霊に直してもらったのだ。なんかあの幽霊にはヒーリング能力が備わっているらしく、俺の傷をあっと言う間に治してしまった。もうなんでもありだな、ここの住人。
しかし、なんで俺はボコボコにされたんだ? 理不尽だろ。もういいや、寝る』
『6月13日 晴れのちグゥ
今日も今日とて空手女と中華娘に絞られる一日だった。俺をヨイショするかのように筋がいいとか才能があるとかほざいてたが、いまだにあの二人に一発も攻撃を当てたことがないのに、そんなこと言われても信じられん。
ていうか、あの二人に追いつくには一年や二年ではまず無理だ。身体がガキってのもあるが、奴らの実力は半端ない。実際に殴りかかってみて分かったのだが、本気で襲いかかっても奴らの体に触れることすら敵わなかったのだ。あいつら初期のビーデル並の戦闘力持ってそうだ。
しかし、俺はいつまで鍛錬を続けなけりゃならんのだ。やっぱりあいつらを一対一で倒せるようになるまでか? マジ勘弁してくれ。身体が成熟してない上に相手は達人クラスだぜ? いつになったら解放されるか分かったもんじゃねえ。
まあ、最近は鍛錬にも慣れてきて、身体動かすのがちょっと楽しいかも、とか思い始めてるんだが、それはそれ。基本俺はインドア派だし、オタクだし。やっぱり家の中に引きこもってゲームとかネットしてる方が好きだな。いや、あの二人が学校行ってる間はゲーム三昧なわけだが。
今日も疲れた、もう寝る』
『6月15日 晴れときどきブタ
さざなみ寮に来てから今日で一カ月が経過した。愛さんはいまだに捜索活動を続けてくれているのだが、もう諦めムードが漂ってきている。すっぱりと諦めてくれれば俺の良心も痛まずに済むのだが、愛さんはまだ探し続けるつもりらしい。胸が痛む。
それは置いといて、本日の出来事。
昼に女漫画家の部屋の前を通った時、中から呻き声が聞こえてきたので気になって扉を開けて中を覗いてみたのだが、そこにはカリカリとペンを動かしながら漫画を描いている女漫画家の姿があった。
奴は入口に立つ俺を見るや否や、獲物を見付けたライオンのような目つきをして俺を中に招き入れると、いきなり俺を作業机に座らせて作業を手伝えと言った。
なんで俺がそんなことしなきゃなんねーんだ、と思ったが、かなり切迫しているようだったので仕方なく手伝ってやることにした。
ベタ塗りやトーン貼りといった単純作業を任されたのだが、なんであいつはアシスタントを雇わないのか不思議でしょうがない。プロの漫画家なら普通はアシの一人や二人は雇うもんだろjk。
なんてことを思いつつ三時間ほど手伝ってやったのだが、やつは俺の手際の良さにかなり驚いていた。
分かるまい。俺が前世でエロ同人誌を描いてコミケでサークル参加していたなど分かるまい。
作業終了後、奴はお礼の言葉とお駄賃千円をくれた。よかったらまた手伝ってくれと言っていたが、お駄賃をくれるなら考えてもいいかもしれないな。さて、寝るか』
『6月26日 晴れ晴れユカイ
十日ほど前に女漫画家を手伝ってから、奴は味をしめたかのように頻繁に俺をアシスタントとして使うようになりやがった。
あまりにも便利に使われていたので、お駄賃をもらいながらも少し腹が立った俺は、「テメーでアシスタント雇いやがれ」と言ったのだが、奴はタバコの煙を吐き出しながら、「だってアシ代勿体無いじゃん」なんてのたまいやがった。足の小指タンスの角にぶつけて死んでしまえばいいのに。
朝はランニングとゲーム、昼は女漫画家を手伝って、夕方は中国拳法と空手の鍛錬、夜は住人と遊んだりお喋りしたりと、これが最近の生活習慣になってきている。とても九歳の過ごす一日とは思えんな。
そういえば、勉強はしなくていのか? と以前住人に聞かれたが、俺の大学生並の学力を見せ付けたら何も言ってこなくなったな。ふふん、転生オリ主を舐めるなよ? しかも俺は勉強は割と出来る方なのだ。弟によく勉強教えてたしな。
しかし、弟の奴、俺が勉強教えるたびに、「兄貴は勉強は出来るんだよね、勉強は……」とよく呟いてたのはなんだったんだろうか。今でも気になる。
弟か。あいつ元気でやってるかな。いや、それよりも俺の最後の頼みを聞いてくれたかの方が気になるな。ちゃんと壊してくれたかな。壊してくれたよな? 信じてるぞ、最愛なる我が弟よ。寝よ』
『7月1日 ハレルヤ
今日も鍛錬やら女漫画家のアシで時間が潰れた。やることがゲームくらいしかないから別にいいんだけど、俺が望んでるのはもっとこう、エロいイベントなわけよ。
この寮に来てから結構経つが、想像してたようなエロハプニングなんか全くと言っていいほどなかった。やはり自分から行動を起こさなくてはダメなのか?
でもなあ、折檻受けるのは目に見えてるもんなぁ。もうブレーンバスターは喰らいたくねーし。今度はもっとひどい目に遭うかもしんねーし。
やっぱエロは控えるか。寝る』
『7月20日 雨にも負けず風にも負けず
今日は雨。しかも大雨。ジメジメした嫌な天気だった。
今日はこれ以外に特筆すべき事は無いかな。しいて挙げるなら、幼女が外の雷に反応して負けじと電撃を放ってたってことくらいかな。そういや幼女から美女に変身していたが、別に気にするほどのことではないな。さて、寝るか』
『8月13日 ハーレム作りてえ
きょうは、夏コミに、いってきました。とても、たのしかったです。
くそ、あの眼鏡女め。何がボッシュートだ。俺の青春を返せ。てゆーかエロ本返せ。そして命乞いするような死に方しろ。
あーあ、やってらんねー。寝る』
『8月16日 ぬくもり
俺がさざなみ寮に来てから今日で三カ月が経った。愛さんが、出来る限りのことはやったけど見付からなかった、と俺に謝りに来た。
愛さんはよくやってくれた、謝ることはない、と言ってやりたかったが、んなこと言えるわけねえよな。恥知らずにもほどがあるっちゅーねん。
諦めたように見えた愛さんだったが、細々とだがこれからも定期的に捜索活動は続けるつもりらしい。愛さん、あんたの親切心が痛いよ。
まあいい。クリスマスだ。クリスマスに記憶を取り戻したと言ってこの寮を離れればいい。そうすれば愛さんに余計な苦労をかけなくて済む。
……でも、なーんか嫌な予感がするんだよな。なんでだろ?
気にしてもしょうがねーか。寝る』
パタン。
「ふう。日記書くの癖になっちまったな」
「オリシュくーん、ちゃんと歯みがきしてから寝ないとダメだよー」
「あー、はいはーい。今やるっすよー」
なんか、最近愛さんが母親みたいに見えてきたなぁ。
あとがき(という名のお知らせ)
ゴタゴタしてて更新が遅れました。
えー、今回のあとがきは少しお知らせ的な要素があります。
まず一つ。知らない方もいるかと思いますので補足説明しておきますが、本作品に出てくるさざなみ寮の住人はとらハ2と3のキャラです。本来居るはずの人間が居なくて、居ないはずの人間が居たりしますが、これは本作品の独自設定です。
二つ目。以前感想掲示板にて、空白期はどうするのか? といったご質問がありましたので、今ここでお答えいたします。空白期は……書きます。
空白期飛ばしていきなりSTS、というのも考えたのですが、色々と構成考えてみた結果、やっぱり空白期書いていった方がいいかな? と思いまして。
三つ目。本編引っ張るようで申し訳ありませんが、次の話とその次の話、どちらも外伝を書きます。次回が今回のオリシュの続きで、その次が別の外伝です。
その別の外伝なのですが、これはいつもの外伝と違って、過去の話ではなく未来の話が書かれています。どれくらい未来かというと、時系列的に見てSTSが始まるちょっと前辺りです。
この外伝には、空白期に起こるイベントをすべてこなしてきたハヤテ達の姿が書かれています。よって、伏線、ネタバレの嵐です。ですので、そういったものを見るのは嫌だと言う方は、この外伝は飛ばした方がいいかもしれません。読まなくとも支障は無いようにしますので。
A's編完結してないのにこんな未来の話書くのもアレですが、どうしても書きたくなってしまいまして。ちなみに題名は『それほど遠くない未来のとある一日』です。