【注意!】この回は本編とはあまり関係ない与太話です。ネタだらけです。メタだらけですこの話には「平賀才人」が出てきますが、本編ではありませんし、本編とは違う世界の話ですので多分問題はありません。紳士の社交場にはもう行かないと決めた才人。意外に強めに決意した為、もうその場に寄り付かなくなった。そんな彼だが、今日はノートパソコンを修理に出す為に、町に出ていた。なんだか最近調子がおかしいなと思っていたのだが、最近ついに煙が出てきたので修理に出したのだ。町には自分のように一人でブラブラしている者は少なく、忙しそうに早足で歩くサラリーマン、そして天下の往来でイチャイチャしているカップルばかりだった。イチャイチャするなら場所を選べと思う。自分だって最近出会い系サイトに登録した。後は出会いを待つだけである。そうなれば自分も思う存分イチャイチャしてやるんだ。才人が無駄な決意をしていると、ある看板が目に止まった。『真心喫茶109、すぐソコ』「喫茶店か・・・」たまにはお洒落気分に浸り、喫茶店でカッコよさを勉強するのもいいかもしれない。才人は『真心喫茶109』に足を向けた。カランカラン・・・扉を開けるとそのような小気味よい音がした。「いらっしゃいませー」女性の声である。店内は人がまばらだが、内装は綺麗である。「まだ開店したばかりで、人が少ない時で良かったわね。空いてる席へどうぞ」才人を接客する女性は、彼の目から見ても文句なしの美女であった。加えて雰囲気も穏やかであり、性格も良さそうである。「コーヒーとハムエッグサンド、それとバニラアイスください」「畏まりました。少々お待ちください。オーダーでーす!コーヒーとハムエッグサンドとバニラアイス!」「あいよ」厨房へ消える女性。店の雰囲気はいい。接客の女性も美人だ。看板娘とはああいう人のことを言うんだろうな・・・しばらくして才人が頼んだ品がやって来た。喫茶店にしては大当たりの味の料理に舌鼓をうつ才人。その味を絶賛しようと顔を上げると・・・「よう」「何でいるんだあんたーーーー!!???」紳士の社交場の講師、因幡達也が彼の目の前にいた。「何故いるかだと?この店はベーカリー喫茶の『真心喫茶109』。パン屋と喫茶店を組み合わせたそれ程新しくない喫茶店だ。そして俺はこの店のオーナーだ」「紳士の社交場は如何したんですか?」「飽きた」「飽きんな!?」「盛り上がってるわね、達也。何、知り合いなの?」先程の女性がやって来た。「何だ?俺の女房に惚れたか?やらんぞ」「女房!?」「あはは・・・彼と一緒にこの喫茶店を切り盛りしてる、因幡杏里です。よろしくね」「は、はあ・・・あの・・・」「何だ?」「しつこいようですが、俺の出番は本当にないんでしょうか・・・?」「・・・それは本編に出たいとでも言うのか?」「は、はい・・・一応」「この真心喫茶は色んな人がやって来ます。私たちは彼らの迷いや疑問に誠心誠意答えていくわ。才人君だったわね。その疑問は後で答えてあげるわ」「まずは読者の皆様へ報告しよう。66話の『少女』についてです。彼女を知らずに109を見ている読者は少ないんじゃないかとは思いますが、一応紹介すると、彼女はめりお様の作品『幸福な結末を求めて』の主人公、ラリカ・ラウクルルゥ・ド・ラ・メイルスティアというキャラです。この度作者様の許可を得て彼女を109ワールドに登場させる運びになりました。とはいえ109世界のラリカは転生なんてしてませんし、今の所死んでもいません。他の所で惨死してこそ彼女という意見もあるのは109の作者も存じています。某大型掲示板でも66話のラリカ登場は蛇足だったという声があるのも存じています。ですが、今作109では『死』というものがギャグにできるのはもう主人公の分身が既にやっています。しかも惨い。109作者としては彼女を『109回』に出したからには今後ちゃんと登場人物の一員として動かすと決めてから、めり夫様に使用許可を申請しました。彼女が登場人物として認められなかった場合は、それこそ編集版のままにしていました。いてもいなくても66話開始時点では問題ないのですが、66話完全版を発表した以上、彼女も『109回』世界に存在する登場人物として以降の物語が進行していきます。とはいえ、あくまで『109回』の主人公は達也なのでご安心ください。そしてこれからも彼の分身が酷い目に合うのは変わりません」この作者はどれだけ分身の命を投げ捨てるのだろうか。「物語の展開がやや速めですが、達也とルイズの関係が『義兄妹(笑)』である以上、原作のようなイチャイチャグダグダラブラブな展開は有り得ないのでその辺のイベントは大抵すっ飛ばしています。そのはずなのに70話近くも話が続いているのは何故なんだ?このお話こそグダグダじゃない?どう思う?」「いや、俺に聞かれても」「69話時点で、読者の皆さんは何話目が面白かったか作者は興味津々です。いや、おそらく第28話以降ばかりになると思うんですがね。更にこの作者、ヒロイン(現地妻的な意味で)をまーだ決めかねてます。いや、ルイズはヒロインですが、非攻略対象妹キャラだし・・・攻略できそうで出来ないイ●ヤのような存在だし・・・まあルイズもイ●ヤも大好きなんですけどね。一応ヒロイン及び現地妻候補全員の、大まかなプロットは決まっています。誰にするか決まっていなかったら意味ないんだけどね!あ、あとついでに言えばこの『109回』最終話の内容はもう決まっています。嘘最終話ではない最終話です。はい、決まってますよ?大体67話辺りで決めましたがまだまだ先のことです。両親の敵!で終わるつもりもないぜ!ちゃんとした最終話です。気長にお待ちください」「私とはちゃんと再会できるんでしょうね?」「そんな最終回ありきたりでつまらんがな」「再会させろよ!?」「現時点の問題は『メインヒロイン』を誰にするかです。あ、杏里さん?一応貴女は主人公の心のメインヒロインだから。睨まないでください。俺が言ってるのは、異世界ハルケギニアでのヒロインの話なんだからね」「現地妻を許せと言うのか!?」「現地妻は男のロマンって学院長が言ってた。しかし男が最終的に帰ってくるのは本妻のもとであるとは偉い人が言ってた」略奪愛と言うジャンルもあります?何ィ?聞こえんなぁ?「次に才人の処遇です。使わん使わんと言っていましたが・・・・・・おっとこれ以上は言えねえな」「言えよ!?疑問に答えるんじゃなかったのかよ!?」「少年、世の中には例外と言うのも存在する」「何で俺が例外になってるの!?」「作者はお前を大事にしたいそうだし、教えても別に構わんが・・・面白くないのでパス」「面白いか如何かで決めるな!?」「諦めなさい、夫はこういう人よ」「なお、『真心喫茶』は達也と杏里が召喚騒ぎに巻き込まれず、才人が召喚された原作の現実世界で過ごした際の未来の姿を描いている。喫茶店経営してるんだな。だがこれはX話。本編原作とは全く関係がなさそうなネタ回。時系列など投げ捨てている!つまり才人。このX話でのお前は異世界に召喚されない。おめでとう!」「あ、ありがとうございます・・・?」「いや、お礼言う所かしらそこ・・・?」「なお、本来の原作の設定を借りれば、この才人の隣の席の女の子が杏里ということにしている。だが、才人は召喚されてないし出てくる気配もないし、完全な裏設定だがな。というか人の幼馴染捕まえて郷愁に浸るな浮気野郎」「別世界の俺のことで責めないでください」「というか達也、アンタのやってる事は浮気じゃないの?」「杏里、忘れているようだが、109回世界の俺はお前に告白したとはいえ、『恋人同士』にはまだなっていないんだ・・・!なって・・・いないんだ・・・!!」「血の涙流すな!?」「今作当面の問題は『現地妻問題』ただ一つであるという事を読者の皆さんに報告するだけのX話第3弾でした」「そういえば才人君、何時になったらルイズちゃんと添い遂げるの?」「この世界の俺に聞かんでください」「そりゃごもっともだ。じゃあ、さっさとメシ代払え。サンドイッチ250円、コーヒー100円、アイス150円で500円だ。良心的じゃねえ?」才人は500円を財布からだし、杏里に渡した。・・・確かに安いかもしれない。また来よう。そう思い、店を出るのだった。才人が店を出て行くのを見送り、杏里は達也に尋ねた。「ねえ、達也。どうしてルイズは非攻略対象って言っちゃったの?原作メインヒロインでしょう?」「ルイズは才人の嫁だろう。中の人同士も仲いいし。それに109回のルイズさんは『みんなの妹キャラ』だからな」「・・・そう言いながら別にヒロインでもいいじゃない?という話の流れになってるのは気のせい?」「気のせいじゃない?」(X-3話、終了)