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No.16360の一覧
[0] 最後の決は 我が任務(ガンパレ世界からMuv-Luv)前書き お知らせ[亡命ドイツ軍人](2011/01/24 07:37)
[1] 最後の決は 我が任務(ガンパレ世界からMuv-Luv)プロローグ[亡命ドイツ軍人](2011/01/11 13:04)
[2] 最後の決は 我が任務(ガンパレ世界からMuv-Luv)第一話[亡命ドイツ軍人](2011/01/11 22:25)
[3] 最後の決は 我が任務(ガンパレ世界からMuv-Luv)第二話[亡命ドイツ軍人](2011/01/24 07:38)
[4] 最後の決は 我が任務(ガンパレ世界からMuv-Luv)第三話[亡命ドイツ軍人](2011/01/30 18:42)
[5] 最後の決は 我が任務(ガンパレ世界からMuv-Luv)第四話[亡命ドイツ軍人](2011/02/26 02:28)
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[16360] 最後の決は 我が任務(ガンパレ世界からMuv-Luv)プロローグ
Name: 亡命ドイツ軍人◆0cb91e07 ID:5ca77799 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/01/11 13:04
20XX年X月X日
私シュバルツ・ミュッケンベルガー ドイツ第三帝国国防軍軍曹は、現在黒い月最後の幻獣領土に対する戦線に戦車随伴兵(以後スカウト)の一人としている。
私の周囲には、黒い月戦線の人類側総戦力が集結している。この一戦に勝利すれば我々人類は、1945年から続いた幻獣との長き戦に終止符を打てる事となる。
しかし、敵の幻獣にとってもそれはいえる。地球に残された戦力は、この戦線と比べて圧倒的に少なく、我々が負ければ地球は再び幻獣共の領土になるだろう。
この戦線でそのことについて考えているのは、万年軍曹の私だけではないだろう。

私の人生を振り返れば、第五世代の人類として1963年に誕生し、ほとんどの第五世代の戦友が人類を裏切り、幻獣側に付いたなかで数少ない人類側の第五世代として、過酷な作戦ばかりに投入され裏切ったかつての戦友を殺害したこともあった。
1989年には人類側に残った第五世代の戦友達は、私を残して皆先に、ヴァルハラへと逝った。
それからは、孤独な戦いだった、同胞たる第五世代は、私一人であり任務も一人で投入された。
1999年に、今の上官となる学兵達の部隊に、ベテランスカウトの一人として配属された。
彼等は、私が第五世代だと知っても笑って仲間だと、戦友だといってくれた。
それからは、彼等と共に歩み笑った。
私の軍人としての経験を元に忠告していた私は、指導軍曹のような立場になってしまっていた。
彼等と共に、戦場を駆けるのは楽しかった、整備班とウォードレスや武装を創るのも楽しかった。

今回の戦闘は、ユーラシア大陸上陸作戦並みの激戦となるだろう…この日記が最後になるかまだ書けるのかは、私にはわからない。
古来より陸戦を決するのは、歩兵である言われている。
スカウトは、戦場の花形ではないが、最後の決をつける役目もあるのだ。
明日は、歩兵と名に付くスカウトとして奮戦して見せよう。

幻獣戦争終結20周年記念雑誌特集の戦死後回収されたシュバルツ・ミュッケンベルガー軍曹(当時)日記より抜粋

風が頬を通り過ぎる。
そのおかげで、私は目覚めることができた。
私は、幻獣の攻撃で右脇腹を深くえぐられたはず。
傷の手当をしなければ。
ノロノロと左手を動かしえぐられた場所に手を当ててみて、私は驚愕した。
傷が無い…次第に冷静になっていく。
周囲は、青々とした森の中だ。
黒い月の戦線でないことは確かとなった。
現状は受けたはずの傷が無く、近くに道が見える森の中である。
また弾薬類は、使用したのだが出撃直前のフル装備になっている。
装備に、異常があるか確認しなければ。

装備の異常は、ウォードレス可憐ドイツ型系統のフェンリル GPS以外異常なし
         ウォードレス付属電磁推進器 異常なし
         ヒヒイロカネ製高周波大鎌 異常なし
         40ミリ高射電磁機関砲(レールマシンキャノン) 異常なし
         20ミリ高速速射ガトリング砲 異常なし
         03式熱線砲(レーザーライフル)異常なし
         11式熱線機関砲(レーザーアサルトライフル) 異常なし
         Pfeifer Zeliska(パイファーツェリスカ) 異常なし
         工兵用手榴弾 異常なし
         煙幕手榴弾 異常なし
         各種マガジン 異常なし
GPSが起動してるが衛星を捉えていない…理由としては、衛星が全て幻獣に打ち落とされたか衛星が無い過去であるか、ワールドタイムゲートが何らかの原因で開いた先の異世界となる。
まず衛星を全て落すのは不可能であるから衛星説は却下だな。
異世界か過去かは、目の前の道をたどっていけばわかるはずだ。

道なりに進んで一時間弱ぐらいのところで街が見えてきた。
近くに基地らしきものも見える。
人型戦車らしきものが、基地から飛んでいく!?
人型戦車が、飛べるようになったのはいつからだ?
よく観ると人型戦車より無骨だ…それに動きも鈍い。

基地の所属を示す旗は遠くて見えない…ライフルのスコープ越しに見えた、上から黒赤黄の旗と同じ色で真ん中に何か模様がある旗だ。
色の配色はヴァイマル共和国時代の祖国の旗に似ているが、あの旗には模様などはなかった。
となるとどうやら、過去ではなさそうだ。…消去法で異世界か。



亡命ドイツ軍人です。プロローグですが、ベルリン陥落が1983年なので東西ドイツの陥落って1983年後半ぐらいなんでしょうか?知ってたらどなたか教えてくれませんかお願いします。


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