おはようございます。
フェイト・テスタロッサ、9歳です。
最近、花子とプーギー君がはやてのお家に入り浸ってます。
花子はバリヤフリーのお家と、ゆっくり光合成が出来る庭が気に入ったみたいです。
プーギー君は、よく分かりません。
エターナルロリータの好感度を上げるため、今のうちにはやての好感度をあげ、将来主従仲良く暮らすんだ。
って言ってたけど、はやては一人暮らしだよ。
あとアルフは、泥んこまみれで帰ってきてます。
沢山遊んでるんだね。
最近友達になった紫さんの将来が心配で、ポテチが一袋しか食べれません。
魔法少女フェイト・テスタロッサ、頑張ります。
「あの、今お腹一杯なのでカツ丼は食べきれません。
どんぶりにアイスを入れて下さい」
「何を言っている?」
「テレビでやってましたよ。
取り調べ受けるときは、カツ丼がついてくるって」
でも、犯人さんは食べてなかったけど。
代わりに刑事さんが食べてた。
私は自分で食べるよ、アイスを。
「陸はわからないけど、海ではカツ丼は出ない。
それと、先ほども言ったが、管理局執務官クロノ・ハラオウンだ」
・・・・トゲトゲさんだ。
実は、真犯人なんだよね?
旅行先で起きた、殺人事件の。
「私が探偵さん」
「何を言ってるんだ。
まあいい。
君は次元世界の人間のようだから、少し話を聞きたいんだ」
やっぱり、殺人事件?
この前行った海鳴温泉旅館で、ぽかぽかお兄さんが死んじゃってたとか?
「つい先日のことだ。
この付近で、次元震が計測された。
それについて、何か知っていることはないか?」
次元神、次元芯、次元心、次元晋、次元SIN、次元寝。
「おやすみなさい?」
「違う」
「えっと次元震って、なんとか地震のこと?
空気が揺れて、ごろごろぴーのどっかーん。
防御不可の大技?」
母さんの雷落とし(本物バージョン)と同じ、チート攻撃だっけ?
「地震と言われれば、ある意味地震だ。
たぶんだが、その認識で問題はない。
でだ、この付近で発生した次元震に心当たりはないか?」
・・・・なにかあったような。
何だっけ?
「ああ。
アルフが花子の肥料を持って帰ったから、晩ご飯のあとに花子にあげたら泣きながら喜んでくれたよ」
やっぱり、お花でばりばり食べてたけど。
花が生えてるから、次は食べれるものが生えないかな?
「あと、オコジョ妖精が煙草切らしてて、白い泥棒さんが空を飛んでたよ」
アルフと一緒に遊んでいたようだけど。
「空を飛んでいたと言うことは、魔導師か?」
「杖に乗ってなかったし、パクティオーも無かったから・・・・あと、ミッド式の魔方陣が出てたよ」
そう言えば、泥棒さんって私と同じ位の年齢だったよね?
大変だね。
こんな歳から泥棒家業に勤しむなんて。
「スクライアからの連絡で、高エネルギー結晶体ジュエルシードを紛失したのもこの辺りのはず。
専門家がいれば良かったが、肝心の専門家は現在消息不明。
その魔導師が、ジュエルシードを使い次元震を起こしたのか、または次元震を起こせる物を所持しているのか。
これは大仕事になるか」
うんうん。
きっと、上下関係の厳しい組織の一員なんだよ。
または代々続く、由緒ある泥棒さんの家系とか。
「白い泥棒さんも大変なんだね」
「情報は少ないが、その魔導師が犯人の可能性があるな。
フェイト・テスタロッサだったな。
協力感謝する」
「あい」
「カツ丼は出ないが、食堂で何か食べていくと良い。
ちょっとしたデザートもあるからな」
デザート・・・・アイスあるかな?
メガじゃなくて、ギガでもない、テラ盛りアイス。
でも入れ物は、小鉢。
「あっ、そうだ。
あの・・・・」
「どうした?」
「管理局の雑誌で取材を受けてた、侍の国ジャパンを語ってたお偉いさんのサインって貰えますか?」
「・・・・き、君もなのか?
君も、あの緑茶という物に砂糖とミルクを入れる口か?」
「・・・・砂糖とミルクを入れるのは紅茶だよ。
緑茶に入ってるのは、カテキンだよ」
でも、カテキンが何のことだかは知らない。
体に良い物だとは思う。
「そうか、そうだよな。
ウチの母も、君の言ってる雑誌に影響を受けて・・・・緑茶と言う飲み物を見つけたんだ。
僕は普通に飲めるんだがな」
「なんだか知らないけど、大変なんだね。
これ食べなよ」
食べかけだけど。
「僕に気にしなくて良い。
全部食べて良いよ」
そうなの?
わーい。
「あむあむ♪」
ごちそうさまでした。
「おやつ食べたから帰ります」
ばいばい、トゲトゲさん。
怪しいゲームセンターに行ってるときに声かけられたから、最初はナンパかと思っちゃったよ。
でも、管理局の刑事さんだったんだね。
勘違いしててごめんなさい。
「でも、実は真犯人さんだったりしないの?
そして私が事件を解決」
「はーやーてー、あーそーぼー」
一軒家だったし、ピンポンを連打してみる。
目指せ高橋名人。
「あれ、花子?」
玄関を開けて出てきたのは、はやてではなく花子でした。
「はやては中にいるの?」
いない?
プーギー君と一緒に買い物に行ったのか。
「花子はお留守番?」
ついて行こうとしたけど、駄目って言われたんだ。
「プーギー君は一緒に行ったんだよね?」
喋れたり温泉出したり出来るけど、まあ許せる範囲だからって事らしい。
プーギー君の事は、結構気に入ってるんだ。
「よし、お家探索しよう。
なにか面白い物ってあった?」
ん、はやての部屋にあるの?
「なーにっかなーなーにっかな♪
はやてのお部屋は何処でしょう」
むむっ・・・・これか?
確かに怪しい。
「鎖で縛ってる日記帳かな?」
違う?
はやては、これに日記書いてなかったって。
「じゃあ、これなに?」
はやても知らないって。
昔から部屋にある本。
中身も知らない。
「ふーん。
ちょっと借りて帰ろう。
はやてに借りるって伝えといて」
ちゃんと中身見たら返すから。
「じゃあね、花子。
遅くならないように帰ってくるんだよ」
あと、プーギー君も。
追伸
今日もアルフは泥んこまみれで帰ってきました。
あと、管理局がどうのこうの言ってたけど、アルフも職務質問とか受けたの?
カツ丼食べたのかな?