おはようございます。
フェイト・テスタロッサ、9歳です。
母さんと地球に引っ越してきて、今日から学校に通うことになりました。
ゲームセンター巡りの為、本当はもうちょっとだけノーサンキューだったのですが、アリサも同じ学校に行ってると花子から聞いたので今日から行くことにしました。
今日のお弁当は、花子がはやてのお家で作って、我が家に配達してくれました。
母さんは日本のお勉強で、最近夜遅くまで起きてるので、お弁当を作ってくれません。
私も古代日本の歴史学習用に、火魅子伝のOVAをリクエストしておきました。
忘れないで、レンタルしてきて欲しいな。
魔法少女フェイト・テスタロッサ、頑張ります。
「はーい、みんな注目。
今日からこのクラスの仲間なるフェイト・テスタロッサさんです。
テスタロッサさん、自己紹介を」
「初めまして、テレサ・マンティッサです。
テッサって呼んで下さい」
うん、この前見たアニメで、こんな感じで自己紹介してたはず。
文庫本だったかも知れないけど・・・・同じだよね?
「ちょっ待てぇぇぇっ!!
なに普通に偽名名乗ってんのよ、アンタは!!」
「アニメで・・・・」
「それは置いといて、ちゃんと自己紹介しなさいっ!!」
ちぇっ。
アリサは怒りっぽいね。
「フェイト・テスタロッサです。
学校に通うのは初めてなので、いろいろと分からないこともあると思います。
その時は教えて下さい。
よろしくお願いします」
こんな感じでOK?
「あと、この中に侍か忍者か芸者っています?」
「いるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
「いないの?」
「い・な・い」
しょんぼり。
はやての学校にはいるのかな?
不登校中らしいけど、今度会ったときに聞いてみよう。
「えっと、テスタロッサさんは、そこの空いてる席に座って下さいね。
バニングスさんは、少し声の音量を下げましょうね。
隣のクラスまで聞こえてると思いますし」
「そうだよアリサ。
ちょっと耳が痛かったし」
「・・・・後で覚えてなさいよ」
あれ?
私、なにか悪いことした?
「先生。
何でかアリサが怒ってるっぽいので、布団干しに帰って良いですか?
あと、怒りが治まるまで数日休みます」
私の身代わりとして花子を差し出すから、花子に説教して良いよ。
「え~っと、駄目です。
授業始めますから、着席して下さいね」
・・・・まあ良いか。
今日は耳栓持ってきてるから、これでやり過ごそう。
「あっ、泥棒さん発見。
トゲトゲさんに通報しないと」
「私、なのはだよ。
なんで私の名前、覚えてくれないのかな。
あとクロノ君の名前も。
アルフさんは、ちゃんと名前で呼んでくれるのに。
酷いよフェイトちゃん」
「紫さん、久しぶり」
「えっ、無視なの!?」
「・・・・えっと、やっぱり紫さんなの?」
このクラス、知ってる人が多いね。
はやてもこの学校で、このクラスにいたら、私の知り合い勢揃いなのに。
「所で、泥棒さんって私の知り合いに含めて良かったっけ?」
「ひどっ!!」
だって、泥棒さんってアルフの友達じゃないの?
魔法使って遊んでたしね。
私とは・・・・一度花子の肥料を奪いに襲撃された事くらいしか覚えがないんだけど。
「次は、体育の時間。
グラウンドでドッチボールやるよ」
ちゃんと昨日、ハンターハンターとネギまを読んできたからルールは分かるよ。
とりあえず、ボールを相手に当てるために、なにやっても大丈夫。
内野と外野が突然変わってもOKだし、道具を使ってもOKだったしね。
「あー、絶対分かってないと思うから言うけど。
ドッチボールにエアガンは使わないからね」
「じゃ、じゃあ盾は?」
盾は体じゃないからセーフ。
ヒソカがなんちゃってゴムで弾き返してたから、体に触れなければOKなんだよね?
ただし衣類は除く。
「それも駄目」
「んーと」
「って言うか、道具を使うな!!」
・・・・トリモチ弾とかも?
船長さんの部屋から持ってきたザラメも?
な、なら・・・・。
「じゃあ、テスタロッサ式魔法の電気ショックは?」
「スタンガン禁止!!
ってか、危ないもの取り出すな!!」
「スタンガンじゃないよ。
テスタロッサ式魔法の電気ショックだよ」
これでバチッとすれば、簡単にボール奪えると思うよ。
ついでに、ボール当てるのも楽になる。
一石二鳥。
あと、道具じゃなくて魔法だからセーフ。
「とりあえず、それも禁止」
「へうっ」
準備してた道具が、テスタロッサ式魔法が全部無駄になっちゃった。
「じゃあ、サッカーしよう。
沢山アニメ見たから、ルールは分かるよ」
最終的に、グラウンドに立ってたら勝ちなんだよね?
「今日はドッチボールなの。
ってか、アンタの思ってるルールは絶対に違うから。
アニメのルールや必殺技を現実に持ってくるなっ!!
あんな非現実的な事を、実際目の前でやられると引くわ!!
アンタなら素でやれそうで怖いけど」
キーパー技のワームホールは、テスタロッサ式魔法の宅配魔法で代用出来るよ。
ファイアトルネードはカイザーフェニックスを足で投げれば問題ないと思う。
爆熱ストームは、背景マッチョさんを、この前のカイザーひよこから連想して、ひよこ→雛→鳳凰の雛→鳳雛→横山三国志の鳳統。
カイザー鳳統さんに改造すれば使えると思う。
ドこんじょうバットは・・・・近くにいる人でフルスイングすれば問題ない。
「大丈夫だよアリサ。
私、頑張れるから」
ちゃんと必殺技使えるし。
ルールも覚えてるよ・・・・なんとなく。
「頑張るなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
つか、これからずっとこの状態が続くの?
・・・・どうにかして、あの子も巻き込まないと。
毎日毎日これが続くと、ちょっときついわ」
「・・・・大丈夫。
頭悪いの?」
「だから、それを言うなら・・・・頭痛いのって言いなさい!!」
「アリサ、早く着替えないと授業始まっちゃうよ」
私、先に行くから。
「フェイトォォォォォォォォッ!!」
私、何か間違えた?
追伸
ドッチボール、紫さん無双発動。
紫さんに向かってきたボール、それをキャッチせずに相手に投げ返してました。
・・・・うん、自分でも言ってる意味がよく分かりませんが、紫さん無双でした。
あと、紫さんのボールは当たったら痛そうだったので、泥棒さんの影に隠れて直撃を回避しました。
当たってもボールが地面に付かなければセーフなんだよね?
地道に紫さん以外を狙って、時間切れまで逃げ切り成功。
結果、2対1で私のチームの勝ちです。
泥棒さん、最後まで残ったのに嬉しそうじゃないね。
追伸2
アリサと紫さんに姉妹がいないか聞かれたので、キャベツのお姉さんがいるって答えたら、変な顔してた。
妹はいないよ。
アルフは使い魔だし。
キャベツのお姉さんもいるし、私のそっくりさんがキャベツ畑から生えてきたのかな?
母さんに聞いてみよう。
お姉さんがキャベツなら、妹はなに?