おはようございます。
フェイト・テスタロッサ、9歳です。
またまた、アルフが肥料を見つけて来ました。
最近、私は全然見つけてないのに、アルフは凄いです。
やっぱり使い魔作成の契約、目的設定、能力の決定の仕方が良かったんじゃないかと思っています。
私とずっと一緒にいて、私の代わりに何でも出来て、凄く強くて、母さんのおつかいもこなせる、あと好き嫌いしない、ついでに魔法も使える、スーパーウルトラデリシャスゴールデンハイパーなペット。
リニスからのアドバイスを元に、おやつ食べながら考えた。
そう言えば、花子の肥料は見つけて来てくれてるけど、母さんの数字入り碁石は集まっているんだろうか?
私は、1つも見つけてないし。
アルフなら大丈夫だよね、きっと。
なんたって凄いもん・・・・キャットフードも、好き嫌いせずに食べれるし。
魔法少女フェイト・テスタロッサ、頑張ります。
「あの、今回もお腹一杯なのでカツ丼は食べきれません。
チョコレートパフェを下さい」
「だから何を言っている?」
「じゃあ、後で食堂で食べさせて下さい」
トゲトゲさん。
2回目の事情聴取。
やっぱり、温泉でぽかぽかお兄さん死んでた?
「犯人はあなたです」
会ったこともない、名前も知らないお爺ちゃんの名にかけて。
って、探偵さんは言うらしい。
「分かった。
話を聞いた後、食堂に連れて行こう」
やったよ。
今日のおやつ代が浮いた。
「以前、君から聞いた白い魔導師だが、そちらからも事情を聞く機会があってな。
君とは違う話が聞けた」
そりゃあ、私と違う人だし、違う話すると思うよ。
トゲトゲさん、頭大丈夫?
「フェイト・テスタロッサ。
君もジュエルシードを所持しているのではないか?」
「・・・・ジュエルシードってなに?」
ちょっと前に、聞いた名前だと思う。
「こういう物だ」
肥料の立体映像が浮かび上がってきた。
「花子の肥料のこと?」
「・・・・肥料?」
「それって、ジュエルシードって名前じゃなくて、肥料だよ」
ああ、思い出した。
母さんに頼まれたおつかい、ジュエルシードって名前の数字入りの碁石。
トゲトゲさんも探してるのかな?
「河原には落ちてなかったよ」
「ちょっと待て。
肥料だと?」
「うん。
観葉植物にあげた。
だから、もうないよ」
ばりばりと音出して食べてたし。
「・・・・1つ聞くが。
ジュエルシードを観葉植物に与えたとき、何か願い事とかなかったか?」
おやつ。
ぬいぐるみ。
ゲームセンター。
あとは・・・・。
「うん、元気よく育ってね」
一日一本のリポビタンDも忘れてないし。
ふぁいとー。
「それで、観葉植物は生長したのか?」
「うん」
口のついたお花が生えたし。
凄い成長だよ。
「もう一つ聞くが、君の言う肥料は、消えてしまったんだね?」
「うん」
2つ目からは、花子の胃袋に。
「嘘を言っているようには見えない。
純粋な願いだからこそ、正常に発動したのだろうか。
だが、ジュエルシードは何処へ消えたんだ」
「トゲトゲさん。
お腹空いた」
食堂でおやつ食べようよ。
「あ、ああ。
話も聞かせてくれた事だし、今から案内しよう」
「ケーキ♪
今日はケーキ♪
チョコレートにしようか、チーズにするか、苺さん」
トゲトゲさんのおごりだし、全部でも良いな。
メニューの左上から右下まで。
一度、頼んでみたいよね。
「自分で、食べれる程度にしておけ」
きーこーえーなーいー。
「えーと、カツ丼下さい。
それとリンゴジュース」
なんか、お腹空いちゃった。
事情聴取受けたから、カツ丼食べよう。
ん、誰か利用していたのかな?
お盆が返品してある。
クッキーかな?
ちょっと残ってるけど。
「チョコレートと苺とみかんのケーキ、それと羊羹を持ち帰りで」
私とアルフ、花子とはやての分。
「いただきまーす」
静かに食事してると、いきなりうるさくなった。
ビービーうるさい。
食事中は静かにしなきゃ、駄目なんだよ。
「トゲトゲさんもいなくなったし」
どたばた足音をたてて走っていった。
食事代は、既に出してあるから、トゲトゲさんがいなくても問題ないから、別に良いけど。
「ふー、お腹一杯」
お盆とお皿を返して、持ち帰りのデザートを受け取る。
「さあ、探検開始だよ」
むむむ、次はこっちに行こう。
「さっきのお部屋は楽しかったな。
日本風なお部屋だった」
お土産のお菓子が置いてあったし、盆栽にもチャレンジできた。
初めてだったけど、上手に出来たと思う。
あとお茶も、しゃかしゃかやって作ってみた。
ちょっと周りにこぼしちゃったけど、隣に敷いてあった赤い布で拭いたからセーフだよね?
この部屋の人、きっと私と趣味があう人なんだね。
「やっほー♪」
元気よく室内に突入。
トゲトゲさん発見。
・・・・見られてる?
「フェイト・テスタロッサ。
良い子だから、おとなしくしていてくれ。
おとなしくしていてくれたら、持ち帰る分のデザートを追加しても良い」
左上から右下まで?
「あい。
私良い子だよ」
モニターに映ってるの、アルフ?
それと。
「白い泥棒さん。
オコジョ妖精がいない」
マント付きの子供がいるけど。
「彼女の名は、高町なのは。
臨時の民間協力者だ」
民間の泥棒さんの協力者?
結局、泥棒さんじゃないの?
「今日の天気予報、晴れって言ってたのに・・・・雨降ってる」
あと、雷とか。
「朝から布団干してたのに」
花子、ちゃんとしまってくれたかな?
「それにしても」
この前見たときも、白い泥棒さんと魔法で遊んでいたけど、アルフの友達なのかな?
今日は自然災害相手に、魔法使って遊んでるけど。
大技が出た。
超必殺技かな?
「泥棒さん、かめはめ波使えるんだ」
アルフは雷落とし(本物)。
近くの小島が消滅したように見えるけど、自然災害は消え去った。
避難警報とかも、解除されてるよね?
追伸
アルフの雷が駄目だったらしく、母さんの雷(本物)がアルフに落ちた。
あと、この船にも雷(本物)が落ちてきたけど、なんとなく机の下に避難してたので無事でした。
なんだか、嫌な予感がしたんだよね。
追伸2
持ち帰りのデザートは生ものだから、白い泥棒さんが戻ってくる前に帰りました。
追加分のデザートは、今度来たときにでも貰います。
目標は左上から右下まで。