おはようございます。
フェイト・テスタロッサ、9歳です。
プーギー君の温泉ストックが凄いことになってると思ったので聞いてみました。
毎日深夜に、温泉を飲みに行ってるって言ってた。
はやてと一緒にお風呂にいるためなら、全然辛くないんだって。
でも、海鳴温泉旅館って結構遠いよ。
あと、温泉の入浴料って払ってるのかな?
無銭飲食は駄目だと思います。
あっ、昨日新しい肥料を1つ、アルフが拾ってきました。
魔法少女フェイト・テスタロッサ、頑張ります。
「さて昨日はやてが、こころよく貸してくれた本を見てみよう。
知恵の輪って結構得意だから、簡単に外れると良いな」
う~~しょ、う~~~~~~っしょ。
「これって、知恵の輪じゃないの?
どうやっても外れないよ。
むむむーーーっ。
とりあえず、おやつ休憩入れよう」
今日のおやつはなんじゃらほい。
花子のおやつは肥料だよ。
・・・・クッキー発見。
あとは、いちごオレGETだよ。
「ああーーーっ!?
駄目だよ、花子。
はやての本をかじっちゃ」
表紙がちょっと剥がれてる。
どうしよう?
あと、唾液がついてばっちぃ。
「やっぱり、本が駄目になってたら、はやて怒るよね?」
花子も、そう思う?
だよねー。
「どうしようか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!
「よし、マジックだ!!」
テレビでやってた、ハンカチかぶせて、1・2・3で傷が治る。
「いーい、花子。
まず最初に、花子が本を丸呑みするんだよ。
そして1・2・3で、私がぽんぽんって叩くから、綺麗になった本を取り出してね」
作戦会議終了。
さあ、やるよ。
「最初は、いっきいっき♪
頑張れ花子、負けるな花子」
丸呑みできるように、私も本を押すのを手伝う。
「次は、いーち、にーの、さーーーんっ」
花子をぽんぽん叩くよ。
「あっ、出てきた」
表紙は・・・・剥がれたまま。
あと、角がちょっとだけ消化されてる気がする。
ついでに、やっぱり唾液がついてばっちぃ。
「もう、駄目だよ花子。
食べちゃ。
ちゃんと元通りにしないと」
よし、最終手段だ。
「花子、本を綺麗に拭いた後、クレヨン持ってきて」
表紙は茶色っぽい+黒っぽくも見える。
2色を塗りながら混ぜればいいか。
「花子が駄目にしたけど、これで元通りだよ」
早速作業を始めるよ。
「まずは最初 ちょこっと剥げてるところ 切っちゃえ
びらびらしてて 邪魔だから
取り除いた部分に のりを塗り塗り
新聞紙をくしゃくしゃ 小さくちぎって 埋め込み手術」
うんうん、良い感じ。
「そこで取り出す 百均クレヨン
黒黒と茶色 塗って塗って 塗り塗り
ちょっと色間違えた 黄色とか混じったけど KI・NI・SHI・NA・I♪」
きゃっぽー♪
「うん、これで完璧。
あとは名前書いとこう」
ふぇいと・てすたろっさ。
「・・・・あっ。
母さんの捜し物って、実はこれだったりしない?」
試しに送ってみよう。
マンションの屋上に出て、実家への道を開く。
「・・・・うちって何番だっけ?」
分かんないときは、適当で良いよね。
「0000_0000_0000_0000_0000_0000_0000_0000」
とりあえず、0を32桁。
16進だったかもしれないが、2進で言ってみる。
「えーと、開けイザナギの扉。
私のお家。
紫一色の母さんの頭上へ。
へい、ゆー」
・・・・違ったかな?
でも、繋がったっぽいし問題ないよね。
「とりあえず、ピッチャー振りかぶって・・・・投げた!!
剛速球」
物送ったから、閉じよう。
「カレー カレー 今日はカレー曜日
作るぞ 作るぞ 鍋一杯
牛豚挽肉 玉葱 人参 お芋さん
切るぜ 切るぜ とりあえず切ってみる
炒めて 水入れ 煮詰める
甘口ルー カロリー控えめパルスィー あとハチミツ混入
牛乳入れて 回し蹴り
まろやかさUP 水分UP 魅力がUP♪」
花子、ご飯炊いといて。
「お玉をぐるぐる~」
うん、良い匂い。
「さて、私並盛り。
花子は大盛り+肥料のせ。
プーギー君は無し。
アルフはネギだく」
ご飯の時間だよ。
「あむあむ♪
甘くて美味しいよ」
今度はハヤシライスを作ろう。
辛くないから好きだよ。
「・・・・こっち!!」
椅子から飛び降り、緊急回避。
「あぶっ!?」
正面に座ってたアルフの顔に、はやての本が突き刺さってた。
母さんからの返品か。
「あっ、アルフに刺さってる方の逆側。
ちょっち血がついてる」
母さんも、顔面キャッチしたんだ。
あれって、凄く痛そうだから避ければいいのに。
「アルフに刺さった方も、血がついた。
あと、カレーも」
・・・・借り物なのに、どうしよう?
はやてに怒られる。
よし、良いこと考えた。
「花子、こっそり返して置いてね。
絶対に見つかっちゃ駄目だよ」
花子のスニーキングミッション開始。
無事に本を返すことが出来るのか。
駄目だった場合、プーギー君が汚したことにしよう。
「あっ、母さんからの手紙だ」
本の裏側に、セロハンテープで止めてあった。
「ふむふむ・・・・あれ?」
まだ甘い。
「中辛カレーに、ハチミツとかを入れた方が良かったのかな?」