一応形的には完結となり、ある程度時間もたったので少し振り返ってみます。
きちんと完結させたかったのですが、リアルの都合、私物のレギオスの原作小説の消失なんかがあって、きちんと完走できなかったのが心残りです。
なので私としてもうろ覚えですが、最終章その1から振り返ると、
原作ではリーリンにデルクから和解の証である刀の錬金鋼、サイハーデンの免許皆伝の証を受け取って幸せなキスをする、みたいなことがあって。
その後、都市戦が始まったために、その都市戦で試すように暴れるレイフォン。
しかし、セルニウム鉱山を賭けた、その大事な都市戦、武芸大会なわけですが、そこに汚染獣の乱入。当然都市戦は中断というか中止に。
長距離から汚染獣を弾丸のように飛ばしてくる老性体の強力な汚染獣であり、それを撃破するためにレイフォンはツェルニを離れ、老性体とガチンコに赴きます。
それにちゃっかり着いてきた、ツェルニに潜入してたサヴァリス。この作品では早々に目立った行動をやらかしてますが、原作ではゴルネオのとこに厄介になりながら、鍛えたりして、ツェルニに潜伏してたため、確かレイフォンはこの時初めてサヴァリスの存在を知った感じです。
それでレイフォンと共闘し、汚染獣と戦闘を続けるものの、止めを刺すにはいたらず。
老性体に止めを刺したのは……なんと、遠く離れた地からやってきたグレンダン、外縁部から巨大な剄の弾丸を放った女王でした。
そもそもこの汚染獣、天剣授受者のリヴァースとカウンティアコンビでも倒せなかった、名付きクラスの老性体で、グレンダンは汚染獣を避けるどころか、むしろ追ってきた感じで。
そして汚染獣を倒してもその脚は止まらず、ツェルニへ一直線。
ツェルニと戦ってた学園都市はツェルニに力、エネルギー的なものを分け与えてからすでに離脱。
レイフォンは老性体を倒すために都市を離れていたため、老性体より放たれた汚染獣の弾丸、また狼面衆なる組織が呼び出した、巨人のような汚染獣の大群に襲われてピンチでした。
次々と起こる異常事態。迫るグレンダンに、煽るようなサヴァリス。
戦いながらのツェルニへの追っかけっこを始めるレイフォンとサヴァリス。そしてグレンダンはそんな2人を追い越してツェルニとがっちゃんこ。
レイフォンとサヴァリスはヒートアップして、戦って、サヴァリスの喉に致命傷を負わせて勝利。
その喉は、リンテンスが鋼糸で応急処置して一命を取り留めましたが。
ツェルニのピンチにルイメイやリンテンスなど天剣授受者が出撃して汚染獣を殲滅してくれるものの、立て続けに起こる異常事態。
そして原作のレイフォン、ルイメイ嫌いだったってのもあるのか、ツェルニが襲われてると勘違い?
ルイメイに襲い掛かって、あしらわれていたり。
女王やリンテンスがリーリンを迎えに来て、グレンダンへ連れ戻そうとして、それをリーリンが連れ去られると思ったのか、グレンダン最強と天剣最強の2人に喧嘩を売るレイフォン。
原作のレイフォンは廃貴族なんて取りついてませんので、まさに瞬殺されてしまいましたが。
そして廃貴族が取りついてるニーナも、同じようにリンテンス達に喧嘩を売って倒され、そのままグレンダンに連れて行かれて。
故にレイフォンは、リーリンとニーナを取り戻すために、フェリとシャーニッドと共にグレンダンに乗り込む、と言うのが原作の展開の一部でした。
ですがこの作品では、レイフォンはある意味吹っ切れてた。むしろやばい方に思考が言ってたので、デルクから和解の証である錬金鋼は受け取りませんでした。
原作でも当初は、レイフォン、錬金鋼を受け取るのを拒否してますしね。なのでリーリンとの幸せなキスもなし。そもそもこの作品、レイフォン×フェリだから!
そして都市戦から汚染獣の流れは一緒ですが、老性体をボコりに行ったのはレイフォン1人。サヴァリスはツェルニに残りました。
その目的の一つは、まずシャンテ。ゴルネオの相棒枠の赤毛の少女。彼女の中にはヴァルゼンハイムと言う、都市の廃貴族が入ってました。原作ではディックが彼女の中から廃貴族を取り出す、もとい取り戻すのですが、その廃貴族をサヴァリスが強奪。
原作でもサヴァリスはツェルニで、狼面衆と遭遇、交渉もとい対話をしていましたけど、その時にシャンテの中の廃貴族のことを聞いたのでしょう。ディックは狼面衆の邪魔もしてたので、利害の一致という奴です。
そしてグレンダンがこちらに向かっている的なことも狼面衆から聞いたサヴァリス。
廃貴族と言う新たな力を手に入れたサヴァリスは、2つ目の目的のために動きます。
2つ目の目的、もちろん戦闘狂であるサヴァリスは、本気のレイフォンと戦うことが最大の目的。
フェリを誘拐すれば一発、レイフォンはブチギレ、本気でサヴァリスを殺しに行きます。
フェリを誘拐し、グレンダンで待ち構えるサヴァリス。レイフォンはフェリを取り戻すために、当然単身でグレンダンへ乗り込みますが……
グレンダンに乗り込んだレイフォンは、原作でも何故かデルクと戦うことになります。
原作ではグレンダンに戻って、世界の成り立ちやら、自分の生い立ち、実はグレンダン王家の隠し子で王女だと聞かされたリーリン。
自分の境遇に戸惑いつつ、それをデルクに吐露して、今はレイフォンと会いたくない、みたいな発言をします。
それを聞いて、レイフォンをリーリンに会わせないと決意するデルク。彼もまた口下手で、特に説明もなくリーリンを取り戻しに来たレイフォンと武器を交わすことになるのですが……
この作品のレイフォンは、そんなこと知ったことじゃないんです。
フェリを取り戻すために、サヴァリスを殺すためにグレンダンへ乗り込んだレイフォン。それをちゃんと説明もせずに邪魔するデルク。
ヤンデレイフォンはいら立ちにいら立ちが積み重なり、当初は義父と言うこともあって、出来るだけ無傷で制圧しようとしますが、天剣まで持ち出してレイフォンに襲い掛かるデルク。
プッツンしてしまって、勢いそのままにデルクを殺してしまったと。
レイフォンがヤンデレと化してしまったために、原作と一番大きく逸脱してしまうシーンでした。
故にここはじっくりと書きたかったのですが、それが出来ずに残念です。
その他の際、展開についてもまたあとがきを書こうと思いますが、今日のところはひとまずここまで。
語りたいことはいっぱいありますが、少し整理する時間を儲けたいと思います。
その他質問等があれば、感想等に書いていただけると、出来うる範囲でお答えさせていただきます。