女王陛下の黒き翼
この作品は作者の稚作である
女王陛下の下僕 (ゼロの使い魔) 【原作第1巻相当・完結・続編あり】
http://mai-net.ath.cx/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=zero&all=3392&n=0&count=1
全43章
女王陛下の黒き盾 (女王陛下の下僕2) 【原作第2巻相当・完結・続編あり】
http://mai-net.ath.cx/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=zero&all=6883&n=0&count=1
全25章
の続編です。
ご存知の方も初めての方も、ごゆるりとお楽しみください。
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~とっても簡単な今までのあらすじ~
みんなでアルビオンに行きました。
そしたらウェールズが殺されました。
アンリエッタも殺されました。
才人は左腕を失いました。
ルイズはクロムウェルの操り人形になりました。
さあどうしましょう?
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~登場人物に関する補足(原作からの改変点)~
平賀才人(サイト・ヒラガ):
原作どおりの普通の高校生。ただしルイズではなくアンリエッタに召還されたため、左手の甲にルーンはあるもののガンダールヴではない。
アンリエッタたちと共にアルビオンに向かうが、ワルドの裏切りによって左腕を失い、デルフリンガーを奪われて敗北する。
アンリエッタ:
原作どおりの水のトライアングル。そのためサイトを召還して使い魔にはしたものの、伝説の使い魔には出来なかった。
ウェールズ皇太子を救出するためにアルビオンに向かうが、ニューカッスル城でワルドの裏切りに遭い、殺される。
ルイズ:
原作どおりの虚無の使い手だが、ワルドの裏切りによって『アンドバリ』の指輪の餌食となり、生きたままクロムウェルに操られている。
ラ・ヴァリエール家の風竜隊である『天空の雷』をエクスプロージョンで壊滅させたが、そのことを本人は知らない。
使い魔は本作オリジナルの怪鳥マロン。
マロン:
本作オリジナル。スイカ大の卵から生まれた、子犬くらいのサイズがある巨大な雛鳥。正体は不明。
某ゲームのチョコボに似ていなくもないが、水鳥なので脚は短くて水掻きがあり、泳ぎは得意だが陸ではよちよち歩き。
ラグドリアン湖にて水の精霊を飲み、水の精霊の力を使えるようになった筈なのだが、まだ具体的な力は見せていない。
ウェールズ:
原作通り。アルビオンまで来たアンリエッタと結婚することになるが、結婚式の真っ最中にワルドが裏切ったため重傷を負う。
その後一命は取りとめたものの、クロムウェルを暗殺しようとして失敗、ワルドに殺される。
ワルド:
原作どおり。風の偏在を才人に破られるが、奇襲で才人の左腕を切り落とし、デルフリンガーを奪い取って勝利する。
アルビオンに来たアンリエッタをクロムウェルの妻にしようと企むが、結局はウェールズと一緒に殺害した。
マチルダ:
原作どおり。ニューカッスル城にて仇であるジェームズ1世を暗殺するが、才人に敗北して捕まり、ウェールズに処刑されそうになる。
しかしルイズがエクスプロージョンを放った隙に逃亡。まだニューカッスル城内にいると思われる。
使い魔(本作オリジナル)登場予定。
アニエス:
原作と異なり最初から登場。アンリエッタと共にアルビオンに向かったが、アンリエッタをかばって重傷を負う。
ミシェル:
アニメと同様にアニエスの副官。アンリエッタと共にアルビオンに向かったが、クロムウェルの暗殺に失敗、重傷を負う。
カリーヌ:
原作どおり。偏在による分身はワルドを超える7体。年齢は原作どおり50歳前後。
ラ・ヴァリエール家の風竜隊『天空の雷』を率いてアンリエッタ救出に向かうが、ルイズのエクスプロージョンによって吹き飛ばされ、その後は不明。
なお本作の執筆上の都合から、原作外伝『烈風の騎士姫』シリーズと矛盾する点についてはご容赦ください。
天空の雷:
本作オリジナルの、ラ・ヴァリエール家の風竜隊。大型風竜49騎(7騎編隊×7小隊)で構成される爆撃専門部隊。
空中戦用に銃を導入してアルビオン竜騎士団と対決するが、苦戦した挙句、ルイズのエクスプロージョンによって吹き飛ばされ、その後は不明。
エーグル:
本作オリジナルの大型風竜。『天空の雷』に所属し、主にカリーヌが騎乗する。
千年以上も昔、ヴァリエール家の先祖が使い魔にした風竜が産んだ卵から生まれた。
ラ・ヴァリエール公爵:
原作によると魔法の系統は火以外の何かであるが、本作では水のスクウェア。原作外伝『烈風の騎士姫』シリーズでも水系統のようである。
ファースト・ネームはレオン(本作オリジナル)。ただしマリアンヌ太后など、ごく限られた人間しかその名では呼ばない。
使い魔はハルケギニア最大級の風竜、オーディン(本作オリジナル)。ただし大きいがスピードは速くない。
エレオノール:
やはり原作でもアカデミーの研究員だったので、本作でもその設定を使用。しかも土系統っぽいので、予定通り土のトライアングルと言う事にする。
日本の軍事力の脅威に気付いている唯一の人物。その内容はグラモン元帥やマザリーニ枢機卿に伝えられてはいるものの、元老院の意識改革には至っていない。
使い魔は蝙蝠のピーピングトム(本作オリジナル)。
カトレア:
原作同様。ただしサイトとのお見合いが決まると、魔法学院までサイトに会いに来てしまうというお茶目な側面も見せる。
原作では錬金と治療の魔法を使っているが、本人の系統は不明。なので本作では土のラインという事にする。
使い魔については未定。
ジェローム:
原作キャラ。ラ・ヴァリエール家に仕える老執事。使い魔は老いた大型風竜(本作オリジナル)。
ルイズとアンリエッタを救出すべく、カリーヌとは別経路でアルビオンに向かった筈だが音信不通。
ギーシュ:
原作同様の土のドットだが、サイトから教えられた元素記号によって錬金の技術が向上し、鉄のワルキューレを作れるようになっている。
なお、本作における四系統魔法の改変部分については下記を参照のこと。
モンモランシー:
原作と同様の水系統のメイジだが、ギーシュと同様にサイトから元素記号を教わり、現在錬金の練習中。
マリアンヌ太后:
原作どおりアンリエッタの母。
ラ・ヴァリエール公爵とは従兄妹(本作オリジナル)。年齢は……?
ジェームズ1世:
原作どおりウェールズの父。
『アンドバリ』の指輪のことを知らせに来たアンリエッタに、ウェールズを託そうとして結婚を許すが、結婚式の最中にフーケに殺される。
ラ・ロマネコンティ公爵:
本作オリジナル。トリステイン3大公爵家のひとつであるラ・ロマネコンティ家の当主。元老院の一員で、ラ・ヴァリエール家とは犬猿の仲。
年齢は30歳程度。妻はロザリー。幼い息子と娘がいる。先祖はかつてのロマリア国王、始祖ブリミルの弟子であるフォルサテ。
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~独自設定について~
粒理論:
始祖の祈祷書に記載されている『この世のすべての物質は小さな粒より為る』という一文が、伝説として一部貴族の間に流布している物のこと。
才人が元素記号を教えたため、ハルケギニアじゅうで大論争が巻き起こっている。
四系統魔法:
パワーバランス、およびサイトの存在価値を明確にするために、このSSにおける四系統魔法は以下の図のようにな関係になっている。
┌火┐
土 風
└水┘
火と水は対立関係にあり、土と風も対立関係にある。対立関係にある魔法を習得することは非常に困難であるため、スクウェア・クラスで無い限り習得できない。
一方で対立関係に無い系統は比較的容易に習得できるため、たとえば火のラインならば火と風もしくは火と土を習得する。
また、火のトライアングルならば火、土、風を習得するが、土と風は対立関係にあるため、たいていの場合はどちらかに偏りが出る。両方を完璧に操れるトライアングルは多くはない。その差によって、同じトライアングルでもレベルに違いが出る。
例えばタバサは風のトライアングルなので、風、火、水を習得している。一応3つの系統すべてを完璧に近く操れる。しかし土はタバサ本来の系統である風と対立するため、習得は非常に困難となっている。もちろん習得に成功すればスクウェアとなる。
鉄の錬金:
金の錬金はスクウェア以上、鉄の錬金はライン以上でなければ不可能。
他の物質もメイジのレベルによって可能だったり不可能だったりするが、その法則性については未定。少なくとも原子番号によって単純に決まっている訳ではない。
なお、ギーシュは本来ドットなので銅の錬金しか出来ないが、粒理論を習得したことにより、こと錬金に関する限りラインと同等の力を発揮できるようになっている。
銃:
宝物庫に44マグナムのリボルバーがあったという設定(第1部第29章)。
それを参考にしてギーシュが銃士隊の銃を改良し、正式採用に至っている。通称バージョン6。
さらにそれをラ・ヴァリエール公爵が改良して『天空の雷』に採用しようとして失敗した。
破壊の杖:
原作とは違う形で才人が使用。グラモン元帥が復元に成功したが、量産については不明。
元老院:
本作オリジナル。トリステインにおける最高意思決定機関。3大公爵家を筆頭とする有力貴族によって構成され、実質的に国王と同等の力を持つ。
ラ・ヴァリエール公爵、ラ・ロマネコンティ公爵、マザリーニ枢機卿、リッシュモン高等法院長、デムリ財務卿などが所属している。