第五十二話 集結
【Side スバル】
昇進試験から時が経ち、ついに機動六課始動の日が来た。
私達は、支給された制服を着てロビーに集まっている。
トレーニングバインドは、何とか日常生活を問題なく過ごせるレベルには慣れた。
ティアも同じぐらい。
私達がロビーで待っていると、どんどん他の隊員たちが集まってくる。
すると、
「ちょっといいかしら?」
金髪の女の人が話しかけてきた。
「はい?」
私がその人に向き直ると、
「あなた達………フォワードの子達よね?」
その女の人は、確認するように問いかけてきた。
「はい、そうですが………」
ティアが答えると、その女の人は笑顔になり、
「よかった、見つけたわ。 すずか! アリシア! フォワードの子を見つけたわよ!」
そう言って、周りに呼びかける女の人。
すると、その呼び声に応えて、紫の髪の女の人と金髪の女の人が………って、
「「フェ、フェイト執務官!?」」
そのこちらに近づいてくる2人の女性の内、金髪の女の人は髪型が前と違ってポニーテールだけど、間違いなくフェイト・テスタロッサ執務官。
私とティアは慌てて敬礼する。
すると、
「ぷっ………あはははっ!」
フェイト執務官は、いきなり笑い出した。
あれ?
フェイト執務官って、こんな性格だったっけ?
すると、フェイト執務官は私たちに向き直り、
「残念♪ 私はフェイトじゃないよ。 私はアリシア・テスタロッサ。 フェイトのお姉ちゃんだよ」
笑いながらそう言った。
「「えっ?」」
フェ、フェイト執務官のお姉さん!?
顔そっくり!
私が驚いていると、
「こんにちは。 初めまして、月村 すずかです」
紫色の髪の人がそう挨拶してきた。
「「あっ、初めまして!」」
私たちは思わず頭を下げる。
そして、
「そして私がアリサ・バニングス。 自慢じゃないけど、名前ぐらいなら聞いたことあるんじゃないかしら?」
最初に話しかけてきた金髪の女の人がそう名乗った。
そのアリサさんの言葉を不思議に思った私は、ティアの方を向いた。
すると、ティアは驚いた表情で固まっていた。
「ア、ア、ア、アリサ・バニングスって………もしかしてあの………!?」
ティアはそう問いかける。
「ええ。 十中八九あなたが考えているそのアリサ・バニングスで間違いないと思うわよ」
アリサさんが笑顔で頷く。
「ティア? アリサさんの事知ってるの?」
私はティアに聞くと、
「この馬鹿スバル! アリサ・バニングスって言ったら、発足からたった数年でミッドでも有数の大会社になったBTT社の社長じゃない!!」
ティアはそう怒鳴る。
「ついでに言えば、すずかとアリシアは、副社長と秘書よ」
その言葉に、再び固まる私達。
「な、なんでそんな大会社の重役の人がこんなところに………?」
ティアが呆然と問いかける。
「それは、私達も機動六課のフォワードメンバーだからだよ」
すずかさんがそう答えた。
「「ええっ!?」」
その言葉に声を上げる私達。
「ア、 アリサさんたちも魔導師なんですか!?」
私は思わず問いかけた。
「って、スバル! 驚く所はそこじゃない!」
ティアに突っ込まれる。
それからアリサさんたちに向き直ると、
「大会社のトップの人達が会社ほっといていいんですか!?」
そう言った。
「あら、そのぐらい考えてるわよ。 会長役のプレシアさんに社長代理も頼んで来たから」
アリサさんはあっけらかんと言う。
「それから、私達はフォワードメンバーだけど、私達自身は魔導師じゃないわよ」
「「えっ?」」
アリサさんの言葉にまた驚く。
「ど、どういうことですか!?」
「私達自身にリンカーコアは無いの。 そういう意味ではただの一般人ね」
「じゃ、じゃあなんでフォワードメンバーに!?」
アリサさんの次から次へと出てくる信じられない言葉に、私達は驚きっぱなしだ。
「それは、私達が新たに開発したデバイスの実用試験のため。 リンカーコアが無くても魔法が使えるようになる新デバイスよ」
「「ええっ!?」」
一般人でも魔法が使えるって、それってすごい事じゃ………
「で、でも、何で会社のトップ3が直々に? 普通なら、社員や管理局の局員に任せるものじゃ………」
ティアがそう聞くと、
「まあ、そう思うのは当然ね。 だけど、大会社のトップが直々におもむき、成功させる。 これ以上無いほどの宣伝になると思うけど?」
「それは………確かに………」
私達が呆然としていると、
「アリサママ、すずかママ、アリシアママ~!」
そんな幼い声が聞こえてきた。
私達がそっちに振り返ると、見たことのある金髪の女の子が駆け寄ってきた。
「ヴィヴィオ!」
アリシアさんが笑顔で呼びかけた。
ヴィヴィオちゃんが駆け寄ってきて、アリシアさんはそのままヴィヴィオちゃんを抱き上げる。
ヴィヴィオちゃんも笑顔でアリシアさんに抱きついた。
「って、何でヴィヴィオちゃんがここにいるの!?」
私は思わず叫んだ。
すると、
「それは、俺達もここに居るからだ」
聞き覚えのある男の人の声。
そっちに向き直ると、そこにはユウさんを始めとした、翠屋の人達。
しかも、エリオやキャロといった子供達までいる。
「「ユ、ユウさん!?」」
驚きの声を上げる私達。
「実は私達、機動六課の食堂で働くことになってるのよ」
桜さんがそう言う。
「ほ、ホントですか!?」
私は思わず桜さんに確認を取る。
「ええ」
桜さんは笑顔で頷いた。
「じゃあ、毎日桜さんのスイーツが食べられるってことですか!?」
私は再度尋ねる。
すると、桜さんは考えるような仕草をして、
「どうしよっかな~~~? 訓練を毎日頑張れば、そのご褒美に考えてあげてもいいけど?」
桜さんは含み笑いをしながらそう言った。
「頑張ります!!」
私は迷わずに返事をする。
毎日桜さんのスイーツを食べられるなら、どんなきつい訓練でも耐えれる!!
私は、これからの訓練に思いを馳せた。
やがてロビーに人が集まり、部隊長である八神二佐の挨拶が行われて機動六課が始動した。
すると、私達は早速なのはさんの訓練を受けることになった。
でも、言われるままに訓練着に着替えて指示された場所に行くと、そこは海に面した場所で、海の上にはかなり広い真っ平らな足場があるだけだった。
すると、私とティアに、予め預けておいたデバイスが返される。
「今返したデバイスには、データ記録用のチップが入ってるから、ちょっとだけ、大切に扱ってね。それと、メカニックのシャーリーから一言」
なのはさんがそう言うと、なのはさんの隣にいた女の人が自己紹介を始める。
「え~、メカニックデザイナー兼通信主任のシャリオ・フィニーノ一等陸士です。皆はシャーリーって呼ぶので、よかったらそう呼んでね。 皆のデバイスを調整したり、改良したりするので、時々、訓練を見せてもらったりします。あ、デバイスについての相談とかあったら、遠慮なく言ってね」
「「はい!」」
私とティアは返事をする。
「あ、そうそう」
一緒にいたアリサさんが思い出したように口を開く。
「私やすずか、アリシアもメカニックを兼任してるから、もし訓練中にデバイスに不具合がでたら見せてみて。 簡単な故障ならその場で直せるから」
そういうと、アリサさんは前に向き直る。
「じゃあ、早速訓練に入ろうか?」
なのはさんがそう言った。
でも………
「は・・・・はい・・・・・」
「でも・・・・ここでですか?」
私とティアはそう呟く。
目の前には、平らな足場があるだけ。
とても訓練をするような所には見えない。
すると、なのはさんはクスリと笑い、
「シャーリー」
シャーリーさんに声をかける。
「はーい!」
シャーリーさんは返事をすると、空間パネルを開き、操作を開始する。
「機動六課自慢の訓練スペース。なのはさん完全監修の陸戦型空間シュミレーター。ステージセット!」
シャーリーさんが操作を完了すると、唯の真っ平らな足場があっという間に廃棄都市街に変わった。
「わあ…………」
「ああっ………」
「なかなか凄いじゃない」
「へえ~…………」
「すご~い!」
その光景に、思わず声を漏らす私達。
「そういえばスバル、ティアナ」
なのはさんがいきなり声をかけてくる。
「「は、はい!」」
私達は、慌てて返事をした。
「トレーニングバインドには、もう慣れた?」
なのはさんがそう聞いてくる。
「え、あ、は、はい!」
「日常生活が問題なくこなせる程度には」
私とティアはそう返した。
「じゃあ、大丈夫だね」
なのはさんはそう言うと、訓練場へと歩き出した。
【Side Out】
【Side なのは】
「よしっと、皆聞こえる?」
ビルの上でシャーリーと訓練の準備が整った私は呼びかける。
「「はい!」」
「ええ!」
「「うん!」」
私の言葉に、皆が返事をする。
「じゃあ、早速ターゲットを出していこうか。 まずは軽く10体から」
「はい! 動作レベルは1。攻撃精度はEって所ですね?」
「うん」
シャーリーの確認に頷いて、私は再びフォワードメンバーを見下ろす。
「私達の仕事は、捜索指定ロストロギアの保守管理。その目的の為に私たちが戦う事になる相手は・・・・・・これ!」
魔法陣からガジェットⅠ型が現れる。
「自立行動型の魔導機械。これは、近付くと攻撃してくるタイプね」
「攻撃はかなり鋭いから、注意してね」
ジェイルさんからデータも貰ってるから、限りなく本物に近いんだよね。
シャーリーは知らないけど………
はやてちゃんも人が悪いなぁ。
完璧なイタチごっこじゃん。
計画の最終段階に必要とはいえ、皆を騙すのはいい気分じゃないなぁ……
それでも、私は気を取り直す。
「じゃあ、第1回模擬戦訓練、ミッション目的、逃走するターゲット10体の破壊、または捕獲。15分以内」
「「「「「はい!」」」」」
一同は元気良く返事を返す。
「それでは!」
「ミッション!」
「「スタート!!」」
私達の合図と同時にガジェットは逃げ出した。
「それじゃあ、早速お披露目といきますか」
アリサちゃんがそう言うと、アリサちゃん、すずかちゃんアリシアちゃんが、手に持っていたマギメンタルを掲げた。
「「「セーット! アップ!!」」」
その掛け声とともに、3人は光に包まれる。
アリサちゃんは赤い胸当てとフェイスガード、そして小手と具足。
すずかちゃんは黄緑の忍者みたいな恰好で両手の手の甲と両足首に大きな手裏剣、更には背中に直径が1mを超える八方手裏剣を背負う。
アリシアちゃんは、全身を覆う黒い軽鎧を纏い、その手には稲妻をイメージさせる剣を持っている。
「それじゃあ、行くわよ!」
3人はガジェットを追いかけ始める。
「スバル! 私達も負けてられないわよ!」
「もっちろん!」
ティアナとスバルもアリサちゃん達に影響されてやる気出したみたい。
でも、そう簡単にいくと思ったら大間違い。
案の定ガジェットのAMFに驚いてる。
あ、スバル、ウイングロード消されて落ちちゃった。
私は、アドバイスを加えながらスバルの無事を確認する。
私は、AMFの事を皆に説明すると、
「ふ、ふふふっ」
アリサちゃんが不敵な笑みを浮かべる。
そして、右手に炎を発生させ、
「こんなこともあろうかと!」
その言葉と共に拳を繰り出す。
すると、炎がまるで散弾銃のように無数の火球となってガジェットに襲い掛かる。
ガジェットはそれに対抗するためAMFを強め……
次の瞬間に火球に貫かれた。
「マギメンタルにはAMFキャンセラー付よ!!」
そう言い放つアリサちゃん。
すると、まるでアリサちゃんの言葉に怯えたと言わんばかりにガジェットは散り散りに逃げ出す。
動作レベルは最低だけど、その動きの速さは新人にはちょっとやっかいだと思う。
すると、
「スピードなら、私だって負けないよ!」
アリシアちゃんがそう言って足に力を入れ、一気に地面を蹴る。
すると、アリシアちゃんは、ガジェットを一気に追い抜いた。
ソニックムーブとまではいかないけど、魔法も使わずガジェットを超えるスピードを出したのは驚いた。
追い抜いたアリシアちゃんは剣を真上に振り上げ、
「ライトニングブレード!!」
剣が青い雷を纏い、それを斬撃状にして飛ばした。
ガジェットは避けることができずに真っ二つに切り裂かれる。
更にすごい動きをしてたのはすずかちゃん。
いつの間にか4体のガジェットに囲まれてたんだけど…………
ガジェットが一斉にレーザーを放つ。
すずかちゃんは迷わずに上に飛ぶ。
もちろん、ガジェットはすずかちゃんを撃墜するために照準を上に向けようとした。
でも、
「はっ!」
すずかちゃんは予め跳ぶ位置を考えていたらしく、ビルの壁を蹴ってすぐに地面に着地する。
そして、
「紅葉おろし!!」
両腕についていた手裏剣が回転し、すずかちゃんはその場で一回転する。
すずかちゃんを囲っていたガジェットは、全て切り裂かれ、爆散した。
うわぁ、流石すずかちゃん。
夜の一族の身体能力は伊達じゃないね。
私が驚いていると、
「おりゃぁあああああああああっ!!」
スバルがガジェットに殴りかかる。
でも、フィールドに止められる。
スバルは飛び退くと、
「やっぱり、魔力が消されると、いまいち威力が出ない………」
そう呟く。
その時、スバルの後ろにガジェットが回り込んだ。
「でも、それなら!」
スバルはすぐに動き出し、ガジェットを蹴落とすとガジェットに馬乗りになり、直接拳を叩き込んだ。
流石にそれにはAMFも効果が無かったようで、スバルの拳はガジェットにめり込んでいく。
スバルはそれを確認すると飛び退き、ガジェットは爆発した。
その時、ティアナはビルの屋上を移動し、ガジェットを狙える位置に陣取る。
そして、アンカーガンを構え、
「こちとら射撃型! 無効化されて、はいそうですかって下がってたんじゃ、生き残れないのよ!」
そう叫びながら魔力弾を形成する。
攻撃魔法の弾をフィールドを突破する膜状バリアで包んだ多重弾核射撃。
確かにそれならAMFを突破できる。
できるんだけど…………
「固まれ………固まれ…………固まれ! …………固まれっ!!」
ティアナはそう口にしながら魔力弾を精製する。
「うぉおおおおおおおおおおおおおっ!!」
そう叫ぶと、驚くことに魔力弾を完成させた。
「ヴァリアブル………シューーーーーートッ!!」
ガジェットに向けて、魔力弾を放つ。
その魔力弾は、ガジェットを追尾し、2機を見事に貫いた。
流石にその後は力尽きたみたいだけど、私は正直驚いていた。
なぜなら、ティアナはトレーニングバインドを付けた状態で多重弾核射撃を成功させたから。
トレーニングバインドには、魔力操作を阻害する能力もある。
だからこそ魔力の操作スキルもアップするんだけど、トレーニングバインドをつけて半月程度のティアナではAAランクのスキルを成功させることは、正直無理と思っていた。
つまり、そのAAランクのスキルをトレーニングバインドを付けた状態で成功させるということは、今のティアナの本来の技術スキルはAAAランク以上ということになるってこと。
ティーダさんから聞いた話じゃ、ティアナは自分のことを凡人凡人って思い込んでるらしいけど、技術スキルにおいては、天才なんじゃ………?
私は、嬉しい誤算に笑みを浮かべながら、この先の訓練に思いを馳せた。
【Side Out】
さて、機動六課の最初の夜。
フォワード陣は、ほとんどバテバテでグロッキーだった。
因みに、何故ほとんどと表したのかと言えば、
「ああ~、疲れた」
と言いながらも、割と余裕のあるすずかがカウンター席に座っているからだ。
「流石だな。 他の皆は全員グロッキーだってのに」
俺はそう言う。
「そうでも無いよ。 結構疲れたのは間違いないんだし」
いや、初めての訓練でそこまで余裕があることが凄いって言ってるんだが……
俺がそう思っていると、
「ね、ユウ君?」
すずかが身を乗り出して顔を近付けてくる。
「どうした?」
俺が聞き返すと、
「血、飲ませて」
と、突拍子も言った。
まあ、夜の一族だし血を欲しがっても不思議じゃないんだが。
「何でいきなり?」
俺はそう聞く。
「うん。 今日の訓練でいつも以上に身体能力を使ったからだと思うんだけど、いつもより喉が渇いちゃって………ね? お願い」
すずかは顔の前で手を合わせてお願いしてくる。
いや、そんなジュース飲ませて、みたいなノリでお願いすることじゃないと思うんだが………
「はあ…………まあ、貧血にならない程度に。 あと、見られないように気を付けろよ」
俺はそう言って了承する。
一応、すずかに血を飲ませたことは今までに何度かあったので、特に抵抗は無い。
俺は、カウンターの反対側から、すずかに少し身を乗り出す体勢になった。
すずかは、キョロキョロと食堂内を見回して、誰もいないことを再確認する。
誰もいなかったからこそ、血を飲ませてほしいと言い出したのだろう。
そして、すずかも俺に向かって身を乗り出し、襟元を少し引っ張って俺の首筋を露わにする。
そして、ゆっくりと口を首筋に近づけていき、
「いただきま~~す」
そう言って俺の首筋に噛みついた。
「んっ………」
すずかの牙が俺の皮膚を突き破り、流れ出した血をすずかは飲んでいく。
瞼を閉じながらコクコクと喉を鳴らしながら飲むすずかは、どこか愛しい感じがして抱きしめたくなる。
しばらくすると、すずかは口を離し、傷口を舐める。
それだけで、噛みついた傷は治った。
「ご馳走さま」
すずかは満足したのか、微笑んでそう言った。
すると、すずかは立ち上がる。
やはり血を飲むと体調は良くなる様で、疲れを見せない動きで食堂を出て行った。
っていうか、今現在の新人フォワードの中じゃ、最大戦力ってすずかだよなぁと、しみじみ思う。
あと、マギメンタルって、どう見てもデジメンタルだった。
俺は教えてないはずだし、また桜が教えたのか?
アリサはフレイドラモンだし、すずかはシュリモン。
アリシアはライドラモン。
おまけにAMFキャンセラー付という、能力までデジメンタルに似てる。
なんか他のマギメンタルもアーマー体を基にしてそうだよなぁ。
考えすぎか?
ともかく、こうして機動六課での最初の夜は過ぎていく。
が、
「「「………………(怒)」」」
厨房からさっきのやり取りを目撃したらしく、3人のお姫様が怒り狂っている。
すずかの吸血は、半分はキスみたいなモノだからなぁ………
ともかく俺は、厨房の方から嫉妬で怒り狂っている3人のお姫様をどう宥めるか頭を悩ませた。
あとがき
はい、遅くなりましたが五十二話の完成です。
自分が他に執筆しているリリカルフロンティアの本編が完結して気が抜けたのか、なかなか難産でした。
それから、リリフロあとがきで次回作のリクエストをしているので、興味がある人は覗いてみてください。
大半はデジモンクロスですが。
それはともかく………
PVが百万超えた!!??
マジでいいのか!!??
この小説が百万超えて!?
な、感じで内心荒れ狂っております。
本当に他のPV百万突破作品と比べると、明らかに文章レベルが低いんですけどねぇ…………
さて、ついに出ましたマギメンタル。
予想していた方もいたようですが、当然ながらアーマー体が元です。
それで、使う人物がアリサ達と予想できた人はいるんでしょうか?
そして、すずかの吸血シーン。
前から書きたいと思っていたシーンだったので、書けて満足。
まあ、流れ的に強引かもしれませんが。
では、次も頑張ります。