前回のあらすじ・・・アクアビットと愉快なAMIDA達☆
有澤社員の前でグレート・ウォールの件を話し、謝罪したいことを伝えた俺は、若干後悔していた。
むこうからの視線が、最初に比べて鋭さを増している。真偽を判断しようとしているのだろう。今更ながら考えてみる。レイレナードに俺みたいな立場の奴が出てきたら・・・きっと俺は、躊躇いなく「付いてこい」「?」今なんと?
「お前が望んだのだろう?遺族への謝罪は」「・・・信用するんか、俺を?この上なく怪しいと思うけど」「ああ、怪しいな」「それを理解した上で、か?」
「その通りだ」
「・・・ありがと」「早くジェネレータのコジマ粒子を止めろ。近づけんだろう」ワカに忠告され、KPをカット。脚を屈めたメメント・モリの腹の辺りから飛び降りて、
途端、視線にさらされた。
-おい、あれがリンクスか?まだ子供じゃないか-
-あんなガキが、あいつらを殺ったって言うのか?-
-じょ、冗談じゃ-
いろいろと言われてるけど、車懸から降りてきて目の前にいる男--たぶんワカだろう--が一番ショックを受けているように思う。
「おまえがメメント・モリのリンクスか・・・声からして若いとは思っていたが・・・全く、本社のメノ・ルーと言い、コイツと言い・・・ブツブツ」俺みたいな子供がリンクスだってことが信じられない、って感じだな。当然っちゃ当然だけど。
「年齢や見た目なんて今はどうでもええねん、連れて行ってくれるんやろう?『有澤のリンクス』」「・・・申し訳ない、話が逸れたな『レイレナードのリンクス』」
車に乗り込み、ワカに運転を任せる・・・というか、免許無いし。「そういえば、有澤って日本にある企業やんなぁ?」「国家が解体された今『日本』という国は存在しない。旧日本領という意味であれば、そのとおりだ」それもそうだった。
まぁ、問題はそこじゃない。「その有澤のレイヴンの親族が、今この北アメリカにおるんか?」「・・・3人のうち二人は既婚者で、残りの一人は婚約者がいる。3組とも社員寮に同居していたからな」既婚者と婚約者、か。
「「・・・」」
・・・5分後
「・・・着いたぞ、ここが社員寮だ」「・・・でかっ!」目の前にそびえ立つビルを指差して、ワカは言った。
「これが『社員寮』?」あまり高くはない建物だが、延々と先が見えないほど横に続いている。上から見ると五角形なんだ、と言われても納得できそうだ。ここ北アメリカだし。
「有澤のモットーは『社員第一』だ。このくらいの処置は当然だと言わせてもらおう」「・・・でも、こんなでかい建物、戦闘になったら的になるんちゃうん?社員第一の有澤さん」
「もちろん防衛設備は完璧だ。回転式のグレネード砲台から対空迎撃用の拡散グレネード、対地用の炸裂式地雷も展開されているし「ストップ。あんまり情報漏洩すんのはどうかと思う」俺部外者だって。
「問題ない。社員寮のトラップは108式まである。今のはほんの一部だ」「むしろ生活してる人間の精神構造を疑うわ・・・っと」漫才してる場合じゃない。
「こっちだ」そう言ってワカは建物に回り込むようにして進んでいく。「?正面玄関って書いてあるここは?」「社員以外に反応するように対人地雷をセットしてある」「恐っ!」
・・・20分後
「ぜぇ、はぁ・・・まだ、着かんのか?」「正面にドアが見えるだろう?そこが一人目の部屋だ」20から数えるのをやめたトラップを越えて、やっと一人目の部屋に着いた。この先もトラップがあったら・・・心が折れるから考えないでおこう。
「もう一回言わせてもらうけど、こんなとこに住んでる人間の気が知れんわぁ!」「静かにしろ、仮にも人が住んでいるんだぞ」近所迷惑でした。
「それに、本来はパスを通してトラップを解除するものだからな」「・・・ナゼソウシナカッタノー?」事と次第によっては・・・
「彼らがお前に会えばどういう反応をするか、など目に見えていた。なら会わせる前にいっそのこと死んでくれれば、と思ったからな・・・
だが、お前はまだ子どもだ。リンクスであったとしても、やはり子どもであることに変わりない」「・・・でも結局変わってへんやないか」
「いいや、容赦したよ。罠の難度を[超易]にしておいた」何・・・だと?ありえるのか、こんな社員寮が!?
「死んで欲しいと思ったのは事実なんだが・・・リンクスには甘すぎたか」「・・・」
「行くぞ?・・・マサダ、居るか?ワカだ」「・・・はい、居ります。サトウとイシダも」「それは都合がいい。3人に客だ」「・・・(男の声?既婚者だって聞いてたから、戦場に出たのは男かと思ってた)」
ワカがドアを開けて入り、続けて俺も入る。マサダと思わしき人と目が合ったけど、何となく気まずくなって目を逸らした。
「あの、そちらの少年は?」「・・・客だ。腰を据えて話したい」「・・・席をご用意します」
食卓に並んで対面するのはワカ+俺と、マサダ+サトウ+イシダ・・・というか、全員男だった。カカァ天下か!
「さてと、落ち着いたところで話をしようか」「あの、ワカ様、そちらの少年は?」「リンクスだ」ワカの言葉に、向かいの男3人がキョトンとした顔になる。
「リンクス?」「それも、レイレナード社『メメント・モリ』のリンクスだ」一転して険しい顔をした3人は、一斉に俺を睨む・・・ハッ!この程度の圧力なんざ、オペレーターさんの3分の1にも満たないぜ☆とまぁ、そろそろふざけるのは無しにしよう。
「・・・説明された通り、俺がメメント・モリのリンクス、オービエです。事情は知っているでしょうか?
」「「・・・」」「・・・話は聞いています」やはり応答をするのはマサダだけで、サトウとイシダは黙ったままだ。
「ちなみに、グレート・ウォールを撃破したのも俺です」「「「!?」」」驚きの後に、より一層鋭い敵意・・・というより殺意を向けてくる3人。とうとうマサダまで黙りこくってしまった。
「俺を睨んだまま、憎んだままで構いません。話を聞いて下さい」「「「・・・」」」
「俺はグレート・ウォールのリンクス、ハタと約束をしました。3人のレイヴンの遺族に謝罪し、墓参りに行く、という約束を」「・・・どういう腹積もりだ」イシダ(サトウ?)が、吐き捨てるように言った言葉は、至極当然の疑問だった。
「今回の1件・・・いや2件は、本来俺の責任です。個人の範囲で取れる当然の責任を、自分自身の手で果たそうとしているにすぎません」「・・・なら聞こう。許されると思っているのか?」続けてイシダ(サ(ryが問うてくる。
「んなこと思てるわけないやろ。自分でも許せへんねんから」
「なっ・・・」イシ(ry(もうイシダでいいや)が驚いたのは俺の口調か、内容か、あるいはそのどちらもか。まぁ今はどうでもいい。
「殺した人数はずぅっと覚えとる。殺した状況もある程度までは正確に覚えてる」蟹さんに聞けば分かると思うよ、たぶん。
ちなみに、俺がリンクスになって殺した人数は“192人”や、と付け加えておくことも忘れない。ハタも加味した上でこの人数だ。
「・・・貴様は、異常だ」「しょうがないやろう?忘れられへんねんから・・・あ」肝心な事を忘れてた。さ、口調も直して・・・
「ん、んん、ゲフン・・・それでは、改めて」椅子から立って膝を抱え、頭を地面に付け、その横に両手を添える。「「「!?」」」
「申し訳、ありませんでした」
いわゆる土下座である。Xボタンのバックが速い種類の暴三節じゃないよ?
「許して下さい、とはいいません。ただ、謝っているのを理解していただければ構いません」
場に、沈黙が流れた。
・・・
「・・・一発だ」「一発?」いままで黙っていたサトウ(?)が、ここでようやく口を開いた・・・一発?
「俺とイシダとマサダ、一発ずつ殴らせろ。それで一応は“許して”やる」「・・・!」今、“許す”って、言った?
「それで構わないな?二人とも」「サトウ!・・・ちょっと、3人で相談させてください」3人が部屋を出て、コソコソと話し始める。
「・・・が・・・でやったら・・・しまう」「なら・・・おまえらは・・・」「ならここは・・・」「・・・ふむ、それなら・・・」「誰が・・・んだ?」「・・・俺が殺る」最後が特に物騒です。
「話し合いは終わったか?」「・・・はい」ぞろぞろと出てきて、俺の前に立つ3人。ちなみに俺は絶賛土下座中。だから足音と、ちょろっとだけ見えた6本の足で判断してます。
「サトウが、我々2人の分も込めて一発、殴ります。メメント・モリのリンクス、立って下さい」促されて顔を上げれば、そこには。
○斗の拳のごとく、上半身ムキムキになったサトウの姿が「っておいおいコレやb「んじゃ、“一発”いくぞ?」一発で死ねる!オーバーキル×2.0で済まないよ絶対!
「どぉぉぉりゃあぁぁぁぁ!」「うおぉぉぉぉぉぉ!?」ドーザー?衝撃ががががが
ドンッ、という音と共に壁に叩きつけられた・・・あれ?まだ生きてる。ネタ補正のおかg「っ、ガハッ、ゲホッ」・・・なんか、息苦しい。
「ふむ、肋が2,3本折れてるな」「なるほどぉ、折れた肋骨が肺を圧迫してこんなに苦sって大丈夫なのか俺グフォッ」「それだけ叫べるなら一応は大丈夫なんだろう」一応かよ・・・
・・・
「・・・これで打ち切りだ。イシダ?マサダ?」「・・・約束ですからね」「・・・ここまでした人間を、認めないわけにはいかんだろう」「・・・3人とも、ありがとうございました!・・・ぐぁ、墓参りは、また今度に」
一礼してから、ワカとともに部屋を出る。ちょっと洒落にならないダメージだ。
「用は済んだな?」「せや、な。できれば、メメント・モリまで、送って欲しいねんけど」「ACまででいいのか?」正直、こんな状態でネクストに乗ったらどうなるか、想像つかん。
「・・・ハァ、ぐっ」「・・・GAの病院に行っておくか?おそらく入院することになるだろうが」
「それはヤバイ。ルースに早く帰るように言われてるから・・・ぐっ」「どんな理由だ・・・まぁ、そこまで望むのならばACまで送ってやろう」
・・・10分後
じゃ、入れるぞ?
いや、入れるってどこに・・・ちょ、待っ
イタイイタイイタイイタイイタイ!無理無理無理だ!俺肋骨折れてるから!押し込まずに、もう少し優しk
アッーーーーーーーーーーーーーー!!
「・・・ゼェ、ハァ、やっと、コクピットに、入れた」「全く、無理をするからそうなる」
ん?ゲイヴン?HA☆HA☆HA、何を言っているんだ。コクピットに入るのに手こずっただけさ。最後は肋骨がモロに入って思わず声を上げてしまったけど。
「んじゃ、これで有澤ともオサラバってわけだ」「言い方に棘があるな。お前の頼みだったはずだが?」ゴメンナサイ。ろくな思い出作らなかったんで。
「・・・そうだ、この機体には誰一人として触っていないからな」「へ?」「・・・人に情報漏洩だなんだと言っていた割には、随分と迂闊だな」そういえばそうでした(笑 またルースに怒られる。
「ほんまにワカにはお世話になったわ」「・・・一つ、覚えておけよ?オービエ」何かと思って、初めて俺を名前で呼んだワカに振り返れば、
「俺はお前を信用はしたが、許してはいない」
ワカは、そう捨て台詞を残してメメント・モリから降りた。顔は、ギリギリ見えなかった。
別に追おうとは思わない。また会うことになるだろうし。
・・・
--ゴォオオオオ--
「・・・ぐっ・・・ガフッ・・・グォッ・・・」地形が痛い。地味に痛い。地上でブーストしながらエグザウィルを目指すメメント・モリのコクピットの感想は、それだけ。
滑らかな地形なら良かったんだけど、生憎と大自然は俺を受け入れてくれなかったらしい。デコボコした地形が・・・
え?空を飛べばいいって?さっき試しました。滞空してる間はいいけど、着地した瞬間に意識が飛びそうになりましたよ。
QB・OBなんてもってのほか。地道に進むしかないんですよ。
・・・1時間後
「・・・」なんか、ヘルメットの中が赤くなってきた気がするんですけど。あれ?出血してね?もしかして吐血してる?口の周りがヌルヌルになってきたぁ。
・・・さらに1時間後
「」
※思考する気力すら失いました。
・・・10分後
「・・・い・・・丈夫・・・」声が聞こえる。耳に響いてそれが骨を伝って順繰りに問題の肋骨のあたりにも伝わって骨に響いて内臓に響いてとどのつまり痛い。
「・・・っかりしろ!・・・救護班が・・・るな!・・・」怒鳴らないでくださいな。痛いから。
「・・・今出して・・・」川の向こうにお花畑が見えるぅ。川の底から蟹さんがおいでおいでしてるぅ。あれ、普通対岸から手招きするもんじゃ・・・ま、いっか。今行くよ、蟹さん。
・・・
「さて、グレート・ウォールの件だ」まずそこからいっちゃうのかよ。久しぶりの再会を祝うとかさ・・・そういえば蟹さん、俺死んだ?三途の川に飛び込みして会いに来たのは初めてなんだけど
「飛び込みセーフは、アウトです」電車じゃないんだから・・・あ、つまりアウト?「いや、乗れた事を鑑みればギリギリセーフ」へぇ、生きてるんだ。嬉しいような悲しいような
「今まさに、半日に及ぶ大手術が!」うぉ、マジで!燃えてきた!「始まるはずだ」まだ半日かかるか分かんないじゃん
「真面目な話を。始めよう」蟹さんがビシッと決める。そこに痺r「実を言うともう決定しているんだが、聞いとくか?」つっこみすら入らなかったぜ
「今回はおまけして、レイヴン3人とグレート・ウォール、合わせて一つだ」さすが蟹さん太っ腹!「食用にはならんぞ」どうせなら頭でっかちがいいな、蟹ミソ的な意味で。
ん?蟹に頭と腹の区別なんてあるのか?「今回は、“後悔”だ」これまた嬉しいような勿体ないようなのを
「報告はした。それじゃあな」蟹さんが去っていこうとする・・・あ、そうだそうだ「どうかしたか?」新☆オービエはどうなった?
「・・・すまん、オービエ」そう言って去っていく蟹さん。おいおい、それどっちに謝ってt
現実に強制送還されました
・・・
「・・・で、君は有澤重工社員一同の目の前で堂々と自分の知る事を大体話した後、有澤のリンクスの誘いにレイレナードの技術の塊を放置してホイホイ付いていき、有澤の厚意で遺族の方々に会わせて頂いたものの遺族からキツイ一撃をもらい、青息吐息でネクストに搭乗しエグザウィルに帰ってきてから半日に及ぶ大手術の末1ヶ月寝込み、面会謝絶の解けた今僕とオペレーターと心配してきてくれたザンニとベルリオーズとアンジェと真改を前にして何か言うことは?」「ごめんなさい」これしか言えないじゃん。
気が付けば、国家解体戦争が終結してから1ヶ月ちょい。GAとレイレナードの関係は悪くはなった『けど』今すぐ戦争を起こす気は、お互い無くなったらしい。
「身体張った甲斐があるってもんや」「それにしても、もう少し考えられなかったものかな?オービエ」ザンニがすかさずつっこみを入れてくる。「結果オーライなのさ☆」
「・・・ハァ、やっぱり君はバカなんだね」「ザンニにも、迷惑かけてしもうたな。ごめん」ため息をつくザンニの発言をスルーしつつ、謝っておく。
俺が旅立ってから、結局ザンニは俺を連れ出した事を問い詰められたらしい。その時の言い訳は、
「アクアビット社内で『ちょっとした』事故が起こり、リンクスを寝かせたまま放置すれば危険が『ほぼ無いのですが』、一応の処置としてある程度は復興したエグザウィルに戻しておきました。ああ、実験はすでに鎮圧済みです」というものらしい。
・・・レイレナードにも知られたくないのか、AMIDAの事。アライアンスとキサラギ派みたいな事にならないと良いけど。むしろアクアビット社にキサラギ派がいたりして。
丁度このころ、特注ケースに入れて保管されたAMIDAを前に恍惚とした顔でくしゃみをする2人の研究員がいたとかいなかったとか。
次に、なにやら俺を睨んでいるベルリと目が合った。
「・・・」「・・・えぇと」スッ、という音と共に、俺はベルリに殴られていた。ちょっと痛「ズキズキ」訂正、とても痛い。この痛みが骨を伝って(中略)とどのつまり痛い。
「自分が何をしたのか分かっているのか?」「・・・」「『俺が死ねば、それで1:1の痛み分けで済む』?本当にそうなるとでも思っていたのか?」ベルリは、本気で怒ってる。
そう、痛いほど分かる。分かるけれども、『後悔できない』
「・・・反省はしてる。今後自重もする。でも後悔はしとらん」「・・・まったく」ムスッとした顔に戻るベルリ。ごめんな、今度コーヒー奢るから。
「さて、私の番だな」そういって自分から前に出るアンジェ。「アンジェが運んでくれたんやって?ありがとうな」何を隠そう、エグザウィル周辺で力尽きた俺を運んだのはアンジェなのだ。
任務が終わって帰ってくる道中に、動かないメメント・モリを見つけたらしい。感謝感激雨あられ。
「それはそうと、あの程度で力尽きる奴は修行が足りない。リハビリメニューのあとは・・・分かるな?」
「勘弁してくれ!」感謝 は 消え去った。臨死体験はもうカンストしてるんだ!
「無事・・・?」「おお、真改。もう大丈夫なんだけど、あんまり死角から話しかけられると寿命が縮むから」ベッドの脇から声をかけられ振り返れば、いつも通り真改がいた。慣れる日は来るのだろうか。
「そういや、飯食べに行く約束してたな。今度行こか」「全員・・・」ここにいるみんなで食べようって?それもいいな。楽しそうだ。
なんだかんだ言って、真改との話が一番穏やかだった気がするのは気のせいじゃないだろう。
「さて、僕とオペレーターの番だね」「・・・失礼ですが、ベルリオーズ、アンジェ、ザンニ、真改。部屋を出てもらえますか?」人払いするオペレーター・・・俺の人生もここまでかっ。
不満げながらも、若干面白そう、という目をしているベルリ。高笑いしそうな笑顔のアンジェ。心配した顔のザンニ。三者三様で部屋を出て行った。真改は気が付いたらいなくなってた。ドアは一つのはずなのに・・・
「まず、僕から報告だ。企業は互いに停戦協定を結び、その結果管理するネクスト及びリンクスをナンバー付けして登録することになった」さて、俺のランクは11になってるかな?・・・無理だろうな、さすがに。
「ランクについては、この通りだ。
ランク1 ベルリオーズ/シュープリス
ランク2 サーダナ/アートマン
ランク3 アンジェ/オルレア
ランク4 レオハルト/ノブリス・オブリージュ
ランク5 メアリー・シェリー/プロメシュース
ランク6 セロ/テスタメント
ランク7 テペス=V/シルバーバレット
ランク8 王小龍/ストリクス・クアドロ
ランク9 サー・マウロスク/ラムダ
ランク10 メノ・ルー/プリミティブライト
ランク11 ザンニ/ラフカット
ランク12 パルメット/アンズー
ランク13 オービエ/メメント・モリ
ランク14 シェリング/クリティーク
ランク15 アンシール/レッドキャップ
ランク16 霞スミカ/シリエジオ
ランク17 K.K/リバードライブ
ランク18 スティレット/レ・ザネ・フォル
ランク19 フランシスカ/へリックスⅠ
ランク20 ユージン/へリックスⅡ
ランク21 P.ダム/ヒラリエス
ランク22 ミセス・テレジア/カリオン
ランク23 ハタ/グレート・ウォール リンクス死亡につき欠番
ランク24 ワカ/車懸
ランク25 ボリスビッチ/バガモール
ランク26 ナジェージダ・ドロワ/ファイバーブロウ
ランク27 ミヒャエル・F/カノンフォーゲル
ナンバー26までが、いわゆる『国家解体戦争』に参加したリンクスだ。“オリジナル”と呼称するそうだよ。
ランク27は、君が寝込んでいる間に登録された、いわゆる“第2世代”と呼ばれるリンクスだ。何か質問ある?」
「ハイハーイ」「はい、オービエ君、どうぞ」「リンクス戦争後期から参戦した俺のランクが存外高いことについて説明してください」ランクが2つ低い“だけ”じゃん。俺そこまでがんばってないよ?
「それについては、オペレーターから説明するよ」「では、リンクスの評価を挙げてみましょう。
-点 何度かの命令違反。GAのBIGBOXへ向かったことも含めて
初陣での酷い戦果。
+点 レイレナード社内でもかなり高いAMS適性
シドニーでの戦果
グレート・ウォールの撃破
こんなところでしょうか。+評価、特に、ネクストの撃破などでいうなら10位以内に入ってもおかしくないのですが、一つ目の-点が全てを潰しています。2つ目の-点は大して問題無いのですが」「・・・」やっぱ自重するべきかな、俺(泣
「オリジナルのランクが変動することはないですが、企業間での評価は変わります。あなたは、新興企業であるレイレナードを支える重要な一角なのですから・・・」やる気、起きないなぁ。自己顕示欲がカケラも出てこないのは仕方ないと思うんだ。
「『やる気が起きない』?『自己顕示欲がカケラも出てこない』?」やべ、バレた、と思いつつベッドを脇から抜け、逃げ出そうとする。
ベルリのところだ!あの天然のベルリなら、事情を気にせず匿ってくれるはずだ!「ランク1を天然呼ばわりするのはどうかと思いますが、逃げられるとお思いで?私も大概頭に来ているのですよ?」
ナニをされたかはご想像にお任せするわ。ただ、今までが手加減されてた、という事だけ記しておく。
「この牛乳めっちゃ美味しいなぁ!二本目買ってこよ!」
「おい、アクアビット製牛乳買ってる奴がいるぞ」
「察してやれよ。あれ、現実逃避に最適な一品だからな。相当嫌な事でもあったんだろうよ」
階段部員の2人に目撃されたのは、たぶんオービエ。
どうも、GWをグレート・ウォールと読みそうになったり、更新にまた一ヶ月かかった作者です。
PS3とAC4とACFAを衝動買いしてガチャガチャしていたからなのか、GW中に投稿したかったんですが間に合いませんでした。ち、違うよ!情報収集だよ!と言い訳してみる・・・と言いつつ、変なことばかり判明しました。
・あれ、なんかプラズマの弾多いな、レギュレーションのおかげか?凄いなぁ→初期アリャーの背プラズマがトレーサーじゃなくてスルタン→全体的にジェネ軽っ!
・メメントモリってどんな色なんだろう。レイレナードだから黒っぽいのかな?→赤を基調とした予想外なド派手カラー+あの似合わない角スタビ→エエェェェェェェ
・『ファースト・プレゼンテーション』?アクアビットマンで無双ゲーできるらしいよ!→HARDモード
・水上のシェリング強っ。カノープス+アルタイルのWトリガーはマッハでハチの巣どころか溶ける
・なぜかサーに勝てない。9割を占めるフェルミ力は落としたはずなのに・・・レーザー恐い
・閉所の核MTダメ、絶対!→ガチタンこそ正義!
・ロケットがぁぁ・・・ここまで弱いとむしろ正しい気がしてくる。不思議!
刀剣さんのコメントの真の意味が今ようやく分かった気がします。ここまで弱いとは・・・
・本家メメントモリに『メメント・モリ』で負けそうになったorz(誤字じゃないよ!)
・BFFがEASYモードすぎる件に関して
メメントモリの色に関してはかなり焦りましたが、一回りして一つのネタに変わりました。あと、No.29のネタも飛んできたり。
土日あたりに、この時点での人物紹介を載せたいです。
誤字・脱字・文法上のミスがあれば、感想にてお願いします。
雪林檎様・・・晩のうちながら、感想ありがとうございます。
オペレーターさんはきっと、一人だけレベルが日本一ソフトウェア並なんでしょう。
笑顔付きさんの動画は、何度か見させてもらいました。あの人にこそ、変態という敬称がふさわしいのだと思います。ロケットだろうがとっつきだろうが。
ジムリーダー?あの人は既に人間の限界を突破していたんだと思いますよ?あの動画の「所詮とっつきだ!そ、空に逃げれば・・・」(←内容うろ覚え)というコメントに噴きそうになったりしました。
oruten様・・・毎度の事ながら、感想ありがとうございます。
有澤の社員寮は108までの炸薬系統トラップと、無数の対人用トラップで構成されています。並のネクストであるなら、間断なく襲いかかってくるグレネードのシャワーでPAごと粉砕されるでしょう。一番のカモは間違いなくENタンク。
ランクは13。機体構成が変わり、ランクが変わり(たぶん紹介文も)、ゲームとは少しずつ違う世界になってきました。で、でもあんまり期待しないで!オリジナルな話以外はたぶん大差ないから!
あと、オービエ君のラスボスはダンボールです。
なるほど、ライフルと散布ミサですか。テルスはKP出力高くてもPA薄いですからね。反対側には・・・なるほど!とっつきとロケットか!ありがとうございます!