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No.14611の一覧
[0] 八神家のそよかぜ【完結済・おまけ投稿】[dragonfly](2011/12/25 02:18)
[1] #1  それは少女たちの出会いなの[dragonfly](2011/12/14 10:34)
[2] #2  名前の意味はそよ風なの[dragonfly](2011/12/14 10:38)
[3] #3  それぞれの胸の光なの[dragonfly](2011/12/14 10:38)
[4] #4  それは早かりし目覚めなの?[dragonfly](2011/12/14 10:38)
[5] #5  わかりきれない気持ちなの?[dragonfly](2011/12/14 10:39)
[6] #5.5 Nain to Boin[おまけ][dragonfly](2013/03/31 13:50)
[7] #6  はじまりは突然になの[dragonfly](2011/12/14 10:38)
[8] #7  街は【瞳】でいっぱいなの?[dragonfly](2011/11/08 09:20)
[9] #7.5 シネマ・アレスタ[突発おまけ][dragonfly](2011/12/14 10:37)
[10] #8  新たなる力、浮上なの?[dragonfly](2011/12/14 10:37)
[11] #9  脅威は追憶の彼方からなの[dragonfly](2013/03/31 13:24)
[12] #10 未完の遺物と現在となの[dragonfly](2013/03/31 13:23)
[13] #11 秘めた決意、隠れた選択なの[dragonfly](2011/12/14 10:36)
[14] #11.5 静夜の捧げ物[IF][dragonfly](2010/02/04 11:30)
[15] #12 それは小さな出会いなの(前編)[dragonfly](2010/04/01 07:23)
[16] #13 それは小さな出会いなの(後編)[dragonfly](2010/06/24 12:21)
[17] #14 招待、そして謝罪なの[dragonfly](2011/12/14 10:35)
[18] #15 なまえをよんで[dragonfly](2011/12/14 10:35)
[19] #16 繕われた過去と現在となの[dragonfly](2010/07/30 09:41)
[20] #17 ここは湯のまち、海鳴温泉なの?[dragonfly](2011/12/14 10:34)
[21] #18 決戦は海の中でなの[dragonfly](2013/03/31 13:39)
[22] #19 夜の終わり、旅の終わり[dragonfly](2011/03/16 05:50)
[23] #19.5 使命の理由[dragonfly](2010/02/04 11:34)
[24] #19.8 集結?[突発おまけ][dragonfly](2010/06/24 12:30)
[25] #20 その日、時空管理局本局[おまけ][dragonfly](2010/06/24 12:29)
[26] 【ネタ】グレアム家の旋風[dragonfly](2010/06/24 12:29)
[27] #66-1 ファースト・ビジット[dragonfly](2010/01/31 19:10)
[28] #66-2 特遮二課[dragonfly](2010/06/24 12:28)
[29] #66-3 Master&Pupil[dragonfly](2010/07/30 09:37)
[30] #66-4 Sisters&Parents[dragonfly](2010/06/24 12:27)
[31] #67-1 魔法の呪文はじゃんけんなの?[dragonfly](2010/06/24 12:26)
[32] #67-2 その日、聖王医療院[dragonfly](2011/03/16 05:44)
[33] #67-3 八神あゆのある1日(前編)[dragonfly](2010/06/24 12:25)
[34] #67-4 八神あゆのある1日(後編)[dragonfly](2010/07/30 09:36)
[35] #67-4.5 ターニング・ポイント[dragonfly](2010/07/30 09:47)
[36] #67-5 管理局は危険がいっぱいなの?[dragonfly](2011/03/16 05:49)
[37] #67-5.5[IF]それは不可思議な出会いなの?[dragonfly](2010/06/24 12:35)
[38] #68-1 バレンタイン・デイ[dragonfly](2011/03/16 05:46)
[39] #68-1.5 泣いた赤鬼、ふたたびなの[dragonfly](2010/02/24 10:52)
[40] #68-2 それは小さな願いなの[dragonfly](2010/02/10 08:54)
[41] #68-2.5 その日、テスタロッサ邸[dragonfly](2010/07/09 12:33)
[42] #68-3 新たなる力、起床なの![dragonfly](2020/08/25 05:09)
[43] #68-3.4 [IF]第101監視世界の「うだるような暑い」一日【ネタ】[dragonfly](2011/12/14 10:39)
[44] #68-3.5[IF]三人目の使い魔なの!?【ネタ】[dragonfly](2010/06/24 12:20)
[45] #68-4 ファミリーズ[dragonfly](2010/07/09 12:28)
[46] #68-4.5 夜の終わり、夢の終わり【ネタ】[dragonfly](2010/07/30 09:38)
[47] #68-5 涙、ふたりで[dragonfly](2010/07/30 09:40)
[48] #69-1 Book's Strike[dragonfly](2010/07/22 05:00)
[49] #69-2 それは大いなる危機なの?[dragonfly](2010/07/30 09:35)
[50] #69-3 なまえをつけて[dragonfly](2010/07/09 12:27)
[51] #69-4 サモナーズ[dragonfly](2010/07/09 12:27)
[52] #70-1 約束の時へ[dragonfly](2020/09/08 21:26)
[53] #71-1[IF]祝福が芽吹くときなの【ネタ】[dragonfly](2011/10/12 09:59)
[54] #71-2[IF]無限の志望【ネタ】[dragonfly](2011/09/28 10:12)
[55] #71-3[IF]虚空からの翼[dragonfly](2011/08/31 12:26)
[56] #71-4[IF] 千尋の谷へ[dragonfly](2011/08/31 12:25)
[57] #72-1 スタンバイ・レディ[dragonfly](2010/07/30 09:40)
[58] #74-1[IF]Sisters&Sisters【ネタ】[dragonfly](2011/07/27 09:32)
[59] #74-2[IF]ファースト・え~ど【ネタ】[dragonfly](2011/05/25 08:22)
[60] #75-2 機動六課のある試験日[dragonfly](2010/03/06 11:04)
[61] #76-1[IF]ここはゆりかご、発掘前線なの【ネタ】[dragonfly](2010/09/18 08:32)
[62] #76-2 炎と氷[dragonfly](2012/08/21 21:33)
[63] #77-1 それは小さな始まりなの[dragonfly](2010/06/24 12:22)
[64] #78-1[IF]スタンバイ・レティ【ネタ】[dragonfly](2010/10/15 09:30)
[65] #78-2 [IF]タリーア!?もうひとりのベルカ王なの![dragonfly](2011/04/01 10:59)
[66] #78-3 魔法の呪文は250万Kなの?[dragonfly](2011/11/08 09:20)
[67] #78-4 [IF]機動六課のある出動【ネタ】[dragonfly](2011/03/16 05:48)
[68] #79-0.1[IF]アナレタ!?もうひとつの魔法術式なの!【ネタ】[dragonfly](2011/03/16 05:46)
[69] #79-0.2[IF]その月、軌道砲架【ネタ】[dragonfly](2010/08/30 10:39)
[70] #79-0.5[IF]それは武式な出会いなの[dragonfly](2011/08/31 12:25)
[71] #79-1 集結[IF][dragonfly](2010/02/26 10:06)
[72] #79-2[IF]それは覆いある利器なの【ネタ】 おまけのおまけ加筆[dragonfly](2012/02/14 20:48)
[73] #84-1[IF]街はなのはがいっぱいなの【ネタ】[dragonfly](2011/10/12 09:56)
[74] #79-ex [IF]思い出は時の彼方なの(前編)[dragonfly](2012/02/14 20:45)
[75] #79-ex [IF]思い出は時の彼方なの(後編)[dragonfly](2012/02/14 20:46)
[77] エイプリルフール冗談企画[dragonfly](2013/04/01 00:00)
[78] 母の日企画[dragonfly](2013/05/12 11:11)
[79] 独自設定、オリジナル解釈、お遊び設定等【本編補完資料】[dragonfly](2012/08/21 21:32)
[80] 七夕企画 #18 決戦は天の川でなの【ルート分岐】[dragonfly](2013/07/07 11:27)
[81] あゆの騎士服[dragonfly](2020/09/08 21:30)
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[14611] #9  脅威は追憶の彼方からなの
Name: dragonfly◆23bee39b ID:d314d7ca 前を表示する / 次を表示する
Date: 2013/03/31 13:24




「お、ヴィータのスパーク攻撃、大成功やな」

「ハンマーの扱いにかけて、ヴィータの右に出る者はおりません」

はやてに応えたシグナムは、実はルールを知らない。


八神家総出で観戦しているのは、ゲートボールの練習試合。ヴィータが絶賛出場中なのだ。


        ――【 がんばれヴィータ! 】――


……しかし練習試合に横断幕は、やりすぎではなかろうか?


中丘町スィート・パームス VS 海鳴トム・アプローズ。因縁の対決。

来月には市民大会があるそうだが、このカードはその決勝戦を先行実施しているようなものらしい。

ヴィータの所属する中丘町スィート・パームスは全員が女性――心が女なら医学的には男性でも可――といういささか珍しいゲートボールチームで、名将高柳真理子(旧姓:広岡)女史率いる設立2年目の新進気鋭揃い。

対する海鳴トム・アプローズは、ゲートボールが出来た時から有ったと言う名門。そのぶん、草葉の陰から見守っているOBの人数は随一。

ちなみに何が因縁の対決かというと、中丘町スィート・パームスの設立理由が、両チームの監督の夫婦喧嘩だったからである。

しかも去年の市民大会で、決勝戦にて海鳴トム・アプローズを下していた。




****




大勝して、機嫌のいいヴィータでは、あるのだが……。

「応援に来てくれんのは嬉しいけどさぁ。
 ……なんだよ。これ?」



    それは、まさに墨塊であった。

  卵焼きと呼ぶには、あまりにも焦げすぎていた。



「ごめんなさい。ちょっと目を離した隙に……」

「砂糖入れた卵焼きは焦げやすいしなぁ」

シャマルが初挑戦した卵焼きは、炭焼き風だったようだ。炭で、ではなく、炭を、だが。

「失敗作を弁当に詰めてくんなよ。
 今日はもう終わったからいいけど、腹壊したら試合どころじゃねぇじゃねぇか」

試しにヴィータが箸を刺したら、灰となって崩れ落ちてしまった。蘇生にはカドルトが必要だろう。

「ごめんなさい」

シャマルは平謝り。けれど視線があゆに。

「しゃまるねぇさまが、はやおきしてつくられたのです。
 おひろめくらいしないと。なのです」

「てめぇのさしがねか、あゆ」

言葉面に比べて、その語調は厳しくない。むしろ、炭の欠片を口に運ぼうとするあゆを止めている。

「おねぇちゃんのりょうりとは くらべものになりませんが、これはこれで なかなかいけるのですよ?」

炭には吸着作用があるので、解毒に使えないこともない。実際あゆは、サバイバル訓練で何度か胃腸薬代わりに食べていた。

苦労してすりつぶす必要がないぶん良い炭だ。とまでは、さすがにあゆも言わないが。


「精進やな」

喜ぶべきか悲しむべきか、それとも恥じ入るべきかと惑うシャマルの肩を、そっとはやてが叩いていた。




****




あゆが、半透明のテンキーを打っている。

いや、数字が8までしかないからエイトキーと呼ぶべきか。

口頭ではあゆの喉に負担がかかりすぎるためシャマルが組んだ、クラールヴィント直結のマンデバイスインタフェースである。

【瞳】を挟むようにテーブルに着いているあゆとシャマルを、ザフィーラがリビングの端から見やっていた。この2人は、ほっとけばまた昨日のように根を詰めかねないので、ヴィータの厳命で監視しているのだ。

「やっぱり、ここから記述式が違うわ。
 便宜上ディビジョンと名付けて、構造予測……。
 あゆちゃん、そちらに送ったパターンで構造化、さらに内部で階層化していると予測しました」

閉じていたまぶたを一度だけ上げて、あゆが立体表示された構造予測モデルを見やった。

「わかりました。なのです」

再びまぶたを下ろして、あゆは手の中の【瞳】に意識を集中する。
浮遊している魔力素単体ならともかく、こうした魔力素集積体、物質化魔力体相手なら、視覚に頼らないほうが明晰に視えると気付いたのだ。



今頃シグナムとヴィータは遠方の無人世界へと赴き、リンカーコアを持つ巨大生物からの蒐集を試しているころだろう。

出掛けに「きつねは、じぶんのすあなのまわりでは、かりをしないのですね」と言ったあゆが、ヴィータに拳骨を落とされていたか。


「さぁて、そろそろ一息入れてなぁ。おやつやよぅ」

膝の上のトレィに手作りラスクを満載にして、はやてがキッチンから出てくる。

「あっ、わたしお茶入れますね」

「しぐなむねぇさまと、びぃーたおねぇちゃん。おそいのです」

「せやなぁ。おやつまでには帰ってくるって言うとったのにな」

ゲートボールの練習試合程度では晴らしきれない鬱憤を、ぶつけているのであろう。見たこともない巨大生物に、あゆは同情するのであった。




****




「そんなに おそろしいばしょ だったのですか?」

ああ。と、崩れるに任せるようにしてシグナムが座り込む。

「あのような手練れが、この世界に居ようとはな」

「魔法もなしにわたしの隠蔽魔法を見破られるなんて、思ってもみませんでした」

悔しさを隠そうともせず、シャマルは爪を噛む。

「あたいの相手も、ありゃ人間じゃねぇぞ」

こちらはどさりと、ヴィータがソファに身を投げ出した。


残されていた【瞳】、その最後の1個を回収すべく今夜シグナム・シャマル・ヴィータの3人は、とある屋敷の敷地へと侵入した。

もとより警戒厳重なのは承知していたから、ヴォルケンリッターといえど油断していたわけではない。

だが、相手が悪かった。

塀を跳び越え敷地に足を着けた途端に屋敷から現れたのは、3人の男女だった。

その身ごなしだけで尋常ならざる使い手と認識したシグナムは、ヴィータと2人で相手の足止め、シャマルに回収を任せようとする。

しかし、意に反して足止めされたのはシグナムたちの方であった。二振りの小太刀を自在に操る青年とメイド服姿の女性は、それぞれにシグナム、ヴィータを圧倒した。

もう一人の女性の追跡をどうしても振り切れず、シャマルが追い詰められるに至ってシグナムは回収を断念。

相手に明確な殺意がなかったことを頼みに強引に合流。
連結刃シュランゲフォルムによる防御と、シャマルの隠蔽魔法の強化のもと、ヴィータの転移魔法で別世界へと逃走したのであった。

「攻撃さえ出来たらよ!!」

憤りに虹彩を青く染め、ヴィータが吼える。横薙ぎにはらったこぶしの、しかしやり場がない。

相手を一切傷つけてはならないと申し渡されていたとは云え、ベルカの騎士が同数での戦いに遅れを取ったのだ。ヴィータならずとも吼えたくなるだろう。


「ん? どうしたのだ、あゆ」

あゆの顔色が悪いことに気付いたのは、留守居だったために精神的な衝撃の少ないザフィーラだった。

「……こだち、2とうりゅう。なのですか」



あゆは、施設が襲撃された夜に小太刀二刀流を使う敵の姿を見ている。一撃一撃が重く、しかし迅い。あゆたちを歯牙にもかけぬ教官たちが、ことごとく一刀のもとに叩きふせられていった。

業の染み付いた技というものを、あゆは初めて見ただろう。
業を生む技、業に至った技、業そのものの技。力だけでなく、速さだけでなく。積み重ねられ研鑚された歴史がその太刀筋を支えている。人の意志が、引き継がれるたびに力になっていくのだ。

自分では、ああは成れない。理由もなく、ただ感じるままにあゆは悟った。

あんな存在が居るのに、あれより強くどころか、同じ高みにすら達し得ない。それはつまり、この世界に居てはいずれ殺される。と云うこと。

暗殺者になりたかったわけではない。ただ、その道しかなかっただけだ。けれど、その道すら往く手をふさがれた。

どこに行く宛てがあるわけでもなく、あゆは逃げ出した。
習い憶えた技を忘れたかのように、身についた力も無くしたかのように、ただ夢中で駆け出した。
ぼんやりと灯って見える魔力素だけが道標だった。



「あゆが居た組織の、敵対勢力かもしれない。ということか」

たまたま同じ武器を使う人間がいたからといって、それだけで結びつけるほどザフィーラは短絡ではない。それはあゆとて同じだ。

「あゆの存在が知れたら、拙いか?」

しかし、魔法なしとは云えシグナムを圧倒するほどの使い手が、この世にどれだけ居るというのだろう。

うむ。とシグナムが立ち上がった。

「あの【瞳】の確保は諦める。
 シャマル、サーチャーも外せ。最悪、暴走を始めてからでも我らなら間に合うはずだ」

「わかったわ」

でも。と立ち上がりかけたあゆを引き止めたのはザフィーラで、器用に顎であゆの肩を押さえ、自分にもたれかからせる。

あゆの麻痺はふくらはぎ近くまで忍び寄っていて抗えなかったが、尻尾で撫でてもらうにいたり、その気まで奪われただろう。

「あのタイミングで打って出てきたということは、前々から警戒していたに違いない。
 偵察の時か、魔法監視を気取られたか。
 いずれにせよ、下手に突付いてここに辿り着かれるわけにはいかん」

当分は手の出しようもないしな。と言い置いて、シグナムはキッチンへと踵を返す。

「もう19個もあるんだ。1個や2個、手に入れそびれたからっていいじゃねーか」

ソファから跳ね起きたヴィータが、シグナムを追ってキッチンへ。

「シグナム! あたいにもアイス♪」

「そんなもの出してない!」

くすくすと笑って、シャマルもキッチンへ消えた。

「わたしにもアイス下さい」

「シャマル、お前もか!」

ふさふさとお腹を撫でる尻尾を捕まえて、あゆはぎゅっと抱きしめた。

「アイス食べんならさー、はやて起こした方がよくねぇ?」

「よさんか!」

「うちのこと、呼んだん?」

パイントカップを抱えたヴィータがリビングに飛び出してくるのと、戸口から車イスが入ってくるのが同時。

「おぉ! はやてぇ♪ みんなでアイス食べようぜ」

ええねぇ♪ と、あゆに気付いたはやてが、車イスを寄せてくる。ザフィーラを羽織るようなあゆの姿に、笑顔。

「こっちも、ええやよねぇ」

それっきりなにも言わず、ただあゆの頭をなでた。


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