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No.14064の一覧
[0] 完結 復活の時(鋼殻のレギオスif)[粒子案](2016/01/21 09:22)
[1] 第一話 一頁目[粒子案](2013/05/08 21:06)
[2] 第一話 二頁目[粒子案](2013/05/08 21:06)
[3] 第一話 三頁目[粒子案](2013/05/08 21:07)
[4] 第一話 四頁目[粒子案](2013/05/08 21:07)
[5] 第一話 五頁目[粒子案](2013/05/08 21:07)
[6] 第一話 六頁目[粒子案](2013/05/08 21:08)
[7] 第一話 七頁目[粒子案](2013/05/08 21:08)
[8] 第一話 八頁目[粒子案](2013/05/08 21:08)
[9] 第一話 九頁目[粒子案](2013/05/08 21:09)
[10] 第一話 十頁目[粒子案](2013/05/08 21:09)
[11] 第一話 十一頁目[粒子案](2013/05/08 21:10)
[12] 第一話 十二頁目[粒子案](2013/05/08 21:10)
[13] 閑話 一頁目[粒子案](2013/05/09 22:03)
[14] 閑話 二頁目[粒子案](2013/05/09 22:03)
[15] 閑話 三頁目[粒子案](2013/05/09 22:04)
[16] 閑話 四頁目[粒子案](2013/05/09 22:04)
[17] 第二話 一頁目[粒子案](2013/05/10 20:48)
[18] 第二話 二頁目[粒子案](2013/05/10 20:48)
[19] 第二話 三頁目[粒子案](2013/05/10 20:49)
[24] 第二話 四頁目[粒子案](2013/05/10 20:49)
[34] 第二話 五頁目[粒子案](2013/05/10 20:49)
[35] 第二話 六頁目[粒子案](2013/05/10 20:50)
[36] 第二話 七頁目[粒子案](2013/05/10 20:50)
[38] 第二話 八頁目[粒子案](2013/05/10 20:50)
[39] 第二話 九頁目[粒子案](2013/05/10 20:51)
[40] 第二話 十頁目[粒子案](2013/05/10 20:51)
[41] 第二話 十一頁目[粒子案](2013/05/10 20:51)
[42] 閑話 赤毛猫の一日[粒子案](2013/05/11 22:13)
[43] 第三話 一頁目[粒子案](2013/05/11 22:13)
[44] 第三話 二頁目[粒子案](2013/05/11 22:13)
[45] 第三話 三頁目[粒子案](2013/05/11 22:14)
[46] 第三話 四頁目[粒子案](2013/05/11 22:14)
[47] 第三話 五頁目[粒子案](2013/05/11 22:14)
[48] 第三話 六頁目[粒子案](2013/05/11 22:15)
[49] 第三話 七頁目[粒子案](2013/05/11 22:15)
[50] 第三話 八頁目[粒子案](2013/05/11 22:15)
[51] 第三話 九頁目[粒子案](2013/05/11 22:16)
[52] 第三話 十頁目[粒子案](2013/05/11 22:16)
[53] 第三話 十一頁目[粒子案](2013/05/11 22:16)
[54] 第三話 蛇足[粒子案](2013/05/11 22:17)
[55] 閑話 乙女と野獣[粒子案](2013/05/11 22:17)
[56] 第四話 一頁目[粒子案](2013/05/12 21:10)
[57] 第四話 二頁目[粒子案](2013/05/12 21:11)
[58] 第四話 三頁目[粒子案](2013/05/12 21:11)
[59] 第四話 四頁目[粒子案](2013/05/12 21:11)
[60] 第四話 五頁目[粒子案](2013/05/12 21:12)
[61] 第四話 六頁目[粒子案](2013/05/12 21:12)
[62] 第四話 七頁目[粒子案](2013/05/12 21:12)
[63] 第四話 八頁目[粒子案](2013/05/12 21:13)
[64] 第四話 九頁目[粒子案](2013/05/12 21:13)
[65] 第四話 十頁目[粒子案](2013/05/12 21:13)
[66] 第四話 十一頁目[粒子案](2013/05/12 21:14)
[67] 閑話 ツェルニに死す![粒子案](2013/05/13 20:47)
[68] 閑話 ニーナの勉強会その一[粒子案](2013/05/13 20:48)
[69] 閑話 ニーナの勉強会その二[粒子案](2013/05/13 20:48)
[70] 戦慄! 女子寮の朝[粒子案](2013/05/13 20:48)
[71] 第五話 一頁目[粒子案](2013/05/14 22:07)
[72] 第五話 二頁目[粒子案](2013/05/14 22:07)
[73] 第五話 三頁目[粒子案](2013/05/14 22:07)
[74] 第五話 四頁目[粒子案](2013/05/14 22:08)
[75] 第五話 五頁目[粒子案](2013/05/14 22:08)
[76] 第五話 六頁目[粒子案](2013/05/14 22:08)
[77] 第五話 七頁目[粒子案](2013/05/14 22:09)
[78] 第五話 八頁目[粒子案](2013/05/14 22:09)
[79] 第五話 九頁目[粒子案](2013/05/14 22:09)
[80] 閑話 第五話の後始末[粒子案](2013/05/14 22:10)
[81] 閑話 第一次食料大戦[粒子案](2013/05/15 22:17)
[82] 第六話 一頁目[粒子案](2013/05/15 22:18)
[83] 第六話 二頁目[粒子案](2013/05/15 22:18)
[84] 第六話 三頁目[粒子案](2013/05/15 22:19)
[85] 閑話 第二次食料大戦[粒子案](2013/05/15 22:19)
[86] 第六話 四頁目[粒子案](2013/05/15 22:19)
[87] 第六話 五頁目[粒子案](2013/05/15 22:20)
[88] 第六話 六頁目[粒子案](2013/05/15 22:20)
[89] 大惨事食べ物大戦[粒子案](2013/05/15 22:21)
[90] 閑話 サイハーデンの戦士達[粒子案](2013/05/16 20:13)
[91] 第七話 一頁目[粒子案](2013/05/16 20:14)
[92] 第七話 二頁目[粒子案](2013/05/16 20:14)
[93] 第七話 三頁目[粒子案](2013/05/16 20:14)
[94] 第七話 四頁目[粒子案](2013/05/16 20:15)
[95] 第七話 五頁目[粒子案](2013/05/16 20:15)
[96] 第八話 一頁目[粒子案](2013/05/17 22:06)
[97] 第八話 二頁目 [粒子案](2013/05/17 22:07)
[98] 第八話 三頁目[粒子案](2013/05/17 22:07)
[99] 第八話 四頁目[粒子案](2013/05/17 22:07)
[100] 第八話 五頁目[粒子案](2013/05/17 22:07)
[101] 第八話 六頁目[粒子案](2013/05/17 22:08)
[102] 第八話 七頁目[粒子案](2013/05/17 22:08)
[103] 第九話 一頁目[粒子案](2013/08/01 21:49)
[104] 第九話 二頁目[粒子案](2013/08/07 19:43)
[105] 第九話 三頁目[粒子案](2013/08/14 21:09)
[106] 第九話 四頁目[粒子案](2013/08/28 19:06)
[107] 第九話 五頁目[粒子案](2013/09/04 20:10)
[108] 第九話 六頁目[粒子案](2013/09/11 18:37)
[109] 第九話 七頁目[粒子案](2013/09/11 18:38)
[110] 閑話 槍衾がやってくる 前編[粒子案](2013/10/02 21:14)
[111] 閑話 槍衾がやってくる 後編[粒子案](2013/10/02 21:15)
[112] 閑話 ヴァーサス[粒子案](2014/02/05 16:12)
[113] 閑話 最悪の日[粒子案](2014/02/05 16:13)
[114] 第十話 一頁目[粒子案](2014/04/30 13:59)
[115] 第十話 二頁目[粒子案](2014/05/07 21:52)
[116] 第十話 三頁目[粒子案](2014/05/14 12:50)
[117] 閑話 ヴァーサスその2[粒子案](2014/05/28 22:30)
[118] 閑話 渚のエトセトラ[粒子案](2014/07/23 13:53)
[119] 第十話 四頁目[粒子案](2014/12/03 13:57)
[120] 第十話 五頁目[粒子案](2014/12/10 16:40)
[121] 第十話 六頁目[粒子案](2014/12/17 14:04)
[122] 第十話 七頁目[粒子案](2014/12/24 14:04)
[123] 第十話 八頁目[粒子案](2014/12/31 15:37)
[124] 第十話 九頁目[粒子案](2015/01/07 13:14)
[125] 第十話 十頁目[粒子案](2015/01/14 15:44)
[126] 第十話 十一頁目[粒子案](2015/01/21 18:13)
[127] 第十一話 一頁目[粒子案](2015/12/23 14:54)
[128] 第十一話 二頁目[粒子案](2015/12/23 14:54)
[129] 第十一話 三頁目[粒子案](2015/12/23 14:55)
[130] 第十一話 四頁目[粒子案](2015/12/23 14:55)
[131] 第十一話 五頁目[粒子案](2015/12/23 14:55)
[132] 第十一話 六頁目[粒子案](2015/12/23 14:56)
[133] エピローグなど[粒子案](2015/12/30 21:36)
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[14064] 閑話 ヴァーサス
Name: 粒子案◆a2a463f2 ID:ec6509b1 前を表示する / 次を表示する
Date: 2014/02/05 16:12


 レイフォンの目の前には、とてもおなじみの光景が広がっていた。
 何時もの体育館に、何時もとあまり変わらない観客が入り込み、そして何時もの相手が目の前で薄ら笑いを浮かべつつこちらを見ている。
 縦横二十メルトル、高さ十メルトルになろうとする空間にいるのは、レイフォンを入れて三人だ。

「ここが違うけれど」

 そう。何時もならばここにはレイフォンを含めて二人しかいないはずだ。
 ヨルテム出身の傭兵であり、サイハーデンの継承者であり、ある意味最も戦いたくない武芸者であるイージェとの戦いならば、レイフォンと二人だけがここにいる事になっている。
 だが、今日はイージェが戦う訳ではない。
 戦う相手はサリンバン教導傭兵団長のハイアである。
 マイアスとの武芸大会の寸前に脅されて、今日ここで決着を付けるという経緯はどうでも良いとしよう。
 問題なのは、ハイアがイージェそっくりの薄ら笑いを浮かべつつ、かなりの大きさの紙袋を抱えていると言う事だ。
 高さはおおよそ二十センチ、横幅は十センチ。その紙袋がぱんぱんに膨らんでいるのだ。
 しかも、その大きさに比べてとても軽そうである。
 小麦粉を使った粉塵爆発とか言う技を使うのかと思ったが、それにしては明らかに軽すぎる。
 とても中身が気になる。

「なあハイア」
「ぐへへへへへ。良く来たなレイフォン」
「ふひひひひひ。その度胸だけは褒めてやるさぁ」

 何故かハイアに声をかけたというのに、イージェが何時もの挨拶をしてきた上に、やはり薄ら笑いを浮かべたハイアも何時もと様子が違う。
 これは危険信号である。

「おっと! 逃げようなんて思わない事さぁ」
「そうだぜぇ。逃げたらどうなるか解ってるんだろうなぁ?」
「・・・・・・・・・・・。どうなるんだよ?」

 精神力を削るという戦術に弱い事は既に誰もが知っている事であり、そして対抗する手段をレイフォンは持っていない。
 だから、出来るだけ聞き流す事としているのだが、生憎とイージェ相手にも成功した事がない。

「そこの脱臼女のランジェリーが、写真付きでツェルニ中に出回るのさぁ」
「んんああああ!!」

 思わず変な声を上げてしまった。
 ハイアが言う脱臼女とは当然の事メイシェンである。
 それはつまり。

「ああああああああああああああああああああああ!!」

 案の定、珍しく観戦に来ていたメイシェンの悲鳴が体育館を支配する。
 その身体は既にして完全に紅く染まり、あまつさえ蒸気を頭から吹き上げている。
 そんな事をされる訳には行かない以上、レイフォンに逃げるという選択肢は存在していない。
 更に言えば、紙袋を傷付けるという行為も非常に危険であり、出来る事ならば全てを無傷で回収しなければならないという、あまりにもハードルが高い難題を突きつけられた事になる。
 あまりにもハードすぎる戦いになった。
 だが、精神的打撃を受けたまま戦う訳には行かないので、何とか時間を稼いで体勢を立て直すために悪足掻きをする事とする。

「ど、どうやってそんな大量のらららら、ランジェリーを?」

 その戦術として、当然の疑問を口にする。
 メイシェン達の住まいを知っているはずだから、間違いなく盗む事は出来るだろうが、それにしてもあの紙袋一杯のランジェリーを盗む事が可能なのだろうかと考えた。
 能力的には出来たとしても、実行に移せるかという問題である。

「そこの茶髪猫が、オレッチのために盗み出してくれたのさぁ」
「ぬぅぅわぁぁぁにぃぃぃ?」
「みぃぃぃぃちゃんん!」


 名指しされたミィフィが思わず抗議の悲鳴を上げる。
 だがその悲鳴は、無実の叫びではなく、共犯者の裏切りに対する抗議であるようにレイフォンには聞こえた。
 そして、この場にいる全ての注意がミィフィに注がれたが、ただの一人を残して全てが人外の魔物を見る視線だった。
 そう。ほぼ全員がミィフィならやりかねないとそう思ってしまっているのだ。
 特ダネのために友達を売り渡したのだと。

「お、おおおお、落ち着くのだみんな! こ、これはわなだ!! 明らかに罠であると断言する!!」

 立ち上がり手を振り回し、顔を真っ赤にして大声で無実を訴えるミィフィだが、それを信じているらしい人物は、ただの一人しかいなかった。
 そう。ただの一人だけ信じているのだ。

「落ち着けミィちゃん」
「う、ウッチン! 私の無実を信じてくれるのか!!」
「信じるから詰め寄るな」

 元々隣に座っていたミィフィだったが、あまりの展開に我を忘れてウォリアスの膝の上に乗り上げ、更に五センチという近さで絶叫を放ってしまっている。
 ほんの些細な切っ掛けでミィフィの口の中にウォリアスの鼻が刺さりそうだ。
 そんな状況を打開すべく、ミィフィの顔を押し戻しつつウォリアスが口を開く。

「良いかよく考えるんだミィちゃんや」
「お、おう」
「あの量のランジェリーを盗まれたとしたら何時だ?」
「そ、そんなのここに来る前に決まっているじゃない!!」

 ここに有る以上、それは絶対に間違いない。
 マイアスとの武芸大会の後のような、あの不思議空間でなければ、それは間違いない。

「ここに来る前って言ってもな、お前さんメイシェンと一緒にここに来ただろうに」
「・・・・・・・あ」
「ああ」

 思い返すまでもなく、メイシェンとナルキはミィフィと一緒に来ている。
 ならば、一般人でしかないミィフィがメイシェンのランジェリーをどうこうする機会など存在していない事となる。
 予め盗んでおいたという確率も存在しているが、その場合はメイシェンに察知される確率が上がってしまうのでほぼ考えられない。

「ふひひひひひひ。よくぞ気が付いたさぁ」
「き、きさまぁぁ」

 あっさりとミィフィの関与を否定したハイアに、当然怒りを爆発させた。
 本物の猫のように牙を剥きだし、今にも飛びかかりそうな勢いのミィフィをウォリアスが押さえる。

「そもそもその中身が女性のランジェリーである確率も低いと言う事に気が付くべきだな」
「え? そ、そうなの? そこの刀刺青男が盗んだとかじゃないの?」
「無いと思う」

 傭兵をしていたために、色々とすり切れているところはあるとは言え、基本的にサイハーデンの武芸者であり、最終的にはレイフォンと似通ったところがあるハイアであるから、女性物のランジェリーを盗むなどと言う事は相当考えられないとレイフォンも今頃になって気が付いた。
 そう思って見てみれば、違和感があると言えるかも知れないと表現できるような気もする。

「そこの茶髪猫に濡れ衣を着せて社会的に抹殺するのがこの作戦の目的さぁ」
「ぐへへへへへ。なんであくどい奴なんだ。俺様だってそんな非道な事はやらねえぞぉ」
「・・・・・・・・・・・・・。やらないさ?」
「おう」

 イージェとハイアの漫才の間にレイフォンは精神の立て直しを終了させた。
 色々とあったために、このまま帰りたい気分だが、そうは問屋が卸してくれないだろう。
 そして理解した。
 ハイアとレイフォンは最終的には似たような生き方をしていると思っていたが、実は違うのだと。
 もしかしたら、イージェの影響を受けて変質してしまっているのかも知れないが、やはりレイフォンとは違うのだと。

「なんて奴だ!! 貴様それでも人間か!!」
「お前だけには言われたくないさぁ」

 そんな事を考えている間にも、ミィフィとハイアの会話が先に行ってしまった。
 まあ、実害はないから別段かまわないのだが、会場に集まった面々の全員が、ハイアの意見に同調しているが、それもどうでも良い事とする。
 問題は、レイフォンの後ろにあるのだ。

「今日はあそこの刀刺青男と戦うんですからね」
「分かっているよ。僕という物がありながら浮気性だね」
「その話は止めて下さいよ」

 グレンダンからサリンバン教導傭兵団の解散命令書を持ってきたというサヴァリスが、こっそりと後ろにやってきていたのだ。
 どうしてこうも、次から次へと厄介ごとが襲ってくるのかとても疑問ではあるのだが、一つ一つ対処しておかなければならないのも事実だ。
 例えば、レイフォンの部屋に居座り続けているサヴァリスとか、毎晩悪夢を見せる本とか。

「ああ」

 思えばツェルニに来てからと言う物、本当についていないとそう振り返る。
 本当に呪われているのかも知れないと思う今日この頃だが、目の前では漫才を終えたハイアが闘志をみなぎらせている以上、戦わない訳には行かない。
 立て直したはずの精神は、まだボロボロだが、それでも何とか体勢を立て直す。

「っとそう言えば、サリンバンが解散になるけれど、それはもうケリが付いているの?」
「さあ? そんなもんどうでも良いさぁ。オレッチはお前を倒せれば後は野となれ山となれさぁ」
「計画性がないね」
「お前に言われるとは、嫌な世の中になったさぁ」

 そんな会話をしつつ、サヴァリスとイージェが観客席へと移動した事を確認しつつ、簡易・複合錬金鋼を復元して青眼に構える。
 ハイアもやや小振りな刀を同じように青眼に構える。
 いや。正確に言うならば、レイフォンが好む大きさの刀よりも小降りだ。
 そして何よりも問題なのは、その構えに隙らしい隙は存在せず、適度な無駄が存在していると言う事と、何よりも美しいと言う事だ。
 それは、レイフォン自身の構えを鏡に映しているのとはまた一味違った感慨を胸に刻みつける。
 イージェの構えにも隙は見あたらなかったが、美しいと表現するには少しだけ荒々しさが前面に出すぎていた。
 リュホウやデルクの構えは、美しさという一点においてレイフォンやハイアよりも上質だと思うが、注意して見なければ分からないほどひっそりとした奥行きがあり、その深さが恐ろしさに変わってしまいそうだった。
 その三人の構えのどれとも違う、ある意味レイフォンの構えとの共通点が多いハイアの構えを見詰めつつ、切っ先を僅かに右へと滑らせる。
 袈裟切りをするぞと言う圧力をハイアにかけたのだが、それはあっさりと無視され突きを入れると脅された。
 レイフォンは更にその脅しを無視して、微かに重心を落として切り上げると宣言する。
 ハイアは微かに、ほんの僅かに体重を左に移動して、回避した後に手痛いしっぺ返しを食らわせると豪語した。
 視線や筋肉、刀や剄の僅かな動きで相手の動きを読み取り、それに対応する準備を済ませる。
 相手は同じサイハーデンの継承者である以上、他の流派を納めた武芸者では気が付かないような、あるいは誤解するような僅かな違いにもきちんと正解を引き当てるハイアとの睨み合いは、レイフォンにとってとても新鮮だ。
 どんどんと雑念が消えて行くのを感じられていたが、今は殆ど何も考えずに、ハイアの動きを先読みし、ハイアに動きを先読みされるという行為をひたすらに繰り返す。
 静止した戦いの中、ふとレイフォンは考えた。

「さあ!!」
「?」

 今夜は何を食べようかと。
 その疑問と正面からぶつかっていた瞬間、裂帛の気合いと共に上段に振りかぶったハイアが突っ込んできた。
 その気迫は洗練され研ぎ澄まされ、そして何よりも鮮烈だった。
 そこから迸る斬撃も、気迫に負けないほどに素早く滑らかでいて、そして鋭かった。
 何かを考える必要はなかった。
 身体が僅かに左に移動したのを認識した瞬間、切っ先が右肩をかすめるのを感じた。

「っは!」

 身体が勝手に動き、ハイアの右脇腹目がけた横薙の一閃が走る。
 埃さえ巻き上げないほどに静かな歩方で移動したハイアは、その斬撃を綺麗に回避する。
 双方、刀の間合いの内側に入り込んでしまっているため、一瞬だけ動きが止まる。
 そして、視線がぶつかる。
 灼熱の闘志と冷徹な計算が同居する、ハイアの瞳の奥に、冷たくなる事さえない、完全に凪いだ瞳をしたレイフォンがいた。

(あれ?)

 レイフォンはこんな瞳で戦っていたのだろうかと、疑問が浮かぶ。
 都市内で汚染獣と戦った事は数えるのも面倒なほどだ。
 その時、複眼に映る自分の姿を何度も見た。
 だが、汚染獣が映しだしたレイフォンはもっと冷たく乾燥した、無機的な戦う機械のような印象だったはずだ。
 今ハイアと戦っているレイフォンとは、明らかに違う。
 対人戦だからだろうかとも考えたが、争奪戦会場で天剣に映った自分も、やはり冷たく乾燥していたと記憶している。
 グレンダンにいた頃とは、レイフォンが違っているのだと知る事が出来たが、それは僅かな一瞬でしかない。
 刃での斬り合いには間合いが狭すぎたが、それでも出来る事は幾つかある。

「っち!」

 一瞬の膠着を脱したのは、ハイアの放った一撃だった。
 刃の部分ではなく、柄頭でレイフォンを殴りに来たのだ。
 どう考えても素手で殴るよりも威力があり、一メルトル近くになる刃よりも小回りが利く柄頭の一撃を、かなり真剣な後退で空を切らせる事に成功した。

「流石と言っておくさぁ」
「僕も流石だと言っておくよ」

 剄量に難はあったとしても、その技量はまごう事なき本物だ。
 天剣授受者としても別段恥じるべき何かが欠けているという訳でもない。
 間合いの一歩外側に相手を置いた状況で再び睨み合う。
 実を言うと、あまり有利な戦いではない。
 本来天剣授受者とは、汚染獣との戦闘を専門に行う武芸者の事だ。
 対人戦闘の経験は、汚染獣戦に比べて豊富とは言えない。
 そして、剄量に物を言わせた力業で押し切るというのも、錬金鋼の関係でかなり厳しい。
 だがハイアは違う。
 傭兵部隊というのも、汚染獣との戦闘は確かに経験するだろう。
 だが、同じだけ戦争にも駆り出されるのだ。
 つまり、ハイアは対人戦闘においてレイフォンを上回る経験を持っている。
 剄量に難のあるという事実は、錬金鋼の事を心配せずに全力で戦える事の裏返しだ。
 負けたからと言って、何かが変わる訳ではないが、それでも勝ちたいと思っているレイフォンがいる。
 右手に持っていた刀を、左の腰付近に持って行く。
 左手を峯側から添えて刀身を囲む。
 サイハーデン刀争術 焔切り。
 当然ハイアも同じ技を使える。
 そして、同じように構えた。
 だが、明らかに違う。
 ハイアの刀身には既に炎が纏わり付き、その陽炎で剄の流れが見えにくくなっている。
 唯一分かった事と言えば、左手に回されている剄の量が多く、支えている付近だけ炎が避けている事だけだ。
 確実に、斬撃と化錬剄が生み出した炎による、二重の攻撃がやってくる。
 そう考えた瞬間、ハイアの足が動いた。

「っく!!」

 どんな対応を取るか、まだ決めていないというのにハイアが動き、そしてレイフォンはそれに対応しなければならない。
 咄嗟に、構えから技を放つ。
 猛烈な速度で空気を切り裂きつつ突き進んだ刃同士が激突。
 甲高い金属音を響かせつつ火花を散らせる。
 そして、一瞬だけ遅れて化錬剄の攻撃がやってくる。

「っち!」

 他の方法など思い付かなかった。
 刀に向かう力をそのままに、ハイアの焔切りに押される形で後退する。
 それでも尚、炎はレイフォンへと向かってくる。
 振り抜いた状態から、床の上を滑りながら、焔切りの続きを放つ。
 大きく振り抜かれた刀の軌道をそのままに、大上段に持って行き左手を添え、そして力の限り振り下ろす。
 刀に籠もっていた衝剄と相乗効果で、炎を切り裂く事が出来たが、まだ終わっていない。

「さあ!!」

 割れた炎の間から、ハイア本体が急速接近。
 その刀には既に炎が纏わり付き、次の一手で終わらせるという気迫と共に突き出される。
 サイハーデン刀争術 逆捻子・炎弾。
 逆捻子・長尺と同じ要領で放たれた螺旋を描く炎がレイフォンへと迫る。

「まだ!!」

 まだ負ける訳には行かない。
 その一心で切っ先の下がっていた刀を跳ね上げる。
 外力衝剄の化錬変化 炎破・鋭。
 高速回転する剄の流れから生み出された、灼熱の炎の塊がハイアの放った螺旋を描く炎と激突する。
 高熱同士が激突して周りの空気を膨張させる。
 その膨張する空気に逆らうことなくレイフォンもハイアも後退する。

「反則技使うとは良い度胸さぁ」
「お前に言われるほどじゃない」

 天剣が手元にあったのならば、力押しでどうにかなる相手だ。
 剄量の違いというのは、それだけ大きな意味を持つ。
 だが、残念な事にレイフォンの手元にあるのは、どうやっても全力に耐える事が出来ない刀だけだ。
 いや。

(ハイアは化錬剄の炎を刀に纏わせていた)

 内側に貯める事が出来ないのだったら、外に貯めておけばいいのではないだろうか?
 一瞬でどの様に剄を外側に貯めておくか思案する。
 すぐに思い付いた。
 焔切りを使う時、右手と左手で衝剄を放ち、それを激突させて炎を生み出す。
 ならば、左手で放つ衝剄で、右手で放った衝剄を拘束しておけばそれでよいはずだ。
 思い付いたら即実行することとする。
 再び焔切りの構えを取る。
 構えたレイフォンの雰囲気が今までと違うことに気が付いたのだろう、ハイアの目が細まり少しだけ用心しつつ、爪先で距離を詰めてくる。

「同じ技を使うつもりじゃなさそうさぁ」
「光栄に思えよ。僕が新しい技を思い付いた時に使うのは、今回が二回目だ」
「・・・・・。一回目はどこで使ったさぁ」
「始めての老性体戦で」

 あの時は、尻尾でくっついているというおかしな老性体との戦いだった。
 ヘマをやって汚染獣に呑まれるなどと言う体験までしたが、あれから既に六年近くが経っている。
 あの時に比べれば、失う物など無いに等しい。
 だから思い切ったことが出来る。
 ハイアの呆れた視線も一瞬だった。
 すぐに冷徹な計算と炎のような闘志を湛え、レイフォンをしっかりと見詰める。
 魂を刻むような時間をかけて、炎を纏った刀を青眼に構えたハイアが間合いのギリギリ外側へと到着した。
 簡易・複合錬金鋼を破壊しないように注意しつつ、衝剄を放ちそれを拘束する。
 思っていた通りに刀の周りに蟠ってくれているが、慣れていないことも手伝って身体にかかる負担は予測を超えていた。
 それでも衝剄の供給は止めない。
 ゆっくり、しかし確実に、本来ならば放てないほどの衝剄が溜まって行く。
 莫大な剄の気配を察知したらしいハイアの表情から余裕が完全にかき消える。
 そして、その余裕の無さに押された訳でもないだろうが、一歩踏み出す。

「っっは!!」
「さぁぁ!!」

 同時に技を放つ。
 何しろ始めて使う技なので、威力の調整など出来ないし、細かいことは全て考えずに放つ。
 刀同士が激突したのは一瞬だった。
 炎を引き連れた刀が、華々しい衝撃音と共に砕け散り、炎を吹き飛ばし、その向こう側へと極限まで圧縮された衝剄が突き抜ける。

「どわ!!」

 咄嗟に仰け反り、尻餅をついたハイアの鼻先を微かに切り飛ばし、止まることを知らない衝剄が突き進む。
 広いとは言え、室内で使って良い威力ではなかった。

「・・・・あ」

 と思った時には既に遅く、派手に壁を粉砕した衝剄が遙か彼方へと飛んで行くのを確認出来た。
 近くに建物が無くて良かったと、胸をなで下ろす暇さえない。
 簡易・複合錬金鋼が、まるで砂で作られていたかのようにボロボロと崩れ去ってしまったのだ。
 そしてレイフォンは教訓を得た。
 いや。鋼糸で大怪我をした時に既に教訓を得ていた。
 技を覚えても、使う時には細心の注意を払うべきだと。
 鋼糸の時にはレイフォンの腕が切り裂かれ、今回は体育館を大破させてしまった。

「な、なにさ、いまのは!!」
「さあ?」

 使ったレイフォン自身が分からないのだから、ハイアに分かる訳がないのだ。
 この世の誰にも分からないに違いない。
 外見的には化錬剄と同じだが、その発動方法が全く違うことはレイフォンが使って確認している。
 他の誰かに真似できるとは思えないから、もしかしたらレイフォンが始めて使えるようになり、そして最後に使う武芸者かも知れない。

「ああ。取り敢えず双方武器使用不能と言う事で、引き分けで良いのか?」

 ここまで話が進展した状況で割って入ってきたのは、この試合にも顔を出してくれていたヴァンゼだった。
 イージェが審判をやってしまっては、どちらかが死ぬまで戦うことになりかねないので、ヴァンゼの干渉は有難い。
 レイフォンに異存はないのでハイアを見ると、こちらは少々不完全燃焼気味であることが分かった。
 ここは、レイフォンが妥協する必要があるだろう。

「今の技を使えるようになったら、再戦してやっても良いよ?」
「さあ? だれにいってるさぁ?」

 鼻の先から血を流しつつ凄んでいるが、全く迫力がない。
 それどころか、少々笑いを誘ってさえ来る。
 思わず口元が歪むのを自覚できてしまった。

「今笑ったさ?」
「取り敢えず出血を何とかした方が良いと思うぞ」
「それもそうさ」

 そう言いつつ試合会場から立ち去るハイア。
 後には点々と血痕を残しつつ、再戦することが決まった。
 有言実行のところがあるから、止血だけしてもう一戦挑んでくるかも知れないが、もう一度同じ事をやれと言われてもしばらくは無理なのだ。
 錬金鋼がないというのもあるし、レイフォンの身体にかかった負担がかなり大きかった。
 だが、揉め事は後ろからやってきているのだった。

「ですからね、今日はもう戦いませんよサヴァリスさん」
「うん? あの程度では死闘とさえ呼ばないよ。その熱くたぎる魂を鎮めるためにも、僕と愛し合わないかい?」
「あいませんから」

 何時の間にか近くまですり寄ってきていたサヴァリスを冷たくあしらいつつ、この後どうするかと考える。
 キリクとハーレイのところへ行って、新しい錬金鋼を作ってもらわなければならないだろうし、もしかしたら、体育館を破壊したことで書類仕事が待っているかも知れない。
 どちらにしても気が重い予定しかないことに気が付き、更に落ち込んでしまった。
 だが、取り敢えずこの歩く混沌を何とかしなければならない。

「そもそも、絶叫マシーンは試したんですか?」
「うん?」
「それを試さないと僕と戦えないでしょう」
「ああ。そう言えばそんなイベントもあったね。これから一緒に行かないかい?」
「逝きませんか・・ら」

 ここでふと、視線を感じた。
 と同時に、恐るべき冷や汗が背中を流れる。
 錆び付いてしまった首を必死に回し、レイフォンへと突き刺さっている視線の発生源を確認する。

「ああ」

 確認する必要は全く無かった。
 絶叫マシーンという単語に敏感に反応するのは、この場にいる中ではただの二人だ。
 珍しく来ていたメイシェンと、同じく滅多に来ないはずのリーリン。
 二人からの視線が、レイフォンへと突き刺さる。
 一緒に行こうと、地獄へと誘っている。
 そして、抗う術はない。

「ああ。後片付けはこちらでやっておくので、サヴァリスさんと絶叫マシーンを体験してくると良い」
「う、うぁ」

 小さな親切でありながら、とてつもなく大きなお世話を焼いてくれたヴァンゼの提案が完璧にレイフォンの退路を断ってしまった。
 だが、少しだけ安息を得てもいた。
 今回はサヴァリスという道連れがいるのだ。
 それだけで、少しだけ、心が軽くなった。
 
 
 
 
 
 三人がかりで引き立てられて行くレイフォンを見送ったウォリアスだったが、実はかなり疲労していた。
 主に剄脈絡みの疲労である。

「どうしたねウッチン?」
「あん? あの二人の戦いを見ていたら剄脈疲労を起こしかけた」
「ああ」

 どうしようもなく剄脈が小さいウォリアスにとって、もはや異次元の戦いでしかない二人の動きは見ているだけでもかなりの負担だったのだ。
 実際に、剄量を全て視力関連に回していたにもかかわらず、殆ど残像さえ捉えることが出来なかった。
 技量だけとってもレイフォンには届かないことが分かっているとは言え、それでも一応武芸者の端くれとして二人の戦いは見ておきたかったのだが、結局は殆ど徒労に終わってしまった。

「と言う事で、後で録画したディスク貸して」
「いいとも」

 当然であるのだが、ミィフィは二人の戦いを高画質高速録画していた。
 ご丁寧に、会場全体を納められるように広角レンズを使って。
 どれだけ熱心なのかとても疑問ではあるのだが、それでもウォリアスとしてはとても助かった。

「しっかし凄かったね! あれが超一流の武芸者同士の戦いなのかね」
「だろうね。あれ以上の技量と剄量となると想像できないよ」

 実際に言えば、既にさっきの試合さえ想像の上を行っていたのだが、それは今はどうでも良いことだ。
 問題なのはレイフォンが使った技の方だ。
 錬金鋼の中に剄を留めておけない以上、外に対流させておくという発想自体が単純なようでいて、単純さ故に思い付く武芸者はあまりいないだろう。
 いや。やらなければならない武芸者自体が少ないのだから、もはやそんなレベルの話では無いのだろう。
 錬金鋼が耐えられないほどの剄量を持っているとしても、グレンダンだったら天剣授受者になっているだろうし、他の都市ではその実力を発揮すること自体がとても少ないに違いない。
 本人さえ、その本当の実力に気が付かないうちに一生を終えてしまうかも知れない。
 ならば、もしかしたら、レイフォン以外に使う必要のない技と言う事になる。
 だが、問題はそこではないのだ。

「あの莫迦、どこまで莫迦だったら気が済むんだ?」

 武芸を金儲けの手段だと割り切っていたと、ずいぶん前に聞いたことがある。
 だが、本当は武芸が好きだったのかも知れないと、そんな疑問を持った時期もあったと言っていた。
 しかし、その認識全てが間違っていたことをレイフォン自身が証明してしまった。

「どう考えても、武芸をするのが楽しいだろう。しかも、誰もやらないことをやって喜ぶって言う変態的な特性がついてる」
「ああ。レイとん割りとそんな感じだね」

 ウォリアスの独り言を拾ったミィフィが合いの手を入れてくれるが、違うという意見は全く持っていないようだ。
 もし、生まれが違っていたら、どれほどまで変態的な武芸者として人々の記憶に残っていたか恐ろしくなるほどだ。
 聞くところによると、鋼糸を使って料理をしながら千人衝で掃除をしたとか言う。
 他の誰にも出来ないことをやってのけ、それがどれほど異常か認識することなく、一時の笑いとして終わらせてしまう武芸者。
 それがレイフォンだとそう言いきることさえ出来てしまうかも知れない。
 まさかそんな事はないと思いたいところだが、短い付き合いでさえそれを否定することは出来ない。
 まさに、武で芸をする者なのだとそう確信できてしまう一日だった。

「しかし、レイフォンの奴どこへ向かうつもりなんだろうな?」
「うん? メイッチのところへ永久就職」
「ああ。それはそれでレイフォンらしいか」

 世界の命運をかけて戦うなどと言うよりも、メイシェンと二人でとても地味にお菓子屋さんをやっているという方が、遙かにレイフォンらしい生き方であるとそう思う。
 願わくば、自分を殺しながら生きる人生などがレイフォンのところにやってきませんように。
 何に対してか全く不明だが、そう祈ったウォリアスは体育館の修理について話し合っているヴァンゼ達の横を通り、本で溢れている我が家へと帰るのだった。
 
 
 
 
 
 
 ちなみに、この戦いがあった夕方のことだが、某天剣授受者と元天剣授受者が、瀕死の状態で病院に担ぎ込まれたそうだが、それはもはやどうでも良いことがらである。
 
 
 
 
 
  二十五巻への突っ込み。
 書かない方が良くなかったかい?
 俺達の戦いは永遠だみたいな終わり方は、あまり好きでは無いせいもあるだろうが、冗談で書いたフェリが永遠の美少女になるというのがとても気に入らなかった。
 ドラグミットファンタジアの続きに期待かな?

  そうそう。全くこれはどうでも良いことですが、今回ハイアが持っていた紙袋の中身をこっそりとお教えしましょう。
  それは、ハイアの使用済みランジェリーです!!(きゃぁぁぁぁぁぁぁ)
  ある意味、袋が破れていたら大惨事でしたね!!


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