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No.13941の一覧
[0] ゼロ魔のけんぷファー(ゼロの使い魔現実憑依物)[田中たかし](2009/11/14 00:59)
[1] 「第1話 クリーチャーあらわる」[田中たかし](2009/11/14 01:03)
[2] 「第2話 来年から本気出す。」[田中たかし](2010/01/04 01:03)
[3] 「第3話 たなか~、マンハントしようぜ!」[田中たかし](2010/03/05 07:24)
[4] 第4話[田中たかし](2010/06/24 02:02)
[5] 第51話「使い魔召喚」[田中たかし](2010/08/28 10:16)
[6] 51話後半というか貼り忘れ[田中たかし](2010/08/30 06:48)
[7] 第52話前[田中たかし](2010/08/31 02:00)
[8] 第52話後半「トリステインは今日も快晴」[田中たかし](2010/08/31 18:33)
[10] 第53話「さよなら愛貴族ギーシュ」[田中たかし](2010/09/03 02:51)
[11] 第54話「トリステイン国王を救出せよ」[田中たかし](2010/09/14 01:09)
[12] 第55話「マリコルヌ殺人事件」[田中たかし](2010/09/19 08:10)
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[13941] 第51話「使い魔召喚」
Name: 田中たかし◆043bd162 ID:155eef60 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/08/28 10:16
鏡面から現れた物にルイズは今日何度目になるかわからないため息をついた。

「チェンジ!シエスタ、処分お願いね」
「わかりました」
「ちょw」

なにか喚いているがあなたの命を贄に糧に次こそは強く美しく品があって、ついでにお小遣いもくれる使い魔を召喚するわと気合をいれ召喚魔法を唱えようとする桃色ピンクに
指導教諭のコルベールが待ったをかけた。


「不満があるでしょうがいいかげんにそれで手打ちにしなさい。シエスタ嬢を相手に持ちこたえてますから当たりですよ、、、たぶん」



「中止よシエスタ。まだ処分してないわよね?」

チラっと期待を篭めた眼差しで見やるもしぶとく凌いでいる素手のメイドさん相手にボコボコの平民がいた。
ルックスは中の下、魔力はなし、領内や学園内ではみかけない服装、帯刀してるが、ただそれだけのガキだ。

「俺の名はサイト・ヒラガ。これ1本で世界を旅している。」
本当に使えるのかコイツ?と舌打ちをしつつ、ルイズは言葉を口にする。

「わたしの名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。公爵家の三女よ。
今、春の召喚祭りの真っ只中であなたが召喚されたわけだけど。嫌ならいいわよ。てゆうか嫌でしょ。帰りの路銀を渡すから拒否しなさい。」

平民なら知らないだろうと召喚の儀式と使い魔について手短に説明をした。

「わかった。まかせてくれ、少々剣の腕には自信があるんだ。さあ契約してくれ」キリッ

わがちからおやくだてくださいとな!?
あれだけ糞味噌にされても、どや顔で言い切る辺り真性の馬鹿か。チュッチュすることしか頭にないんですね。わかります。
金を握らせて帰らせ道中で始末する案が潰れた事にイラっと来る。
件の自称剣士は両手を組み目を瞑り唇をつきだしてきている。正直これはない。きもい。



「シエスタ、焼きお願い」

「はーい。ルイズ様。焼き入りまーす♪」









第51話「鬼が哭く学院」









ルイズが炎のルーンを唱え炎をだし、ヴァリエール家の紋章が刻まれている焼鏝をシエスタがじっくり燻す。麗しき主従の共同作業。
頃合は良し。あつあつホットな焼鏝を「えぃっ♪」とサイトの手の甲に押し当てようとするが、今日は仕事運が☆一つなシエスタ、ちょっと手元が狂いずれたようだ。

「ありえーねえだろ!wさっきジュっと音したよジュッって俺は今川焼きじゃねーどこの北斗の拳の世界だこのやろー」
サイトが物凄い剣幕でブチ切れ両者に抗議をするも
「ヴァリエール家の紋章よありがたく受け取りなさい」とルイズは一顧だにしない。
更に食い下がるサイト。接吻と思ってムラムラしてたら焼鏝は確かにきつい。
あまりに煩いのでルイズが動く。

「仕方ないわね、慈悲深いご主人様が魔法で治療して痛みだけ取り除いてあげるわ。初級10日ちょうだい、シエスタ」
メイジ検定受験対策シリーズ⑦ 初級の魔法完成10日Ⅰ  マーニャ&遠坂凛共著 略して初級10日。 
シエスタから本を受け取りペラペラ。発見したらしい笑みを深める。



「えーとこれだっかたしら? メラ」

轟音とともにキャベツ大の火球がサイトのドテ腹に直撃する。こうかはばつぐんだ。
「よしっ!」小さくガッツポーヅを決めメイドとハイタッチする桃色メイジと腹黒メイド。


「あれー違ったかなーいやー失敗失敗」なぜか棒読みなルイズ。
「ルイズ様、ルイズ様間違えましたこれは攻撃魔法編ですね。わたしったらうっかりさんですね」
「よーしこんどこそ決めるわよ。シエスタ止めよ、中級編をお願い」


キャッキャうふふ。とじゃれ合っていたが見かねたコルベールの介入により中断される。

「ミス・ヴァリエール、6回チェンジしたらヤクザが来ると言う格言があります。」

周りに肉塊や数え切れない人の形を炭化したような物があるが気にしない。

「その平民でいいではありませんか。紋章も既についていることだし契約したと認めましょう。これ以上の召喚は認められません。
なれでもなおこの平民を処分して召喚を続けるなら、しかるべき処置をします。ご実家「わかりました。この平民にします。」 

ミスタ・コルベールは「わかってくれましたか」と言い他の生徒の様子を見に行ったようだ。


コルベールの向かった方角を見つつルイズは地面に伏したサイトを蹴り上げる。うめき声がうざい。
「あのハゲはいつか締めるとして問題はこいつね。わたし本当に治療魔法は苦手なのよ」
「ならポーションがありますよ。使いますか?」
「いえ次の探索で使うしこいつの為に使うなんてもったいないわ、あー忌々しい、モンモラシー!」
ゲシゲシ足蹴にしつつ。回復魔法の得意な友人を呼ぶ。

「なによルイズ。使い魔の召喚はまだなのよ。誰かさんのせいで」

「悪かったわよ。こいつで決めたから。治してやって」

「10よ」

「3」

「話にならないわ8」

「1」

「なんで下がるのよ!」

「わかったわ。10でいいから取立てはこいつからしなさいよ」

「相変わらず鬼ね」



モンモンの治療を横目に平民の扱いをどうするか密談するルイズとシエスタ。

「まあこれから先、いくらでもチャンスはあるわ」

ルイズは杖を高らかに掲げ宣言した。
「夏までには平民を始末して、わたしに相応しい可憐で優雅で猛々しい使い魔を召喚するわよ、最低でも韻龍をGETよ」
「その意気です。ルイズ様。不幸な事故は往々にして起こすものです」
「ありがとうシエスタ。わたしは始祖に誓う。必ず外れな平民を抹殺し龍に乗ってお国に凱旋よ」

でかい声で会話するものだから嫌でも離れているコルベールの耳にも届くがスルーしてるようだ。



「あなたも大変ね。じゃ親指をだしてここに拇印をお願いね。ありがとう。しめて治療費1000エキューだから」
とシクシク泣いているサイトの手を取り拇印もとい血判を押させるモンモン。ついでに髪の毛を1本失敬している。仕事が早い。

「ちょっと待て、いくらなんでも1000エキューは高すぎだろ。その前になんで俺が支払わないとダメなんだ」
日本円にして3000万円くらいです。このままではサイトちゃんを巣食う会を設立するしかないです。
当然ルイズに噛み付きました。

「うるさい!いい大人なんだがら自分の尻拭いくらい自分でやんなさい!」
ルイズ良いこと言った。とコルベールや周りの生徒たちもうんうんうなずいてる。
「えへへ」
ルイズが照れている。


「わたしもそろそろ召喚の順番かしら。じゃあね」
去り際、何かを思い出したのかサイトに声をかけ証文を見せつつルイズたちから離れて行くモンモン。
「そうそう、この契約、不履行になるとあなた死ぬから。期限は半年よ」





「鬼だ。」
「鬼ですね。」
ちょっぴり同情する主従であった。


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