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No.13837の一覧
[0] DQD ~ドラゴンクエストダンジョン~ (現実→オリジナルDQ世界)[ryu@ma](2010/10/02 23:31)
[1] DQD   1話[ryu@ma](2009/11/10 23:28)
[2] DQD   2話[ryu@ma](2009/11/10 23:42)
[3] DQD   3話[ryu@ma](2009/11/11 23:03)
[4] DQD   4話[ryu@ma](2009/11/12 22:35)
[5] DQD   5話[ryu@ma](2009/11/14 00:01)
[6] DQD   6話[ryu@ma](2009/11/14 22:32)
[7] DQD   7話[ryu@ma](2009/11/15 23:14)
[8] DQD   8話[ryu@ma](2010/01/03 22:37)
[9] DQD   9話[ryu@ma](2010/01/03 22:37)
[10] DQD   10話[ryu@ma](2010/01/03 22:38)
[11] DQD   11話[ryu@ma](2010/01/03 22:38)
[12] DQD   12話[ryu@ma](2010/10/07 22:18)
[13] DQD   13話[ryu@ma](2010/10/07 22:19)
[14] DQD   14話[ryu@ma](2010/10/07 22:21)
[15] DQD   15話[ryu@ma](2010/10/07 22:22)
[16] DQD   16話[ryu@ma](2010/10/07 22:24)
[17] DQD   17話[ryu@ma](2010/01/31 22:16)
[18] DQD   18話[ryu@ma](2010/01/31 22:08)
[19] DQD   19話[ryu@ma](2010/02/07 22:28)
[20] DQD   20話[ryu@ma](2010/02/14 21:42)
[21] DQD   21話[ryu@ma](2010/02/28 23:54)
[22] DQD   22話[ryu@ma](2010/03/28 23:23)
[23] DQD   23話[ryu@ma](2010/03/28 23:23)
[24] DQD   24話[ryu@ma](2010/03/28 23:24)
[25] DQD   25話[ryu@ma](2010/03/28 23:35)
[26] DQD   26話[ryu@ma](2010/05/10 23:13)
[27] DQD   27話[ryu@ma](2010/04/14 23:31)
[28] DQD   27.5話[ryu@ma](2010/05/10 22:56)
[29] DQD   28話[ryu@ma](2010/05/10 23:18)
[30] DQD   29話[ryu@ma](2010/05/28 22:28)
[31] DQD   30話[ryu@ma](2010/06/13 00:30)
[32] DQD   31話[ryu@ma](2010/07/06 22:16)
[33] DQD   32話[ryu@ma](2010/09/03 20:36)
[34] DQD   33話[ryu@ma](2010/10/02 23:14)
[35] DQD   34話[ryu@ma](2010/10/02 23:11)
[36] DQD   35話[ryu@ma](2010/10/02 23:21)
[37] DQD   35.5話[ryu@ma](2010/10/07 22:12)
[38] DQD   36話[ryu@ma](2010/11/21 00:45)
[39] DQD   37話[ryu@ma](2010/12/07 23:00)
[40] DQD   38話[ryu@ma](2010/12/30 22:26)
[41] DQD   39話[ryu@ma](2011/01/26 23:03)
[42] DQD   40話[ryu@ma](2011/02/09 22:18)
[43] DQD   41話[ryu@ma](2011/03/02 22:31)
[44] DQD   42話[ryu@ma](2011/05/15 22:07)
[45] DQD   43話[ryu@ma](2011/09/25 22:54)
[46] DQD   44話[ryu@ma](2011/12/30 21:36)
[47] DQD   45話[ryu@ma](2012/05/04 21:57)
[48] DQD   46話[ryu@ma](2012/05/04 21:50)
[49] DQD   47話[ryu@ma](2013/03/22 23:00)
[50] DQD   47.5話[ryu@ma](2013/03/22 22:57)
[51] DQD   48話[ryu@ma](2013/10/11 22:33)
[52] DQD   設定[ryu@ma](2010/10/07 22:13)
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[13837] DQD   44話
Name: ryu@ma◆6f6c290b ID:13f6fa78 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/12/30 21:36
DQD   44話

「それでは、まずは皆様、最終試練への出場、おめでとうございます」

ルドマンの後を引き継いだ老執事がトールたちに一礼をした。

「さて、それではこれからの予定をお話させていただきます。日時は約一ヵ月後、正確に言いますと33日後の『神託祭』の日に執り行われます。最終試練はここにいる方々でのトーナメント戦となります。それではトーナメントのルールになりますが、基本的に一対一の試合になります。もし職が『魔物使い』の方がおられるとしても仲間のモンスターの戦闘への参加を認められません。武器、道具の使用は自由です。今までの冒険で手に入れたもの全てを使用していただいて結構です。ただし『大きな小袋』の使用は不可です。御自分で持ち運べるものに限らせていただきます。尚、トーナメントの組み合わせについてですが当日に決めます。当日にはトルネコ商会のほうより係の者を迎えを向かわせますのでよろしくお願いします。これより約一月の月日があなた方にとって良い日でありますよう、当日まで皆様ご健勝をお祈りいたします。それでは『神託祭』当日、皆様に会えるのを楽しみにしております」

老執事の一礼が合図となって、メイドたちは客間の扉があけることによって、この場は終了の合図となった。
その後は屋敷の外まで見送りを受ける事になったが、何かを話すような者はいなかった。
屋敷から出た者たちはそれぞれ帰路につく。
一人で帰る者、顔見知りなのか一緒に帰る者、仲間が迎えに来ている者もいた。

トールは彼らを横目で見ながら最終試練であるトーナメントについて考えていた。
参加者はフードや仮面で顔の分からない者や何処かで見た事のある顔の者などもいるが、皆が皆それなりに腕の覚えのある者だと感じ取れた。
最終試練は彼らを相手に単純明快なガチンコ勝負。レベル、スキル、実戦経験、それらを加味してどっちが強いか。それを比べる。非常に分かりやすい勝負方法だろう。

「トール」

考え込んでいたトールへの呼び声に振り向いた。

「ハッサン」

「久しぶりだな。アリーナから聞いていたが、お前もやっぱり勝ち残っていたな。次は一対一での勝負になるんだろうがお互い頑張ろうぜ」

ハッサンは軽い笑みを浮かべながら話しかけてきた。ちょっとした挨拶なのだろう。後ろの方にはハッサンの仲間であり、同じく最終試練の参加者でもあるアモスが待っている姿も見えた。

「そうだね。頑張ろう」

「で、だ。そちらのお嬢さん方は知り合いか」

「えっ」

トールの背後を見ながらの言葉にトールが振り向くと、そこにはゼシカとバーバラがいた。

「こんにちは、トール」

「久しぶり、トール」

「ああっ、ゼシカにバーバラ」

「知り合い……みたいだな。さっきのところにいたって事は同じくトーナメントに出るって事でいいんだよな」

「そうだね。一応紹介しておくよ。彼女たちはゼシカにバーバラ、第二試練の最中に知り合ったんだ。」

「ゼシカよ」

「バーバラです」

二人がハッサンに会釈する。

「二人ともこちらはハッサン。この街に来た時によく世話になった人だよ。恩人と言ってもいい」

「ハッサンだ。組み合わせによっては戦う事になるかもしれんが、今はよろしくと言っておくよ。じゃあ、トール、俺はこの辺で失礼するよ。ちょっと挨拶によっただけだし、彼女たちもお前に用があるみたいだしな。じゃあな」

「ええ、また」

軽く手を上げてからハッサンは去って行った。
トールはそれを少し見送ってからゼシカたちのほうを向いた。

「久しぶりでいいのかな。一度は宿の方に行ったんだけどね」

「ええ、聞いているわ。私たちも少し用があったのよ。で、これからだけど時間はあるかしら」

「例の頼みたい事ってやつだね」

「そうよ」

「別にいいけどここでいいのかい?」

トールは屋敷の門の前を見渡しながら言う。態々誰かが聞き耳を立てているとは思わないが、相談をするのに相応しい場所には思えなかった。

「そうねえ……少し付いてきてもらえるかしら」

ゼシカは少し考えるような素振りをしてから口を開いた。

「分かったよ」

トールはゼシカたちについて歩き始めた。


****


案内されたのはトールも一度は行った場所、ゼシカたちが泊まっている宿屋の二人の部屋だった。
二人部屋のためトールの部屋よりも広いが、置いてある調度品はトールの部屋とそんなにも変わりはなかった。
そこの応接セットであるソファーでゼシカとバーバラと向かい合って座っていた。
冷蔵庫にある飲み物が出され、一息ついたところでゼシカが口を開いた。

「まずは、私たちがあなたに頼むことをはっきりと言わせてもらうわ。わたしたち二人をあなたのパーティーに加えてほしいの」

「はあ?」

呆けた声がでてしまった。

「えっ、いや、エイトたちとパーティー組んでなかったっけ」

「ええ、組んでいるわよ。でもあなたから良い返事がもらえるようなら、パーティーを別れるつもりだから」

バーバラが言う。

「ちょっと待ってくれ。何故そうなる?良く分からんなあ」

トールは額に手を当てて考え込む。
トールが当初ゼシカたちの相談として想像していたのは、『盗賊』のとしての能力を期待したクエストの類や、ある種のアイテムについての相談、自分たちのパーティーへの勧誘などだった。
仲間になりたいというのだから、ある意味で想像に近いのだが、こちらに加えてくれということは、トールがパーティーリーダーでそこに二人が加わるという事になるだろう。

「何故、って聞いてもいいかな。別段きみたちの仲が悪いとは思えなかったし、あの二人の腕前が悪いとも思えなかった」

エイト、ミーティアといた時間は少ないが、それでも冒険者としての腕はそれほど悪いとは思えなかった。もちろんトールと比べれば落ちるだろうが、あの時間だけでゼシカたちがトールの能力を理解できたとは思えない。わざわざ二人と分かれてまでトールと組むという判断に至るとは思えなかった。

「まあ、そう聞かれるとは思っていたわ。理由として、まずエイトたちのことだけど、元々ずっとパーティーを組んでいる予定じゃなかったの。トールも知り合いに王族がいるって言っていたわよねえ」

「ああ」

「彼らがここに来ているのは武者修行の一環なのよ。長くて数年で国に帰る事になるわ。だから元々このパーティーは一時的なものでしかなかったの。だから新しいパーティーを組む時に別れるっているのは初めから話していたことだから問題はないわ。後、トールを選んだのにももちろん訳があるわ。あなたが本気で『塔』を目指している。いえ、それどころか『神龍』にあう事を目指しているからよ」

「へっ、いや、それはこの街の冒険者なら普通のことじゃあ……」

「違うわ。いえ、違ってしまうと言った方がいいわね。確かに始めは皆トールの言うように『塔』を目指しているのかもしれない。でも迷宮に潜っているうちにそんなこと忘れてしまう。そんな無理をしなくても二層あたりで生きていける力を身につけられれば、生きていくのに十分なお金が手に入るからよ。本気で心の底から『塔』を『神龍』を目指している人間なんて結局のところほんの一握りに過ぎないの。私たちは一族の使命で迷宮の奥深くを、そして『塔』に到る事を目指している。だけどわたしとバーバラの二人でそれが出来るとは思うほど自惚れてはいないわ。だからそのための人を探していたの。そして見つけたのがあなたよ、トール」

二人から真剣な目で見つめられた。

「確かに僕は『塔』を『神龍』に会う事を望んでいる。僕には目的があるからだ」

「元の世界に帰ることでしょ」

「へっ?な、なんで……」

バーバラの突然の言葉にトールは驚く。

「大おばあさまに教えてもらったのよ」

「大おばあさま?」

「グランマーズ様の事よ」

「ば、ばあちゃんがか」

「グランマーズ様も私たちと同じカルベローナの一族なの。その伝手であなたの事を教えてもらえた。名前とか容姿のこととかをね。もっともグランマーズ様はこうもおっしゃったわ。トールは私たちの力など必要としないだろうって。自分で手に入れた力でどうにかしてしまうだろって」

「……そうだね。確かにその通りだ。結局のところ僕は今まで自分ひとりでやってきた。それでどうにかなっていたし、これからもどうにかなると思っている」

実際クロコダインが仲間になった事でパーティーとしては十分に機能するようになったと思う。回復に少し何があるが、アイテムもあるし、そろそろ出来るであろう『転職』で『僧侶』になれば回復に関しても何とかなるとも思っていた。

「でもどうにもならない時もくるかもしれない。だから考えてほしいの。わたしたちだってすぐにいい返事がもらえるとは思っていないわ。でも口に出して言わない事には考えてくれる事もないでしょ」

確かにそれはその通りだろう。言われなければ友人付き合いで済ませていただろう。少なくともトールの方から仲間に誘うことはないだろう。
ただグランマーズが自分のことを二人に教えたことは気にかかった。ただ有望な冒険者がいると教えるだけならまだしも、『渡り人』である事までも教える必要があるのだろうか。
今のトールには分からないが、多分その必要があったのだろうという事だけは分かった。ただ少なくともトールに不利益になるようなことはないのだろう。そう思えるる程度にはトールはグランマーズの事を信じていた。
それに二人がまだ全ての事を語っていないだろう事も予測できた。多分それは正式にパーティーを組んだ時に話すつもりなのだろうが、トールとしては今は色よい返事が出来なかった。

「確かにそうだろうね。分かった。考えるよ。ただいい返事を出せるとは限らない」

「それは分かっているわ」

トールの返事に予想はついていたのか、さほど残念がる様子もなかった。

「じゃあ、トールの方は?」

「えっ?」

「あの時言っていたでしょ。トールの方でも頼みたい事があるって」

「ああ、そうだったね。それじゃあ――」

トールはそれからフローラについてのことをゼシカたちに話した。



「……優勝者には婿になる権利か」

ゼシカ、バーバラの二人とも不機嫌そうな顔をしている。同じ女として勝手に結婚相手を決められる事、そして賞品代わりにされる事に思うところがあるのだろう。

「そう聞いている。だから女相手なら無効になるだろうってね」

「つまりわたしたちがすることは?」

「今となって知っていてほしいだけかな。今回の試練がどんなものか分からなかった時は、協力とかして僕らの中で誰かがトップになれるようにって事を話すつもりだったけど、次が最後でトーナメントの勝ち抜き戦である以上、何も言わなくても全力は出すだろうからあまり意味がないかなあってね」

「確かにそうね。ここまできている以上出る人たちは、皆優勝を目指していると言ってもいいわね。ただもし仲間がいるなら仲間内で誰が勝つか、勝敗を決める人たちもいるかもしれないわね」

「それもまあ作戦といえば作戦だからね。ただどのみち僕がやることは変わらないし」

「そうね。でもちょっと思ったんだけど、本当にそんなことするつもりなのかしら」

ふと何かを思いついたのかバーバラが口を開いた。

「そんなこと?」

「娘の婿をこのトーナメントの勝者にするってこと。娘婿って事はトルネコ商会の中でもそれなりの地位になると思うの。ただ冒険者の援助をするって言うのとは、訳が違ってくる。私たちの一族はトルネコ商会とも繋がりがあるから、そんな風に決めるとは思えないの」

「……つまりは嘘だと」

「本当にその気ならもっと大々的に人を募集してもいいと思うの。トルネコ商会の御息女との婚姻。それが分かればもっといろんな人が来るはずだしね……いえ、違うわね。これもある意味運を試すため試練の一つとしても考えられる……でもそれならやっぱり、競技会が始まった時に言ってもおかしくない。きっとあの時に言った特別な宝っていうのがこの事だと思うけど、少なくとも男の冒険者たちの志気を上げるのには役立つはず。もしかしたら次期トルネコ商会の総帥になれるかもしれないってことだからね。それにトルネコ商会の姉妹といえば美人で有名だし、人を厳選するために言わなかったのかしら。それならもう最終試練だし言ってもいいし……でもこれから一月何があるかも分からないから、トーナメント当日に言う可能性もまだある……」

「つまりは?」

「ごめんなさい。結局はよくわからないわ。どうしたって仮定以上の域は出ないから。でもそういう話なら私たちも全力は尽くすわ。本人が納得しているならともかく、無理やりなら同じ女としては協力したくなるし」

「ありがとう」

「いいわよ別に。ただわたしたちのことも前向きに考えてほしいの」

「善処するよ」

トールは少し困った顔で応えるしかなかった。
結局ここで答えが出るはずもなく、ただトーナメントではお互いに全力を尽くすという約束だけはしたのだった。


****


トーナメントまで約一ヶ月、出来ることは色々ある。レベル上げにスキル上げ。特に『職』である『盗賊』がもうすぐマスターできる。そうなれば次に新たな『職』につく事もできるだろう。
とにかくやるべきことは迷宮へ赴き、ひたすらモンスターを倒してのレベルとスキル上げをする。ただ一月という期間があるのだから探索もすべきかどうかということだ。
下層の16階に降りて探索をする事も出来るが、多分探索しきれるのは16階だけになるだろうし、探索に気を使いながらではモンスターともあまり戦えないだろう。

となると、この一月も15階でただひたすらにモンスターを倒すのがいいかもしれない。効率を考えるなら、多分これが一番いいのだろう。
16階に下りる事へのメリットは、宝箱でいい物が手に入るかもしれないということぐらいだろうか。これもあくまで運しだいである事を考えるとやはり15階のほうがよい。

ただ近頃迷宮探索が進まない事が少し気がかりになっていたが、この競技会に出ることを決めたのはトール自身だ。この競技会がこれほど長期間をかけて行うとは知らなかったためだが、この事を知っていたからと言って競技会に出なかったかといえば、やはり出る事を決めたと思う。ならば結局は同じ事になっているのなら変に気にかけてもしょうがないだろう。
やるべきことはただひたすらのモンスター退治。この一月でどれだけのレベルとスキルが上げられるかが、勝負になるのだろうと思った。



いつも通りの『においぶくろ』を使ってモンスターをおびき寄せてのレベルとスキル上げ。
何とか6日目には『盗賊』のスキルがマスターランクになった。
身につけたスキルは『かぎあけ』と『常時索敵能力』。
『かぎあけ』は特殊な鍵を使うようなもの以外は開ける事ができる。ただ使用するには、MPとHPを消費することになる。呪文の『アバカム』と同じと考えてもいいだろう。これで鍵付きの宝箱や扉を制限なく、開ける事が出来るが、実際に活用できるのはトーナメントが終わってからのことだ。
『常時索敵能力』だが、『盗賊』の職に就いた時に覚えた『索敵能力』は『職』が『『盗賊』の時のみ使えるスキルで、これは『職』が『盗賊』でなくなれば使えなくなってしまうスキルだったようだ。ただマスターした事によって『職』が『盗賊』でなくなってからも使えるようになったのだ。



『職』スキルを一つマスターし終えたなら、次にする事は『転職』だ。DQで『転職』といえば『ダーマの神殿』で行なう事になるが、トールはあいにくその場所を知らなかった。
こんな時は『ルイーダの酒場』でルイーダに聞くに限る。
聞きに行った時はルイーダに呆れられた。というのもあまりに『転職』までの時間が短かったからだ。冒険者になって一年と少しで『職』の一つをマスターするということは凡そ前例のないことだった。
だが、トールのハイペースでの迷宮探索を考えればある意味納得のいくものでもあった。
ルイーダはため息をつきながらも、トールに転職の場所を教えてくれた。



『ダーマの神殿』は北区にあった。
本来北区は教会の直轄地で壁によって他の区域と区切られているが、北区の東部にある一画だけに開かれた扉があり、そこには転職できる場所、『ダーマの神殿』ゴッドサイド支部があった。

本来、『転職』は『ダーマの神殿』でのみ行なえる秘儀だったが、ゴッドサイドの重要性よりここにも支部として設置されていた。
神殿の中に入ると直ぐに受付らしきところがあり、そこに神官が座っていた。

「すいません、転職したいんですが」

「ダーマの神殿へようこそ。『転職』は初めてになりますか?」

「はい」

「すいませんが、冒険者カードの提示をお願いできますか」

受付の神官の言葉にトールはカードを差し出す。受付の神官はトールのカードを見て一瞬驚くが、直ぐに元の表情に戻ると口を開いた。

「どうもありがとうございました。トール様は『転職』できる資格がございます。それでは『転職』に関して説明をしたいと思いますがよろしいですか?」

「おねがいします」

トールの言葉に受付の神官は話しはじめた。



『転職』はいつでも出来るものではない。
ついた『職』スキルをある程度のランクに達しなければ『転職』することは出来ない。未熟者は『転職』する資格がないということだ。
スキルランクは10でマスターであり、7以上になって初めて『転職』する事が許される。ただその場合は、次になった『職』もランク7以上になるまで新たな『職』に『転職』する事が出来ない。ただ元の『職』に戻る事は許されていた。
多くの冒険者はこのスキルランク7での『転職』を繰り返していた。

トールはマスターランクであるため当然『転職』する資格はある。
ただマスターランクまで『職』を極めた者にはある特典がある。それは『職』のスキルランクが3以上になる事で『転職』をする資格を得られるということだ。ランク3以上になれば何時『転職』してもそれは各自の自由だった。
トールは後者の『転職』が出来るという事だった。

そして『転職』できる『職』のことだが、マスターした『盗賊』は除くとして、まずは基本職である『戦士』、『武闘家』、『魔法使い』、『僧侶』、『商人』、『芸人』にはもちろん『転職』できる。
ただこの基本職には、あと『羊飼い』、『船乗り』というのもあるらしい。ただこの二種については、迷宮探索に全く向いていないため、この街で冒険者になった者でこの二種になる事はないとのことだ。
というのも『羊飼い』は大地を旅する者の『職』であり、『船乗り』は海を旅する者の『職』であるためだ。

一応この二種にも『転職』は出来るが、その代わり迷宮探索してもスキルランクが上がるは非常に遅いとのことだ。この二種は旅をすることによってスキルが上がるため、迷宮探索でモンスターを倒してもほんのわずかしか熟練度は上がらないとのことだった。つまり他の職よりも割が合わないということだった。

後、トールの場合は『特殊職』に就く事が出来ると言われた。『特殊職』とは普通では就く事の出来ない『職』の事だ。『魔物使い』がその代表といっていい。
その『特殊職』は『魔物ハンター』といった。『魔物使い』の才能を持たないものが、モンスターを3体以上仲間にする事が条件だった。『スカウトリング』で仲間を得た経験が役立ったということだろう。

それと今現在のトールでは上級職にはつけないと言われた。
上級職への『転職』は、2種以上の基本職スキルのマスターをすることによって可能になるらしい。
『戦士』と『武闘家』で『バトルマスター』、『戦士』と『魔法使い』で『魔法戦士』といった決められた二種でなれるものと、『盗賊』、『商人』、『芸人』、『羊飼い』の内の二種をマスターする事によって『レンジャー』への転職が可能となるといった選択式の場合もある。

その他にも特殊な条件を満たすことによっても上級職への道は開かれるとの事だ。
その条件も様々で例えばモンスターを呪文やスキルで弱体化した上で倒すなどだ。その際に倒すモンスターの種類が決められている場合もあるし、ただ単に何匹以上以上倒せという場合もある。ただある程度上級職に関係した条件にはなっているらしい。
ただ前者の場合でも何十匹と倒さなければいけないし、後者の場合では何千匹という場合もあるらしい。ダーマでも正確なことは分からないらしく、迷宮探索しているうちに条件を満たしていればラッキー程度に思っておいた方がいいらしい。



結局今のトールがこのゴッドサイドで冒険者として転職可能な『職』は『戦士』、『武闘家』、『魔法使い』、『僧侶』、『商人』、『芸人』、『魔物ハンター』だった。
説明が終わり、トールは神殿の奥に通される。
そこには女神像がありその前に一人の少女がいた。他に人はいない以上彼女が転職をつかさどるダーマ神殿の大神官になるのだろう。

「新たな冒険者よ。ダーマはあなたを歓迎します。始めまして。わたしはフォズ。このダーマ神殿の大神官を勤めています。転職をご希望ですね」

少女は軽く微笑みながら話した。その名には聞き覚えがあった。DQⅦの過去のダーマ神殿にいた大神官の少女のはずだ。随分と若く見えたし、実際に若いのだろう。自分より若いであろう少女が要職についている事には驚いたものの、DQⅦを知っているため納得もした。

トールは頷くことでフォズの問いに答えた。

「では冒険者カードを見せていただけますか」

トールが差し出す冒険者カードを受け取ると、フォズは背後の女神像の前にトールの冒険者カードを置く。そして、両手を組んで祈りをささげると、トールの方に振り向いた。

「それではどの『職』への転職をご希望ですか。あなたは『戦士』、『武闘家』、『魔法使い』、『僧侶』、『商人』、『芸人』、『魔物ハンター』への転職が可能です」

何に『職』するかは、トール自身も良く考えていた事だった。だが事ここにいたっては何の『職』に就くかなど些細な事だと気がついた。
とりあえずは広く浅く、『職』スキルのランク3になるまで全ての『職』を上げる。これが今は一番いいだろう。
トーナメントがなかったなら何の『職』に就くかをもう少し良く考えるのだろうが、トーナメントまでの少ない日数でいかに強くなるかを考えると、小細工も必要になってくるだろう。
ただトーナメントに挑む時に何の『職』で挑むのかは考えておいたほうがいい。そしてその『職』を最後の方で就くようにした方がいいだろう。
トールの戦い方で考えると、それはやはり『戦士』だろうか。剣での攻撃を主とするトールにはそれが一番あっているように思えた。

とりあえず最初の転職は『武闘家』にしておいた。得意武器に『素手』があるという事もあり、『素手』のスキルを上げるのにも丁度いいと思えたからだった。


****


『転職』を終えたトールは『武闘家』と『素手』のスキルは戦う事で熟練度が上がるため、迷宮でモンスター相手に戦い続けた。
『素手』での戦いは、流石に『剣』とは違い手古摺る事が多かった。『剣』と違いしっかりとした修練をしたわけでもないため、あくまで我流の力任せでの戦い方でしかないためだった。

やはり多少のコツを知った方が戦いやすくなるのだろう。誰かに教えてもらえないかと思ったのだが、トールの少ない知り合いの中で『素手』の格闘が得意としてまず思い浮かんだのがハッサンだった。だが時期が悪い。
同じくトーナメントに出場するハッサンに頼むことなど出来るはずもなかった。後はアリーナの事も思い浮かんだが、格闘の腕前と熟練度はともかく、レベル差のことを考えると真面目に師事出来るかが疑問になった。
そこで思い出したのがアバン流の師であるヒュンケルの事だ。『武闘家』スキルをマスターしており、『素手』スキルも高かった。
トールはヒュンケルを訪ねる事にした。



トールが競技会の最終試練まで残った事はもう知っていたが、『職』をマスターした事を知ると流石のヒュンケルも驚き、呆れた表情をした。
その後は『素手』での格闘を教えてもらったが、『素手』はヒュンケルにとっても専門ではない。あくまで基礎だけだった。そして後は『剣』の修練の時と同じく、最適の動きを身につけるためひたすら訓練することを言い渡された。
時間をかけられない以上これは仕方がないだろう。

トーナメントが近いこともあり、他に何か劇的に強くなる方法がないなという事も聞いたが、その方法はもう教えてあるといわれた。
『闘気法』こそがその方法で、確かに身体能力を強化する『闘気法』に間違いはないと思えた。
たった一日でのことだが、レベル、スキル上げもしなければいけない以上仕方のないことだった。やはりトールにとって一番の武装は『剣』であり、『素手』を今鍛えようとしているのは、もしも何かあって『剣』を手放さなくてはいけないときの対抗策の一つでしかない。
もちろん『剣』の他の武器スキルも上げたいと思っているが、トーナメントが終わるまではその暇はないだろうし、トーナメントの時も持ち込めるアイテムの量が手持ちできる分となる以上、持ち込むのは薬草の類で終わるだろう。他の武器を持ち込む余裕はないだろうから、それを考えて『素手』を鍛えようと思ったのだ。
その後は順調に4日で『武闘家』のスキルランクを3にした。


次は『魔法使い』、『僧侶』の呪文使いの職に続けて就いた。ただ戦うだけでも熟練度は上がるがあまり効率は良くない。この二つの職は呪文を使う事が本分であるため、呪文を使う事で熟練度が増すのだ。
そのため呪文を使いまくる事にしたのだが、MP回復のために『まほうのせいすい』を消費しまくる事にもなった。この二つはあわせて9日で何とか両方ともランク3になった。


次は『芸人』になったのだが、これも戦うだけでも熟練度は貯まるが、それよりも戦闘中に他事、つまりボケなどの無駄事をすることによっても熟練度は増えた。ただ『においぶくろ』をつかってモンスターを集めるため、他事をするよりもただ倒した方が結果的には熟練度が貯まる事になった。5日でランク3になった。


次に『商人』になったが、他の『職』と熟練度の上げ方がずいぶんと違った。
それは得たGの純利益の額によってスキルが上がるのだ。モンスターを倒してGを得てもいいし、アイテムを売ってGを得てもいい。
これなら金持ちなら直ぐにマスターレベルになれるのではないかと思うが、それほど簡単ではないらしい。あくまで自分で得たものでなくては駄目なのだ。誰かから貰ったり、引き継いだりするのはカウントされないらしい。
つまり商家に生まれても、家のちからで儲けても駄目なのだ。商売をするにしても自分で商家を立ち上げないと駄目らしい。色々と制約もあるらしく、とにかく自分で儲けたGの総額でスキルランクが上がるのため実際にGを得てみて、それで熟練度が上がるかどうかを確かめるのが一番確実なのだろう。
トールは今まで売らずにいた『鉄の剣』などを大量に売ることでその日一日でランク4にまで上がった。
今まで道具を売らずにいたのは、トールがDQをプレイする時の癖のようなもので、できるだけ物は売らずに取っておくのを、この世界でもそのまま行動していただけなのだが、今回の事は運が良かったと言っていいのだろう。

【売る:鉄の剣500G 50本 25000G、 鉄のよろい600G 5個 3000G   合計28000G】


次に『魔物ハンター』になった。この職は仲間のモンスターと一緒に戦う事が熟練度の上がる条件だ。その中でモンスターを仲間に出来ればスキルランクも上がるのだが、『スカウト』で仲間になるようなモンスターは『においぶくろ』を使っても襲い掛かってくるような事もないため、ただ普通に戦うだけだった。5日でランク3になった。


そして最後に『戦士』だ。これは戦うだけ熟練度が上がるため問題はなかった。そしてトーナメントの日までレベルとスキル上げに励むのだった。



他にも装備にも気を配った。とはいっても店で売っている物でトールの現在の装備より良い物は滅多に売っていない。結局のところ錬金釜で良い装備を造るしかなかった。

素材については数があっても困らないだろうから、前と同じくルイーダの酒場で『クエスト』として募集しておいた。

【クエスト:ようがんのかけら4個、きよめみず3個、かぜきりはね5個、まりょくの土2個、氷の結晶3個、雷の玉4個、光の石4個、よるのとばり3個、かがみいし4個、こうもりのはね4個、まじゅうの皮2個、まじゅうのつの5個、べっこう3個、がまのあぶら2個、やわらかウール4個、へびのぬけがら5個、どくどくへどろ3個、ネコずな2個、つけものいし1個、うるわしきのこ3個、げんこつきのこ2個、ちょうのはね4個、みかわしそう2個、さとりそう3個、あやかしそう6個、しろいかいがら2個、緑のコケ1個、赤いサンゴ2個、花のみつ5個、よごれたほうたい2個(計:97個 14550G)】


後、錬金の前提としての品だけは店でも手に入れる事は出来た。


【買う:まほうのよろい(守+37、攻魔+4、回魔+4)1個:5800G、まほうのたて1個(守+17、攻魔+4、回魔+4)4000G、あつでのグローブ(守+8、器+63)1個:1900G、てつのひざあて(守+9)1個:640G、天使のすず5個:90G×5=450G、めざめのはな5個:66G×5=330G、まんげつそう5個:30×5=300G】

錬金釜:
3種
【てつのひざあて・てっこうせき・まりょくの土 → はがねのひざあて(守+12)】1個
【はがねのひざあて・てっこうせき・ヘパイトスのひだね → たまはがねのひざあて(守+16)】1個
【特やくそう・いやしそう・まんげつそう →  ばんのうやく】3個
【ばんのうやく・天使のすず・めざめのはな → 超ばんのうやく】2個
【やくそう・どくけしそう・まんげつそう → おかしなくすり】5個
【いかずちのたま・こおりのけっしょう・おかしなくすり → せいれいせき】4個
【せいれいせき・超ばんのうやく・あやかしそう → げんませき】2個
【ライトシールド・しろいかいがら・せいすい → ホワイトシールド(守+20】1個
【きんのロザリオ・せいすい・いのちのいし → まよけの聖印(守+6、即死無効)】1個
【ホワイトシールド・まよけの聖印・ミスリル鉱石 → 聖騎士のたて(守+25)】1個

2種
【まほうのよろい・せいれいせき → せいれいのよろい(守+42、攻魔+7、回魔+7)】1個
【せいれいのよろい・げんませき → げんまのよろい(守+47、攻魔+10、回魔+10)】1個
【まほうのたて・せいれいせき → せいれいのたて(守+20、攻魔+10、回魔+10)】1個
【せいれいのたて・げんませき → げんまのたて(守+23、攻魔+12、回魔+12)】1個
【あつでのグローブ・よるのとばり → くらやみミトン(守+10、器+80)】1個
【やくそう・やくそう → 上やくそう】50個
【上やくそう・上やくそう → 特やくそう】 20個


謝礼金:『げんまのよろい』37000G、『げんまのたて』30000G、『ホワイトイシールド』18000G、『聖騎士のたて』33750G、『たまはがねのひざあて』78750G、『くらやみミトン』11875G、『げんませき』3000G
(錬金釜を使った時の『職』は『商人』でスキルランク7まで上昇)


『落とす』:スライムゼリー46個、鉄の剣(功+27)34個、やくそう68個、まじゅうの皮34個、皮のぼうし(守+3、回魔+2)29個、まほうのせいすい51個、とんがりぼうし(守+9、功魔+6、回魔+4)16個、レザーマント(守+8)7個、鉄のよろい(守+18)5個、力のきのみ1個、命のきのみ1個



こうしてやれるだけの事をやって、トールは最終試練を迎えるのだった。



――― ステータス ―――
トール  おとこ
レベル:40
職:戦士
HP:374+40=414
MP:130
ちから:123+20+5=148
すばやさ:100+70+5=175
みのまもり:56+5=61
きようさ:113+70+80=263
みりょく:69+10=79
こうげき魔力:50+20=70
かいふく魔力:64+20=84
うん:134+40=174

・装備
頭:かげのターバン(守+13)
身体上:げんまのよろい(守+47、攻魔+10、回魔+10)
身体下:たまはがねのひざあて(守+16)
手:くらやみミトン(守+10、器+80)
足:ちんもくのブーツ(守+9、素+5)
アクセサリー: いやしのうでわ(守+4、自動回復大)
武器:光の剣(攻+70)
盾: ドラゴンシールド(守+25)

こうげき力:253
しゅび力:185

言語スキル:4(会話2、読解2、筆記)【熟練度:61】
戦士スキル:(かばう、ちから+10、HP+10)【熟練度:0】
盗賊スキル:☆(索敵能力UP、すばやさ+10、ぬすむ、器用さ+20、リレミト、ピオリム、しのびあし、盗人斬り、ボミオス、すばやさ+50、とうぞくのはな、器用さ+50、かぎあけ、常時索敵)【熟練度:0】
武闘家スキル:3(おたけび、すばやさ+10、ちから+10)【熟練度:0】
魔法使いスキル:3(魔結界、こうげき魔力+20、ぶきみなひかり)【熟練度:0】
僧侶スキル:3(かみのおつげ、かいふく魔力+20、おはらい)【熟練度:0】
芸人スキル:3(ボケ、身かわし率UP、ツッコミ)【熟練度:0】
商人スキル:7(うん+10、アイテム入手率UP、HP+10、あなほり、インパス、HP+20、うん+30)【熟練度:0】
魔物ハンタースキル:3(まものならし、みりょく+10、あまいいき)【熟練度:0】
剣スキル:☆(剣装備時攻撃力+5、ドラゴン斬り、メタル斬り、剣装備時攻撃力+10、ミラクルソード、はやぶさ斬り、剣装備時攻撃力+20、会心率UP、魔神斬り、ギガスラッシュ、得意武器になった)【熟練度:54】
素手スキル:5(未装備時攻撃力+10、あしばらい、しっぷうきゃく、会心率UP、急所突き)【熟練度:57】
盾スキル:5(ガードアタック、盾ガード率+2%、大ぼうぎょ、盾ガード率+2%、ビッグガード)【熟練度:86】
ゆうきスキル:8(自動レベルアップ、ホイミ、デイン、トヘロス、べホイミ、ライデイン、いなづま斬り、マホステ、消費MP4分の3、ザオラル、べホマ、ギガデイン、ベホマズン)【熟練度:18】

特殊技能:闘気法(オーラブレード、ためる)、スカウト、アバン流刀殺法(大地斬、海波斬、空裂斬、アバンストラッシュ(偽)、常時ちから+5、常時身の守り+5)、トールブレード

経験値:596977




――― 仲間のステータス ―――
スラきち  ?
レベル:30
種族:スライム
HP:33
MP:45+15=60
ちから:16
すばやさ:48
みのまもり:31
かしこさ:61
うん:63
こうげき魔力:11+15=26
かいふく魔力:11

装備:
防具:モンスター袋の中にいるためなし
アクセサリー:ソーサリーリング(攻魔+15、MP+15)

こうげき力:16
しゅび力:31

言語スキル:1(会話1)
スライムスキル:6(自動レベルアップ、ホイミ、スクルト、ルカナン、リレミト、メラミ、フバーハ、トラマナ、体当たり)



ドラン  ?
レベル:20
種族:ドラゴンキッズ
HP:150
MP:0
ちから:99
すばやさ:85
みのまもり:57
かしこさ:40
うん:66
こうげき魔力:5
かいふく魔力:5

装備:
武器:魔よけのツメ(攻+43)
防具:けがわのマント(守+15)
アクセサリー:命の指輪(守+6、自動回復)

こうげき力:142
しゅび力:78

言語スキル:0
ドラゴンキッズスキル:5(自動レベルアップ、ひのいき、つめたいいき、あまいいき、おたけび、かえんのいき、こごえるいき、やけつくいき、体当たり)



ガボ  オス
レベル:23
種族:聖白狼
HP:171
MP:66
ちから:66
すばやさ:97
みのまもり:32
かしこさ:36
うん:57
こうげき魔力:23
かいふく魔力:18

装備:
防具:けがわのマント(守+15)
アクセサリー:命の指輪(守+6、自動回復)

こうげき力:66
しゅび力:53

言語スキル:0
聖白狼スキル:4(自動レベルアップ、ほえろ、かみつけ、ぶつかれ、とおぼえ)



クロコダイン  オス
レベル:22
種族:リザードマン
HP:348+10
MP:45
ちから:155+10
すばやさ:96+5
みのまもり:156
かしこさ:154
うん:63
こうげき魔力:33
かいふく魔力:25

装備:武器:真空の斧(攻+48、素+5)
   防具:鉄の胸当て(守+16)
   アクセサリー:まよけの聖印(守+6、即死無効)

こうげき力:248
しゅび力:178

言語スキル:2(会話2)
斧スキル:8(斧装備時攻撃力+5、大木斬、魔神斬り、斧装備時攻撃力+10、会心率UP、兜割り、蒼天魔斬、斧装備時攻撃力+20)
剣スキル:4(剣装備時攻撃力+5、ドラゴン斬り、メタル斬り剣装備時攻撃力+10)
素手スキル:4(未装備時攻撃力+10、あしばらい、しっぷうつき、会心率UP)
リザードマンスキル:4(自動レベルアップ、おたけび、常時HP+10、ルカニ、常時ちから+10、スカラ)

特殊技能:闘気法(ためる、獣王痛恨撃、獣王会心撃)、やけつくいき)




所持金:93210G (預かり所:900000G)

Gコイン:26430


・持ち物『大きな小袋』
道具:やくそう(15個)、上やくそう(28個)、いやしそう(4個)、特やくそう(32個)、毒けし草(30個)、上毒けし草(5個)、特毒けし草(10個)、まんげつそう(4個)、きつけそう(11個)、おもいでのすず(5個)、せいすい(14個)、いのちのいし(3個)、まほうのせいすい(113個)、けんじゃのせいすい(7個)ばんのうくすり(3個)、ゆめみの花(5個)、天使のすず(4個)、めざめのはな(4個)、キメラの翼(1個)いのりのゆびわ(2個)、毒針(攻+1)、プラチナソード(攻+51)、ちからのルビー(攻+9)1個、銀のむねあて(守+25)、しっぷうのバンダナ(守+11、速+20、回魔+8)、聖竜のうろこ(守+8、状態異常耐性有)、聖騎士のたて(守+25)、げんまのたて(守+23、攻魔+12、回魔+12)


大事な道具:モンスター袋、リリルーラの粉、オクルーラの秘石、自動地図、魔法の筒4本、従魔の輪2個、スカウトリング


小さなメダル:8枚


・預かり所
・預かり所
素材:あやかし草(8個)、赤いサンゴ(2個)、いかづちのたま(4個)、命のきのみ(4個)、うるわしきのこ(5個)、おかしなくすり(3個)、かがみいし(6個)、かぜきりのはね(11個)、がまのあぶら(2個)、きよめの水(9個)、げんこつダケ(6個)、こうもりのはね(23個)、こおりのけっしょう(3個)、さとりそう(6個)、しろいかいがら(1個)、スライムゼリー(97個)、聖者の灰(3個)、力のきのみ(7個)、ちょうのはね(7個)、つけものいし(4個)、てっこうせき(26個)、どくがのこな(12個)、どくどくへどろ(5個)、とうこんエキス(2個)、ネコずな(2個)、ばくだんいし(6個)、花のみつ(8個)、ひかりの石(9個)、プラチナ鉱石(10個)、べっこう(5個)、へびのぬけがら(11個)、まじゅうのかわ(99個)、まじゅうのつの(8個)、まりょくのつち(8個)、みかわし草(3個)、ミスリル鉱石(3個)、緑のコケ(3個)、やわらかウール(9個)、ようがんのかけら(13個)、よごれたほうたい(22個)、よるのとばり(4個)、ルビーの原石(5個)、ヘパイトスの火種(1個)

装備品:
頭:バンダナ(守+1)1個、皮のぼうし(守+3、回魔+2)68個、ターバン(守+6、功魔+3、回魔+3)5個、とんがりぼうし(守+9、攻魔+6、回魔+4)33個、きんのかみかざり(守+11、功魔+12)1個
身体上:布のふく(守2)1個、絹のローブ(守+3、攻魔+3)7個、たびびとのふく(守+4)1個、レザーマント(守+8)15個、やすらぎのローブ(守+9、攻魔+5、回魔+5)1個、くさりかたびら(守+11)1個、かくれみのふく(守+20、避+5%)1個、鉄のよろい(守+18)3個、ふしぎなボレロ(守+20、攻魔+16)1個
身体下:あつでのズボン(守+3)、けいこぎズボン(守+5)、鉄のひざあて(守+9)
手:布のてぶくろ(守+1、器+5)、たびびとのてぶくろ(守+4、器+30)1個
足:皮のくつ(守+1、避+1%)1個、皮のブーツ(守+2)1個、エンジニアブーツ(守+6)
アクセサリー:竜のうろこ(守+5)5個、スライムピアス(守+4)、きんのゆびわ(守+2)2個、きんのブレスレット(守+3)2個、ちからのゆびわ(功+4)、金のロザリオ(守+2、回魔+7)1個、あくまのタトゥー(素+8)2個、ひらめきのジュエル(攻魔+2、回魔+2)2個、はやてのリング(素+20)3個、しんごんのじゅす(回魔+15、MP+15)1個、ちょうネクタイ(守+3)1個、
武器:ひのきのぼう(攻+2)1個、銅の剣(攻+7)1個、まどうしのつえ(攻+7)1個、ブロンズナイフ(攻+10)1個、おおきづち(攻+10)1個、てつのツメ(攻+17)、鉄のつるぎ(攻+27)33個、はがねのつるぎ(攻+35)1個、石のやり(攻+8)10個、らいていの杖(攻+40)1個
盾:シルバートレイ(守+6)2個





――― あとがき ―――

随分とお久しぶりになってしまいました。
いろいろと用があったり、文がまとまらなかったりとなかなかず先に進みませんでした。

設定関係はサクサク進むのですが、会話文などで上手くまとまりません。内容が変わることはないとおもいますが、少し手直しするかもしれません。

次回からはトーナメントに入ります。その前にちょっと他のキャラとの絡みを書くかもしれません。今回トールの転職の事だけでしたので。
まあ、あくまで予定です


次はなるべく早く書き上げたいです。


それでは、また会いましょう。



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