※これは一発ネタです。続きません。我輩は貴族である。名前はまだ無い。貴族といっても、中世ヨーロッパや平安時代の貴族ではない。ゴールデンバウム王朝銀河帝国の貴族だ。銀英伝だ。しかも、帝国騎士などでは無い。公爵家だ。大貴族である。門閥貴族の一角を担う大貴族だ。世間では帝国一の貴族といえば、「ブラウンシュバイク公、リッテンハイム侯、そして俺の家であるのヴェルテンベルク公のどれかだ。」といわれる位凄い家だ。こんな凄い家に生まれた俺は不幸か?いいや違う。俺は幸運だ。ハッピーだ。何しろ、一生遊んで暮らせるんだからな。リップシュタット戦役の時に選択を間違えなければ安全だ。帝国貴族万歳。・・・・・・・・・そう思っていた時期が私にもありました。もうすぐ二十歳を迎える俺に両親から連絡が入った。何でも、俺の婚約者が決まったそうだ。親から聞く所によるとかなりの美人らしく、年は俺より少し下だそうだ。で、今日その婚約者が俺の家に来た。実際に見てビックリした。凄い美人だ。いや、可愛いと表現するのが正しいのか?それから、名前を聞いて更にビックリ。『アンネローゼ・フォン・ミューゼル』獅子帝のお姉さんでした。ヤバイ。非常に危険だ。立ったよ。立った。フラグが立った。俺、殺される。シスコン弟に殺される。如何する。如何するよ、俺。