第三十一話 イーストのパーフェクト再編教室お家(イゼルローン)から~♪ 指令でて~♪アムリッツァに89,000隻 集まった~♪アムリッツァの~♪ 再編で~♪14,000隻 離脱した~♪離脱艦の~♪ 護衛の為に~♪5000隻 離れて 行っちゃった~♪残りの艦隊 65000隻何故なら 何故なら それは~♪動かせる人 居ないから~♪怪我人を病院船や輸送艦に詰め込んで、見境無くイゼルローン要塞に送ったのが不味かった。艦自体は小破で戦闘可能でも、中の人員は無事では無く、結構被害があったと云う事だ。その所為で、人員不足に陥る艦が続出したので適当に人員の配置変更をした結果がこれだよ。もう少し、効率良く配置変更をすればこんな事には成らなかったと思うのだがハッキリ言って、そんな余裕は無い状態だし、今から再編する余裕も当然無い。俺の心の中のフィッシャー提督も『再編をしている余裕は無い。時間を浪費する事無く、最短の道(地獄への)を逝くとしよう。』と仰っている。急遽発生した無人艦5,000隻。コイツを如何するかだ。「イースト提督、第10艦隊のウランフ提督から通信が入っております。」「そうか、繋いでくれ。」俺が無人艦の処遇について悩んでいるとウランフ提督より通信が入った。「ペトルーシャ・イースト提督、先ほどは助かった。それにしても見事な逃げっぷりだったな。」「いえ、当然の事をしたまでです。それに、小官より逃げるのが上手な人物だっていまよ。本人も『敗走させたら右に出る者は居ない』と言っていますし。」「ほお、誰だ、そいつは。」「ウランフ提督の艦隊にいる『ダスティ・アッテンボロー大佐』です。その件については小官よりもヤン提督の方が詳しいと思います。 それより、用件は無人艦の事でしょうか?」「ああ、その通りだ。」「その事でたった今、思いついた事なのですが、・・ダスティ・アッテンボロー大佐に無人艦隊の司令官代理に任命し運用を任せるのは如何でしょうか?」「なに?」「無人の艦艇ですし、非常時ですし、悩んでいる時間すら惜しい状況です。」「・・そうだな。他の提督達に話して良い案が無ければ貴官の案で行こうと思う。」「では、失礼します。」互いに敬礼をし、通信を切る。アイツなら大丈夫だろ?ちなみに、無人艦隊の旗艦は『ユリシーズ』が良いと思う。後で進言しておくか。ペトルーシャ・イーストが提案したダスティ・アッテンボローを無人艦隊の司令官に任命する案は、他の提督達から特に反対も出なかった為にアッサリと決まってしまった。この事に対して一番不本意だったのは、恐らくアッテンボロー本人だった。彼は、自分が司令官に任命された事をヤン・ウェンリーから知らされる事になった。「おめでとう、アッテンボロー提督。」「アッテンボロー提督?・・何ですか?藪から棒に。」「今回の編成で、無人艦が大量に発生したのは知ってるかい?」「はい。」「その無人艦隊の初代司令官にお前さんが任命された、と云う事だ。」「ちょっと待って下さい。行き成りそんな事を言われても・・艦隊運用の事や、作戦中の行動の事など色々と・・・。」「その辺は、提案者と相談してくれ。」「提案者?」「お前さんの、『尊敬している偉大な先輩』だ。」「偉大な先輩?キャゼルヌ少将ですか?」「イースト提督。」「偉大な先輩ねぇ。」「前に、イースト提督がお前さんの事を『三十代で元帥になる』、 『ヤン・ウェンリーやペトルーシャ・イーストよりも智勇の均衡が取れた剛柔な提督になる』って、誉めてたからな。」「・・・・嫌がらせとしか思えませんけどね。分かりました、艦隊の運用方などについてはイースト提督と相談して決定します。」アッテンボロー無人艦隊司令官の件は、すんなりと決まってしまった。提案した俺自身も驚いた。そこへ、アッテンボローからの通信が入ったのでお祝いの言葉をかけて置く。「おめでとう、アッテンボロー提督。」「その台詞は、さっきヤン先輩から聞きました。それより、行き成り無人艦隊の指揮を執れと言われても、一体何をすればいいのか・・・。」「別に難しく考える必要は無い。敵に『如何にも予備兵力があるぞ!!』と思わせる為に、適当に戦場をうろついていれば問題無い。まあ、嫌がらせみたいな感じで頼む。 それから、無人艦隊の旗艦は『ユリシーズ』に決まった。直ぐに、旗艦に移乗して置くように。」「ユリシーズですか?何でまたユリシーズなんですか?」「第4次ティアマト会戦の時、ヤン提督と一緒にユリシーズに乗り込んで無人艦を率いてドンチャン騒ぎしてただろ?慣れている艦の方が安心だろ?」「そんなもんですかね?」「そんなもんだ。作戦の指示や変更があった時は、追って連絡する。」無人艦隊を率いるアッテンボロー君。正直、無人艦隊なんて原作の最終決戦でユリアンがやっていた囮や敵要塞に突っ込ませる位しか使い道が無い。今回の事は、アッテンボローの良い経験になる事だけで、良しとしよう。 アムリッツァ星域会戦艦隊編成 第5・第10連合艦隊 10,000+8,000隻 第8・第12連合艦隊 7,000+7,000隻 第11艦隊 16,000隻 第13・第9連合艦隊 13,000+4,000隻 無人艦隊 5000隻 合計 70,000隻 うん、合計は間違ってないな。俺達、同盟軍艦隊は機雷原を背に布陣完了した。左から第11艦隊、第8・第12連合艦隊、第5・第10連合艦隊、第13・第9連合艦隊の順番だ。で背後にアッテンボローの無人艦隊。うん、完璧だ。帝国軍め。何時でも来い!!それから、連合艦隊と言ってもごちゃ混ぜになった訳では無い。只、近くに布陣しているので俺が勝手に名づけて読んでいるだけだ。金髪再編中・・・・・・・「来ないな、帝国軍の奴ら。」「そうですね、イースト提督。」・・・・つづく。極東杉の木殲滅委員会会員増加中です。杉花粉に置ける災害は人災だと思います。成長の早い杉の木を見境無く植えまくった結果です。梅雨よ来い、早く来い。インディペンデンス・デイ。言い訳じゃ無いよ。たとえ、言い訳だったとしても、言い訳という名の後書きだよ。ペトルーシャ・イーストの『イースト』は『東方』からとりました。漢字で書くとややこしいのですが、『東方(とうほう)』では無く『東方(ひがしかた)』です。ジョジョの第4部の主人公?からです。元がディオの苗字だったので・・・。