「ようこそ来たね少年。ウェルカムだね」
「うん? ここが何処かだって? ここは何処でもあって何処でもない世界なのさね。世界は五つの大陸と八つの国家と大いなる海で形成されている。巨大な世界さぁ」
「どうしてこんな所にって? よくあるんさね、そういう事は、さ。この世界は何処でもあって何処でもないから、何処かから繋がり易いのさ」
「何? 次元道? よくわからんけど多分似たようなもんじゃないかぁな」
「ふむ、質問が多いさね少年。まぁわたしゃ答えるためにここにいる…うん? 名前? そうさね、答える者とでも呼んでおくれ。それ以外に名はもらってないんだな」
「呼ばれた理由? ないなぁ。これは偶然の産物って奴さね。この世界には様々な領域やらなにやらからやってきた人間やら化けもんがいっぱいいるんだな」
「戻れるか否か、やっぱり聞くよなぁ。結論から言えば戻っていた人間はいないさね。ただ中央大陸にある天までの塔とか、そこら辺にいってみりゃわかるんでねぇ? ここで解明されてない神秘なんてないかぁらな」
「口調が変わりすぎ? そういうなぁや。癖って奴さね」
「…何? 他に聞く事ないのかいあんた。ほぁ、すごいね。慣れてるんかい?」
「異世界にくるのは初めてじゃない、と。はぁー、あんた凄い凄い。そういった連中も結構きてるから、話あうんじゃないかね」
「もういくんかえ。んじゃこれ渡しておくよ。ちょっとした路銀と、言葉の光さね」
「こいつがぁあれば会話に困ることはないさね。文字は独学で覚えるんだよ」
「じゃ、がんばりな―――――っと、忘れとった。やほぃ、少年や」
「ラーグ・アースへようこそ。世界はあんたを歓迎するよ」
極簡潔にあとがき
異世界FTを書きたい、と思い立ったので書いてみました。SSを書くのは初めてなので、色々と指摘などしていただければ幸いです。
語句も乏しいので勉強していきたいと思います。
プロローグだけじゃまったく意味がわからないので、すぐに一話目を書き上げたいと思います。とはいえ今日中ではないですが。
それではでは。次の話で会いましょう。