前回の話の続き。
荒廃した世紀末、その世紀末に覇道を占めさんとする拳王大蛇丸。
それを止める為一子相伝の暗殺拳「六式」を伝承者にして大蛇丸の妹・リンが
拳王の野望を挫くため、
今日も世紀末の荒野を駆ける。
(*真っ赤なウソです。)
「第二部・三話目・史上最強の忍リン編・四「やっぱ、ブリット氏ねじゃなくて死ね!」」
「更新が遅いわぁぁぁー!!」
「え、えーと、行き成り叫んで如何したんだよリン?」
行き成り叫んだ私にかなり引いている縄樹。
「作者に文句を言えと電波が来たの。」
「ま、まぁ、突っ込みたい気持ちを抑えてもうすぐ合流地点だよ。」
今は森の中を移動中。
あれっきり敵の攻撃がやんだ、狙い確実にあの子な筈なのに。
「見えた!」
そこにはもう既に隊長と百君、モモがいた。
「来ましたか。
此処ならまず安全です。」
「ようやくですが。
モモさん町で何が有ったんですか?」
もう一度モモの目を見ながら、聞く。
「お昼間に、急に霧が出て来てそしたら眠たくなってきてそこから記憶が無くなって
気がついたら、町の皆と一緒に暗い牢屋に閉じ込められていたの。」
今のは恐らく霧を使った催眠の術か…。
だけど町の人間、全員拉致して意味が解らない。
「それで、一人ずつ牢屋から出されて違う大きな部屋に連れて行かれて…。」
急に言葉を切るモモ。
「その部屋に何が居たんですか?」
「居たの。」
「……三本の大きな尻尾が生えた大きな怪獣が居たの。」
「「「「はぁ!?」」」」
落ち着け落ち着くのよ、私。
今この子が言った化け物、原作を知っている、私には心当たりがかなりあるし行方がつかなくなった時代もピタリと当てはまる。
ディダラに遣られた三本の大きな尻尾の化け物「三尾の尾獣」
組織は暁か?この時代からもう既にあった筈だけど、でも長門やイタチはまだ生まれていない。
今は裏で動いているはず。
なら、十中八九他国の忍が火の国の住民を拉致って人柱力の適合者を探しているのか。
「不味いですね、これが本当だとすると一小隊の任務から大きく外れる事になる。
此処は、火影様を報告しなければ。」
そう言いながら口寄せで鷹を出し素早く巻物に今の現状報告をかき上げる隊長。
鷹に巻物を持たせ飛ばす。
「我々は暫く此処で待機です、各員警戒を怠らない様に。」
「あの~隊長、さっきこの子が言った化け物に心当たりが有るんですか?」
そう隊長に聞く縄樹。
ああそうか、尾獣は他国の兵器だから知っている人間は限られてくる、それにこの時代には九尾はまだ居ないし。
「まだ、確証がないですが恐らくは尾獣と呼ばれる生物兵器。」
そういい、隊長は尾獣について説明をする。
雲隠れ秘密アジト。
暗い研究施設、その奥の方の部屋に何重もの封印術式が施された鎖に繋がれた大きな生物が眠っていた。
「ジョン副隊長!」
その部屋を監視できる部屋に一人の金髪の男が居た。
「うん、やっと来たんか二人とも。」
振り返るとそこに二人組の男が居た。
「金角部隊が一人、フク・ロー此処に到着チャパパパ」
「ケロケロリ、同じく金角部隊が一人、ケロ・ロー此処に到着であります。」
丸いボールのような大柄な男とその肩に乗っている小さい男が居た。
「やっぱ、お前らか来たんか、それにしても似てんな、特に声とか声とか。
まぁ、それは置いといてお前らのほかに何人来た?」
「十人であります、もうすぐ木の葉に進攻する戦力を省くにはこれで精一杯と隊長殿が言っておりました。」
「十人か、よしその十人は此処で待機、ケロとフクは俺と一緒に木の葉の忍共を追う。」
「はっ!」
後書き―――
今回は短めですすいません。
遅くなった理由は二つあります。
一つは最近買ったPS3とテイルズオブヴェスぺリアにハマり。
もう一つは遊戯王の小説を書いてもうた事。
マジですいません。