「第二部・三話目・史上最強の忍リン編・三「ドリルブーストナックル!」」
「君、名前は?」
目の前のピンク髪の少女に問いかける。
「七季モモです。」
おずおず答える、少女モモ。
「モモか、いい名前ね。私の名前は草地リンよ、立てる?」
手を差し述べる。
「うん、ありがとうお姉ちゃん。」
「リン、先行しすぎで…あっちゃーもう終わってる。」
行き成り現れるのは隊長、油女こたろう、クワトロ大尉のデカグラサンを掛けた坊ちゃん刈りをした人、油女一族一のおしゃべりである(一般人と同じくらい)、本人いわく他人と喋っていると同時に蟲との会話をしているとか、絶対無理だと思うんだけどだって虫との会話は沈黙なのであるだから、だから原理上にも設定上無理何ですが…と部外者が言えるはずも無い、腕も性格もいいんですけど。
「隊長、リンやっと追い付いた。」
後から、びゃっくんが追い付いてきた。
「はぁはぁ、みんな、早すぎるよ。」
息を切らせて最後に来たのが縄樹。
「てっ!皆、死んでるじゃぁん!一人ぐらい捕まえるって打ち合わせだったよね?」
「ごめん。余りにもムカついたから、つい。」
いやー見た目と口調が余りにも世紀末スタイルだったし、本当に反吐が出そうだったからなぁー、これ兄さんが聞いたら忍失格とか言ってシャイニングフィンガーを本気で噛ましてくる(当社比千鳥の二倍)。
「シャイニングに対抗してゴッドでも会得するか…ダークネスは無理ね、うちはなら行けそうだけど。」
「リン、自分の世界で独り言はいけませんね。隊長かなしいくっくく。」
ブーゥンと私の回りに大量の蟲が。
「命令を無視して本当にすいませんでした。」
綺麗な土下座で謝る。
「まぁ、この話一旦置いといてそこの君名前は?」
「七季モモです。」
「僕の名は油女コタロウです。そこの肌の白い少年は日向百君で、隣に居るのは千手縄樹君だ。」
「「宜しくー。」」
「早速で悪いけど、この町で何が有ったんだい?」
隊長は腰を下げモモと同じ目線で語りかける。
「え、えーと。」
「なっ!全員散開!」
隊長の掛け声と同時に後ろから行き成り火球が飛んでくる。
隊長はモモを担いで、後の自分を含めた三人はかく方向に散らばる。
「な、敵どこから!?」
行き成りの攻撃で驚いた、なぜ驚いたかって?
それは、今さっきの火球が何処からともなく飛んで来たのだから。
「百君、敵は何処から攻撃を?」
「敵は一人、距離は六百いや七百メートルから攻撃を仕掛けて来ています。
第二波来ますしかも三発!」
そう言う否やもの凄い速さで三発の火球が私達を襲う。
「七百メートルからの正確なこの攻撃。
相手は百君と同じ感知系か?
ええいこんな推察は後だ!全員撤退します、このままじゃ此方が不利です。
縄樹君、影分身を私の蟲と縄樹君の影分身でかく乱します。」
隊長の両腕から大量の虫が現れ、集まり私達の姿に擬態する。
「影分身の術!」
縄樹も影分身を三体ほどだす
「(相手がチャクラ反応で確認するタイプの感知系ならこれでかく乱が出きる筈。)
全員、散開して撤退、合流地点はO=280ポイントです、散!」
その言葉と同時に全員バラバラに散る。
後方、七百メートル地点―――
町の西口の辺りに白い肌の金髪の忍び装束を来た人間が立っている。
「何や?急に数が増えたな。ちっ、俺の能力にもう気づいてもうたか、
くっそー、こうなったらしゃー無いか、一旦アジトに戻って本隊に連絡して援軍を呼ばないとあかんな。
それに追撃したくとも「あれ」を放っとくのもあかんからなぁ、後で覚えてときや木の葉連中ども、この雲隠れ金角部隊副隊長のジョン・レガン様が必ずあのお嬢ちゃんを取り返したるさかい!」
と、大きい独り言をいい、直ぐに瞬身の術で消える。
同時刻・岩隠れ領にて―――
切り立った山の中で三十人ほどの人間と重々しい機械がそこにはあった。
「主任、何時でも実験を開始できます。」
主任と呼ばれた中年の男がうむといいながら口に手を当てて考えていた。
「主任、この実験はとある血系限界の忍のデータを元に作った忍術「起爆粘土」の実験名ですよね?」
「ああ、そうだ。
砂の抜け忍の爆風のクビの血系限界、爆遁を再現したのが「起爆粘土」だ。
まぁ、まだ問題がいくらか有って地の性質変化からの再現しかできなかった。
これでは、雷遁にやられてしまう弱点あるのだが…まぁ机上の上では再現できる、今回は
その性能実験だ。
土影様も期待していらっしゃる。
この実験が成功すれば、直ぐに実験体を砂の前線に出すそうだ。皆気を引き締めてやってくれ!」
「「はい」」
主任はポケットから懐中時計を出し時間を見る。
「よし時間だ、実験体P―301の状況は。」
機械の画面から上半身裸で顔に鳥のような白い仮面をかぶっている男が檻の中で座っている。
「はい、脈拍、血圧、チャクラの流れも共に良好です。」
「なら、いい今度こそ実験を始めろ。」
「了解、P―301を解放。」
機械に着いているマイクに向かって伝える。
檻の入り口をあけると男は立ち上がり檻から出て行く。
「よし、口寄せ動物を出せ!」
「了解、各員口寄せの術をお願いします。」
檻の入り口を出てすぐに三人の忍が現れ口寄せの術をする。
口寄せしたのはでかい「猪」「鹿」「蝶」の三体である。
「性能実験テスト開始!」
主任の一言で猪は鳥の男に突っ込む。
鳥の男は、右手を突きだすと、その手の平に口があった。
「起爆粘土武装・螺旋」
ボソっと呟いた瞬間手の平から白い粘土が吐きだされその粘土は螺旋を描きながら猪の額に直撃し刺さる、土の硬化の力できる芸当である。
「殺!」
印を結んだ状態で呟いた瞬間、粘土は爆発し猪は絶命する。
「「おお。」」
モニタリングしていた研究者たちも驚く。
「よし、今度は二体同時に行け。」
今度は主任がマイクに向かって命令をする。
今度は蝶がマヒ性のある鱗粉を撒き散らし、鹿も今度はジャンプして鳥の男を踏みつぶそうとする。
「起爆粘土武装・翼」
今度は両肩から二つの口を開き粘土の翼が現れる、そしてその翼で飛び、鹿の攻撃を回避し、高く飛び蝶の鱗粉の届かない所まで飛ぶ。
「起爆粘土武装・槍×2」
両腕の口から粘土槍を出し鹿に向かって投げる。
その二槍は鹿の太モモと胴体に当たる。
「殺!」
爆破され倒れ沈黙する。
そして最後はでかい蝶のみ。
「起爆粘土武装・鳥」
両腕から今度は鳥を二体出し蝶の翼に突っ込み直撃する。
翼を爆破された、蝶は地に落ちる。
「実験終了です。」
「時間は?」
「五分ジャストです。」
「実験成功だ、おめでとう諸君私達の苦労がやっと実ったぞ!」
「「わー。」」
そう騒いでいると、機械に一匹の白い鳥が止まるそして。
「殺!」
後書き―――
今回はここまでです。
えっ最後意味不明?やる必要あんのかって?
それは後のお楽しみ。
禁術の起爆粘土の生まれた瞬間と敵の正体発覚の巻でした。
近況報告、最近執筆する気があまり起きない頼む感想さえくれれば力がわく!
感想くださいm(__)m