「第二部一話目「サブタイ変更?うんネタ切れですが何か?デイビット」」
―とある暗い地下室―
「十万五百二十二回。」
ここは草地家専用・訓練場通称「蛇の巣」
そこで黒髪短髪の小女が汗だくになりながら腕立て伏せをしている。
その隣の隅に座りながら読書をしている蛇顔の少年がいる。
「十万六百回。」
「はい、あと八万九千四百回ですよ。鱗、頑張ってください。(ヒュ)」
少年は読書をしながらクナイを少女に投げ顔の横の地面に刺さる。
「ヒー、兄さんの鬼!当たったらどうするのよ!」
「当たらないように調節していますよ、多分。」
「そんな状態で信用できるか!?と言うか、今多分って言ったよね?言いやがりましたよね!!」
「カチン、腕立て後、八十万追加。」
「このー野郎!人が下手に出ていたら調子こきやがって!」
「ああ?大体こんな修業、猿飛先生や母さんの修行より大分温いんですよ?
これぐらいで根を上げていたら第二次・第三次忍界大戦生きられるか!!」
「いったい、あんたら三忍はどんな修業をしているのよ!?」
おっす!おいらの名は大蛇丸。
あの予言の日からもう六年が過ぎ俺は十三歳になり中忍に成った。
中忍になりました、試験楽勝だった、だって班編成はいつものメンバーだから。
因みに今俺の目の前で修業しているのが我が妹・鱗(リン)六歳である。
そう予言の日に帰ってきて行き成り知らされた妹である。
生まれた時は嬉しかったよ。
うん、前世一人っ子だったからだけど…俺が近くに行くと何故か泣くし抱っこもさせてくれない、ハイハイ出来た時は俺の方に全く来ない。
懐かれていないのでは?と自問自答する日々だったのだが、その四年後、
家の裏で「何で私の兄貴が大蛇丸なのよ!」と変な事を聞いちゃったので捕まえてOHANASIをする事に勿論逃げるのは計算済みなので新術「幻術D・M・C」の実験台にして発狂させた。(いろんな意味で)
使った後「何でクラウザー様?」と言ってぶっ倒れたので間違いなく俺と同じ現代人だった。
起きた後、俺の原作ノートを見せたら、「うそー!」とか言った後、
色々聞いた、自分の前世は中学三年の女子学生で漫画好きだった事特にNARUTOが好きでアニメのDVDも買う位のファンらしい、死亡原因は病死。
そして一番の重要な原作の情報が有難がった。
「リン、本当にダンゾウは鬼の手?見たいな物を使っていたのですか?」
腕立てをしているリンにもう一度確認を取る。
「何を行き成り?そうよ、どっちの手かは忘れたけど片方の手にビッシリと写輪眼が有ったわ。」
そう敵の戦闘スタイルや弱点が聞けると言うのは良い事だ、特に暁と根の情報は。
「そう言えば原作の俺と何か黒い関係ぽかったですね、研究データを何に使う気なのでしょうか?」
「知らないわよ。はっきり言ってほぼナルトSSの主人公かその関係者の最大の敵はマダラとダンゾウこの二人と言っても過言ではないわ。」
まぁ、そうだろうな。最後まで見ていないがラスボスはマダラかダンゾウのどっちかだろう。
「それと、こっちも聞くけど兄さんは原作どうする気いろんな意味で?」
「それなら考えていますが問題が二つ三つ在りますね。
一番頭を悩ませているのが、ヤマトですよ。」
彼は大蛇丸の研究で木遁忍術を使えるようになってしまった被害者…
だが彼は原作関係なく必要になってくるあの木遁忍術…ナルトの制御や多分自分の勘だがあの木遁忍術はマダラを倒すヒントに成る筈だ、実際一度は初代がマダラを倒しているから。
「俺の計画には彼は如何しても居るんですよね。」
だが俺は原作みたく不死や写輪眼には興味は無いからなぁーホント困った。
「原作の兄さんの所為で人生を大きく変えられた人間は数知れないのよね。」
ホント原作は洒落に成らないくらい人生を変えて来ている一国位の量で。
「もう、何で俺はこんな体に憑依したんだ!!
オマケにオリ主世界左右イベントの地雷付き何て!?
神様なんか嫌いだ!!」
改めてOTLをしながら泣き崩れる、俺。
「くそ、腕立て後、百万追加!」
「は!何で行き成り!」
「リンが余計な事言うからです、私は国境の警備の仕事が有りますのでその準備でここを起ちます、蛇に見張りをつけていますので、サボったら新技のテスト受けて貰いますよ。」
そう言いながら口寄せで蛇を三匹くらいだし見張れと命令をする。
「この暴君!!絶対後で目に物を見せてくれるわ!」
妹の叫びを背に後をたつ俺、さーて、準備するか。
国境警備任務―――
その名の通り国境を見張る仕事。
中忍以上の忍が五人以上の数で国境の詰め所で待機し常に警戒を募らせている。
だがこの時代はヤバイ、ヤバすぎるだって恐らく十年以上続くと思われる、第二次忍界大戦が直ぐ其処まで迫ってきているから。
何故この仕事を選んだかって?出世のため、この世界はキャリアが物を言うから、それとある程度の権力と金は俺の計画上、如何してもいるのだ。
現在、国境の詰め所に向かっている、今回は三日の勤務なので少し準備に時間が掛った。
全員中忍になって皆とは別々の任務が多くなり自来也と綱手には此処の所あっていない。
だから今は寂しく一人で仕事場に向かっている。
「うん?」
ふと、足を止めると俺の進行方向のだいぶ先に、狼煙っぽい物が上がっているのが視える。
…あれ?あっちって、国境の場所じゃ。
「おいおい、嘘だろう!?」
まさかの緊急事態に備え狼煙の方向に駆ける、俺。
十分後―――
俺は絶望している、何故かって?
今国境で俺の先輩たちが案の定、仮面の忍たちと戦闘を繰り広げているのだ。
自分は草むらの影で視ているが。
別に怖がっていないし人を殺したのは初めてでも無い、状況分析の為に隠れているのだ。
糞、何処の国の忍か仮面をかぶっていては不明、忍と思われるアンノーンと交戦中、数は十人多いな。
此方が数的に不利か…だが遣れない数では無い。
「はぁー影分身の術+口寄せの術。」
巨大蛇で奇襲をしたと同時に影分身の方は援軍を呼ぶ為に木の葉に向かわせる。
「苦戦していますね?助太刀しますよ。」
次々と巨大蛇を呼びまくっている自分その数、五匹。
五匹と言っても侮るなかれ、巨大蛇は高層ビル並みのでかさが有りながらスピードはかなりあり、戦術兵器と言っても過言ではない。下手な忍術より便利なのだ。
俺はそのうちの一匹の上にのる。
「大蛇丸きたか!」
先輩たちはボロボロのようだがまだ奇跡的にも死人はいないみたいだ。
「先輩は下がってください、ここは俺が引き受けます、行け!」
俺が乗っている奴以外に攻撃命令を出し四匹が敵さんに向かって突撃を駆ける、その迫力は圧巻の一言。
生き残りが三人こっちに来たか、さて六年の修行の成果見せる時は今!
草薙の太刀を左手に持ち替え左片手平刺突の構えを取る、
この構えは只、単純に相手を刀で突く技、避けれても横薙ぎができるのが特徴の構えと言うより技だ、これは実際の新撰組が使っていたと言われる。
さてピーンと来た諸君、俺が何を使おうとしているのか解ったはずだ。
「風神・牙突・一式!」
足にチャクラを解放し相手に向かって高速で心臓を突きさす。
相手の一人は成す術も無く心臓をえぐられる。
風神・牙突・一式―――
るろうに剣心に登場した、悪・即・斬(突き)の斎藤一の必殺技を少しだけアレンジしたもの。
アレンジ内容はこの技に風遁の性質変化を加えた事それにより殺傷能力が格段に上がり避けられた時の横薙ぎでは風の刃を形成し避けるのは困難にする。
チャクラコントロールで足に集中的に集め一気に解放することで圧倒的なスピードが生まれる、初見で視切れる奴は少ない筈。
只欠点が一度使ったら勢いがあり過ぎて後戻りができないのが難点だが。
「何だ、今の技は?」
並大抵の忍には何が起こったのが解るまい。
「口寄せの術!」
巨大なムカデの口寄せが出て来たか、蛇達では遣れない事は無いが…。
「こいつもあの技の実験台だ。」
巻物から武器寄せで斬馬刀を口寄せする。
「我が一刀は悪を断つ剣なり!」
そう言い名ながら巨大ムカデの方に駆け。
斬馬刀に雷遁の性質変化を注ぎ込む。
この六年で新たな性質変化「雷」を手に入れたのだ。
「はぁぁぁ、斬艦刀・雷光斬り!」
高速で十文字斬りをし沈むムカデ。
「我に断てぬ物なし。」
決まった、さぁジャンジャンこいや!
後書き―――
第二部早々調子こいた、テヘ。
感想待っています。
今回誤字ひどい