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No.11512の一覧
[0] 迷い込んだ男 (オリ主×とらハ&リリなの+仮面ライダーAGITΩ) 【十一話 大幅改訂】 [Ifreet](2010/09/29 13:50)
[1] 迷い込んだ男 第一話 「出会い」 【大幅修正】[Ifreet](2009/10/31 00:16)
[2] 迷い込んだ男 第二話 「学園生活」 【加筆修正】[Ifreet](2009/10/31 00:24)
[3] 迷い込んだ男 第三話 「喫茶店 翠屋」[Ifreet](2009/09/02 00:38)
[4] 迷い込んだ男 第四話 「ようこそ高町家へ。」[Ifreet](2009/09/02 00:40)
[5] 迷い込んだ男 第五話 「怒り」[Ifreet](2009/09/02 00:41)
[6] 迷い込んだ男 第六話 「覚醒の兆し」[Ifreet](2009/09/02 00:42)
[7] 迷い込んだ男 第七話 「入院生活」[Ifreet](2009/09/02 00:43)
[8] 迷い込んだ男 第八話 「疑惑」[Ifreet](2009/09/02 00:44)
[9] 迷い込んだ男 第九話 「遭遇」[Ifreet](2010/06/04 13:54)
[10] 迷い込んだ男 第十話 「雨と雷」 【大幅改訂】[Ifreet](2010/09/29 13:52)
[11] 迷い込んだ男 第十一話 「記憶の欠片」 【大幅改訂】[Ifreet](2010/09/29 13:50)
[12] 迷い込んだ男 第十二話 「猫まっしぐら」[Ifreet](2009/09/02 00:47)
[13] 迷い込んだ男 第十三話 「契約」[Ifreet](2009/09/02 00:48)
[14] 迷い込んだ男 第十四話 「覚醒」[Ifreet](2009/09/02 00:49)
[15] 迷い込んだ男 第十五話 「模擬戦」[Ifreet](2009/09/04 21:30)
[16] 迷い込んだ男 第十六話 「夏休み」[Ifreet](2009/12/12 22:18)
[17] 迷い込んだ男 第十七話 「月村邸」[Ifreet](2009/10/27 00:06)
[18] 迷い込んだ男 第十八話 「翠屋大パニック!」[Ifreet](2009/10/27 00:08)
[19] 迷い込んだ男 第十九話 「予期せぬ出会い」[Ifreet](2009/09/25 21:56)
[20] 迷い込んだ男 閑話 [Ifreet](2009/09/25 21:50)
[21] 迷い込んだ男 第二十話 「始まり」[Ifreet](2009/10/06 16:22)
[22] 迷い込んだ男 第二十一話 「青の嵐、2つのG」[Ifreet](2009/10/11 22:44)
[23] 迷い込んだ男 第二十二話 「苦悩」[Ifreet](2010/07/05 23:36)
[24] 迷い込んだ男 第二十三話 「彼と彼女の事情」[Ifreet](2009/10/25 21:00)
[25] 迷い込んだ男 第二十四話 「覚悟」[Ifreet](2009/10/27 16:41)
[26] 迷い込んだ男 第二十五話 「変化」[Ifreet](2009/11/13 17:18)
[27] 迷い込んだ男 第二十六話 「花見」[Ifreet](2010/06/03 10:37)
[28] 迷い込んだ男 第二十七話 「剣士」[Ifreet](2010/07/05 23:28)
[29] 迷い込んだ男 第二十八話 「装着」[Ifreet](2010/01/05 09:50)
[30] 迷い込んだ男 第二十九話 「青龍」[Ifreet](2010/07/05 23:30)
[31] 迷い込んだ男 第三十話 「赤い炎の剣」[Ifreet](2010/07/18 11:08)
[32] 迷い込んだ男 第三十一話 「準備」[Ifreet](2010/06/23 20:13)
[33] 迷い込んだ男 第三十二話 「学園祭」 前編[Ifreet](2010/07/06 01:11)
[34] 迷い込んだ男 第三十三話 「学園祭」 後編[Ifreet](2010/02/25 20:50)
[35] 迷い込んだ男 第三十四話 「射手」[Ifreet](2010/04/01 20:56)
[36] 迷い込んだ男 第三十五話 「ティオレ・クリステラ」[Ifreet](2010/05/04 02:15)
[37] 迷い込んだ男 第三十六話 「再会」[Ifreet](2010/05/06 23:51)
[38] 迷い込んだ男 第三十七話 「守りたいもの」 前編[Ifreet](2010/05/09 23:58)
[39] 迷い込んだ男 第三十七話 「守りたいもの」 中編[Ifreet](2010/05/29 02:03)
[40] 迷い込んだ男 第三十七話 「守りたいもの」 後編[Ifreet](2010/05/31 07:34)
[41] 迷い込んだ男 第三十八話「衝撃」[Ifreet](2010/09/29 13:53)
[42] 迷い込んだ男 超☆番外編「まさかのドゥーエEND」 [Ifreet](2009/10/22 00:39)
[43] 迷い込んだ男  【嘘予告】 仮面ライダーΩYAJI[Ifreet](2009/11/14 13:21)
[45] 迷い込んだ男 番外編 テスタロッサ家の平和な日常[Ifreet](2010/07/05 23:34)
[46] 迷い込んだ男 【ネタ】Fateとクロス 序章[Ifreet](2010/07/05 23:38)
[47] 迷い込んだ男 【設定】 [Ifreet](2010/07/18 11:02)
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[11512] 迷い込んだ男 第十六話 「夏休み」
Name: Ifreet◆6da6c70d ID:1c3ae593 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/12/12 22:18
眼が覚めて最初に見えたのは自室の天井だった。


「目が覚めましたか?凌。」

「ああ、模擬戦で負けたんだっけ。なぁ、最後のアレ何だったんだ?」

俺は体を起してリニスに向き合った。

「アレ…とは、凌の体を拘束した魔法ですか?それとも、止めを刺した魔法ですか?」

「拘束した魔法の事。あれってバインドだろ?けど、あの時は攻撃魔法以外使ってなかったじゃないか。」

「あれはライトニングバインドと言って空間に不可視の魔法陣を置いてそれに触れると発動するタイプなんです。」


はぁ~、バインドって腕から飛ばしたりするだけじゃないのか。あ、そういやフェイトが使ってたような気がするなぁ。なのはちゃんとの一騎打ちの時だっけ?


「一重にバインドと言っても様々な種類があります。まぁ、私が教えていたのはバインドとはどういう物なのか、という事だけですからね。分からなくて当然です。」

「なるほどなぁ。しっかし、リニス強いなぁ。攻撃全然当たらなかったよ。」

「当たり前です。元々わたしは山猫が素体なので回避の方が得意なんです。防御魔法も使えますけど、強度は中の下といったところですね。」


あれ、防御得意じゃないのか?アギト状態の俺のパンチ防げてたから相当得意分野なんだと思ってたんだけど。


「じゃあリニス、あの力の事何か分かったか?」

「その事なんですけど…恐らくですが凌を通じて魔力と一緒にその力も私に流れ込んでいるみたいなんです。」


はい?・・・・・・ええぇぇぇぇぇぇ!?!?


「先程も言ったように、私の防御魔法はそれほど強度がある訳では無いので、あんな力で攻撃されて防げるわけがないんです。」


って事は……アギトの力でリニスも強くなった。ってことか?


「それに、まだこの力の事は良く分かっていません。ですから、これからは魔法講義と共に戦闘訓練も並行して行っていきたいと思うのですが…どうですか?凌。」


それは俺も賛成なんだけど……


「けど、時間はどうするんだ?魔法の事は今まで通り俺の部屋で教えて貰えばいいけど、訓練はそういう訳にはいかないだろ?」

「平日に授業、休日に訓練でどうでしょう。それなら大丈夫じゃないですか?」


むぅ、翠屋のバイトの時間減らせば何とかなるか?


「それで行くか。力を使いこなせる様になればプレシアの計画も防ぎやすくなるだろうし。」

「分かりました。それじゃあ、覚悟して下さいね凌。」








第16話「夏休み」








あの日以来、リニスには基礎しか教えて貰っていなかった魔法のことも本格的に教わるようになった。


アギトの方は取りあえずは能力を使いこなすことを最優先とした。

アギトのグランドフォームは肉弾戦が主なので、リニスと模擬戦(変身なしで体術のみ)をしたり、体力を付けることを主目的とした訓練を行った。


訓練を行っていて気付いた事なのだが、俺は意識して身体のポテンシャルを限界まで引き出せるようになっていた。

これもアギトの力の影響なのだろうか。

ちなみにリニスは自身の魔法の強化を図るらしい。





そうやっている内に、季節は本格的な夏へと移り変わり、今現在俺たちは夏休みの真っ只中。




それに今日はリニスとの訓練もお休みで本格的に何の予定もない休日である。





なのに・・・・・・何でこんな事になってるんだろうなぁ俺は!





「ポカーン。」

眼の前には見たこともない大豪邸。

そして、メイド喫茶くらいでしか見ることのできないメイドさんが2人。

左には俺の手を握る女の子。

右には美人のクラスメイト。


・・・・・・・・・・・これなんてエロゲ?


何故こんな事態に陥ったのかと言うと、事は数時間前に遡る。





久しぶりに何の予定もないので、偶には服でも買いに行こうかと思い、よく行く服屋に足を運んだのがそもそもの始まりだった。





「はー、買った買った。リニスの私服も良いのがあったし、今日はいい日だ。」


俺は自分の服とリニスの服が入った袋をぶら下げ、折角だし当てもなくブラブラするのも悪くないかな。などと思い散歩を始め、俺は海鳴臨海公園まで足を伸ばしていた。


すると、公園の中から出て来る紫色の髪をした姉妹と擦れ違った。


(あれ、月村か?手を繋いでいるのは妹のすずかちゃんかな。)



何気に2年間連続で同じクラスなのにも関わらず殆ど会話したことがないクラスメイト。


まぁ、偶然見かけて話しかけるような仲でもないので公園でのんびりするか。

と、公園の入口の方を向くと、猛スピードでこっちに走ってくる車が目に入った。



もしやと思い、月村姉妹の方を見ると、1人の男が2人に手を伸ばし、車道に突き落とそうとしているのが見えた。


やばっ!


俺はすぐさま身体能力を引き上げ、2人に向かって走り、2人を突き飛ばしたニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべている男を渾身の力で殴り飛ばし、何とかギリギリのところで2人を歩道に引っ張り上げる事に成功した。





(忍side.)

すずかと一緒にゲームセンターに行って思いっきり遊び倒し、その帰りに公園によってジュースを飲みながら私たちはベンチに腰掛け、話し合っていた。


「ねぇねぇ、すずか。何で家に友達呼ばないの?確か……なのはちゃんとアリサちゃんだっけ。」

「えぅ、だって家大きいから、2人ともびっくりしちゃうかも知れないし。猫もいっぱいいるから余計に・・・・」


すずかはそう言っているけど、多分本当は私に気を使っているんじゃないかと思う。


友達ができた。と、嬉しそうに私に報告して、どんな子なのかを楽しそうに語るすずかを見て、私は羨ましそうな顔をしていたのだろう。


自分が「夜の一族」という吸血鬼であることを友達になった子に知られて拒絶されるのが怖かった。

だから私は…自分の殻に閉じこもり、今まで人と深くかかわるのを避けていた。

さくらやノエルやすずか、それにファリンがいればそれでいいと思っていた。……そのはずなのに、私は友達ができたすずかの事が羨ましいと感じていた。


「私の事はいいよ。なのはちゃんって子は動物が大好きなんだよね。だったら家の猫たちを見たら大喜びするんじゃない?」

「それじゃあ、呼んでいいの?お姉ちゃん。」

「いいよ、いいよー!大歓迎っ!ノエルとファリンの作ったお茶とお菓子も出して盛大にもてなしちゃおう!」

「あ、ありがとう!お姉ちゃん!」

「よーっし!そうと決まれば、早く帰ってノエルとファリンにその事を伝えよっか!」

「うん!」


私たちは空になったジュースの缶をゴミ箱に投げ入れると、公園を出た。そして・・・・・・



公園から出てすぐに、私とすずかは怪しい風貌の男にいきなり車道に突き落とされた。



一瞬の浮遊感の後、地面にぶつかり、痛みが走る。


そして、私は猛スピードでこちらに向かって走ってくる車を視界に捕らえた。


!? ダメ!すずかだけでも逃がさなくちゃ!


そう思ってすずかの方を見ると、すでに歩道に引っ張り上げられていて、そして・・・・



「月村さん!早く掴まって!」



クラスメイトの藤見君が私に手を差し出していた。

私は彼の手を取り、無事に歩道まで戻ることができた。


お礼を言おうと思い彼の方を見ると、彼は優しそうな笑みを浮かべて、


「大丈夫?月村さん、怪我とかしてない?」


そう、言ったのでした。





(凌side.)

か、間一髪だった。もう少し遅かったら手遅れになるところだったよ。


「大丈夫?月村さん、怪我とかしてない?」

「え?あ、うん。」

「あ、あの、助けて頂いてありがとうございました。」


月村は曖昧に返事を返し、すずかちゃんはペコリとお辞儀をしてお礼を言った。

あれ?この光景見たことあるような・・・いつだったっけ?


・・・・・・・・ああ!


「思い出した!君、いつだったか図書館で会ったことが有ったよね。」

「え?あ、猫の本取ってくれたお兄さん……ですか?」


そうそう、見覚えあると思ったら、リニスが家に来た次の日に行った図書館で会った女の子だ。

あれ、すずかちゃんだったんだなぁ。



「あの、助けてくれてアリガト。」

「ん?ああ、良いって良いって。」

「何で、助けてくれたの?」

「何でって……死にそうな目に遭ってるクラスメイトを見殺しにしたくなかったから?んー、後は2年間同じクラスだったよしみ・・・とか、かなぁ。」


ぶっちゃけ、理由なんかないしなぁ。死にかけてる人を見殺しにするほど薄情な人間じゃないつもりだし。


でも、やっぱさっきの男とか車って、月村の遺産目当ての親族の仕業なのかねぇ。


「そろそろ帰るわ。じゃあ月村さん、2学期にまた学校で。」

「え?ちょ、ちょっと待って!」

「はい?」

「あ、あの、助けて貰ったお礼したいから家に来て欲しいの。」


はぁ、月村の家に・・・・?



えぇ!?


「い、いや、別にいいよ。お礼目当てで助けた訳じゃ無いし。」

「それじゃあこっちの気が収まらないの!いいから来て!」


月村はそう言うと、俺の手首をつかんで歩きだした。













と、そういう訳で、俺は月村の家の前に立っている訳なのだが、想像以上の豪邸だった。


「ただいまー!ノエル。お客さん連れて来たわよー」

「ただいま、ファリン。」


2人がそれぞれの従者の名前を呼ぶと、扉が開き、中からメイドが出てきた。


そういや、この世界でもノエルやファリンは自動人形なのだろうか。



「お帰りなさいませ。忍お嬢様。」

「おかえりです。すずかちゃん。そちらの方がお客様ですね?」



あれよこれよと話が進み、いよいよ月村邸に入ることとなった。



「さあさあ、入って入って。おいしいお茶とお菓子用意させるから。」

「ホントにいいのか?御馳走になっちゃって。」

「良いの良いの♪藤見君には命を助けて貰ったからね。これぐらいのもてなしじゃ足りないくらいだよ。」


そうして俺たちは屋敷の中に入って行った。



………そう言えば、途中から月村の態度が堅苦しく無くなってたな。少しは心を許してくれたってことだろうか。






後書き
予想外に時間が掛かってしまいました。
しかし、そのわりにはgdgd感が拭えない。
忍こんな感じの口調でおkですか?


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