「……ひどい事するわ」
神兵長ヤマ倒し、ロビンはたなびく風に艶やかな黒髪を揺らした。
身体が僅かに痛んだが、動くことに問題は無いだろう。
クレス達と別れ、一人予定していたルートを進んでいる時に、ロビンは思わぬものを発見していた。
慰霊碑。
それも、過去に滅びた「シャンドラ」という古代都市のものだ。
それによれば、海円暦402年、今から1100年以上も前に都市は栄え、800年前に滅んだ。
この年代はロビンが探し求めている世界中のどこにも残っていない“空白の100年”に当てはまる。
ロビンの胸が高鳴った。
この遺跡は、地上で途絶えた“語られぬ歴史”を知っているのかもしれないのだ。
「それにしても、クレスはどうしたのかしら?
もう来ても遅くは無い筈なのに……何かあったのかしら」
ロビンは離れたクレスの事が気になった。
早くクレスと再会しこの事を伝えたいのだが、クレスの到着が遅い。
クレスがウワバミの足止めをおこなってから随分と時間が経った。
クレスといえどあの大きさならば手こずるだろうとは思うが、それでも遅く感じる。
森も騒がしい。もしかしたら、クレスも何者かに襲われているのかもしれない。一緒に来た3人も同じなのだろう。
「クレスなら問題ないと思うんだけど……」
もしかして……という、悪い考えが浮かびそうになったが、ロビンはその考えを打ち消した。
ロビンはクレスの強さを誰よりも知っている。
幼いころから、足手まといだったであろう自身を抱えながらも戦い生き抜いて来たその強さは、たとえ誰が相手であろうと劣るものではない。
特に、生き抜く術ならばクレスは誰にも負けはしないのだ。
「やっぱりここにいるより、進んだ方がよさそうね。……目的地の方が道中よりも合流しやすいでしょうし」
クレスの事を気にしながらもロビンは遺跡の中心部へと進んで行った。
その胸に僅かによぎった予感を抱えながら。
第十話 「海賊クレスVS神エネル」
「“神”……だと? お前がか?」
「如何にも、そうだ」
ロビンとの合流を目指し進んでいたクレスは大樹の枝に悠然と腰かけた、“神”と名乗る男と対面していた。
<神・エネル>。この島に君臨する唯一にして絶対神。その男がクレスの目の前にいた。
クレスはエネルから感じ取った底知れない雰囲気に一瞬慄然となるも、臆す事無く対峙する。
「なるほど……それで? その神様がオレに一体何の用だ?」
「ヤハハハ……。そう睨むな。
なに、青海の技も面白いと思ったのだ。雲も貝も使わず、自在に空を駆ける。そうマネ出来るものではあるまい」
「お褒めにあずかり光栄だな。別に嬉しくは無いがな。で? 別にそれをわざわざ言いに来たのか?」
興味なさげにクレスは答えた。
エネルは不気味な形に口元を歪める。
「いいや。ゲームを主催したものの、いい加減暇だったのでね。誰か手ごろな者を探していたのだ」
「ゲームだと?」
「ほんの暇つぶしのゲームさ。今の生き残りを賭けたサバイバルを誰が勝ち残るのかというな」
「随分と稚気に飛んだ遊びだ事で。さすがは神を名乗るだけはあるな」
「気に入ったかね青海の戦士?
時間制限は3時間。その間に何人倒れ、何人生き残れるか。なかなか楽しかろう?」
「いかれた野郎だ……」
クレスの指先に力がこもった。それに応じパキリと骨が鳴る。
不敵に笑みを作り、神を名乗る男に問う。
「この鉄臭いバカ騒ぎの原因はお前だな」
「ヤハハハハハ!! 覚悟を決めた子羊共に死に場所を用意してやった、という意味では私なのであろう。
いい機会だったのでな。“環幸”に向かうついでに、空の面倒なゴタゴタを片付けてやろうと思ったまで。最も、貴様らは予想外の珍客だったがね。途中参加も大いに結構」
「なるほどな……つまりは、お前を片付ければ丸く収まるわけだ」
「面白い事を言う男だ。だが、無礼な物言いはそのへんにしておけ。貴様の前にいるのは神であるのだからな」
「言ってろ。だいたい……神様ってのは嫌われるもんだろ?」
「その感情すらも押しつぶすのが神だ」
クレスは爆発的な脚力で駆けた。
その姿はまさに疾風。
目にもとまらぬ圧倒的な速さで余裕のポーズで座り込んだエネルに肉迫し、異常なまでの肉体制御によって滑らかにエネルの背後を取った。
そして一切の戸惑いも無く、硬化させた手刀を無防備な背に突き立てた。
「……やはり速いな青海の戦士。少し甘く見過ぎていたかな?」
クレスの指先は背後から容赦なくエネルの身を打ち抜いていた。
だが、エネルは特に気にした様子も無く、余裕の表情で笑みを浮かべた。
「だがそれは貴様も同じであろう、青海人?」
「てめェまさか……!!」
クレスの顔に驚愕が刻まれる。
手刀は確実にエネルの背を貫いていた。
だが、その腕からはまるで手ごたえを感じない。クレスが貫いたエネルの背には実体がなかったのだ。
「神の力を知れ」
エネルがクレスに宣告する。
瞬間、クレスの全身に衝撃が駆け廻った。
「がああああああああああああッ!!」
全身が炙られたかのように焼け付き、煙がたなびく。
筋肉が不自然に痙攣し、視界が一瞬暗転した。
襲いかかる衝撃に身体を震わせながらもクレスは神経を総動員し、エネルの身から腕を抜き去り、飛びのいた。
「自然(ロギア)系能力者……!! てめェ“雷”か!?」
「如何にも。<ゴロゴロの実>」
<ゴロゴロの実>の雷人間。
エネルが手に入れた能力は、数ある<悪魔の実>の中でも“最強”との呼び声高い“雷”の力。
雷とは時に"神鳴り"とも呼ばれた。人々は雷を神の御技とし、圧倒的な威力を誇るその暴威を恐れ信仰したのだ。
エネルが手に入れた能力は、まさに神にふさわしき力と言えるだろう。
「理解したか? 人は古来より理解できぬ恐怖を全て“神”と置き換えてきた。もはや勝てぬと全人類が諦めた“天災”そのものが私なのだ」
クレスは自身の迂闊さに歯を噛みしめた。
余裕を持って構えていた男が何らかの力を持っていたとしてもおかしくは無かった。
だが、それでも<ゴロゴロの実>というのは破格すぎる。能力だけならば海軍大将にも匹敵する力だ。
エネルの力の前では、もはや、勝利における前程すら変わってしまう。
如何に戦い勝つのではなく、如何に逃げのび生き残るかだ。
「さて、この神にふさわしき力の前に貴様はどう抗う?」
「チッ……!!」
笑みすら浮かべてこちらをを見下すエネルにクレスは舌を打った。
エネルにとっては自分以外の全ては格下のか弱き子羊なのだろう。
クレスは素早く視線を飛ばし、辺りを見渡す。
この男に戦いを挑むのは分が悪すぎる。言わば、嵐に生身で挑むようなものだ。今は逃げる事を考えるしかない。
「嵐……」
「───その脚から放つ斬撃で目をくらまし、その隙に逃げるつもりか? 浅はかだな」
「ッ!?」
まさにエネルが言った通りの事をおこなおうとしていたクレスは、突如目の前に現れたエネルに瞠目する。
全身を自然変化し、エネルは雷そのものとなってクレスの目前まで迫ったのだ。
雷光が瞬いてからはまさに一瞬だった。クレスですらその動きを追い切れない絶対的なスピード。余人と存在を異にする人外の技。
まさに神の力。
「1000万ボルト───」
エネルはクレスを指差した。
エネルの全身が異常な電圧により瞬き、蓄電させた雷電を解き放つ。
雷の神髄は瞬くような速度と、広範囲にわたる圧倒的な攻撃力。
「───放電(ヴァーリー)!!」
辺り一面に無慈悲な雷撃が解放され、その威力を持って蹂躙する。
轟音と熱量が全てを覆う。
植物は燃え尽き、空気ですら異常な摩擦に悲鳴を上げた。
「ヤハハハ!! 面白い。今のを避けたか」
ニヤリとエネルは何とか“月歩”によって雷撃を避けたクレスに視線を移す。
クレスの額に冷たい汗が流れ落ちた。
エネルの扱う能力はあまりに強力過ぎる。
電撃。それも、雷という災害レベル。
電気というものは流れるもの。つまり身体の一部でもエネルの雷に触れれば、圧倒的な電圧により全身が蹂躙されるのだ。
「ハァ……ハァ……マジかよ。マジでフザけんな。
あの野郎オレの動きを読みやがった。雷だけで十分だってのに……」
息切れが酷い。
連戦続きで、この相手。クレスが如何に体力に自信があるとはいえ、限度というものがある。
今のエネルの一撃を避けるだけで、多大な神経を費やした。
「いい顔だ。神にひれ伏す子羊そのものだな」
「うるせェ、黙ってろ。殺すぞ」
「まだ無駄口が叩けるようだな。逞しい事だ。
このまま私が貴様を倒しても構わんが、それでは楽しみがなかろう。
そうだな……5分だ。5分間私から逃げ続けれられれば、見逃してやろうじゃないか。ヤハハハハハ!!」
哄笑するエネルをクレスは苦々しく睨みつける。
クレスと対峙することですらエネルにとってはほんの暇つぶしに過ぎないのだろう。
見逃すという言葉もどこまで信用できるかわからない。
それに5分と言ったのもそれ以内に仕留める自信があるのだろう。クレスもそれは分かっていた。気を抜けば5分どころか5秒で倒される危険すらある。
「いい事を聞かせてやろう。……貴様を入れ、男3、女2」
「何の話だ?」
「今の貴様の仲間の生き残りさ。元"神"のジジイの所で二人程倒させて貰ったぞ」
今まさに一味の事を見ているようにエネルは語る。
「……“心綱”って奴か」
「知っているじゃないか。
私はこの“心綱”により国一つ網羅できる。雷の身体で電波を読み取り個人の特定もな。
フム……なかなかやるじゃないか、貴様の仲間も。ほう……妙な小動物はゲダツを、黒髪の女はヤマを倒したか。大したものだ」
黒髪の女。
その言葉に一瞬クレスの目が細められたが、エネルは気付くことは無かった。
「つまりは……やろうと思えば、好きな相手の下に向かえると言うことか」
「察しがいいな。そういう事だ。少しはやる気になったか?」
「ああ……」
クレスはエネルに向かい拳を構える。
その拳はいつの間にか黒手袋で覆われていたが、エネルは気にする事は無かった。
「満々だ」
「では、始めようか。精々励めよ、青海の戦士」
拳を構えたクレスに対し、エネルは手に持っていた黄金の昆を放り投げる。
昆はクルクルと回転し空高く舞い上がる。
その高度が最大に達した時、二人は動いた。
「神の裁き(エル・トール)!!」
エネルの右腕が強烈な雷に変換され、一気に解き放たれる。
クレスに向けて放たれる極太の極光。暴虐の雷は全てを滅却させた。
クレスはエネルの放った雷の光に目を細めながらも、“月歩”によってその場を全力で離脱。
間髪いれずに、エネルに向けて駆けた。
「ほう……愚かにも私の下へ向かってくるか」
舞い落ちて来た黄金の昆をエネルは掴んだ。
エネルは空を自在に駆けるクレスに嘆息するも、その愚行を嘲った。
クレスは黒手袋を装着した拳を握りしめ、無謀にも雷であるエネルを殴りつけようとしているのだ。
「まだ理解が足りないようだな。神という存在の絶対的な力を」
<ゴロゴロの実>
エネルの能力は全身を自然変換する<自然系>。
つまりは一切の物理攻撃が意味を為さないのだ。
故に、クレスの拳がどれだけ速く、硬く、強く、鋭くとも、エネルにとってはまったくの関係がない。
「指銃───」
「ならば何度でもその身に刻むがいい。神という名の……」
「───剛砲!!」
「絶対的なちぐぽらッッッ!!」
─── 筈だった。
理解不能な衝撃がエネルを襲う。
クレスの砲弾のような拳に頬を打ち抜かれ、錐揉みしながら吹き飛んだ。
「知ってるか? 古今東西、いろんな神話があるが、人が神に抗うというものは意外と多い」
クレスは“月歩”によって駆け、一瞬で吹き飛ばされたエネルの背後へ。
エネルはその事に気づき何とか回避を試みるが、それより振り下ろされたクレスの拳の方が速い。
鉄槌のように叩きこまれた拳は、エネルの脇腹を捉え、その身を悶絶させながら地上叩きつける。
「その際に必ずと言って登場するのは“神殺し”の武器だ」
「貴様……何をしたァ!!」
「『海楼石』って知ってるか?」
海楼石。
海が結晶化したと言われる鉱石。
海に嫌われた能力者はこの鉱石に触れている間、海に浸かっているのと同じ状態になってしまう。
クレスの黒手袋には僅かではあるがそれが仕込まれていた。
「てめェも“神”なら、一編喰らってみろや。そして死ね」
大地にうずくまるエネルに向けてクレスは空中で逆さになり、拳を硬化させ鏃に見立て稲妻のように加速する。
「我流“雷礼(ライライ)”!!」
硬化させたクレスの拳がエネルに襲いかかる。
エネルはそれを見上げ、怒りを爆発させた。
「この不届き者がァあああああ!!」
憤怒と共にエネルの肉体が爆ぜた。
瞬く閃光と、空気を震わす膨張音。
「電光(カリ)!!」
「───ッ!!」
全身から雷撃を発するエネルに、クレスは攻撃を中断させ大きく距離を取った。
発せられたエネルギー量を鑑みれば、攻撃を中断せずにエネルに触れていたならばおそらく消し炭にされていただろう。
エネルはクレスが距離を取ったその間にゆったりと立ち上がる。
口元の血を拭い、悠然たる笑みを浮かべた。
「……なかなか効いたぞ青海の戦士。だが、そのちっぽけな“武器”がどうしたと言うのだ?
神の力は絶対。それを倒そうなんて不可能なのさ。青海の戦士、貴様は知るべきだ。神に挑んだ者達の末路というものをな」
バチリと空気を震わせ、エネルの姿が掻き消える。
クレスは気配を察し、素早く後ろを振り返る。そこにはクレスに向けて雷撃を放とうとするエネルがいた。
「消え去れ、青海の戦士よ」
エネルの腕からとぼしる極太の極光。
神の裁き(エル・トール)。
万物を砕く神の雷霆。
一面に迫る雷にクレスは全力で大地を蹴り空中へと退避、そのギリギリをエネルの雷が通過する。
海楼石の黒手袋。これによりクレスはエネルに対し攻撃を加える事ができる。
だが、それだけだ。
クレスが行おうとしているのは、猛威を振るう雷に拳のみで挑む事と同義。常識的に考えて、まず勝ち目など無いのだ。
それを考えると、最後の一撃を察知され、外されたのは痛い。クレスは先程の一撃でエネルを倒す気だったのだ。
手の内も知られた。これ以上は不意の一撃など絶対に入らない。
「くそ……本格的にマズい。どうするか考えないと……」
「やはり避けたか。だが、私からは逃れられんぞ」
「お前ッ!!」
クレスが避けた先にエネルは既に待ちかまえていた。
───心綱。
人は生きているだけで体から声を発するのだと言う。
それを聞きとることにより、相手の動きすらも予知する事が可能になる。
エネルはこの技を鍛え、極めた。
「これを避けられるかな? 青海の戦士」
エネルは背にある太鼓を黄金の昆で打ち鳴らした。
刻まれる打音。
すると、エネルに叩かれた太鼓が雷に姿を変えた。
「3000万ボルト“雷鳥(ヒノ)”」
エネルの雷は巨大な鳥となりクレスを襲う。
完全に追いこまれた後のダメ押しの一撃。
クレスはなおも避けようともがくが、巨大な雷鳥はクレスを捉えた。
全身に許容しがたき衝撃が駆け廻り、痙攣する。
「ぐッッッがァああああああああああああああ!!」
制御を失い、クレスは地に落ちた。
雷の無慈悲な蹂躙に全身が黒く炭化し、視界が暗転する。
「神に近付く者全ては地に伏す定めよ。
貴様は私に出会った瞬間に終わっていたのだ。神の加護がなかったな、青海人。ヤハハハハハハハハ!!」
エネルの哄笑が辺りに響く。
その前に伏し、クレスが立ち上がる事は無かった。
経過時間2時間15分。
神の島(アッパーヤード)での生き残りをかけたサバイバルは激しさを増し、脱落者に欄に新たな名前が刻まれていく。
◆ ◆ ◆
森の中をズルズルと滑るように巨大なウワバミが進んでいた。
全長100メートルを越す巨体。巨大化した生物たちが蠢く空島に置いても、間違いなくその生態系の頂点に立つだろう比類なき姿だ。
400年も前から『神の島』全域を住みかとし、当然のごとく、空に住む者からは、<空の主>と呼ばれ恐れられた。
永く生きてきた分、討伐されそうになった回数は忘れるほどあったが、その全てを跳ねのけて今日まで生きて来た。
だが、人とは比べ物にならない人生においても、たった一人の男に大樹に縛り上げられたと言うのは初めての経験であった。
縛りつけられた大樹を締め上げ、へし折り、脱出したはいいものの、身体に巻きついた鉄線は取れない。
身体をあちこちに擦りつけて鉄線を外そうとしたのだが徒労に終わってしまった。
如何に硬い鱗に覆われた皮膚が身体に鉄線が食い込むのを防止したとはいえ、ウワバミの身体には腕がない。
故に鉄線が朽ち、自然に外れるまで、この窮屈な思いに付き合わなければならないのだ。
───ジュラララララララァ!!
低く唸り、苛立ち紛れにウワバミは騒がしい森を徘徊する。
ウワバミは400年間、ずっとこの島を巡り続けた。
理由を知る者はいない。空に住む者は縄張りを意識しているのだと言うが、その真相は誰も分かりはしない。
堂々巡り。まるで失った何かを探し続けているかのように今も前に進み続ける。
もう、何度も何度も通ったことのある道をだ。
そんな時だった。
遥か前方に、見覚えのある鉄線とそれに繋がれたナイフが地面に突き刺さっているのが見える。
それを辿れば一人の男に繋がった。
何故か黒焦げで大地に伏しているが、それは間違いなくウワバミを大樹に縛り付けた男だ。
笑うように表情を変え、ウワバミは速度を上げた。
生い茂る木々の合間を巧みに抜け、男の正面まで至り、巨大な口を開き─── そして……。
その衝撃に木々に止まっていた鳥たちが一斉に逃げだし、何処かへと羽ばたいて行った。
あとがき
エネルが扱いに困り過ぎますね。能力がエグすぎます。
やはりクレスではまだ勝てません。
今、空にいる人間で勝てるのはやはりルフィだけ。ゲームで出てくる負ける事が前提のボスみたいですね。