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No.11220の一覧
[0] とある幽霊の場合  (オリ主×再構成)[リットン](2010/03/26 21:58)
[1] 一話[リットン](2010/09/24 19:15)
[2] 二話[リットン](2011/05/01 19:10)
[3] 三話[リットン](2010/04/29 19:15)
[4] 四話[リットン](2010/04/03 00:42)
[5] 五話[リットン](2010/04/03 00:43)
[6] 六話[リットン](2010/04/03 00:43)
[7] 七話[リットン](2010/04/29 19:16)
[8] 八話[リットン](2010/04/03 00:55)
[9] 九話[リットン](2010/04/29 19:15)
[10] 十話[リットン](2010/05/03 09:54)
[11] 十一話[リットン](2010/09/24 19:14)
[12] 十二話[リットン](2010/04/29 19:13)
[13] 十三話[リットン](2010/04/29 19:13)
[14] 十四話[リットン](2010/04/29 19:12)
[15] 十五話 [リットン](2010/04/29 19:12)
[16] 十六話[リットン](2010/04/29 19:11)
[17] 十七話 A'sへ[リットン](2010/01/28 19:02)
[18] 十八話[リットン](2010/01/31 16:56)
[19] 十九話[リットン](2010/04/29 19:10)
[20] 二十話[リットン](2010/04/29 19:09)
[21] 二十一話[リットン](2012/03/20 03:00)
[24] 二十二話[リットン](2012/03/20 02:57)
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[11220] 四話
Name: リットン◆c36893c9 ID:2c4b1fa8 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/04/03 00:42
暇だ。

やることがない。

というのも――


「ボス! 例のシステム絶好調ですよ! おかげでシリーズ7も好調です!」

「……そうか」

肘を机に突き、口元の前で手を組むという姿勢を保ったまま答える。

最近ずっとこのポジションだ。

なんとなく社長としての威厳を保とうと思ってやってみたら、

なんかそれいい! と社員にやけに好評だったため自然とこうなってしまった。

おかげでこの姿勢を保ったまま一日中難しい顔をして前方を見つめるという作業が日課になっている。

どうすんのよ、これ。止める人がいないどころか肯定されたため引くに引けないんですけど。

椅子に座りながら、いい加減この体勢は辛いんですと目で訴えるしかない。

しかし、誰も取り合ってくれないのだ。視線が合うとなぜか皆、親指を立ててわかってますぜ旦那ってな顔をしてくる。

なんだこいつら。誰が選んだんだ? キラキラした目をしやがって。

まぁ、もちろん選んだのは俺である。

学園卒業後すぐに自分一人では手が回らなくなったため、社員を募集したのだが想定外の人数がやってきた。

募集人員に対して受験者総数が実に200倍というアホなことになったのだ。

しかも、大手のデバイス開発会社からの転職も多かったため人選にはかなり苦労した。

夢を語る者○○たんはすばらしいと力説する者、設計構成に惹かれた者色々いたが、

最終的に絞り込んだのは、おまえそれは病気だぜって奴らだった。

それが間違いの始まりだったと言わざるを得ない。

いや、皆かなり優秀ですよ? おかげでやる事自体は2週間程度でなくなってしまったし。

でもね、やっぱり一人ぐらい常識人を入れるべきだった。

『○○ってよくね? あぁ○○はいいね。じゃあ○○でいくか。おお、賛成、賛成――』

『――待ちたまえ諸君! ここはむしろ○○○だろう!』

『……しゃっ社長、ボッボス、サー、お兄ちゃん社長! ――流石! そこに痺れる憧れる――』

そんなこんなな日常風景。皆様いかがお過ごしでしょうか?

僕は落ち込んだりもしないし、元気とも言いがたいです。

……ユーノ君カムヒア!

スクライアに居るであろう親友に助けを求めた。

「――後、あれどうします? あんまり皆やる気がないみたいですけど」

「……あれとは?」

「フリード式安全機構付き並列カートリッジシステムですよ。なんか面白みのない機構であんまり社長らしくないですよね、これ」

「……問題ない。続けたまえ」

「了解しましたボス。ではっ!」

颯爽と立ち去る。いつも元気やね。

「社長、お電話です。管理局からですけどどうします?」

管理局? またなんの用事なんだか。引き込みだろうか? ここ最近はなかったんだけどなー。

どちらにせよめんどくさい事に変わりは無い。役人相手は色々と疲れるのだ。

出ないわけにはいかないので余計にそう思う。

「繋いでくれ」


「――質問なんだがいいかね」

「!?」 

とても聞いた事のある声がする。意外すぎて思わず嫌ですと言うところだった。

「……質問内容によりますね」

「ふむ、属性とはなにかね?」

人の話を余り聞いてないね、この人。

まぁ、人のこと言えた義理ではないので何も言えないが。

「属性?」

「君の会社でやってることだよ」

「あぁ、なるほど――」

新機軸もといシリーズを懇切丁寧に説明する。

「――ということです。今ならシリーズ7、無口属性の奴がお勧めですね。
 別途に新システム、ダイナミックシンクロシステムで感情がダイレクトで伝わるのでより互いの理解が得られますよ」

「……ふむ、そうか。礼を言う」

「いえいえ。そう言えばお名前を伺ってませんでしたがお名前はなんと?」

「――ジェイル・スカリエッティ」

なかなか堂々と名乗ってくれる。いや、流石ですね。

「そうですか。では、いずれ遇うこともあるかもしれないですね」

「ほぅ? 何故かね」

電話越しから若干の感情を帯びた声が聞こえた。

「いえ、ただそういう気がしただけです。ただ、こういう感は僕よく当るんですよ」

「……ふむ、なかなか面白い。どのようにして遇うか楽しみにしようではないか」

「ええ、こちらも楽しみにしています。では、この因果の重みが無くならんことを願います――」



「ふぅ」

純粋な管理局からより100倍疲れた。

でも、うん、そう、なかなか面白いじゃない。おら、わくわくしてきたぞ?

「社長、社長」

「?」

何やら俺の胸辺りを指してジェスチャーしている。

なんのこっちゃ、手話は専門外ですよ?

「あぁもう、姿勢ですよ姿勢! ほら、いつものやつです!」

「あっ、ごめん、ごめん」

慌てていつもの姿勢に戻る。

「そうです、それですそれ!」

それがなくっちゃなーと自分の仕事に戻る社員さん。周りの奴らも皆うんうんと頷きあっている。

……いや、だからこれに何の意味があるのよ。何の様式美なのよ。

別にこれ置物でいいじゃねーか。机の上にドンと狸の置物でも置けば代わりは勤まる気がするぞ?

とりあえず、通常運行通り難しい顔をしつつ前方を見つめるという作業に戻る。

「……ユーノ、俺頑張ってるよ。……おまえはどうだ?」

焦点をぼかしながらどこか遠くを見るように呟いた。

なんか涙が出そうになるのは、郷愁に駆られたからに違いない。

「? ――何か言いました?」

「……問題ない、続けたまえ」

「はい、お任せ下さい!」

元気だね。良いことだ。いや、本当に。







――PT事件まで後3ヶ月半と迫っていた。

思うにジュエルシードをどうにかしてやれば事件は抑えられる。

が、肝心の方法がこれと言って思いつかない。

一応は、事前にユーノの所に行ってどうこうするという手を思いついたが確実じゃない。運んでる最中に襲われているのだ。

相手はSランクオーバーの魔導師。いくら警戒しようが予想だにしない奇襲のされ方で全てが泡沫に帰す可能性がある。

大体、事前にどうこう色々と計略を張り巡らすのはキャラじゃない。

慣れない事したって無駄だってばっちゃが言ってた。

……なら、簡単だ。現地直行だろ。その方が性に合ってる。海鳴へ生ものをお届けだ。リボンでも付けようか?

ちなみに、PT事件に介入すること自体は初めから決定している。親友のピンチではあるし、何より一つ許せない事がある。

で、問題は何時行くかである。

今行ってもすることなんか何も無い。海鳴観光ぐらいのものだ。だが、3ヶ月半も見て回る所があると思えん。

時の庭園の居場所を探るためとかカッコいい事言いたいけども簡単に見つかる程多分甘くない。

「あー、うぉっしゃい!」

気合一撃。凝り固まった思考を払拭する。

考えてても埒があかない。んなもん、現地にいってから考えればいい。

文字通り机上の空論を並べるぐらいならよっぽどマシだ。

幸い会社は順調も順調。俺が居なくとも何とでもなる。

最近はデバイスのパーツのため新素材を探しに秘境へとかいうのも無くなったし、戦力としても必要ない。

なんとかなるなる。

というか、俺の今の立場は唯の置物だし。

考えるとちょろっと涙が出そうになるので、頭を振って“置物”という言葉を消す。

大丈夫、俺、強い子。

「よっしゃ、すとろーんぐ! じゃあ、皆ちょっくら行ってくるから後よろしく!」

「……どこにですか?」

「最果ての地だよ」

「そうですか。いってらっしゃいませ!」

満面の笑顔でサムズアップしてくる。

流石ですねと続けられたが何が流石なんだろうか。謎だ。

「……まぁ、いいや。んで、これが俺の居ない間のフリードMk-Ⅱな」

そう言って出したのは、シーサー。なんでも魔除けになるんだとか。すごいよねシーサー。

一歩間違えるとシーザーだ。強そうだ。なんとなくカエサルよおまえもかと言いたくなる。

「……これは?」

「いや、だから俺の代わり。こいつを机の上に置いておくから安心してくれ!」

「……社長、ちょっといいですか?」

「何かね?」

「これ銀色じゃないです! こんなの社長じゃないですよ!」

「……」

棚からカラー・シルバーと書かれたペンキを取る。

懇切丁寧に塗ってやる。シーサーもといフリードMk-Ⅱに。

これって罰当たりなんじゃなかろうかとちょっと思いもするが大丈夫だろ。

なんたって銀だし。うん、かっこいい。coolだ。

「これでよし、んじゃこいつの言う事は俺の言う事だから」

「んー、社長にしては銀の乗りに艶が足りんですがまぁいいでしょう。Mk-Ⅱですし。」

皆、Mk-Ⅱを見て不満ではあるがしょうがないと言った顔をしている。

若干不安ではあるがまぁいいか。

「それじゃあ、行ってきます――」



そういや、やっぱり俺の代役は置物でも務まるのな。誰も突っ込まなかったし。

……べ、別に悲しくなんかないんだからね!








――そんなこんなでやってきました海鳴市。

唯、問題がある。

「さみーよ! 馬鹿か、これ」

季節は1月。色々早まった気がする。ようこそ海鳴市へじゃねーよ?

雪ふってんぞ雪。積もるほどではないがそれでも寒い事に変わりは無い。

ミッドはこんなに寒く無かった気がする。

いや、俺のテンションが上がりすぎてるから寒く感じてるのか?

なんてったって、久々の地球だ。しかも、日本。

海鳴自体は俺の住んでいた世界では存在しなかったが、それでもテンションが上がるというものだ。

今なら、スーパーなサイヤ人にだってなれる気がする。

ちょっとやってみようか。



――疲れた。

すごい疲れた。

真冬の空で魔法を繰り広げつつ仮想の敵と戦う事およそ1時間。

敵がこれが私の真の真の姿なのだよと、5回目の変身を果たしたところで力尽き、俺の負けとなった。

奴は強かった。自動回復が鬼過ぎる。まさか削ったそこから回復するとは。

「……俺もまだまだだな」

世の中強い奴は腐るほど居る。そう思い知らされた。

――強くなってやる。そして、いつか俺より強い奴に会いに行くと言って旅に出るんだ。

決意、いや誓いか。とりあえず、この海鳴の電柱に俺の今この時この想いを込める。

『電柱よ。おまえが決して倒れないように俺も決して倒れねぇ。それを今ここに誓う』

冬の寒さに晒されひんやりとした電柱におでこをくっ付け目を閉じながら想いを預けた。

そして、電柱から身を離し、そのまま電柱の方を見ず踵を返す。

決して振り返らない。

漢の誓いだ。振り返るのは無粋だろう

――と、前に意識を向けると俺のほうを見ている車椅子の少女が居た。


「……Hello!」

「!?」

少女がビクッとなる。何をそんなに驚く必要があるのか。

「……は、はろー」

「No,No,No,Hello.OK?」

「あっ、えーっと、……ヘロー?」

「A~No.Almost there.Need only slight improvement」

「えっえっえ、ごめんなさい。何言うてるのかわからんです」

「Oh……sorry.One more please」

ニッコリと微笑む。大丈夫外人怖くないよー。

「えっ? あっ、あー、んっ、えっと……Hello」

「Very good!!」

「やった? 大丈夫なん? よかった……。あはは、どうもありがとう」

少女がはにかみながら嬉しそうにしている。

いいね。心がホカホカする。

「うん、完璧だった。今なら駅前入学なんかに負けてない」

フリード発音検定3級を授与しよう。

「って日本語喋っとる!?」

「さらば少女よ! また出会うときまで!!」

「えっちょ――」

ダッシュでその場を後にする。

漢は振り返らないものなのさ。

何か言ってた気がするが気のせいだろう。

言ってたとしてもきっと、外人さん教えてくれてありがとうとかそんな感じに違いない。







――外人ってのは色々あるものだ。

観光客だと思われるのかまず、補導されない。

そして、なにかしら遠慮されている気がする。

おかげでコンビニの長時間立ち読みもスムーズだった。

店員が見て見ぬふりをするし、俺の周りにはきっちり2mのパーソナルスペースが出来ていて超快適だ。

ちょっと店に悪いかなと思わないでもないが、やることがないのだ。勘弁してください。

あっ、でも決してニートじゃないのでそこらへんは安心してね? と視線を店員に送るとなぜかビクッとなって視線を逸らされた。

……差別ですか? これは差別でしょうか? 銀髪だからってそんなに警戒しなくてもいいだろうに。

外人がジャンプを読んで時折ニヤリとしたりする光景がそんなに珍しいですか?

と、そろそろ下校時間だ。将来の魔王様候補だ。一応は見ておこうか。

店を出る際『Thank you』と店員に言うとやはりビクッとなっていた。


ちなみに、あまりに暇なので、立ち読みついでに電話帳でこの世界における俺の存在を調べて見たが家系ごと無くなっていた。

どういうことなのかという推論は不要だろう。ここに俺が居る、それで全てだ。

後に引く気なんかないし。前へひたすら前へである。

そう閃光のようにだ。








前方から仲がよい事が人目でわかる美少女3人組みが歩いてくるのが見える。

さて、ここは大事だ。

如何にしてインパクトを残せるか。勝負の分かれ目だろう。

相手はなのはである。なら言う事は決まっている。

三人組が近づいてくる。

――すれ違う際、なのはに向かって

「I will defeat you.Nanoha」

言ってやった。





――「!?」

金髪の少女がギョッとした顔で振り向いた。

先ほど銀髪の少年が言った言葉が衝撃的だったのだ。

別に空耳程度に耳に入ったなら聞き間違いだったと流したかもしれない。

だけど、あれは間違いなくはっきりと聞こえたし感情が篭っており真に迫っていた。

「??? ――どうしたのアリサちゃん?」

親友の様子がおかしいと思ったのか両サイドで栗色の髪を縛った少女が疑問符を並べる。

「あいつ! 待ちなさいよそこの銀髪!」

しかし、金髪の少女は聞く耳を持たない。

言った事が本当なら事件性があるかもしれないのだ。

「えっ、えっ? いったい、どうしたの?」

「今、あいつがあんたに向かってあんたを倒すって言ったのよ!」

「倒す? わたしを? なんでだろ?」

「だからそれを確認するのよ! ほらっ、行くわよ! すずかもいいわね?」

「え~っ!?」「うん、なのはちゃん行こう?」

3人で駆ける。不穏な発言をした少年へと――





――まずった。

完璧に間違えた。

何故か追いかけてくる3人組みから逃げながら考える。

あそこは、『Nanoha will be defeated by me.(なのはは俺が倒す)』の方が良かったのに。仙道的に考えて。

しかし、何故追いかけてくるのか。追いかけてくる以上逃げるしかないじゃないか。

待てといわれて待つ奴なんかいない。待てよ、絶対に待てよから来る連想と一緒だ。

付かず離れず。不毛な鬼ごっこは続く。

くそっ。それとも、やっぱもうちょっと斜に構えて言い放つべきだったか?

それで怒っているのか? てめーもうちょっと頑張れよ。それでも悪役かと。

んっ? 悪役? なんで悪役? そりゃ倒すって言ったからだ。宣言しちゃったからだ。

いや、あれは将来の魔王に対しての挑戦状であって別に――

「――待てって言ってるでしょうがーー!!」

「!?」

真横を空き缶が通り抜けた。

うぉーい。それは怪我しちゃうでしょーが。

まったく最近の小学生はそんなこともわからないのかしら。

「!? ――っとーい!!」

2撃目だ。

だから、危ないっちゅーに。

「あーー、よけるなーー!!」

何を仰るのかこのパツキンは。当ったら痛いでしょうが。

尚も、無言で走る。無言で立ち去らないと決まらないのだ。

せっかく格好付けて英語で言ったってのに何か喋ったら台無しじゃないか。

それはありえない。というか許せない。矜持に反する。

だから逃げる。逃げ切る。

ふははは、捕まえてごらんよ、この僕を。

このフリード・エリシオンの名に誓い必ずや逃げ切ってみせようじゃないか!

かかって来い小娘共!









――「ふはははは、百年早いのだよ!」

ここはとある神社。長い階段がちょっとばっかりきつい景観の良い場所である。

完璧に振り切ったのを確認し、ここに宣言する我最強也と。

しかし、何か間違ったような気がしないでもない。

が、まぁ問題ないだろう。とりあえず接見はできたのだ。目的は果たした。

時の庭園を探しつつ、後はユーノを待とう。

「ふぅ、まぁ気楽に行きましょうかね~」

気張っても良い結果は出ないしね。















夜空を見上げるといつの間にか星が出ていた。

冬の夜更けは早い。

思えば地球の夜空なんて久々だ。

感慨深いものがある。

じっと、冬の夜空に浮かぶ星たちを眺める。

ふと、静かに手を合わせた。

瞬く星を見てやる事なんて一つだ。

そう、願いを託そう。

全てが上手くいくように。

全てのものが幸せであるように。


叶わぬ願いではないか?

そんなことはどうでもいいことだ。

叶う願いなら全て自分で叶える。

なら星に託す願いは自分ではどうにもできぬことだけだろう。

無数にあるのだ一つぐらいは奇跡を叶える星だってあるはずだ。

だから託そう星に願いを。






――運命の輪というものがあるのなら、おそらくここから回りだしたのだろう。




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