俺とにゃのは2その日俺は用事でブリーダー隊の所に行ってその中のソファーに座っていると足元から鳴き声が聞こえる。「ミャーミャー!」見るとにゃのはが何かを催促するように鳴いていた。「ほら、おいで」と俺は膝を叩く、するとにゃのははソファーをよじ登り俺の膝に乗る。にゃのはは仰向けになり。「生利、生利、ちょうだい」「持ってないけど」「嘘にゃー、ポケットから良い匂いしているにゃー、生利の匂いにゃ」「この猫が!、いい鼻しているなお前」俺は容器に入っていた生節を小さく切ってにゃのはに与える。「ニャグ、ニャグ、うまいにゃー」それを見ながら容器をポケットに戻そうとしたが、無い?。遠くで声がする。「グスタフごちそうさま~」「良子~!かえせ~!」大きな泥棒猫が一匹居るなとあきらめ、ミャの歯を撫ぜる。膝に居るにゃのはを見てみると初め会ったときは全身毛に覆われていたが今では手足、胸もとと背中の一部以外は毛がなくなっていて。前、腹を撫ぜたようにあの柔らかい毛の感触が懐かしい。最も今は制服着ているから触れないが。にゃのはと遊んでいたら近くから猫の鳴き声がしたのでみると、金髪の猫がいた。あ、これがニャイトだなと思い手を出したらフーと威嚇された。「おいで怖くないから、おいで」と言いいながら手を差し出したらいきなりガブリと噛まれる。かなり強く噛まれたようで血が手から流れ落ちる。俺は驚き。「痛い!」と声を出す。それを見ていたなにゃのはは。「にゃっ、にゃー大変にゃ~」と慌てるが、一番慌てていたのが噛み付いた本人。「血が、血が、大変にゃ~、誰か医者を、衛生兵にゃ~早く」この子もしゃべることが出来るんだと手を押さえながらのんびり見る俺。その後ニャイトの大声で駆けつけてきたブリーダー隊の隊員に治癒魔法を掛けてもらい包帯を巻いてもらう。「後シャマルさんの所行ってみてね」と良子が話しかけるその横には泣いているニャイトの姿が。「ニャイと貴方どうして噛み付いたの」「ごめんなさい、にゃのは取られると思ってつい噛んでしまって・・・ごめんなさい」良子と俺に謝るニャイト、そのニャイトの涙をハンカチで拭きながら、にゃのはと一緒に膝に載せて頭を優しく撫ぜながら。「俺はにゃのは取らないから安心しろ、ほら泣き止んで」ニャイトは泣きつかれたのか、気分が落ち着いたのか俺の膝の上で寝てしまった。「貴方、女の扱い上手いわね」「良子さん~そんな~」そんなことが在った後、何時もの様にソファーに座っていると側にニャイトがやって来る。俺はニャイとを膝の上に載せ撫ぜていると、ニャイトが突き落とされる。突き落としたのはにゃのは、にゃのははそのまま俺の膝に乗り、ニャイトを威嚇する。突き落とされたニャイトは仰向けになりスカートの中が。「あ、黒」とつい声を出した俺に向かってにゃのははスカートを捲くり上げ。「白にゃ」と、クマさんパンツを見せる。「こらはしたない」と言うとニャイトが抗議する。「にゃのは酷いにゃ」「この膝は私の物にゃ」「にゃのはのものじゃないにゃ~」更に抗議をするニャイトをにゃのはは物陰に連れて行き。死んだ魚の目をして。「分からないのかにゃ、あの膝は私の物、それともお話するニ・ャ・イ・ト」「そんにゃことは」「わかった?それともお・は・な・ししたい」頭を縦に振るニャイト。物陰から出てきたにゃのはは俺の膝にのり、横目でニャイトを睨む。ニャイトは指を咥え物欲しそうにしていたので。「こらっ」と、にゃのはの頭を叩きニャイトを隣に乗せて二匹ともかわいがる。その内に二匹とも寝てしまい、その寝顔を見てかわいいなと思う俺だったが。「両手に花ね」「良子さんそんな事はないですよ」「ところでグスタフ今日は生利持って無いの?」俺はポケットから生利の入った容器を見せるが見せたが最後、容器と良子の姿が掻き消える。「ゲットだぜ~」と言う声が聞こえる。「またやられた~」落ち込む俺だった。ある日友人に呼び止められにゃのは、ニャイトファンクラブに入らないか誘われ。特典に子猫の画像データーをくれると言うので思わず入ることにした。「はい、これを押して」「なんですこのボタン」ファンクラブクラブでは今まで会員番号を付けていなくて今回つけると言う事で抽選で番号をつけるという話を聞き俺はボタンを押す。「お前の番号は・・No.003だ」俺のファンクラブの番号は003に決まった。まさかその番号が・・・・・(泣いて良い、俺)