学籍番号21 那波千鶴作中最強キャラに君臨するほんわかお姉さん。サディスティック星の王子である沖田隊長を無傷で倒した唯一の御方。この時点でその強さは怪物だ。だが彼女には特別力が強い訳でもなく特殊な能力も持っている訳ではない。天然なのだ、彼女の持つ最強の武器は天然。生徒同士によるトラブルにも「あらあら」と言いながら駆け寄って瞬く間に解決、まあ解決というより彼女が現れるとその場にいる人達が全員無気力になるのだ、なんかこう喧嘩する気が失せるらしい。いつものほほんとしていてクラスメイトを優しく見守るポジションに立っている彼女。正に母性の塊の様な存在。しかし「女子中学生には見えない」とか「実年齢より年取って見える」、「老け顔」、「おばさん」などそういう言葉は彼女には絶対に禁句である。言ってしまった人にはもれなく彼女からの盛大な殺戮ショーがプレゼントされるからだ、その時の彼女は「優しく見守るお姉さんキャラ」をティッシュにまとめて捨てて旦那や沖田隊長も逃げ出す「鬼」になる。彼女に狙われたらもう念仏を唱えるしかない、ちなみに旦那は3回程彼女に制裁を食らっているらしい。「口は災いの元」という言葉はあの人の辞書には書かれてないのだろう。彼女は旦那の所にいつもいるあやかちゃんとはルームメイトで仲が良いらしい。彼女達と同じルームメイトである夏美ちゃん曰く、「いつもいいんちょにしょうもない事を教えているよ」だとか。本当によくわからない人だ。一体いつも何を考えているのだろう……。そして願わくば彼女だけはウチの世界に来て欲しくない。沖田隊長撃退兵器としては使えるが。学籍番号22 鳴滝風香俺が一緒に住んでいる双子ちゃんの姉の方、妹よりツリ目で強気な性格。どっからどう見ても小学生、下手すれば幼稚園児にも分類される。本当に中三なのか?楓さんの事を「楓姉ちゃん」と呼んで非情に懐いており、傍から見れば姉と妹、だが同い年……本当にこの学校の生徒はちんちくりんな輩が多い。イタズラ好きであり一緒に住んでいる俺に対してしょっちゅう色んな悪事を働いている。まあ微笑ましいと言えば微笑ましいが、たまに洒落にならないイタズラを仕掛けてくる事があるのでこっちも油断できない。この前なんか俺が飲んでるお茶の中に下剤を入れた。その前なんか俺が屋根裏に隠していた俺の大量のあんぱんを妹と一緒に全て食った。ホント油断できない……しかも俺に「ジミー」などという変なあだ名を付けるし。しかもそういうイタズラは10割俺だ、旦那や副長には一切やらない、まあ仕返しが怖そうだしなあの二人は。試しにたまには俺だけじゃなくて旦那や副長にもやって見たら? と言ってみたが彼女は笑って「僕のイタズラしてあげる相手はジミーだけだよ!」と答えた全然嬉しくねえよ……学籍番号23 鳴滝史伽双子ちゃんの妹の方、こっちはどちらかというと姉より大人しめで弱気。大人しいと言っても姉がやるイタズラに一緒に参加したりクラスのイベントに積極的に参加したりする所はやはりA組の生徒のノリを兼ね備えている。この学校の生徒は基本ノリがいいのだ、ウチの世界の奴等と同じく。姉同様楓さんに懐いており俺にも甘えてくる。まあまんざら悪い気はしない……言っておくけど俺は旦那と違ってロリコンでは無いからね。姉の方は旦那に対しては別に普通だったが、彼女は旦那に対してかなり怯えていた。まああの見た目で生徒に暴力振るったり汚い言葉吐いたり卑怯な事を平然としたりと自堕落に生きているダメ人間だ、怯えるのも無理は無い。ちなみに副長に対しては普通、あの人は見た目ヤンキーだけど旦那みたいに性格悪くないし。あとなぜか阿伏兎さんに対しても自然な対応で接していた。彼女の恐い基準がよくわからない……学籍番号24 葉加瀬聡美麻帆良研究部で日夜研究に勤しむマッドサイエンティスト、らしい。開発するのはピンからキリまで、役に立つ物からてんで全く役に立たないゴミ同然の物まで造りだす。夢はアインシュタインの様な偉大な研究功績をこの星に残す事だとか、なんかよくわからないけど凄い夢だってのはわかる。しかし研究熱心にも限度というものがあるのだ。俺は前に一度研究所に拉致されて「異世界の人間の体の構造原理はこちら側と同じなのか」という研究データを取る為に危うく生きたまま解剖させられる所だった……。あの時は楓さんが来てくれて助かった……。ちなみに旦那にも同じ事をやろうとしたのだが研究所を半壊された上にすぐに逃げられたらしい、旦那にもやろうとしたとは恐ろしい子……!あの謎の少女である鈴音ちゃんと仲が良いらしい。あの少女の情報を集めたい俺としてはそんな彼女から詳しく聞く為にコンタクトを取りたいと思っている。だが遭遇した瞬間拉致って人体実験する様な女の子から、どう情報収集すればいいのだろうか……。学籍番号25 長谷川千雨ご存じ旦那の傍にずっと一緒にいてあげた女の子、ツッコミヒロインの千雨ちゃんだ。新八君の宿命のライバルでもある。昔はずっと不機嫌そうな表情をしたまま他の生徒達に壁を作って周りの物事に一切無関心な態度で学校生活を送っていたらしい。しかしそれも旦那に惚れた影響で今では周りに対してほんのちょっぴり丸くなったとか、和美ちゃん談。元々皮肉屋で無愛想で思った事をすぐ口に出すタイプだが天性のツッコミセンスも持っている。作中に置いて見事にツッコミ役である新八君不在の穴を埋めてくれた功績はデカイ。旦那との相性はA組の中で一番、説明は不要だろう。人気投票の結果では彼女と旦那でツートップだった。しかもぶっちぎりで。俺は彼女と話した事も無いし情報もあまり持っていない、いつも彼女と一緒にいた旦那に聞けば1から100まで教えてもらえるかもしれないが、生憎あの人は彼女を置いて江戸へ帰ってしまった。その為彼女についてわかる事があるとするならばそれは、彼女の旦那に対する強い想いだろ。俺が見る限りでは彼女は旦那から預かった木刀を片時も離さない。まるでその木刀が離れている旦那との繋ぐ鎖のように。無愛想であまり他人との関わりを持たない彼女、だが一度ついていくと決めた人物には絶対的な信頼と愛情を持ち続ける。いや~ホント、旦那にはもったいない。学籍番号26 エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル千雨ちゃんと同じく旦那側の生徒。旦那に住まいを提供したのは彼女だ。そして旦那がロリコンになったのも彼女のせいでもある。ネギ君と同じ「魔法使い」だが大昔から数多の罪を犯し続け「最凶の魔女であり災厄の吸血鬼」と呼ばれる程悪名高い魔法使いだったらしい。茶々丸ちゃんから聞いた事だけど。しかし俺からはいつも旦那にイジメられながらも必死に後をトテトテとついていく子供にしか見えなかった。事実彼女は見た目通りに子供っぽい、茶々丸ちゃんは600年以上も生きる「不死の吸血鬼」と説明してくれたが、そんなものには全く見えない、どうみてもませたチビッ子。授業中いつも寝てばっかりいるのか成績はかなり低め、後もう少しでアスナちゃん率いるバカ5人組のラインに入るとか、もしそうなってしまったらまたもや「不死の吸血鬼」という己の称号からかけ離れた存在になるだろう。戦闘力だけなら作中3本の指に入るぐらい強いらしいが旦那やその他の生徒のおかげでいい感じにおもちゃにされているのでその強さの片鱗が全く見えない。とどのつまり彼女はまき絵ちゃんに匹敵するほどのイジられキャラなのだ。自覚は無いと思うけど多分旦那にいい感じに調教されてるんだろうなこの子。普段は周りに対して高圧的な態度を取って上から目線が基本だが、旦那に対してはめちゃくちゃ甘えん坊。いつもあの人にベタベタくっついていた。旦那もめんどくさそうな顔をしながらもそんな彼女の甘えを許していたし満更でも無いのだろうか。嫌がりながらも幼女と手を繋いで学校の廊下を歩く20代前半の男性。お巡りさんこっちです。学籍番号27 宮崎のどか副長の嫁にして俺達真撰組隊士の姐さんである。中学三年生の子供が姐さん? いいんだよ! 年なんて関係ねえ! 彼女は俺達の女神なんだ! ただし毒舌小娘、テメェはダメだ。いつもオドオドした感じで引っ込み思案な彼女だが、いざ腹をくくるとその度胸と根性は大人顔負けである、さすが俺達の姐さん! 肝っ玉もデカイ!誰に対しても優しく、慈愛に充ち溢れた精神を兼ね備え。副長を始め俺達隊士からは絶大な人気を誇っている、沖田隊長は別の意味で彼女に興味を持っているらしいが、いやホント止めて下さい隊長……彼女だけは勘弁して下さい……あの、毒舌子娘の方ならオールOKなのでどうぞ。成績優秀で頭もよくてこの性格。さすがです姐さん、貴女ならいつでも副長をやれます。ちなみに毒舌小娘の方はいつも成績はワースト5入りだ、こんな子に局長はやれない。ジャングルにでも行ってモノホンのゴリラと結婚しなさい。男性に対しては少々抵抗感を持っている、いわゆる男性恐怖症という奴だろう。副長のおかげで少しは軟化したらしいが旦那だけは別である。か弱い小動物のような存在である彼女にとって、旦那は口を大きく開けて目をギラつかせながら獲物を狙う肉食動物。なので旦那が現れると彼女は恐くて何も言えなくなるらしい。俺達の姐さんを恐がらせるとは、旦那にも困ったものだ。旦那とは打って変わって俺達の副長は相性MAXだ。俺の勘だがこれを書いている年内に結婚していてもおかしくない、法律? なにそれおいしいの?既に長年連れ添った夫婦の風格を持つあの二人なら今後の苦難や障害もきっと乗り越えるだろう。ちなみに俺の言う苦難や障害とは7割が沖田隊長である。彼女も数年経ったら俺達の世界に来る筈だ、その時は盛大に俺達真撰組が歓迎しよう。だが毒舌小娘、テメェはダメだ。学籍番号28 村上夏美俺と仲が良い生徒の一人。よくよく考えると俺って結構仲の良い生徒多くね?千鶴さんの暴走を必死に止める事だけで一日を使い切ってしまう苦労人だ。しかしそれだけでも彼女の存在価値は十分にある。何故ならアレをコントロールするにはそれなりのスキルと経験が必要だからだ、千鶴さんの手綱を引っ張れるのは彼女だけで旦那だって無理だ。型は基本ツッコミ型。多くのトラブルに巻き込まれても千鶴さんへのツッコミは忘れない。そばかすや胸の発育が乏しい事にコンプレックスを感じているだとか、そりゃああのスタイルも美貌も抜群な千鶴さんと長年いればそんなモン一つや二つ感じるだろう。しかし年頃なのはわかるが俺から見れば見た目は普通の中学生だ、見た目からして明らかにおかしい連中が多いA組の中ではどこか浮く感じがするかもしれないけど……。自分が普通だとか地味な所とかも彼女自身相当悩んでいるらしい、なんでも「A組の生徒はみんな可愛いのに私だけフツーの中学生なんですよ……だからちょっとみんなに疎外感とか感じちゃってて……」だとか。“みんな可愛い”という言葉に俺が疑問を感じたのは言うまでもない。多大なコンプレックスを抱く彼女だが、そんな自分を変える為に彼女は演劇部に所属している。ネガティブ思考が激しいせいか未だ主役として立った事は無いらしいが。前に出る勇気が無いって言うのかな? きっと彼女はそんな感じなんだと思う。旦那やネギ君なら彼女の悩みを解消できるかもしれないな……学籍番号29 雪広あやか千雨ちゃん、エヴァちゃんと並んで旦那サイドの生徒でありA組をまとめる学級委員長、通称「いいんちょ」である。文武両道であり他の生徒を上手く仕切ったり出来る正にリーダー的存在、実家もかなりの金持ちだとか。そしてボケとツッコミを器用にこなすオールマイティ型でもある。弱点ないなホント……。いつもは旦那と千雨ちゃんと行動する事が多く、三位一体で色々な仕事やトラブルを解決していたとか。旦那は自分の世界でもこっちの世界でもやる事は変わらないって事だ。千雨ちゃんの数少ない「友達」と認める人物でもあり、旦那がいなくなった後も一緒にいる事が多い。和美ちゃん同様あの千雨ちゃんにそう認められる所からしてそれなりの器のデカさがあるのだとよくわかる、彼女もまた千雨ちゃんと同じく旦那に一途であるが、こちらは千雨ちゃんのように「愛する者の“隣”に立って同じ世界を見る」というタイプではなく「愛する者の“後ろ”から見守ってその者を支える」といったタイプだ、ちなみにエヴァちゃんは「愛する者の“前”に立ってその者の為に立ち塞がる障害を粉砕していく」というタイプらしい。全部和美ちゃんから聞いた事だけど。クラス関係は比較的良好だがアスナちゃんとはよく喧嘩している事がある。昔からいがみ合っている関係らしく、なんでも二人は小学生の時からの幼馴染だとか。喧嘩するほど仲が良いって奴? きっと旦那と副長みたいな感じだろう。それとエヴァちゃんとも度々喧嘩している光景をよく目にする。こっちは純粋に仲が悪いだけ。主に旦那関連の事で衝突するらしい。千鶴さんが言うにはどうも天然な所があるらしい、今日のお前が言うなスレはここですか? とにかく名家のお嬢様である彼女だからこそ、庶民である俺達との間隔にズレが生じてしまうようだ。その辺をよく旦那が教えてあげていたようだが。旦那との相性は千雨ちゃんやエヴァちゃんと同じく非常に高い。一途に愛するだけではなく時に励ましたり、時に叱ったりと彼女はいつも影ながら旦那の事を支え続けていたらしい、千鶴さんからの情報だと。そんな彼女に旦那もそれなりの好意を持っていたとか、恐らくA組の生徒の中で一番旦那が優しく接していたのは彼女かもしれない。そういや千雨ちゃんやエヴァちゃんよりも大分扱いが違っていたような……もしかしくて旦那、彼女に無自覚に惚れてたんじゃないのか? いやまさか……学籍番号30 四葉五月鈴音ちゃんと一緒に学校内にある中華料理店・「超包子」で働いている女の子。親しく接している人は“さっちゃん”と呼んでいる。 ん? 今誰の事想像した?教師とか生徒とか関係なく幅広い人達に人気があり、仁徳の深さもまた中三とは思えないほど凄い。あの旦那やエヴァちゃんでさえ認めるほどだ。基本上から目線なあの二人が認めるとは異例中の異例である。とにかく料理がとんでもなく美味い、学生に合わせた安さにも関らず死ぬほど美味い。俺も食ってみたけど江戸でもこんな美味いモン食った事無かった。この世界に来てよかった……。この料理のおかげで「もうここに永住しようかな?」と考えてしまったのは秘密だ。だが彼女の人気が高いのはその料理の美味さではない、彼女自身の器だ。なんというかデカ過ぎる、A組の生徒の中には凄い人とか一杯いるが、彼女はその中で群を抜いて心の大きさがデカイ。そして彼女を見ていると癒される……。俺達の世界には絶対にいない女の子、彼女を眺めているといかに俺達の世界の女勢が酷いものなのだとよくわかる。やっぱここに永住しようかなぁ……。学籍番号31 ザジ・レイニーディ正体不明、彼女に関してはわからない事だらけだなに聞いても無表情だし喋らないし、会話のキャッチボール自体成立できない。旦那やあやかちゃんなら通訳可能だと夏美ちゃんが言っていた。いやなんであの二人わかるの? てか彼女何も言ってないよね? テレパシー的なモンでも感じるの?修学旅行の時はスケッチブック持参でそこに文字を書いて周りとコミュニケーションを取っていたらしいが学校に戻ってきた今は何故かやらなくなったらしい。理由を是非本人に問い詰めたいが、なにを言っても無反応。今度あやかちゃん連れて来て通訳して貰おうかな……。全く持って謎だらけ、彼女の正体を知るにはまだまだ時間がいる様だ。