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赤松健SS投稿掲示板


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No.7093の一覧
[0] 3年A組 銀八先生!(ネギま!×銀魂) 【完結】[カイバーマン](2012/04/19 12:47)
[1] 第零訓 運命の出逢いは時に最悪[カイバーマン](2010/01/09 22:50)
[2] 第一訓 侍だって教師になれる[カイバーマン](2010/06/27 00:41)
[3] 第二訓 ジャンプを愛するものに悪い奴はいない[カイバーマン](2009/04/07 00:18)
[4] 第三訓 女子というのはだいたい見た目八割で決めるもん[カイバーマン](2009/04/07 00:19)
[5] 第四訓 物語はボケも必要、それを支えるツッコミも大事[カイバーマン](2009/04/07 00:22)
[6] 第五訓 金持ちの奴でも不幸な過去はあるもんだ[カイバーマン](2009/04/07 00:23)
[7] 第六訓 契約は計画的に、いやマジで[カイバーマン](2009/06/13 10:22)
[8] 第七訓 日常はスクープより奇なり[カイバーマン](2009/03/27 02:11)
[9] 第八訓 みんなそれぞれテメーの刀を持っている[カイバーマン](2009/06/08 12:13)
[10] 第九訓 大切なものを守る時は大切なものだけを見ないでその周りを守れるほど強くなれ[カイバーマン](2009/06/08 12:15)
[11] 第十訓 どうしても斬れない絆もある[カイバーマン](2010/03/13 10:56)
[12] 第十一訓 友達は自然になるものだ[カイバーマン](2009/04/09 14:48)
[13] 第十二訓 誕生日はプライスレス[カイバーマン](2010/06/09 00:56)
[14] 第十三訓 本気で戦うのが戦いのマナーじゃァァァ!![カイバーマン](2009/06/08 12:10)
[15] 第十四訓 メンバーは仲良くないと色々大変[カイバーマン](2009/04/25 22:44)
[16] 第十五訓 驚いた事があっても全く動じないのがスパイの基本[カイバーマン](2010/03/13 10:50)
[17] 第十六訓 老人は国の宝[カイバーマン](2010/03/13 10:51)
[18] 第十七訓 喫煙者にとってタバコは何よりも大事 それがわかるのは喫煙者だけ[カイバーマン](2010/05/02 14:00)
[19] 第十八訓 スタンドはスタンドでしか倒せない[カイバーマン](2009/06/28 23:00)
[20] 第十九訓 頼れる年上には憧れる[カイバーマン](2009/07/17 13:29)
[21] 第二十訓 銀と金[カイバーマン](2009/08/27 09:32)
[22] 外伝Ⅰ 国は違えど優しくその文化を受け止めよう・・まあ限度あるけどね[カイバーマン](2009/08/11 23:21)
[23] 外伝Ⅱ 空気の読めない奴は必ずクラスに一人はいる[カイバーマン](2009/08/27 09:31)
[24] 外伝Ⅲ 『ボールは友達恐くない!』って言った奴ちょっとツラ出せや[カイバーマン](2009/09/21 17:22)
[25] 第二十一訓 みんなが考えてるほど世界は広くない[カイバーマン](2009/10/10 12:31)
[26] 第二十二訓 人との交流は新しい扉を開けるチャンスである[カイバーマン](2009/09/04 01:53)
[27] 第二十三訓 アイドルだって喜怒哀楽がある人間なんだよ[カイバーマン](2009/09/27 10:35)
[28] 第二十四訓 拾ったペットに教えられることもある[カイバーマン](2009/09/12 22:22)
[29] 第二十五訓 ペットの責任は飼い主にも責任[カイバーマン](2009/09/27 10:40)
[30] 第二十六訓 ヘラヘラした奴って本当ロクな事考えねえよな・・・・・・[カイバーマン](2009/09/27 10:47)
[31] 第二十七訓 占いは当たるも八卦当たらぬも八卦[カイバーマン](2009/10/02 14:28)
[32] 第二十八訓 バカは死んでも治らない[カイバーマン](2010/03/07 13:58)
[33] 第二十九訓 修学旅行が始める前ってめちゃくちゃテンション上がるよね?[カイバーマン](2009/10/22 15:04)
[34] 第三十訓 主人公のいない世界なんてのりの無いのり弁と同じ[カイバーマン](2009/11/09 00:05)
[35] 第三十一訓 ダメ人間の代わりなんてダメ人間で十分なんじゃね?[カイバーマン](2009/11/15 00:17)
[36] 第三十二訓 誰かと比べられるのってかなり腹立つ[カイバーマン](2009/11/15 00:22)
[37] 第三十三訓 過去の因縁はどうしても消えない[カイバーマン](2009/11/21 11:32)
[38] 第三十四訓 一生隣で笑ってくれる奴等がいる事こそ最高の幸せ[カイバーマン](2009/11/28 12:58)
[39] 第三十五訓 旅は道連れ世は情け[カイバーマン](2009/12/05 23:37)
[40] 第三十六訓 最近の中学生は修学旅行だからってはしゃぎ過ぎなんだよッ![カイバーマン](2009/12/11 15:55)
[41] 第三十七訓 夜中に気を付けるのは見知らぬ女と見知らぬ忍者[カイバーマン](2009/12/18 15:06)
[42] 第三十八訓 転ぶ先に一筋の光[カイバーマン](2009/12/25 13:22)
[43] 第三十九訓 女が心配してるのに男って奴は・・・・・・・[カイバーマン](2010/01/01 00:25)
[44] 第四十訓 子供は早く寝ろ、じゃないと大人が夜更かし出来ないでしょうが[カイバーマン](2010/01/13 20:46)
[45] 第四十一訓 マナーを守らない奴はとりあえずTKO[カイバーマン](2010/01/14 20:59)
[46] 第四十二訓 侍ってのは高倉健の様に不器用な生き物[カイバーマン](2010/03/07 14:05)
[47] 第四十三訓 いつかは生まれるその感情に逃げるべからず[カイバーマン](2010/02/17 11:52)
[48] 第四十四訓 仲間の助けを借りて走っても走り抜けれるかはテメー次第[カイバーマン](2010/02/09 16:48)
[49] 第四十五訓 時には意外な物が武器になる[カイバーマン](2010/02/17 11:54)
[50] 第四十六訓 ドSは決して自重しない[カイバーマン](2010/02/17 11:47)
[51] 第四十七訓 なんだかんだで両想い[カイバーマン](2010/02/20 08:55)
[52] 第四十八訓 三つの愛 一つの運命[カイバーマン](2010/02/24 17:58)
[53] 第四十九訓 人の道それぞれ[カイバーマン](2010/02/28 11:43)
[54] 第五十訓 絡まる糸はほどく気がなければほどけない[カイバーマン](2010/03/01 09:45)
[55] 第五十一訓 隠し事はバレてこそ意味がある[カイバーマン](2010/03/04 13:02)
[56] 第五十二訓  闇と光は表裏一体[カイバーマン](2010/03/07 21:32)
[57] 第五十三訓 バカと役立たずにも五分の魂[カイバーマン](2010/03/10 09:38)
[58] 第五十四訓 人を傷付けたら必ず自分が傷付く事になる[カイバーマン](2010/03/12 22:24)
[59] 第五十五訓 昨日の敵は今日の友[カイバーマン](2010/03/16 21:12)
[60] 第五十六訓 親バカもシスコンも度が過ぎると引くから少しは自分を抑えて[カイバーマン](2010/03/19 11:55)
[61] 第五十七訓 酒は飲むモンであり飲まれるモンではない[カイバーマン](2010/03/22 17:02)
[62] 第五十八訓 時に酔いは人の本性をさらけだす事もあるんです[カイバーマン](2010/03/25 17:26)
[63] 第五十九訓 混沌招く血の宴[カイバーマン](2010/03/29 11:21)
[64] 第六十訓   死[カイバーマン](2010/03/31 12:59)
[65] 第六十一訓 夜王再臨[カイバーマン](2010/04/04 10:56)
[66] 第六十二訓 仲間を信じて顔上げて歩け[カイバーマン](2010/04/07 13:18)
[67] 第六十三訓 ただ愛ゆえに[カイバーマン](2010/04/14 18:26)
[68] 第六十四訓 ただ愛のために[カイバーマン](2010/04/14 17:21)
[69] 第六十五訓 ただ愛こそすべて[カイバーマン](2010/04/19 23:27)
[70] 第六十六訓 戦場を色取るのは忍者とチャイナとストーカー、そしてあんパン[カイバーマン](2010/04/25 16:25)
[71] 第六十七訓 凛と咲く桜の如く美しくありけり[カイバーマン](2010/05/17 01:16)
[72] 第六十八訓 バクチ・ダンサー[カイバーマン](2010/05/16 22:23)
[73] 第六十九訓 鬼が恐くて侍が務まるわけねえだろコノヤロー[カイバーマン](2010/05/16 22:27)
[74] 第七十訓 生半可な覚悟で正義や悪を語るものではない[カイバーマン](2010/05/24 01:12)
[75] 第七十一訓 その長き続く因縁に終止符を下ろせ[カイバーマン](2010/05/30 09:48)
[76] 第七十二訓 宇宙一最強の魔法使いは宇宙一馬鹿な親父[カイバーマン](2010/06/06 14:32)
[77] 第七十三訓 新しい朝[カイバーマン](2010/06/13 09:02)
[78] 第七十四訓 鬼の力 仏の心[カイバーマン](2010/06/27 00:40)
[79] 第七十五訓 その契りは永遠に[カイバーマン](2010/06/27 00:38)
[80] 第七十六訓 出会いもあれば別れもある 経験するたびに人はより成長していく[カイバーマン](2010/07/04 00:17)
[81] 第七十七訓 去る前にドタバタ騒いで最後の最後に別れを惜しめ[カイバーマン](2010/07/04 00:18)
[82] 第七十八訓 さよなら銀八先生[カイバーマン](2010/07/04 00:20)
[83] 最終訓 後悔ない人生を[カイバーマン](2010/07/11 00:11)
[84] 第?訓 銀色の魂を受け継ぐ者[カイバーマン](2010/08/01 07:50)
[86] 番外編 人気投票など死んでくれ・・・・・・[カイバーマン](2010/09/20 10:22)
[87] 番外編 人気投票など死刑だうわぁぁぁぁぁん!![カイバーマン](2010/08/16 13:18)
[88] 番外編 人気投票など・・・・・・あ、さっきからこれ言ってるの全部私だからな[カイバーマン](2010/08/23 00:00)
[89] 番外編 人気投票などに踊らされた哀れな道化共め[カイバーマン](2010/08/30 09:21)
[90] 番外編 人気投票など関係無い! 私達は私達だ![カイバーマン](2010/09/05 17:17)
[91] 山崎編 ZAKINOTE Ⅰ 学籍番号1番~10番[カイバーマン](2011/07/18 13:22)
[92] 山崎編 ZAKINOTE Ⅱ 学籍番号11番~20番[カイバーマン](2011/07/19 17:10)
[93] 山崎編 ZAKINOTE Ⅲ 学籍番号21番~31番[カイバーマン](2011/07/20 22:14)
[94] 山崎編 ZAKINOTE Ⅳ 教職員&学校関係者[カイバーマン](2011/07/21 20:39)
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[7093] 外伝Ⅱ 空気の読めない奴は必ずクラスに一人はいる
Name: カイバーマン◆7917c7e5 ID:1c185549 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/08/27 09:31
銀八先生のお知らせ

銀八「ネギま銀魂対抗試合始まるよ~けどその前に」
沖田「このお話しは過激な暴力描写、グロデスクなシーンがあるので心臓の弱い読者は注意して下せぇ」
朝倉「本編後の別設定のネギま×銀魂小説もよろしくッ!」











校庭にいる群集の中に一人の男がついに到着した。その名は近藤勲。
土方、沖田達真選組をまとめる頼もしいリーダー……なのだが

「いや~迷ったよ新八君、だってこの辺広いんだもん俺迷子になっちゃって、でもここの女子生徒の二人に道案内してもらってさッ! いや~モテる男は辛いよ、だが大丈夫だぞ新八君ッ! 俺はお妙さん一筋だからさッ!」
「その前に近藤さん1ついいですか……」
「どうした新八君? 俺の顔に何かついてる?」
「いえ、顔じゃなくて……背中に本来刺さらないモノが刺さってます……バナナ刺さってます」

新八が目を細めて近藤の背中に刺さっているモノを指差す、それは見事な曲線の黄色いバナナ。だがそれを聞いても近藤は理解できなかったらしく大声で笑った。

「新八君そんなもん刺さるわけないだろ? 俺は学校の公舎内で背中にバナナぶっ刺して平然としてる程バカじゃないってッ! もしそんな奴見つけたら大笑いしてやろうぜッ! な~はっはッ!」
「そうね笑っちゃうわね、ウフフフフ」
「いやアンタ自分のバカさ加減知らないでしょ……? さっそく笑われてますよ、道案内してくれた女の人に笑われてますよ……」

新八の言う通り近藤の後ろで彼を道案内した千鶴が手で口を押さえてクスクスと笑っていた。しかし元はといえば彼女が彼の背中にバナナぶっ刺した人物なのだが

「見てみて夏美、あのゴリラさん背中にバナナ刺してるわ」
「いや何前回のやり取り無かった事にしているのちづ姉……あれ刺したのちづ姉じゃん、思い出してよ……」
「夏美、女は過去を見ずに未来を見据えるように生きなきゃ駄目なの、大事なのは過去じゃなくて未来よ」
「消してはいけない過去もあるからねッ!?」

相変わらずの彼女に一緒に近藤を道案内した夏美が大声で彼女に叫んでいた









近藤が平然と背中にバナナを刺しているという、なんともマヌケな絵面を眺めながら土方はタバコに火をつけて遠くから見ていた。

「何で近藤さんの背中にフルーツが実ってるんだ……」

自分の上司の有り様を見て土方は煙とため息を同時に吐いていると、隣りにいた刹那がしかめっ面で豪快に笑っている近藤を指差して土方に質問する。

「あの人って土方さんと同じ制服なのですが・・・・・・?」
「近藤さんは俺達の総大将だ」
「ええッ!? あの人が一番偉い人なんですかッ!?」
「なめんじゃねえぞ、あの人は俺達真撰組を束ねる事が出来る唯一のお人だ」
「全く見えませんがね……背中にフルーツ実ってるし……」
「ああ実ってる、不自然な生え方で実ってる」

アホみたいに大声で笑った近藤を見て、刹那は一体土方はあの男の何処に惹かれたのかさっぱりわからなかった。













「木乃香、あのサド野郎はどこいったかわかる? さっきから姿見えないんだけど……」

校庭のど真ん中でキョロキョロと見渡してアスナがサド野郎=沖田の所在に着いて木乃香に尋ねる。彼が目の前にいるのも危険だが、いきなり忽然と姿を消すのも不気味だ。それを聞いて巨大犬定春の頭を撫でていた木乃香がしばらく考えた後思い出したように答える。

「あの人なら散歩に行くとか言ってたで、なんか知らんけど鎖と首輪持って」
「へ~鎖と首輪持って・・・・・・そりゃあ急いでこの学園の中の人達に避難勧告しないとマズイわね~ていうか木乃香その犬、大丈夫……? さっきエヴァちゃんや千雨さんに噛み付いてた犬よ……?」
「大丈夫アル、定春はよい子だから安心するヨロシ」
「アン」
「いやよい子ってチャイナ……」

座っている定春の背中に乗っていた神楽がひょこっと顔を覗かせる、それと同じに木乃香に嬉しそうに触られている定春が答えるように吠えた、だが今まで見たことの無いデかい犬なのでアスナは不安である

「じゃあ……お手」
「……」
「黙ってないでやりなさいよ、オラ」

アスナが手を差し出して定春に命令するが定春は舌を出して笑っているだけなので、軽くペチンと頭を叩く。すると

「わぎゃぁぁぁぁ!!」
「のふッ!!」
「ア、アスナがまた飛んでもうた~~~!」
「すげ~! 人間が飛べたアルッ!!」

頭を叩かれて機嫌を悪くしたのか定春は右アッパーでアスナを上空に跳ね上げていた








アスナと木乃香から少し離れた場所。そこで坂田銀八が両手で持っている紙を眺めながら、普段よく行動している千雨、あやか、エヴァに淡々とゲームの説明をしていた

「ゲームの内容はドッチボール、設定ルールは……なんだっけ? ネギ~説明頼む」
「ってッ! その紙に説明書いてあるんじゃねえのッ!?」

銀八が紙を眺めた後、すぐに銀八にパシられてジュース買ってきたネギにこっち来るよう促す。そこに千雨がすかさずツッコむと銀八が持っている紙をピラピラさせながら口を開く。

「あ~これ? これ新田先生から貰ったキャバクラのチラシ」
「こんな時に読むものそれッ!?」
「今夜一緒に行こうって誘われちゃってよ、どの娘を指名するか迷ってんだよ」
「何生徒の目の前でどのキャバ嬢選ぶか迷ってんだよ……」

額に皺を寄せて悩んだ表情を浮かべてキャバ嬢リストを眺める銀八、だがそれを良しとしない金髪二人がジリジリと彼に近付く

「銀時……誰が誰を指名するって……?」
「いや俺がガキ共に囲まれたこの環境を一変させるような良い姉ちゃんを指名……あれ?」
「私達がゲームやろうとする時に、銀さんは誰と王様ゲームをやろうか考えていたんですか……?」
「あれ何でだろう銀さん汗が止まらない……あと何か背筋に寒気が……」

銀八が住んでる家主の少女エヴァと、自分の部下の少女あやか。銀八に想いを寄せている二人が殺気を出しながら近付いてくる。銀八が何か自分に良からぬ災難が起こると察し頬を引きつった顔で二人を見る。

「いやしょうがないじゃん……新田先生に一緒に行こうって言われたら断れないでしょ……俺あの人に結構金借りてるし、ハハハハ……」
「銀時……」
「銀さん……」
「千雨ェェェェェ!! 見てないでこの二人どうにかしてくんないッ!? これ間違いないッ! 俺再起不能にされるカウントダウンが始まってるッ!!」

銀八が慌てて振り返り千雨に助けを求める。だが……

「ネギ先生、そのジュースください」
「あ、あれ? 銀さんにジュース買ってきたんですけど……?」
「あの人はしばらく無視で」
「千雨ちゃぁぁぁぁんッ!? 何でお前っていつもこういう時冷た……ドフッ!!」

叫んでいる銀八を千雨はスルーして困惑している表情のネギから銀八が貰うはずのジュースを飲んでいる。これに銀八が近寄って怒鳴ろうとするが、その前に突然前に現れたエヴァに自分の腹を思いっきりボディーブローを入れられ、その場に腹を押さえて両膝を付く

「ちょ……お前等……」
「さてゲームを始める前に……」
「教師でありながらキャバクラなんかに行こうとする御方に制裁を加えますか……」

エヴァとあやかが微笑を浮かべながら額から汗を流している銀八に近付く、あまりの汗の量にかけていた伊達メガネがズルリとずれた。

数分後校庭に銀八のイヤァァァァ!という悲鳴が長い間響いていた。



















銀八がエヴァとあやかに粛清されている中、麻帆良学園内で沖田総悟は別世界にも関わらずブラブラと歩いて散歩していた
まだ自分の上司の一人がこちらに着いてなかったので、暇になったからと言ってその辺をうろついているのだ。

「あ~あ、俺が一番会いたかったガキは何処にいるのかねぇ」

ブツブツと独り言を言いながら沖田は自動販売機を見つけて近付く、沖田は財布からお金を取り出す。

「ま、いいか、調教しがいのあるイイ女がいるし……あれ?」

ふと自分の持ってる小銭を見て気付く。別世界と自分達の世界では通貨が違う、つまりこの世界では自分達のお金ではジュース一杯も買えないのだ。

「まいったなこりゃあせっかくエテ公とデコ那の為に、俺からの特性激辛タバスコ入りコーラをあいつ等の鼻に突っ込んでやろうと思ってたのに、しょうがねえその辺のガキから喝上げでもして……」
「あの~私使って良いですかね、お兄さん?」
「あん?」

ふと声が聞こえて振り返ると、そこには制服を来ているのでここの生徒の一人であると沖田はわかった。三年A組で唯一彼氏持ちのチアリーダー、柿崎美砂が少し笑って沖田に尋ねる。彼女から見れば沖田は相当イケメンなので初対面の沖田には好感が持てた。
だが沖田は彼女を目を細めてジッと見つめるだけだ

「え? 嫌だなそんなに見つめられても私一応彼氏持ち……」

頬を染めて照れている彼女を見つめながら沖田の目がピカっと光る

ドSモードオン















「さあ始まりましたネギまと銀魂の原作対抗試合ッ! 司会は私花野アナとッ!」
「朝倉和美ですッ! 今回はドッチボール戦の一本勝負ッ! お互い張り切っていきましょうッ!」

テレビでよく見る司会者の為の腰掛けに座り、司会の花野アナとA組生徒の和美がマイクを持って意気揚揚と高らかに宣言した。

「え~いきなり休暇中に叩き起こされて、こんな別世界に連れて来られて困惑していますが、しっかりと仕事を終わらせようと思うのでトラブルやアクシデントは起こらないようにして下さい」
「すいません、俺さっそく人間関係でトラブル起こしました、どうすれば良いですかね……」
「おーっとッ! 早速トラブルな目にあってそうな人が来ましたッ! 人の話を聞いていなかったのでしょうかッ!?」
「あれ銀さんボロボロじゃん」
「ちょっとな……」

花野アナが愚痴を入れながら話している時に、いつもの天然パーマが更にこんがらがっている頭をして、見た目ボロボロの銀八が歩いてきた。

「どうせエヴァちゃんといいんちょ辺りと揉めたの?」
「お前超能力者かッ!? どうしてわかったッ!?」
「いや大体把握できるから……」

銀八と和美が会話をしていると、他のメンバーもゾロゾロと歩いてくる、沖田以外……

「あれ? トシ、総悟何処行ってんだ?」
「知らん、散歩にでも行ったんじゃねえか? あいつが何処で何しようがどうでもいい」
「何か「あ~こっちにお市がいる気配がする」とか行って鎖振り回しながらあっち行きましたよ?」
「探せぇぇぇぇ!! 草の根分けてあのバカ探せぇぇぇぇ!!!」

刹那がボソリと言った後、すぐに大声で土方が必死に叫んでいると背後からジャラジャラと音を立てながら人影がこっちに向かって歩いてくる

「すいませ~ん、遅くなりました」
「総悟ッ!? テメェ今まで何処で……」

土方が振り返って怒鳴ろうとしたが急にトーンダウン、そこには相変わらず無表情の沖田総悟、そして彼が持っている鎖の先には……





「どうしたんですか土方さん? そんなに俺のペットが珍しいんですかい?」
「いやペットってお前……」

沖田が言うペット、それは鎖に繋がれ大人しく首輪を付けている……

「おい自分で自己紹介しろメス豚」
「柿崎美砂です、よろしくお願いします」





こちらにペコリと一礼する美砂に、銀魂メンバーとネギまメンバーは絶句の表情を浮かべ固まった。

「……あれ? その人僕の所のクラスの人に凄く似てるんですけど……」
「他人の空似じゃねえか? これは俺の、おいそこに四つん這いになれ」

ネギが恐る恐る質問するが沖田は否定して鎖を引っ張って美砂に指示、彼女は無表情で0.5秒でその場に四つん這いになり沖田は彼女の腰にドカッと足を組んで座る

「俺の椅子です、ちょうど立つのダルイなと思ってたんでここに帰ってくる前にちょっくら」
「いや何してんですかあんたァァァァ!!!」

美砂の上に座っている沖田についに群集の中からネギが大声で叫んだ。後ろからアスナが走って彼に近付く

「サドォォォォ!! あんたやっぱり駄目だわッ! ここに絶対来ては行けない男だわッ!! すぐ帰れッ!」
「イヤに決まってんだろ、俺はまだ一番星のターゲットを仕留めてねえ、こんなのまだ準備運動にもならねえぜ」
「駄目だこいつ……早くどうにかしないと……! 柿崎ッ!! 今助けるから待ってなさいよッ!!」

アスナはイスされている美砂を助けようと彼女に近付くが

「邪魔すんじゃないわよッ!!」
「え、何で助けようとしている人に怒られたの私ッ!?」

突然アスナの方に顔を向けて怒鳴り声を上げる美砂にアスナは戸惑いの表情を見せる

「あんたまさかそれ好きでやってるわけじゃないわよねッ!?」
「好きだからに決まってんでしょッ! ご主人様に手を出したらぶっ飛ばすわよッ!?」
「ご、ご主人様ァァァァ!? もしかしてコイツの事ッ!? ちょっと待ってッ! てかあんた彼氏いるのに何そんな事してんのよッ!!」
「彼氏なんてご主人様と会って5分で電話して別れたわよッ! 付き合って数ヶ月だったけど一度もキスせずに、捨ててやったわッ!!」
「ちょっとォォォォ!! 何か性格変わってんだけどこの娘ォォォォ!!!」

沖田の調教のメスにより完全に沖田のメス豚になってしまった柿崎美砂が形相を変えてアスナを怒鳴りつける、それを見ていたネギはその場に両手をつきがっくりうな垂れる

「僕の生徒が……お師匠さん僕はもう生徒を護れませんでした……」
「柿崎? 誰だっけ?」
「いや僕等の所の生徒ですよ……」

銀八はどうでもよさそうな目で自分の生徒を見る。そんな同僚にネギは小さな声でツッコむ

「これは大変な事になりましたッ! 銀魂代表の沖田選手が既に生徒の一人を手駒にしていますッ! 暴挙ですッ! これはクロス先の作品に対する暴挙ですッ!!」
「う~んあの娘は結構コロリと別の男についていくタイプだと思ってたけど、まさかこんなに簡単に自分のモノにするなんて……沖田っていう人危険だね……」

花野アナが叫び、和美は沖田を見ながら難しい表情を浮かべていると、突然花野アナの腕時計が鳴る、もう始まるのを宣告して結構経っている。

「おーっと時間通りに行こうと思っていたのに試合開始より10分も遅れてますッ! もうトラブル、ハプニングばっかで全く進みませんッ! 皆さん集合して下さいッ!!」
「サド王子、あんた降りなさいよッ!」
「だから邪魔すんじゃないわよッ!」
「おい俺の許可なしで喋るなメス豚」
「すいませんご主人様ッ!!」

全く聞いていない

「皆さん集合ッ!!」
「トシ、俺ここ来る前にすっごい胸がデかい人にあったんだよッ!!」
「あそこに座っている女だろ?」
「だろッ! 一体お妙さんの何倍デカいメロンなのかなッ!? まるでシングルマザーのようなあの豊満な……がはッ!!」
「近藤さんんんん!!! 何で頭にバナナが刺さったッ!? 何処だッ!? 何処のスタンド使いだッ!?」
「いえ土方さん多分あの人ですね……千鶴さんの背中から黒いオーラが見えました……」

聞いてくれない

「集合ッ!!」
「銀さん、今週のジャンプどうでした?」
「ワンパークがすっごい事になってた、いま盛り上がりまくってるよ白ひげがすっごいんだよ」
「マジですか? ギンタマンはどうですか?」
「あ~まだ後ろの方見てないわ、ジャガーさんのちょい前にいっつもあるよねアレ? まあ早く潰してハンガー×ハンガーの連載再開をして欲しいね」
「そろそろ決着つけますか銀さん」

聞かない

「集まってくださいッ!」
「新八ッ! お前もし負けたら次回からは名前オール伏せ字ネッ!!」
「いや止めてよッ! もし負けたら僕もう誰が誰だかわかんなくなっちゃうじゃんッ!!」
「あれ神楽ちゃんその人誰なん?」
「○○アルッ!」
「おいッ! もう伏字にしてんじゃねえよッ!」

聞かず

「8時だよ全員集合ッ!」
「千雨さん、先週万事屋にいませんでしたが何か別の用事が会ったんですか?」
「ほう、こいつが銀時にくっついていないなんて珍しいな」
「私だっていつも一緒にいるわけじゃねえよ……」
「押して駄目なら引いてみるですか、千雨さんらしいですわね」
「どんな事考えてんだお前……」

……

全く話しを聞かない一同を花野アナは見渡して……

「おい聞けよテメェ等ァァァァ!! こちとら休みなのにわざわざ来てやってんだよコラッ!」
「花野さん落ち着いて落ち着いて、こんな所で怒ったらこの先身が持たないよ……」

激昂している花野アナを和美が大人の態度で自分より年上の彼女を疎めていた











外伝Ⅱ 空気の読めない奴は必ずクラスに一人はいる

しばらくしてやっと集合してくれたメンバーに花野アナはピリピリしながら競技の説明を始めた

「え~それではルール説明です……今回は8対8のドッチボール戦、内野5人、外野3人、特例により顔面セーフはありません、これがあると何回も顔面にぶつけようとするプレイヤーがいると思うので」

手短かに説明する花野アナにメンバーの後ろで美砂にまだ座っている沖田は不満そうな顔を浮かべる。

「んだよそれじゃあ同じ奴に何回も顔面にぶつけられねえじゃねえか」
「アンタが考えている事ってそればっかね……」

沖田の隣りに立っていたアスナはサド振りを発揮する沖田にもう修正するのは無理だとあきらめて険しい表情を浮かべた。

「まだ両方のチームには方や5人、方や6人ですから8人そろってないので早急に集めて欲しいと思います」
「えッ! いや待ってくださいよッ!!」

花野アナの話を聞いて新八が挙手する

「僕らこの面子しか今日来てませんよッ! どうすればいいんですかッ!」
「安心しろぃ新八君、俺はこの世界で色々と使える奴を知っているんでね、今携帯で呼んでやるよ」
「使える奴……? 沖田さんってまだ本編入りしてないのに何でそんなのいるんですか?」

新八の不安をよそに沖田は携帯を取りだし向こうの相手と喋り出す。

「オレオレ、十秒以内に来い、遅刻したら鼻フック以上」

短絡的に説明して沖田はピッと携帯を切った。

「すぐ来るんで」
「お前一体どこで会ったんだよそんな奴……?」
「いや、今日来る前に昨日忍び込んでいる時に偶然会いましてね、土方さんが我が物顔で住んでいる中等部の女子寮は見つかりませんでしたが」
「何普通にカミングアウトしてんだテメェッ!!」
「間違えて高等部の方に行っちゃいました」
「……高等部?」

土方が首を傾げ、沖田が頭を掻いて反省していると……

「ただいま来ましたご主人様ッ!!」
「おせえぞ粛清してやろうか」
「すいませんッ!」
「出来ればして下さいッ!」
「いや誰コイツゥゥゥゥ!!」
「俺のメス豚、A、B、Cです」

猛スピードで走ってきた三人組の女性が沖田に跪いて謝るその光景は王様と召し使いの図である。それを見ていたアスナはジッと三人組を見た後、ハッとしてある事に気付いた

「アンタ等、高等部で今だにドッチボールばっかしている変な集団じゃないッ!」
「誰が変な集団ですかッ! 麻帆良学園聖ウルスラ女子高等学校の生徒で、ドッジボール部『黒百合』の主将の英子ですッ!」
「ビビですッ!」
「しぃですッ!」

原作にてアスナ達とドッチボールの試合挑んだ。黒百合の三人組だ。どうやら昨日のうちにすっかり沖田によって洗礼されてしまったらしい……

「アンタって本当に悪魔かなんかじゃないの……」
「人聞きの悪い事言ってんじゃねえよ、おいメス豚A肩揉め、Bは新聞買って来い、Cは土方を罵れ」
「はいッ!」
「急いで読売買ってきますッ!」
「死ね土方ッ!」
「何だテメェやる気かコラッ!」

メス豚Aこと英子が沖田の肩を揉み、Bことビビは新聞を買いに行き、Cのしぃは土方に真正面から暴言を吐いていた。

「よし総悟の人徳のおかげで何とか人が集まったなトシッ!」
「あれ人徳じゃねえッ! 完璧な調教だろうがッ!」
「土方さんの周りって本当大変ですね……」

勘違い振りを発揮する近藤に土方はしぃの胸倉を掴みながら彼に向かって吠える。そんな図太い精神の上司と目の前のドS部下を持っている彼に刹那は苦笑するしかない。







「どうしよう沖田さん……あんな事しちゃってるよ僕等完璧ワル者だよ……」
「でもあのバカのおかげで頭数揃ったアル、そっちはまだ足りてないようだけどな、キッヒッヒ……」

新八は額に汗をかきながらサドリストを眺めて不安に思っていたが、反対に神楽はいやらしい笑みを浮かべながらあやかに向かって挑発していた。それを見て彼女は顔をムッとする

「馬鹿にしないで下さいここは私達の世界、メンバーなんてすぐ足りますッ! 夏美さん、千鶴さんッ!」
「頑張っていいんちょ~」
「ファイトよあやか」
「既に見物人ポジションッ!?」

あやかが号令しても夏美は千鶴は壁にもたれて手を振って観客になっていた

「何やっているんですかッ! あなた達がいれば足りるんですよ早く来てくださいッ!」
「いやもう私疲れちゃって……ここまで来るのにダブルボケにツッコミまくってたんだから……」
「ごめんなさいあやか、私、人に物ぶつける事なんて乱暴な事出来ないわ」
「えッ! ちづ姉、近藤さんはッ!?」
「私はゴリラさんに何もしてないわよ夏美」
「え……えェェェェェ!?」

すっとぼけて笑みを浮かべる千鶴に夏美は驚きの声を上げている。
この二人は無理と察しあやかは首を振って深いため息をついた

「全く……エヴァさんと千雨さんは?」
「友達なんぞおらん」
「私もいねえ」
「そんな学校生活で楽しいんですかあなた達はッ!?」

エヴァはキッパリと千雨はぶっきらぼうに言う、あやかは心の底から彼女達の行く末を心配して再びハァ~とため息をついた

「もう誰でもいいから早急に集めないと……」
「その必要は無いぞ、この俺が来たからにはもう安心だ」
「え?」

見知らぬ声が聞こえ、あやか後を振り向く。チリンチリンと音が鳴り自転車をこぐ音、そこには……

「このカツオブラザーズがおぬし等に手を貸そうッ!」
「は、はい……?」
「兄さん漕ぐの疲れたからもう下りていいですか?」
「よし俺も疲れたから下りよう、すいません自転車置き場って何処ですか?」
「私に聞くなロン毛バカ」
「ロン毛バカじゃないカツオだ」

突然二人乗りの自転車で颯爽とやって来た二人組。二人とも赤と緑で統率する服装と青いオーバーオ-ル、どっからどう見てもあのメジャー級の兄弟にしか見えない。そこに新八と神楽が急いで駆けつける

「何やってるアルかヅラッ!」
「おおリーダーではないか、悪いがエリザベスとはぐれてしまってな、何処に行ったか知らないか?」
「何普通に話してんですかッ!? アンタ僕らサイドでしょッ! 何でそっち側に……あれ? ていうかその人ッ!?」
「あ、弟のクイージです、兄がお世話になってます」
「あ、どうもこんにちはってオィィィィ! 桂さんこの人って一体何ッ!?」

やってきたブラザーズに新八はツッコむ、彼が一番気になった点は何故来たのか、何故そんな服装なのかではない。兄の後ろにいる弟だ(余談だが弟は兄と違い付けヒゲをつけていない)、
その質問に兄は自転車あら降りてその場に止め、そして新八の方に振り向いて親指を立てて自身満々に答える

「俺の新たに加入した攘夷志士だ」
「違います」
「あともう一人いるのだが「んなもん行くかボケェ!」って言って断られた」
「私も断ったんですけど私は無理矢理ここに連れてこられました」

所々に弟が笑顔で口を挟んでくるので、兄の意見は新八は半ば信用出来なかった。兄の方と新八は何かと縁があるのだが、彼の意見はかなり自分勝手だ。

「じゃあその人は桂さんの知り合いだとして……桂さん、どうしてそっち側につくんですか?」
「なに、困っている女性をほおっておく程腐ってないからな、何て言ったて俺は侍だッ!」
「あなた達みたいな変な二人組に助けられる筋合いはありませんわ」
「そんな事言うなピーチ姫、姫がピンチになったらすぐに駆けつけるそれが我らカツオブラザーズッ!」
「誰がピーチ姫ですかッ!」

親指でグッと自分を指差してノリノリの兄の方にあやかがツッコンだ。

「私は知らない人達と共闘なんて……」
「何やってんだテメェ等、さっさとやって帰ろうぜ、もう何ページだと思ってんだコノヤロー」
「銀さんッ! 何か変な兄弟がッ!」
「兄弟?」


何やら騒がしいと思い近付いてきたのはタバコをくわえながらやってきた銀八。それを見てすぐにあやかは彼に近付く。彼女が指差した方向には

「兄さん、ジュゲムがいるよ」
「誰がジュゲムだっつーのッ!」
「おい貴様アルだろッ! 何バカとバカやってんだッ!」
「アルでもバカでもありませんクイージです」
「バカじゃないカツオだ」
「うるさいバカブラザーズッ! 何誇らしげに二人で自分の名前言ってんだッ!」

カツオブラザーズが千雨とエヴァで遊んでいた。それを見て銀八はタバコを捨ててあやかに向き直る。

「あれは大丈夫だから赤い方は認めたくねえけど知り合いだからさ、緑は知らねえけど」
「本当に大丈夫ですか……?」

銀八が言っているがそれでも少々不安である。すると兄弟が振り返り弟が銀八を指差す

「兄さんクッパがピーチ姫をさらおうとしているよ」
「おおッ! おのれクッパめッ!」
「誰がクッパだッ! テメェ等いつまでマリオごっこしてんだコラッ!!」

兄弟にお決まりの姫を浚うラスボスと認定された銀八が兄弟に向かって吠えた

「何か面白くなりそうやな~ネギ君」
「そうですか……僕はもう始まる前に心身ボロボロです……向こうの人達って本当何が何だか……」

かくしてついに各々メンバーが集まり、2つの作品の対抗戦が始まるのであった















「それでは皆さん白線が引いてあるコートの中へ入ったので試合を開始しようと思います、改めて実況は花野アナが送ろうと思います」
「じゃあ私は解説役でもやろうかな」

それぞれのメンバーがコート内に入っていく。ついでにメンバーは
実況 花野アナ 解説 和美
主審 銀八、ネギ
銀魂勢、内野 近藤、土方、沖田、神楽、新八 外野 黒百合三人組
ネギま勢、内野 アスナ、刹那、エヴァ、千雨、あやか 外野 カツオブラザーズ、木乃香。
以上である

「おい雪広あやか、長谷川千雨、私に飛んできたら全力でぶつかれ、そして散れ」
「イヤです、エヴァさんがチャイナさんの球に当たって散ってください」
「いやアルッ! こんなミニ乳狩ってもヒロイン獲得には遠く及ばないアルッ!!」
「今ミニ乳って言ったなッ!? しかも私を倒してもヒロインになれないだとッ!? 貴様等ッ! あのチャイナは私の獲物だからなッ!」
「あ~当てろ当てろ出来ればあそこのメガネもやってくれ」

小ばかにされたエヴァは神楽を指差してあやかと千雨に向かって叫ぶ。
一方アスナは相手側のコートでPSPを夢中でプレイしている男を見る。彼女のターゲットは

「車に轢かれた仕返しを今ここで返してやるわよ……あとアイツに洗脳された生徒達の為にも……」
「アスナ頑張ってな~」
「ええ、もうR-15指定になるぐらいにぶちのめしてやるわよ」
「それはちょっとヤバイんちゃう……?」

何やら危険な発言をさらりと言うアスナに外野に立っている木乃香は困った顔を浮かべる、ふと他のメンバーを見ると敵陣営を見物していた刹那がいたので木乃香は声を上げる

「せっちゃ~ん頑張ってや~」
「お嬢様……出来ればあまり土方さん以外の人とは関わりたくないのですが……変な人ばっかだし特に……」
「でもみんな悪い人には見えへんからええやん」
「お嬢様これ終わったら眼科行きましょうッ!」

刹那は木乃香の応援を聞きながらもあまりテンションが上がらない。土方は知り合いなのでまだいい、だが沖田は危険とわかっているし、クーフェイみたいなチャイナ娘も拳を鳴らしかなり威圧感がある、あそこの地味なメガネの男はまだわからないが……だがどうみても危険というか危ないというべきか、今はバナナが刺してあった場所を千鶴が持ってきてくれたガーゼを付けているあの男だ、これをやる前にやっと土方にツッこまれ気付き、慌ててバナナを2つ取った瞬間、背中と額から噴水が湧き上がったのは言うまでもない

「トシ、総悟よ、この試合の勝ち負けにより俺がいかに凄い男が見せつける為のショーでもあるんだこれは、だから俺は勝ちたい、銀魂に真撰組ありと読者と向こうのメンバーに見せてやるぞッ!」
「もう凄い男ってのは認知されてるんじゃねえのか? 額にバナナ生やす人なんて世界中に近藤さんしかいねえぞ」

準備運動の屈伸をしながら近藤はタバコを吸っている土方に激を飛ばすのだが、どうも見た目からして迫力がない、所々体を動かす度にガーゼがある傷口から赤い液体が漏れている。

「近藤さん血が出てる、血が」
「そう俺達はここまで来るまで多くの血を出してきたな」
「いや現在進行形で出してるから、ガーゼでおさえられないぐらい血が出てる」
「だが俺の夢はまだ終わっちゃいない、こんなゲームごときで倒れるわけにはいかない」
「ゲーム始まる前にそれ以上腕立て伏せしたら倒れると思うんだが」
「おかしい! 顔を地面に近付ける度に意識が遠のいていくッ! 俺の体に一体何がッ!?」
「もう病院行けやッ! 外科と、あと脳科に行って来いッ!」

腕立てふせして自分の血液を流して行く近藤に、ついに土方は尻を蹴って彼の自殺行為を止める。そんな事をしている頃、まもなくして花野アナが再び大声で叫ぶ

「それでは試合開始ですッ! 最初にボールを所持者は年齢のハンデにより麻帆良生徒の皆さんの方ですッ!」
「よぉぉぉぉしッ! アンタ等ッ! 相手側の軍団が二度と立てないぐらい倒すわよッ!!」
「立てないだけじゃ済まさんッ! 塵に返すぐらい叩き潰すぞッ!!」

アスナとエヴァは相手側に殺気を燃やして味方陣に鼓舞するのだが、刹那が申し訳なさそうに二人に入ってくる。

「あの……土方さんが相手だとやりにくいので私は傍観してて良いですか……?」
「何を言っている桜咲刹那ッ! ああいう毒性の強い奴等は早めに駆除しておかねければ、貴様の大切な近衛木乃香に被害が及ぶぞッ! 八話の時のお前はどうしたッ!?」
「人の傷口をほじくり返すなッ!」

いらん事を言われて刹那がエヴァに胸倉を掴みかかって叫ぶ。土方と一緒に住んでいる内に何故か段々と彼に似てきていた。
向こう側にいた土方はタバコを吸いながら静かに観察している。
戦いが始まる前に敵の行動を見てどう動くか計算する。それが戦場を指揮する鬼の副長のやり方だ


「さっそく仲間割れか、まあ所詮寄せ集めの軍勢……勝てるな」
「いいのかトシ?」
「どうしたんだ近藤さん? ていうか病院行け頼むから」
「向こうにはお前の連れがいるらしいじゃないか?」

近藤が声を小さくして土方に声をかける。外伝1が始まっている頃はまだ土方は麻帆良入りしていなかったので、向こうには知り合い一人いなかったが、今回までくるのに土方は麻帆良入り。同居人の刹那とやりあうのはやりずらないのでは無いかと思ったのだ。だが土方はそれを聞いて鼻でフンと笑う

「確かにやりずれぇのはある、だが勝負は勝負、たとえ女だろうが、同居人だろうが敵になるなら全力で狩らしてもらう、まあ俺とあいつがボールを持った時だがな」
「じゃあ私はデカ乳を狩るアル」
「じゃあ俺はツインテールの小娘狩ります」
「よーし、わかったから得物をどっかに置いて来い、狩る意味が根本的に違えから」

神楽は常に持っている夜兎族の戦闘用日傘、沖田は常に腰に差してある刀を肩にかけ、命ごと狩ろうとする気マンマンなので土方は冷静に疎める。

メンバー内でそんな雑談をしていると向こう陣営に和美がアスナにドッチボールに使うためのバレーボールを渡しにくる

「わかってると思うけど怪我とか事故とかそういう事起こすのは注意してね」
「見てなさい朝倉、あのサドのムカツク顔に跡がつくほどの球をぶつけるから」
「あれ……人の話聞いてた?」

何か物騒な事を口走るアスナに和美は不安になりながらも彼女にボールを渡す。それを片手で受け取りアスナは目の前でクチャクチャとガムを噛みだした沖田を睨む。彼もその視線に気付き彼女と目が合う、ガムを噛みながニヤリと笑う

((この試合で……徹底的にぶちのめすッ!!!))
「銀さん、何かあの二人殺気が凄くないですか?」
「勘弁してくれよ全く、ああいう頭カラ二人は後先考えねえんだよな」
「でも僕の知り合いの人に『殺ると決めた時は全力で殺るのが礼儀』って言ってましたよ?」
「誰だよそんな物騒な格言言ってる奴、イチローでもそんな事言わねえよ」

お互いにメンチを切っている二人を眺めながら、ネギと銀八は疲れた様子で少し離れた所でイスに座りながらもうすぐ始まるゲームに間違いなく誰かが重傷者が出る、ネギは戦いの師との戦い、銀八は長年の戦いの経験によってそう感じた。

「まあいいやどうせギャグ小説だし適当にやろうぜ、という事でそばかす娘、笛吹く役お前に任せる」
「まず人のコンプレックスをあだ名にしないでよッ! ていうか何でそんな役やらなきゃいけないの……?」
「いやもう笛吹くのもめんどくさい」
「先生何しに来たの……?」

笛を吹く役目を銀八に押しつけられた観客の夏美が渋々戦いのホイッスルを鳴らす。
甲高い音と共に戦いの火蓋は切っておとされたのだ

「さあホイッスルが鳴りついに戦いの開幕ですッ! 所で朝倉さん、これって勝ったら両チームに何か利益あるんでしょうか?」
「麻帆良チームが勝ったら銀さんが、大江戸チームが勝ったらネギ先生がここのJOJO苑で勝ったチームにメシを奢るという利益が待ってます」

隣りにいた銀八はそれを聞いてイスからずっこけた

「いやちょっと待てェェェェ!! 聞いてないんだけどッ!? もしガキ共が勝ったら俺奢らされるわけッ!?」
「いいじゃん減るもんじゃないし」
「減るわッ!? 金銭的な物が減る気が減るわッ! あんなバカ高い所行けるかッ! 俺一回も言った事ねえんだぞッ!」
「じゃあ私もお願いしようかしら」
「じゃあ私も……」
「私とご主人様もッ!」


千鶴が高々と手を上げて銀八に笑いかけ、遠慮ごしに夏美の手がそろそろと上げ、何時の間にか千鶴の隣りに座っていた美砂が首輪を付けた状態で銀八に叫ぶ

「いやお前等試合参加してねえだろうが……おいテメェ等ァァァァ!! 負けんじゃねえぞコラッ!! 神楽ちゃんこれ勝ったら牛一頭コイツが奢ってくれるってッ!」
「マジかヨッ! キャッホォォォォイッ!!」
「ちょっとあの人そんなに食べるんですかッ!? 神…お師匠さん並ッ!?  僕だってそんなお金持ってませんってッ!」
「いけェェェェェェェ!!! 勝てばネギから焼肉食い放題プレゼンツだぞォォォォ!!」
 
 ぴょんとぴょん飛んでる神楽を見てネギが慌てて銀八に抗議しようとするが全く無視、銀八は己の財産の為に江戸の仲間達に大声で叫んでいた。

「土方さん、旦那がこれ勝ったら俺達焼肉パーティ出来るって言ってますよ、土方さんの仲良しの生徒連れてきてくれませんかね? あの前髪の長い女」
「そんなもん誰が……っておい総悟前ッ!」
「ん?」

土方が叫ぶ頃には既に沖田の前方から豪速球が飛んできている。

「死ねサドォォォォォ!!」
「おおっとッ! 既にアスナ選手、沖田選手が油断している隙にボールを放り投げていたァァァ!」

花野アナがマイクを握り締めて叫ぶ、アスナは沖田と土方が喋っている隙にすでに力の限り沖田にロックオンしてボールを投げていた。彼女のバカ力によりボールの速さは半端無い豪音を立てて沖田に襲いかかるそして

ボールを当てるだけでは本来聞こえないはずのズドォォォォン!! という砲撃音が聞こえる

「終わったわね……あばよサド」
「アスナ選手の投げたボールが沖田選手の顔面にヒット……あれ?……いや違います無事ですッ! 沖田選手は……なんという事でしょうッ!」
「へ?」

アスナが勝利を勝ち取ってと確信して後ろを向いた時、花野アナが叫ぶ声が聞こえる。耳を疑いもう一度振り返ったそこには……

「沖田選手ッ! 麻帆良の女子生徒を盾に使っていたァァァ!! 一瞬の出来事ですッ! あの生徒はさっきまでこっちにいたのに本当に一瞬ですッ!」
「って柿崎ィィィィ!! アンタまた何されてんのォォォォ!!」

ガムをくちゃくちゃと噛みながら沖田は余裕の表情をしている。彼の左手にはさっきまで千鶴の隣りに座っていた美砂がぐったりした表情で気絶していた

「危ねえ危ねえ、俺のリバースカード『メス豚のかかし』を伏せておいて正解だったぜ」
「何その生々しいリバースカードッ!?」
「ご主人様を守れるなら……本望……」
「ご苦労さん」
「柿崎さんッ! 大丈夫ですかッ!」

ぐんなりした美砂をコート外にほおり投げる。自分の生徒を目の前で盾代わりにされたネギは慌てて彼女に近寄った。

「柿崎さんッ! 早く保健室にッ!」
「本当は……アスナのじゃなくてご主人様のボールが欲しかった……」
「ああ駄目だッ! 別の意味で手遅れになってるッ!」

もういく所までいってしまった美砂にネギは深くうな垂れ、しょうがなく彼女は観客に座っていた千鶴達に任せた

「沖田選手、一般生徒を使いアスナ選手のボールをガードッ! しかし朝倉さんこれは反則ではないでしょうか?」
「コート外の人を使っちゃマズイよね……審判の二人、ここはイエローカード的なモノでいいんじゃない?」
「イエロー所か人としてレッドだと思うんですけど?」
「いやいや、あれはセーフじゃね? 思い出せ、サドに盾にされたあの娘っ子の表情を、任務をやり遂げた戦士のような顔じゃねえか、この戦士の犠牲にそれは無いだろ」
「任務をやり遂げて安らかに死んでいく戦士の表情ですよあれは、花京院やビッグボスもあんな顔してましたよ」

千鶴の介抱の元で休んでいる美砂を見ながらネギはここまでいってしまった彼女にショックを受けながら銀八にツッコんだ。


しばらく二人で話合った後沖田に判決が下された。

「次あんな事したら失格にしましょう、これ以上僕の生徒がやられるの見たくないので」
「しょうがねえな……」
「ということで沖田選手には警告が出されますッ! 次コート外の生徒に手をだしたら失格とされるので注意して下さいッ!」

銀八達の代わりに花野アナが叫ぶ、それを聞いて沖田は軽く舌打ちする。

「盾が無えとあのバカ力の攻撃を受け止めるの厄介になるじゃねえか」
「沖田さんアンタどんだけ読者敵に回そうとするんですか……? あの子のファンこれ見たら凄い事になりますよ……即打ち切りですよコレ……」
「心配ねえよ新八君、俺応援しますって意見結構来てるから、そう言った奴等を後悔させるぐらいとことんやってやろうと決めてるから」
「心配ありすぎなんですけどッ!?」

沖田に後ろから新八がツッコむが彼は全く聞いてはいない。そんなサディスティック星の王子を睨みながら、アスナは跳ね返ってきたボールを拾う

「盾が使えないならもう次で止め刺せるわね……」
「おい神楽坂明日菜、ボール貸せ」
「うん?」

沖田にもう一度ぶつけようと思っていたのだが不意に声が聞こえたのでアスナは後ろに振り帰る。後ろには腕を組んで立っているエヴァが彼女にボールをよこせと目で合図する。

「あそこのチャイナ娘ぶつけるからボール貸せ」
「エヴァちゃん空気読みなさいよ、ここはまずサド討伐に決まってんでしょ」
「いいから貸せ」
「イヤよ」
「貸せ」
「イヤ」

ボールを頑なに渡さないアスナとボールを要求するエヴァの間にピリピリした空気が発生している。お互い睨みをきかせ自分の意見を曲げないつもりだ。そこに学級委員であるあやかが間に割って出てくる

「何内乱始めようとしているんですか……? どっちが投げても良いから早くしてくれません?」
「雪広あやか、あそこでガム食ってる男とあそこのチャイナ娘、どっちが先に死んで欲しい?」
「殺さないで下さい、どんなゲームやらかそうとしているんですか」
「いいんちょッ! ここで私側になったらッ!」
「なったらなんですか?」
「ファミレスで天パと一緒にイチャついてた事はエヴァちゃんと千雨さんには黙っといて上げるわよッ!」





アスナが思わず口から放ってしまった言葉にあやかは時が止まる。エヴァはそれを聞いてアスナからあやかに矛先を変えて目を細める。

「誰とイチャついていたって……?」
「アスナさん……目の前の人誰だかわかりますか……?」
「あ、ごめん言っちゃったわ」

全く悪びれもせず謝るアスナにあやかはいつも以上に彼女に腹立ったが、怒る前にエヴァが歯軋りしながら彼女に近付く

「私が見ていない所でお前は随分と好き勝手に銀時の奴を誘惑しているらしいな、おい長谷川千雨」
「な、なんだよ……」
「お前はどう思う?」
「べ、別に……銀八がいいんちょと何処で何しようが……」
「相変わらず素直になれん奴め、だからお前はいつまで経っても……」
「あのすいませぇぇぇんッ!! 試合進まないんですけどッ!?」

エヴァが試合そっちのけで別の話しで盛り上がってきているので花野アナがメンバー勢に大声で叫んだ。それを聞いて彼女は舌打ちする

「まあいいお前と銀時の事はこれが終わってから聞く、おい神楽坂明日菜ボールをよこせ」
「だからイヤだって……」
「アスナさん聞いて上げなさい、この子すぐ駄々こねますよ」
「人を子供みたいに言うなッ!
「いや子供だろうが、神楽坂もう上げろって」
「ったくしょうがないわね、ほら」

アスナはエヴァにボールを渡すのに不満だがあやかと千雨に言われて渋々と彼女にボールをひょいっと投げる。

「よし、本当は雪広あやかにぶつけてやりたいが、ここはあのチャイナに……」

エヴァはボールを両手で握り締め、目の前で不敵に笑っている少女を睨む。

「かかってこいヨ、ミニ乳ふぜいのオメーが私に敵うと思ってたら大間違いアル……」
「精々吠えろ……貴様の敗因はたった1つのシンプルな答えだ……お前は私を怒らせた……」

ボールを強く握り締め片手で投げる体制に入るエヴァ、それに真っ向から迎え撃とうとする神楽。ドドドドドドドという音を響かせながら己のヒロインのプライドを賭けついに戦いの激化が始まろうとしていた。







「私達どうすればいいんですかね……?」
「適当にやってりゃあいいだろ適当に」

エヴァと神楽が睨み合っているのを遠くから敵味方を仕切るセンター線の所で刹那と土方が座って観戦者のように見ていた。

「ていうか土方さん、試合中はタバコ吸うの止めませんか……?」
「これは俺の体の一部だ、死んでも手放さねえ」
「そうですか……」
「なあお嬢さん、俺さ~女の子相手にボールなんてぶつけられないんだけど」
「せっちゃん当てちゃ駄目やからなゴリラさん」
「一回マジで聞きたいんだけど俺って本当にゴリラに似てる……?」

刹那と土方が二人で話している近くで、近藤が外野にいる木乃香に笑顔で軽く傷付けられ泣きそうな顔を浮かべていた















次回予告
「どうも~今回ロクに喋れる機会が無かった朝倉和美です、でもまあ次のおまけ話では私メインだから別に良いかな……それはさておき今回遂に激突した両軍ッ! 沖田さんは好き勝手やるし、アスナは殺意むんむんだし、エヴァちゃんとあのチャイナさんはどんどん険悪になっていくし、もうねカオス過ぎて見ているこっちも……次回も沖田さんは大暴れだし、チャイナさんも相変わらず毒舌だし、ゴリラみたいな人は相変わらずゴリラだし、あの兄弟は本当わけわかんないし、遂に出番がある黒百合はもうキャラ変わってるし……こんな話しだけど次回も見てくださいね~次回外伝Ⅲ『「ボールは友達恐くない!」って言った奴ちょっとツラ出せや』をお楽しみに~そういえば銀魂勢に一人ロクに出番が無かった人いたよね?」
「○○アルッ!」
「だから伏せ字にしないでよッ! 次回は僕の出番ありますよねッ!? 志村新八の出番あるよねッ!?」
「それでは次回~」
「私よりデカ乳の方がヒロインっぽいって言った奴、ちょっと体育館裏来いヨ~」
「何か言えよテメェ等ッ!!」





















注意・このお話しは本編とは一切関係ありません、作者が日頃暇つぶしに書いてたら出来たもう1つのネギま×銀魂クロス作品です

『三年Z組 朝倉先生!』

偏差値がぶっちぎりに低い銀魂高校。その中の3Zの生徒達は放課後にも関わらず補習授業という名目で全員集合させられていた

「はいじゃあ、今日は常日頃からふざけている君達にこの作品が読者にどう思われているかを教えて上げるね~」

どこぞの万年やる気のない教師が着ている白衣を着て、口にはレロレロキャンディーをくわえてニカっと笑い、朝倉和美が教壇に立ち生徒達を見回す。そこから恐る恐る誰かが手を上げる、3Zの数少ない常識人、志村新八

「すいません……何が起こっているのかさっぱりわからないんですけど……ていうか銀さ……銀八先生はどうしたんですか?」
「この作品どう思われてるか知ってる? 『映画で例えるとジャッカスですね』って言われてんだよ? つまりやること成す事が『やりすぎ』って事、という事で毎日はっちゃけているアンタ達に今何が必要か問おうと思います」
「あれ無視……?」

新八の意見を聞こえていないように無視をして和美は周りを見渡す。そこからビシッと生徒の中から手が上がった
ここの学級委員である桂小太郎

「先生! ガンダム好きの読者がやたら多いのでガンダム出せばウケるかと思いますッ!」
「桂君、これは銀魂とネギまのクロス小説だからね? 麻帆良学園にストライクガンダムでも出したら不自然極まりないよ」
「違いますよ先生ッ! 俺はジャスティスに乗りたいんですッ!」
「はいはい、他無い他~?」

やたらと空気の読めない生徒、桂をスルーして和美は他の生徒にたずねる。しばらくして生徒の中からタコさんウインナ―を箸で食べながら、牛乳瓶のような眼鏡を付けている女の子、神楽

「チャイナキャラがッ! クチャクチャッ 向こうにいるのでッ! ニチャニチャッ 一人残らずッ! グチュグチュッ 消滅すれば良いと思いますッ! ペッ!」
「喋るかウインナー食うかどっちかにしてね~後半噛んでいる音じゃなかったし、あと何で最後吐き出したの?」
「先生ウインナ―じゃありません、タコさんウインナ―アル」
「結局はウインナ―じゃん……他無いの他~?」

頭を掻き毟りながら神楽にツッコンで再び回りを見渡す

「先生! 私どうしても言いたい事があるんですッ!」
「猿飛さん? 確かこの小説では初登場だよね?」

手を上げて立ちあがったのはメガネッ娘属性を持つ『さっちゃん』こと猿飛あやめ、元お庭番衆、現銀時の初代ストーカーだ

「先生、向こうではやたらと私と被るキャラが多すぎますッ! 即撤廃をッ!」
「そう? 誰かいたっけ?」
「いますッ! 忍者キャラ被ってるのもいるし、メガネッ子もいるし、あとドMキャラもさっきの話しで誕生してたし、ていうか私の題目でもあるストーカーキャラ被っている女とか、私の声と被ってる女もいるしッ!」

指を折って数えてふつふつと怒りをチャージするさっちゃん、最後には机をバンと両手で叩きそして

「何よりあの銀さん寄り添ってるあの女がッ! 何よあの口調ッ!? そんなにキャラ立たせるのに必死なのッ!? お嬢様キャラで銀さんを誘惑してドロボウ猫にも程があるわッ! 前回の話しで人気沸騰したから調子乗るのよッ! きっとそうよッ!」
「うんわかったわかった、はい次~」

吠えるだけ吠えて結局は個人の理由なので和美はめんどくさそうに手を振って話しを終わらせ、他の生徒に向かって聞く。すると

「先生ッ! 是非とも若の本編入りをお願いしますッ!」
「東城君……だよね? 何か初登場多いな、若って?」
「はい! ここでまるでお人形のような体つき、ですが強靭な魂を持つ柳生家の宝ッ! そうッ! この若の本編入りになればこの作品の印象もガラリと変わるでしょうッ!」
「止めろ東城、僕はそんな事に興味は無い」

長髪をなびかせ今回初登場の東城歩がビシッと隣りに座っている、左目に眼帯を付けたポニーテールの女の子、柳生九兵衛を支持するが彼女はそんな事に興味は毛頭無いらしい

「何でですか若ッ!? あそこの世界に足りないキャラッ! そう、それは眼帯キャラッ! 作者も大好きな眼帯キャラッ! もう眼帯キャラだけで次々と世の男共が寄ってきますぞッ! まあそんな男が来たら即私がぶった斬りますがッ! まず手始めにこれ書いてる眼帯フェチをぶった斬りましょうかッ!?」
「いや結局アンタは九兵衛ちゃんをどうしたいの……?」
「若が出れば私も出れますのでッ!」
「何自分の主人をダシにして自分も出ようとしてんのよ……」

趣旨を理解して和美は呆れながら東城にため息をつく。要するに自分が一番出たいらしい、そんな事をしていると九兵衛が隣りに座っている女性の方へ向く。短いポニーで見た目は美人、中身は腹黒、新八の姉、志村妙

「妙ちゃんは本編入りとか考えてる? 妙ちゃんが出るなら僕も出たいと思えるけど」
「私はいいわ、だって私が出たらレベル高すぎてあそこの女の子達みんな影薄くなるじゃない、作品として成り立たなくなるでしょ、元々成り立ってないけど」

笑顔でさらりと酷い事を言うお妙、それを遠くから聞いていた風紀委員長の近藤勲がイスから立ちあがり振り向く

「お妙さんッ! 確かにお妙さんが来たらそれこそ読者の奴等はネギまキャラそっちのけでフィーバーですよッ!  でもお妙さんが出れば俺とお妙さんのカップリング小説が生まれ……ゴホォッ!」

近藤が良からぬ事言う前にお妙は机の中にあった百科辞典を飛んでくる、見事近藤の眉間に直撃しその場に崩れる。

「気持ち悪い事言わないでゴリラのくせに、百科辞典を思いっきり顔面にぶつけられたいの?」
「いえさっき投げましたよね……」

鼻血をポタポタと出しながら近藤はゆっくりと立ちあがる。末恐ろしいお妙に恐怖を抱きながら苦笑する和美はこの空気を改善するため、こっちから誰かを指名しようとする。

「もうみんなふざけすぎ~じゃあ土方君、何かある?」

教壇に肘をついて、適当に目に入った男、近藤の右腕 土方十四郎を指差す。だが彼は真顔でキッパリと言う

「いや無いっすよ、俺は本当そういうのどうでもいいんで」
「本当に何も無いの?」
「無いっすね」
「嘘だ~本当はのどかちゃんともっとラブラブしたいとか考えてんじゃないの~?」
「何でそうなるんだよッ! 考えてるわけねえだろうがッ!」
「先生ッ!」

ニヤニヤ笑いながら和美が土方を追求していると彼の後ろから一人の生徒。毎度お馴染みサド王子、沖田総悟が立ちあがる。

「土方さんとあの少女のカップリング考えてみましたッ!」
「テ、テメェッ! 何考えてんだコラッ!」
「お、イイね~続けて続けて」

沖田は土方が怒鳴っているのにも関わらず楽しそうにしている和美に一回咳をして話し出す

「まず土方さんがターゲットを、見晴らしの良い絶壁に連れて行きます」
「あ~ベタだね~所でなんでターゲット?」
「二人でみる夕日はなお美しく見えます」
「うんうん」
「まさに二人だけの世界」
「イイね~」

沖田はそこで一旦言葉を区切って

「そこを俺が後ろからバズーカで一発ぶちこみます」
「めでたし、めでた……くないよッ! 何そのラストッ!? 何でそこに沖田君が出てくるのッ!?」
「いや楽しそうだから俺も混ぜて~的な?」
「楽しそうだからってバズーカ撃っちゃ駄目だからッ! 勘弁してよ~土方君はのどかちゃんと純愛をしたいんだから、そんなドロドロしたの望んでないよ~」
「お前等本当いい加減にしろッ!」
 
席から立ちあがって土方が叫ぶが和美はケラケラ笑って全く聞いていない。

「大丈夫、先生は応援しているから」
「うるせえよッ! 何で本編でも一切絡みが無いアンタに応援なんてされんだよッ! つーか俺とアイツは知り合い程度だぞッ!」
「銀さんや千雨ちゃんも似たようなごまかし方してたね~」
「ごまかしてねえよッ!!」

和美にすっかり遊ばれた土方は、どう考えてもこの娘はそういう話しが好きなタイプだと考え、舌打ちした後渋々席に座った。

「じゃあ土方さんの恋愛話はひとまず置いといて~」
「だから恋愛話じゃねえって……」
「何か無い~?」
「ハイハイハァァァァイッ!!」

目の前で思いっきり手を上げるので和美は仕方なくその少年を指差す

「んじゃそこの地味な眼鏡の人」
「何で初登場の東城さんとか猿飛さんは名前言ったのに僕の名は言わないのッ!? ここのツッコミ担当の志村新八ですってッ!」
「ごめんごめん、私キャラが薄いのあんまり興味無いから」
「さりげに酷い事言いますね……話しを戻しますが、やっぱり原作レギュラーであるこの僕とかを出した方が良いと思うんですよ、きっと読者に一人や二人望んでいるはずだと思うんですけど……」
「誰も望んでないと思うよ、はい次~」
「あれ何か冷たくないッ!? 土方さんの時はノリノリだったのに何で僕に対してそんなに冷たいのッ!?」

新八をそのまま無視して和美は他の生徒を見渡す。するとあれよあれよと生徒達が意見を出してくる
手始めにまた沖田が喋り出す

「先生! 麻帆良の生徒調教の許可をッ!」
「絶対却下、ていうかもう4人ほどやってるよね……?」
「何言ってんですか、俺の本命はあくまで能登ボイスと桑谷ボイスでさぁ」
「はい絶対却下ァァァァ!!」

次に神楽

「デカ乳いらないアルッ!」
「いやヒロインだから彼女」
「私がいるアルッ!」
「いいってコレ以上ややこしくなるから……」

次に近藤が立ちあがる
 
「先生ッ! やっぱ主人公を俺にしてハーレム物にしましょうッ!」
「保健の千鶴先生にまたお尻にネギ刺してもらおうか?」
「すいませんッ! じゃあヒロイン一人で是非お妙さ……ドゥホォォォ!!!」
「お妙さん……思いっきり目潰しするのはどうかな……」
「ウザかったんです」
「笑顔で言う事それ……?」

近藤が目を押さえてその場でゴロゴロしていると桂が立ちあがる

「先生ッ! ガンダムが駄目ならハルヒ出しましょうッ! 僕の友達にSOS団が二人いますんでッ!」
「私がSOS出したいよ……だからクロス違うって……」
「でも友達がハルヒと親しく話しているのを遠くから見ているのはツライから俺はイヤです」
「じゃあ何で言ったの……? 何なのこの人……」

それから東城と猿飛が立ちあがり叫ぶ

「若を出しましょうッ! そして私もッ!」
「東城、お前は自分が出たいだけだろ」
「何言ってのよッ! 私だって銀さんの側に行きたいわよッ! 四六中一緒にいたいわよッ! あのチビッ子とイチャついている銀さんをずっと屋根裏から見たいわよッ! そして金髪チビッ子がいない隙に私と銀さんは……ああ想像するだけで興奮してきたわ……」


段々自由になっていく生徒に和美は顔を苦ませ髪をワシャワシャと掻き毟しる、ここまでカオス過ぎるともはや学級崩壊というレベルではない。

「あ~もう落ち着いて、何か話しがズレて来てるよ~」
「何やってんだいアンタ等? とっくに授業終わったんじゃないのかい?」
「理事長ッ!」
「学校で何かうるさい声が聞こえると思ったら、やっぱりアンタの所の3Zかい」

教室のドアを開けて入って来たのは、かなりの年だが威厳のある存在感を持つ、我等が銀魂高校の理事長のお登勢だ。タバコに火を付け煙を吐きながら相変わらずの3Z生徒を見渡し、その後和美に顔を戻す

「で? 今度は何やってんだい? 前は「今見るべきの映画トップ3」とかわけのわからない話してたけどそれはもう終わったのかい?」
「あ、それは3位『20世紀少年3』と2位『ハリーポッター6』、1位『カイジ』に決まりました」
「物凄くどうでもいい情報だね」
「でも私は「カイジの役に藤原君は難しい」って言ったんですけどね」
「いやアンタにそんな事言われても何も起こらないから、デスノートでの月役はハマってたじゃないかい」
「個人的には天海さんの遠藤さんは見たいですけどね」
「カイジから離れろォォォォォ!!」

タバコを指に挟めながら一喝するお登勢、和美はアハハと笑った後彼女に質問する

「理事長は何か無い?」
「ふん、答えはもう決まってんだろこの作品に必要なジャンル……ちょっと待ってな」

そう言ってお登勢は教室から出て一旦ドアを閉める。しばらくして

ガララララッと教室を開けて出てきたのは

「必要なジャンルは……熟女だよ」

和美には見なれた麻帆良学園の制服を来ているお登勢が出現。それを見て和美はしばらく黙った後





「おえッ!」
「おいどういう意味だそりゃァァァァ!!」

あまりにもアレな服装のお登勢に和美は思わず吐き気をもよおした。

「すいません……キモすぎて本当小説で良かったな~と思いました……ウプ……」
「どんな感想だコラァァァァ!!」

しゃがみ込んで吐いてもおかしくない状況の和美が嗚咽をしながらなんとか喋る。

「いいかい、若ければ良いってもんじゃないんだよ、こうゆう熟女キャラを出せばそういうジャンル好きの男が寄ってくるのさ」

お登勢がようやく立ちあがった和美にいかに熟女が貴重か喋っていると、生徒の中から一人の一応女性……ネコ耳がトレードマーク(?)の神楽と同じ留学生のキャサリンが勢い良く立ちあがる。

「ダッタラ私モ出セバ良イジャネエカッ! 年増トネコ耳ッテ最強ジャネエカッ!」
「ネコ耳は貴重だけど持ってる人があなただから無理」
「フザケンナヨッ! 世ノバカナ男共ハコレデ一発デ落チルンダゾコラッ! テイウカ読者何デ私ヲ出セッテ言ッテコナインダヨッ! バカカッ!? バカナノカッ!?」
「カタコトで見ずらいんだけど……とりあえずあなたの本編入りは100%無いから」

キャサリンに対してめんどくさそうに受け流して早く座るよう促して、和美は彼女をなんとか黙す。
しばらくして重いため息をついた後、教壇から生徒たちに向かって

「結論、このまま『やりすぎスタイル』で行きましょう」
「え、いいんですかッ!? このまま野放しスタイルで良いんですかッ!?」
「だってあれやろうこれやろうって言っても結局はいつもバカしかしてないじゃん、所詮私達は何でもかんでも行き過ぎしか出来ないんだよ、ねえ元ツッコミ」
「だから新八って言ってんだろうがァァァァ!! あと元って何だァァァァ!!」

新八の心の底からツッコンだ声は教室中、学校中に響いた。今日も銀魂高校はバカばっかでお送りしています。






















銀さんの質問コーナー

銀八「は~いでは始めようと思いま~す、、ついでに言っておきますが質問は一人に対して一通にしてください、○○へ、○○へ、で一杯来られたら長くなるんで、まあ今回は別に良いわ、前回言わなかった俺が悪いんだし~」

銀八「まず一通目『BBE』さんからの質問
『沖田先生にはむしろネギ先生や小太郎クンのような可愛い美少年を調教して欲しいです。男がいやならふたりとも女装させてしまえば問題無しです。むしろ完璧です!女装で首輪で登下校…イイね!!』いやよくねえって」
沖田「あ~そっちのジャンルも好きな野郎がいるんですかい?」
カツオブラザーズ・兄「ん? 俺は可愛い美少年だと思われているのか?」
カツオブラザーズ・弟「あなたじゃなくて別の小太郎ですよ、どこをどう考えてそう思えるんですか?」
カツオブラザーズ・兄「そうか別の小太郎か……あ、風魔小太郎か?」
カツオブラザーズ・弟「時々あなたと一緒にいる事に疑問を感じますよ」

銀八「バカは置いといてニ通目『かい』さんからの質問
『質問というか願望なんですが、沖田、土方を殺してください。
のどかに手を出したロリコンをやってください。彼女にタバコを吸わせたマヨ侍をこの世から消滅させてください。
それから、千雨、いいんちょ、のどかに手を出すなら、沖田も消えてください。
他の3-Aは……まぁ、好きにしていいです、この3人に手を出さないなら、好きに調教してください。応援しています(笑)』はい今回暴れた沖田君、これをどう思う?」
沖田「旦那の連れはともかく最後はイヤですね」
銀八「はい、相変わらずなのでこれにて終了」
千雨「ていうかこいつに対しての手紙多くね? もうこいつほとんどここのレギュラーじゃん」
沖田「あ~最終的に俺がここを乗っ取るつもりでさぁ」
銀八「何考えてんだお前」

銀八「じゃあ三通目、『ououo』さん、ああ『さん』はいらねえか『ououo』の質問
『あやかさんに質問です!!
20話では何色の○○○をはいていましたか?あと、今日の何色の○○○ですか?
ぜひ教えてw』はいもう死んでくれませんかね? こういうの何回も送られるとこっちも疲れるんすよ」
千鶴「私は絶対黒か白だと思うわ、だってあの子、銀さんの所に行くときはいつも勝負下着の白と黒を……」
あやか「ち、千鶴さぁぁぁぁぁんッ!!」
銀八「強制終了ッ!!」

銀八「ハァ~気を取りなおして四通目『コスモ』さんの質問
『銀さんは夜王並みの力や権力を手に入れたら何をしたいですか?理由もお願いします』おお久しぶりに質問らしい質問じゃねえか、そうですね~とりあえずジジィをぶっ殺して俺が学園長の座につきます、んでしずな先生を秘書にします、理由? それが俺の夢だからだ」
千雨「ようするに好き勝手やりたいって事だな……」
銀八「最終的には保健室にナース100人入れるのが俺の目標」
千雨「いや保健室にそんなに入らないからッ!」

銀八「五通目、『エンジン』さんからの質問
『今回はまともな質問です。神楽は演歌、沖田は落語、釘宮は洋楽(アヴリ○ラヴィー○)とかこの作品のキャラ聴いていますが、あやかさん、千雨、エヴァ様は音楽は何を聴いていますか?音楽を聴いていればでいいので教えてください、やはりカイバーマン様の影響でメタルやロック色が強いアーティストですか?』
反省したようだな、お答えしましょう。まずエヴァですが基本俺と同じく音楽を聴きません、テレビで流れている音楽を鼻歌で歌う程度です、千雨は音楽は聴きますが特に固定ジャンルはありません、好きなドラマとか映画、アニメの主題化のCDを買ってたりしています、あやかはクラシックとかです、何か聞いてそうでしょ? という事で作者の好きな『マキシ○ムザホル○ン』とかそういうのは俺等全く興味無いんで」
千鶴「聞いてください『マキシ○ムザホル○ン』の『川○猿員』」
銀八「いやそれ絶対駄目だからッ! 歌詞が危険過ぎてリアルに問題になって訴えられそうになった曲じゃねえかッ!」
千鶴「じゃあサビだけでも」
銀八「サビが一番ヤバイんだろうがッ!!」
千雨「段々あいつも自由になってきたな……」

銀八「……六通目『ノリ』さんの質問
『あやかへ…宇治銀時丼はそんなにヤバイですか?個人的にはオハギや牡丹餅を緩くネチャネチャにしたようなイメージなんですが
刹那へ…せつにゃんが嫌なら刹那・F・セイエイはどうでしょうか?それも嫌ならソラン・イブラヒムやカマル・マジリフでも(00の刹那の本名と偽名)…
銀さんへ…自分も天パ+剛毛なので苦しみは痛いほど解ります!!(血涙)何度「鳥の巣」や「ヒジキ頭」と言われたことか…
一緒に饅頭茶漬け(ご飯の上に葬式饅頭みたいな大きめの饅頭を切れ目を入れて乗せ、緑茶をかける。汁粉っぽい)食べませんか?』はい○○へパターンですね、じゃあまずはあやかから」
あやか「あれは一言では言えませんわ……暖かいご飯に小豆が乗っているとこんなにも不味いんだなと思いました……」
銀八「あれ美味いじゃん?」
あやか「あなたの味覚が異常なんですよ……」
刹那「次は私ですか……00を知ってる読者多いですね……それ使ったら本当に別キャラになってしまいますから……」
銀八「『俺がガンダムだァァァァ!!』とか言って神楽に突っ込まないように」
刹那「誰が突っ込むかッ!」
神楽「ヘイヘイヘ~イッ!」
刹那「あなたも悪ノリしないで下さい……」
銀八「で、俺への質問と言うより食事の誘い? 野郎と二人で行きたくないので可愛いネエちゃん連れて来い、以上」
あやか「銀さん……可愛ければホイホイ着いて行くんですか……?」
エヴァ「それ以上みだらな発言をすると外出禁止令を出すぞ……」
銀八「あ~わかったわかったッ! いいよもうチクショーッ!」
千雨「嫁に束縛されている旦那状態だな……」

銀八「七通目ッ!『白夜叉』さんからのお便り
『銀さんに質問です。
最近どうにも筆が止まってしまいます。
ネタはいくつか思いつくのですが、なんか言われてるんじゃないかって思ってしまうんです。
この間なんか「勢いだけ」なんて言われてしまいました。
マジで一瞬、死んでしまいたいとも思いました。
こういう時って、人間どうすればよいのでしょうか?
つまり僕が聞きたいのは、どうしてカイバーマンさんはSEED以外に箸を付けてくれないのかということです。
富野節はいいモノです。一度、体感してみて下さい。』
おいおい何言ってんだコラァ、この作品を見てみろ、正に『勢いだけ』を具現化した小説じゃねえか、その内失速して墜ちるの見え見えじゃねえか、こんなのでも一応20話までやってんだからさ、もうちょっと頑張ってみようぜ、あと最後何でガンダム話になった? 全く関係ねえだろうがオイ」 
千雨「この作品なんか最初は『銀魂とネギまを読みなおせ』って言われたからな……」
銀八「結論、安心しろ作者はガンダム三国伝にハマッてるから」
千雨「結局ガンダムッ!?」

銀八「続いて八通目『さるめ』さんから
『銀時へ、とりあえず、宇治金時丼はやめてやれ。見てるだけでもかなりキツイ、ぶっちゃけ、メンバーも吐き気を催してるから、いくら女メンバーでもあんた以上に甘いの好きな奴いないから、とりあえず、糖をやめろと言わんから控えろ』そんなの俺の勝手だろうが」
あやか「でもあれはちょっと……」
銀八「大人の味なんだよ子供のお前等にはわかんねえ、じゃあ次に」

銀八「『土方へ、禁煙するなとは言わんから、減らせ。周りは未成年だ、後、普通にマヨを使え、頼むから、刹那とのどかがビビるから』だとよ土方君」
土方「ああ? 俺が何処でタバコ吸おうがどうでもいいだろうが……おぶッ!」
銀八「どうした? そんなに水びだしで、水にしたたるイイ男でも演じてるのか?」
土方「いや……上から水が……アダッ!」
千雨「あ、上からバケツがふってきた」
土方「あのクソガキ……」

銀八「続いて『沖田へ近藤さんのどこが気に言って下についてるんですか?』ほれサド」
沖田「色々ありますが、一緒にいると面白いからですね」
近藤「いや~まいっちゃうな~」
沖田「だってこの年でウン○漏らすんですよ」
近藤「ちょッ! 総悟君ッ!?」
あやか「最低ですわ……」
千雨「見た目からして、いい年してるクセに……」
近藤「いいじゃんッ! ウン○漏らしたっていいじゃないッ!?」
千雨「開き直るなよ……」

銀八「実を言いますとここまで全部さるめさんの意見、もう普通に長えよ、これでラスト~
『要望というか、真撰組に通告。
白髪テンパの無職の男が、10歳の子供と14歳の学生をお持ち帰ろうとしているから、逮捕して。アー、後、そのテンパ原作の序盤に隠し子いたと思うんで、そこらへんも明らかにしてやって、では』……」
土方「よし屯所に連れて行くぞ」
銀八「待て待て待てッ! 落ち着けッ! 俺はそんな事考えてないないないッ!」
土方「黙れ、元々お前はそういう匂いがプンプンしてんだよ犯罪者、おら総悟連れてけ」
沖田「へい、ガチャリと」
土方「……オイ、何で俺の両足に手錠した?」
沖田「え? 土方さんが学生二人をお持ち帰りしようとしているんじゃないですかぃ?」
土方「なわけねえだろうがッ! おら総悟ッ! これ外せッ!」
銀八「よくやったサド、あれはしばらく放置だ、良いな?」
沖田「元よりそのつもりですぜ」
土方「おいドSコンビ待てやコラッ! アダッ! 待てェェェェ!!」

銀八「続いて九通目『剣聖』さんからのしつも~ん
『みなさん、土方のこと、どう思ってるんですか?特に、沖田とのどかとせつにゃん。ちなみに俺は、うざい、シネ、この二重人格ロリコン変態野郎、だ。つー訳で地獄に行け。ぬらりひょんと一緒に。あと、ついでに地味メガネ。ちなみに、千雨じゃねぇぞ、こら。』俺もそう思う」
沖田「俺もそう思う」
土方「お前等……つーかこの手錠外せッ!」
刹那「私は……まあ一緒に住んでますが、真っ直ぐに生きている人だなと思ってますが……」
沖田「おいもう一人の娘っ子はどうした?」
土方「おれが来るなって言っといた、お前がいるからな」
沖田「チッ……この二重人格ロリコン変態野郎が……」
土方「今なんつったコラァァァァ!!」
銀八「そういえばここに書いてある地味眼鏡って誰?」
新八「いやどうみても僕でしょッ!」
あやか「ネギ先生じゃないんですか?」
銀八「いや最近読者が付けてるアイツのあだ名は『死亡フラグ』だ」
新八「それあだ名じゃなくないッ!?」

銀八「十通目、ついに二桁か……『正宗の胃袋』さんからの質問」
『ネギを第二の銀さんのようにしてくれませんかね。ネギが「あ~なんかもうマギステル・マギなんてやめて万屋でもやろっかな?」ふうにならないですかね』
親父がアレですからね~でも最近『何で僕は死亡フラグ立ったって言われてるんでしょうか……?』って相談に来たからそうなるのも時間の問題かもな~」
千雨「え? 何でそんなの立ってるの……?」
銀八「知らねえよ、何か読者が騒いでんだよネギ死んだ死んだって」
千雨「もう死亡確定ッ!? 私達が見ない間にあの人どうしたのッ!?」

銀八「続いて十通目『クワガタ仮面』さんからの質問
『そういえば銀さんは「みなとそふと」の最新作「真剣で私に恋しなさい」のハゲとして出演したらしいですけど。感想の方をお願いします。ネットラジオでも出演していましたよね。
ちなみにハゲはロリコンです。俺もロリコンなんで安心してください』
何が安心してくださいだかよくわかりません、俺は健全です。つーかその『みなとそふと』って何ですか? 作者がネットで調べようと思ったら『18才以上ですか?』とかいきなり出てきたからヤバイモンだと思ってすぐ退去してたけど」
沖田「きっとグロいんですよ、もうグラセフ並に」
千雨「このタイトルでそれは無いだろ……」
沖田「『真剣で私に恋しなさいッ! じゃないと……じゃないと絶対に許さんないんだから……包丁持って追いかけるんだから……テヘッ!』って感じのヤンデレヒロインだけのグロデスクホラーラブコメ」
千雨「ねえよッ!!」
沖田「やべえ調教してぇその女共」
千雨「だからねえってッ!!」
銀八「じゃあハゲにもよろしく言っておいて下さ~い、早く捕まれって」

銀八「ラスト~十ニ通目、『サハリン』さんの質問
『糞マヨラーニコ中野郎に質問がある
のどかの胸を揉んでたな!証拠写真をゆえとゴキブリと沖田と銀魂の世界の真撰組の皆様に送ったから処刑を心待ちしておけ!』
おいおい土方く~ん、ポリスメンのくせに何やらかしてんのかな~」
土方「やってるわけねえだろうがコラッ! こんなもんたまにくる読者の嫌がらせだろッ! つーか質問じゃねえしこれッ!」
銀八「沖田く~ん、この税金ドロボウ、早くムショにぶち込めよ」
沖田「へ~いガチャリと」
銀八「あれ? 何で俺に手錠かけるの?」
沖田「旦那、金髪のデかい方の胸に顔を押し当てていたらしいじゃないですか」
銀八「え、ちょおま……」
沖田「じゃあ行きましょうか」
銀八「違うってッ! あれは成り行きだからッ! しょうがなかったし、ていうかあれやったの向こうだから」
沖田「言い訳無用ですぜ、旦那の連れの眼鏡のお嬢ちゃん、どうしやすかぃ?」
千雨「死刑で」
沖田「旦那、介錯任してください」
銀八「待てェェェェェ!! 俺は無実だってェェェェ!! 俺は何もしてないんだァァァァァァ!!!!」
















外伝の外伝 佐々木まき絵の奇妙な冒険

麻帆良生徒と江戸の住人がドッチボールで戦っている時、佐々木まき絵はジャージ姿で肩にスポーツバッグを担ぎながら麻帆良学園の校舎内を歩いていた。今日は祝日にも関わらずまき絵が所属している新体操部は、朝から練習に励んでいたのだ。

「疲れたな~購買部でアイスでも買って食べながら帰ろう」

独り言をつぶやいた後、まき絵は購買部に寄って、置いてあったアイスボックスからアイスキャンディーを1つ取ってカウンターに置く

「アイス1つ下さ~い」

カウンターに誰もいないのかとカウンター内をよく見ようとすると……

「誰かいませんか~?」
「なんだいッ!」
「うわッ! ビックリしたッ!」

カウンター内を覗きこんでたら突然下からニュッとパンチパーマのオバちゃんが勢い良く出てきた。これには驚きまき絵は思わず地面に尻餅をつく

「なんだいッ! 何か欲しいのかいッ!?」
「え……あ、あのそのアイス下さい……」
「アイスだって……?」

そのオバちゃんの威圧にビビりながらもまき絵はようやく立ちあがり注文するのだが、オバちゃんは目の前に置いてあるアイスを数秒見た後

「こんなもん食ってるからアンタ等若い子はふしだらに生きていくんだよォォォォ!!」
「えェェェェェ!!」
「これ母ちゃんから上げるよ、母ちゃんが作ったカボチャ、このカボチャ食ってシャキっとしなッ! アイスなんて食ったら駄目だよッ!!」

オバちゃんはカウンターの下から立派な大きさのカボチャを取り出し、無理矢理まき絵に持たせる。いきなりのカボチャプレゼントに彼女は混乱する

「え、何でアイス買いに来たのにカボチャッ!? いやこんな大きいカボチャ、いいですってッ! 帰りこんなの持って帰ったら変な目で見られるからッ!」
「持っていきなッ! 母ちゃんからの言う事はちゃんと聞くのが子供ってモンだよッ!」
「母ちゃんって誰の母ちゃんッ!?」
「八郎の母ちゃんだよッ!」
「八郎って誰ッ!?」

八郎の母ちゃんと名乗るオバちゃんにツッコむまき絵。彼女の人生経験の中で『八郎』という人間は知らない。

「八郎の母ちゃんはみんなの母ちゃん、だからアンタも私の娘、だから持っていきな」
「じゃあ別に八郎の母ちゃんって言う必要無いじゃん、最初っからみんなの母ちゃんで良いじゃん」
「何だいこの娘はッ! 人のアゲ足ばっかり取ってェェェェ!! いいからそれ持ってッ! 真っ直ぐ帰るんだよッ!!」
「は、はいィィィィ!!」

八郎の母ちゃんにどやされて追い出される形でまき絵は購買部を出る。左肩にスポーツバッグ、両手に大きなカボチャを持って

「トホホホホ……何でこんな目に……ん?」

カボチャがかなり重く、額から汗を出してヒーヒー言いながら歩いていると、突然背中を叩かれたので後ろを振り向くと

「……」

ペンギンのようなアヒルのような……緑色のペンキで体を塗りたくって、背中にはセロテープで赤いギザギザが付いている。つまり何ともわからない生物がまき絵の目の前に立っている。まき絵は目が点になって眺めるも、彼、いやこの生物が持っている手持ちのボードを見る。そこには

『でっていう』
「いや……どういう意味……?」
『おいおい偉大なるスーパードラゴンの鳴き声を忘れたとは言わせねえぜ』
「いやドラゴンって……え! もしかしてそれあのドラゴンのつもりッ!? 似てないッ! 絶対似てな……うげッ!!」

どうやら生物は自分を超メジャーゲームのスーパードラゴンだと主張するのだが、全く違う、断じて違う。まき絵は必死に首を横に振ってあまりにも否定するので、生物は持っていたボードで彼女の頭をぶっ叩く。

『そういえばここで赤い帽子を被った長髪の人知らないか?』
「イテテテテ……え……? 赤い帽子? そういえば何処かで見たような……」
『ならば良し』
「え?」

そう生物はボードに書いた後、むんずとまき絵を左腕一本で挟んで持つ。

「あれ……ちょ、あれ……?」
『何処にいる?』
「えと……ごめん私何処で見たか覚えてない……」
『じゃあしらみ潰しに探すか』
「え、ちょっと待……おうッ!」

まき絵が何か言う前に生物は猛スピードで学園内を駆けて行く。校舎内で生物のドスドスドスッ!という足音とまき絵はぎゃぁぁぁぁ!!と叫び声を上げながら見えなくなって行く。 大きなカボチャを床に置いて
                                      to be continued……


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