銀八先生からのお知らせ「前回の予告タイトルと思いっきり題名変わってんじゃねえかッ! という思ってる読者の皆様へ、すんません作者の手違いで、思ったより話が進まなくて今回はエピローグ的なものでお送りしたいと思いま~す」「それここで言う事じゃなくね・・?」この話は本編とは関係ありません麻帆良学園の校庭。今そこで互いのプライドを賭けた、天下分け目の熱い戦いが始まろうとしていた。あれ? 言いすぎ?「じゃあ外伝スタート~、今回の勝負は『ドッチボール』だ、オラお前等早く配置につけ、敵が来るぞ敵が」「いやいやいやッ! 展開を略するにも程があるだろッ! どうゆうことかまず説明だろッ!?」校庭には銀八と隣りで苦笑いしているネギと、体操着姿の3年A組の生徒数名が立っていた。だが急すぎる展開に、生徒の一人であり、貴重なツッコミ要員と新万事屋でもある千雨が、第一声でツッコむという、なんともハイレベルな技を披露した。「別にツッコミの速度関係無くねッ!? あと私の説明長いだろッ!」「ツッコミの技術が上昇したんだから誇るべきですわよ」「嬉しくねえよッ! ていうかナレーションが、完璧に私をあるポジションに立たせる気だよッ!」「あの地味な人と同じポジションですからね」「泣きたいんだけどッ!? つかもう涙出そうだよッ!」隣りに立っていた同じ万事屋メンバーのあやかと千雨が喋っている頃。タバコを吸っている銀八に、ネギが「あの~銀さん話があるんですけど・・」っと口を開いた。「どうしたのかな? ネギちゃん?」「何でいきなりそんな甘ったるい口調なんですか・・不気味だから止めてください・・ドッチボールやるって言っても、相手いませんし・・それにどうしてこのメンバーなんですか?」「そうよ何で私までいんのよッ! それに木乃香も刹那さんまでッ! バカやんのはあんた等でやってよッ! 私は色々と忙しいのよッ!」「アスナ別に家で、録画していた『ラピュタ』見るだけやろ・・」「『ラピュタ』ですか、私はどちらかというと『紅の豚』派ですね」「せっちゃんそこはほじくらなくてもええから・・」ネギと銀八の会話に、アスナが割り込みしてきて、抗議するが銀八はウザそうに耳を両手で塞ぐ。ついでに今その場にいるのは千雨、あやか、眠そうにあくびをしているエヴァ、そしてアスナをなだめる木乃香と、それを見ている刹那がいた。銀八は周りのメンバーを見渡して、淡々と説明する。「今回はドッチボールだからな、まあお前等三人は数合わせで来てもらった、ネギと俺は審判、お前等は奴等と戦ってもらう」「奴等って誰よッ!?」「いやお前の後ろ」「・・へ?」銀八はアスナの後ろに指を差す、思わずアスナは後ろを振り向いてみると・・彼女の目は点になったパトカーが猛スピードでアスナめがけて、突っ込んで来ていた・・「って何でパトカーがこっちにィィィィ!! がふッ!!」突然のパトカーのダイレクトアタックに、アスナは思いっきりドゴォォン!っとぶつかり、叫び声を上げて吹っ飛んだ。「アスナが突然パトカーに轢かれてしもうたッ!」「アスナさんが飛びましたッ!」「凄いね」「いや銀さんなんですかそのクールなリアクションッ!?」ネギと木乃香は慌てるが他のメンバーはただ宙を舞っているアスナを普通に見てるだけだった。アスナが轢かれた音で、ようやく眠りかけていたエヴァが意識をはっきりとさせた。「何だ~? 人が徹夜で『モンキーハンター』やったせいで眠いのに・・あれ何であの女飛んでるんだ?」「エヴァさんやっと喋りましたわね、いないと思ってましたわ」「相変わらず腹立つ嫌味を言ってくるな、雪広あやか・・大剣でイヤンクックのように討伐してやろうか、コノヤロー・・」「おいモンハン用語出てるぞ・・どんだけやってたんだよ・・」「うるさい長谷川千雨・・オンラインゲームはハマるとマズいんだよ・・所であの車は何だ・・?」まだ瞼が重そうだが、アスナを轢いたパトカーがキキィッ! と止まったので、そちらを見ていたが、千雨はエヴァの頭上に何かが降って来ているのを見ていた「エ、エヴァッ! 上ッ! 上ェェェェェ!!」!「何だよ騒がしい奴だな・・上がどうした・・?」エヴァは「ん~?」と重い瞼と頭を、めんどくさそうに上げると・・宙を舞っていたアスナが降ってきたのだ。「って何でお前がこっちに降ってッ!・・ぐぶッ!」「神楽坂が、エヴァの顔面に降ってきたァァァァ!!」「ていうかアスナさんどんだけ宙を飛んでたんですかッ!? 人間、そこまで宙に浮く事なんか出来ませんよッ!?」エヴァの顔面に、アスナの頭が直撃。まさかの二次災害を受けたエヴァは、顔をおさえてめっさ痛がる。千雨とネギが驚いていると、その場に倒れて「あ~頭痛い・・」とぼやいているアスナに、エヴァはキッと睨みつけた。「降ってくる場所を考えろォォォォ!! 降るなら雪広あやかの所に降れェェェ!! そして両方死ねェェェェ!!」「・・うっさいわね・・好きで宙を飛んだんじゃないのよッ!」「何で轢かれたのにあんなにピンピンしてんだよ・・」「そりゃあ、あの人は丈夫なだけが取り柄ですから」轢かれて数10秒で蘇生して、顔が赤くなっているエヴァとアスナが口喧嘩をしていると、パトカーからガチャッと二人の男が出てきた。「おい総悟、パトカーで人轢いてんじゃねえよ、テメェのせいで俺が責任取らなきゃいけなくなるかもしれねえんだぞ」「いや~あの女見たとき、読者の『いけェェェェェ!!』って声が聞こえたんで思わずやっちまいました」「誰も言ってねえよ、お前の願望がそうさせたんだろうが」出てきたのは、この小説のコーナーではお馴染みの・・二人は生徒達に、ふり返り自己紹介する。片方は少し笑みを浮かべ、片方はタバコを吸いながらめんどくさそうに「沖田で~すよろしく、ガキ共テメェ等覚悟しとけよ、一人一人俺が粛清してやる」「・・・土方だ・・別にお前等ガキ共と遊ぶ気は無えが、勝負だったら話は別だ、自分の首が飛ぶのを覚悟しな」・・・・・「いや、誰・・?」最悪な自己紹介をする二人にしばし固まるネギだった・・外伝 『国は違えど優しくその文化を受け止めよう・・まあ限度あるけどね』沖田と土方来日。二人を見てネギが思った感想は「今までに見たこと無いキャラだ・・仲良く出来るかな・・」と思ったが、そういえば自分の生徒フッ飛ばしたのこの人達だった・・と思い恐る恐る二人に近付いてみた。「あの~さっき運転してたのってどっちですか・・?」「俺でぃ、どうした俺のドライブテクニックに魅了されたか?」手を上げて沖田がこっちだと主張する、さわやかな顔をしているのに、あんな事をするのかこの人は・・とネギは感じながらも彼の方に顔を向けた。「いや別の意味で釘付にされましたよ・・僕の生徒飛んだんですけど・・」「人は皆飛びたいって願望持ってんだよ、俺はそれを叶えたいわば夢を叶える天使のような存在だろうが」「どの辺が天使ッ!? やった事どうみても堕天使でしょッ! 本当に空飛ぶ所だったんですよッ!? もうここに帰ってこないぐらいにッ!」「んだよ帰ってきたのか、ギャグ小説はそういう所が空気読めてねえな」「天使さん、本格的に殺る気じゃないですかァァァァ!!」態度がどう見ても、丸っきり悪気の欠片も無い沖田に、ネギがツッコンでいると。ふと刹那は沖田達をほっといてタバコを吸っている土方を見て近付いてみた、この男どう見ても場違いと感じているのか、やる気が無い・・「貴方はあの人と同じ服装ですが、あの人とどんな関係ですか・・?」「ああ? 俺達は泣く子も黙る武装警察『真撰組』、だそしてあいつは俺の部下、それがどうした?」「警察というより、チンピラに見えるんですが・・」「うるせえな、話がそれだけか? あっち行けガキ、俺よりあっちの心配しとけ、さっき轢かれたガキとウチのガキがメンチ切ってるぞ」土方が親指で指差したので、その方向に刹那はそちらを向いた。さっき轢かれたのにもう全快しているアスナと、何考えているかわからない表情の沖田が、顔を近付けて睨み合っていた。「アンタねぇ・・人轢いといてごめんなさいも言えないのかな・・?」「いや~あなたを見た瞬間、なにも考えずにアタックしちゃいました、これも青春ですね~やっぱ引きましたか?」「物理的なアタックでしょ今のはッ! 引きましたか?って轢いたのよアンタが私をッ! こいつ銀八より腹立つわッ! 一発ぶん殴らないと気が済まないッ!」「アスナさん落ち着いてッ! ギャグパートだからアスナさんピンピンしてんじゃないですかッ! もう許しましょうッ! なんかこの人に突っかかると危険な感じがしますッ!」「そうやでアスナ、まあ全く謝る気ゼロなのは気になるけど・・ここは大目に見ような?」沖田の胸倉を掴んで、右手で一発かまそうとするアスナに、ネギが慌てて彼女の腰に抱き着いて、沖田から引き離す。木乃香もなんとかなだめようと必死だ。だがまだアスナの怒りはおさまらない「離しなさいネギィィィィ!! コイツは絶対ここに来てはいけない存在よッ! 早急に息の根を止めないと絶対危険だからッ!」「なんとなくそれわかりますけどッ! でもせっかくの外伝なのに、そんな血生臭い描写は出来ませんってッ! この人もきっとテンション上がっただけですってばッ!」「テンション上がって人轢く奴なんて許せるかァァァァ!!」「まあ普通そうやけどな・・」ネギに腰に抱きつかれながらも、アスナは目の前の沖田に噛みつきそうだ。目の前でジタバタしているアスナを見て、沖田は携帯していたバナナを食べながら、優雅に眺めていた「へ~ここって、サルも飼ってんですね~キーキーうるさくてしょうがねえや、バナナ欲しいのか? ほれ食わしてやるから取ってみろよ、ほれほれ」沖田が目の前で持っていたバナナをこちらに差し出して、届くか届かない距離でバナナをゆらゆら揺らしている・・遂にアスナは理性もフッ飛ばした。「ムキャァァァァァ!! 絶対殺すッ! スタープラチナでラッシュかましてやろうか、オラァァァァ!!」「アスナさんストップストップッ! スタプラはアスナさん持ってませんからねッ!? 冷静になってくださいッ! すいませんこの人挑発しないで下さいッ!」「挑発じゃねえよ、エサやりだよ、このエテ公の」「○#□$×%△&ッ!!!」「アスナさん何言っているかわかりませんッ! 誰かァァァァ!! アスナさんを落ち着かせるような物をォォォォ!!」ほぼバーサーカー並に手がつけられない状態のアスナを、自分だけでは止めれないと察し、周りに救援を呼びかけるが、予想外にさっきからアスナを暴走させている沖田が動いて、パトカーの後部座席からあるものを出した。「ちょうど良い物があるぜィ、コイツ用のとびきり太い縄だ」「何でアスナさん用の縛る縄なんて持ってんですかァァァァ!? ていうか本当に太ッ! それ大型動物の捕獲用の縄でしょッ!?」「なめんなよ、縄だけじゃねえ、コイツ用の特注の鎖もあるんだぜ、これで巻くからそのエテ公おさえとけ」「何ゆえ鎖を作ったんですかッ!? つーか長すぎですッ! 何重に巻きつける気ですかッ!?」 沖田は縄どころか鎖も出して、その鎖で暴れているアスナを縛ろうと、邪悪な笑みを浮かべながら沖田が近付くが慌てて木乃香が止めに入っている。そんな様子を車の向こう側で土方はノーリアクションで、刹那は呆気にとられていた。「貴方の部下、早く何とかしないとどんどん悪い方向に進んじゃいますよ・・」「何言ってんだ、アイツはサドスティック星からやって来た王子だぞ、もう手遅れだ」「そうですか・・」土方が煙を吐き出しながら、刹那に説明をする。そんな説明を聞いて、再び王子を見て刹那は納得するしかなかった。「なんだかカオスな事になってますわね~」「あのサドスティック野郎とは絶対関わらないようにしよう・・」「あそこまでのドSは私が生きている限りでも、そうそういないぞ・・」少し離れた場所でアスナと沖田の戦いを見て、あやか、千雨、エヴァは突っ立ってドSの王子様を観察していた。「それにしてもエヴァさん、茶々丸さんが先ほどから見えないのですが? 遂に愛想尽かされましたか?」「殺すぞ貴様・・茶々丸には大事な任務を任せているのだ、もうそろそろ帰ってくる・・ほら来た」エヴァはイライラした様子であやかに言うと、タイミング良く大きな袋を持った茶々丸が、学校から出てきてこちらに歩いてきた。「マスターただいま戻りました」「遅いぞ! 頼んでおいたドッキリマンチョコは買ってきたかッ!?」「大事な任務ってそれッ!? ただのおつかいじゃんッ!」エヴァの言う大事な任務に千雨がツッこんでいると、茶々丸は相変わらずの無表情のまま口を開いた。「申し訳ありません、先ほど購買部に行ったのですが「チョコなんて体に悪いから、私が作ったかぼちゃの煮付けを食っときなッ! これ母ちゃんからの餞別だよッ!」と言われて、買えませんでした、その代わりかぼちゃの煮付けを貰ってきました」「なんじゃそりゃァァァァ!! 母ちゃんって何処の母ちゃんだァァァ!?」「八郎の母ちゃんだそうです、マスター私はかぼちゃの煮付けを家に持って帰って調理しますので失礼します」「八郎って誰だァァァァ!! ていうかお前も私置いて家に帰るなァァァァ!! 待てェェェェ!!」エヴァの叫びもスルーして、そそくさと茶々丸は家に帰ってしまった。八郎の母ちゃんから貰った、カボチャの煮付けを持って・・「行っちゃいましたわね・・エヴァさんも帰って良いですよ?」「ふ、ふざけるなァァァァ! あんなバックリマンも買えない奴なんでどうでもいいわッ! あれバックリだっけ?」「略してバクマンですか?」「いやそれ漫画だから・・バックリマンじゃねえしよ・・」「そうアル、ザックリマンの間違いアルよ」「ん?」三人で喋っていると、何時の間にか酢昆布をくちゃくちゃと食べている、オレンジ髪でチャイナ服を着た少女が、こんなに晴れているのに傘を差して立っていた。ついでに眼鏡を付けた地味な青年がいた。今まであった事の無い少女、エヴァは不審な目でその少女を見るが、急に頭に妙な痛みを感じた。しかも自分の頭からポタポタと血が流れている・・エヴァの頭には巨大な白い獣がザックリ噛み付いていた・・「・・ぐぉぉぉぉぉ!! ザックリやられたァァァァ!!!」「エヴァがなんかデカイのに噛まれとるッ! ていうかお前誰だよッ!?」「私はお前等の先輩の、万事屋が誇るヒロイン神楽、あとそれは犬の定春ヨ」「わん」千雨に質問されたので、自己紹介した神楽は、エヴァに噛みついている獣に指差して定春の代わりに紹介する。それに答えるように、定春は噛んでいたエヴァを落として鳴いた。ドサッと落とされたエヴァは、頭の激痛でその場で悶絶していたが、神楽はどうでもいいという感じであやかの方に指差した。「所でここでヒロインだとほざいている奴は、そこのデカ乳女アルか?」「だ、誰がデカ乳ですかッ! まあ一応ヒロインですけど・・?」「フッフッフ・・」「あの・・何笑っているんですか・・チャイナさん・・?」神楽は、持っていた酢昆布を食べきり不敵に笑った。そんな彼女にあやかは首をかしげる。そして急に神楽は顔を上げた。「遂にこの時が来たアルッ! 覚悟するヨロシッ!」「・・・はい・・・?」「私は『銀魂』のヒロインなのに、この作品ではヒロイン所か、本編にも『チャイナ三人もいらなくね?』と言われて1話も出る事が出来ないという屈辱・・それでも私は耐えた・・いつか何かしらこの作品に爪跡を残そうと私は耐えた・・そしてこの外伝で遂に私はチャンスを手にしたアルッ!」持っていた傘を折りたたんでブンッと、呆気にとられているあやかに向かって突き出す。「お前をフルボッコにして私がヒロインの座を乗っ取ってやるアルッ! ヒロインってのはなぁッ! 強い奴がヒロインって言うんだよッ! 読者のみんなは強いヒロインを求めているんだヨッ!」「いや別に強くなくてもなれるんじゃないですか・・?」「お前なんか乳がデかいだけアル、さっさと天パと一緒にどっか行くヨロシ、私はここでヒロイン兼主人公をやるアル、題名も変えて『永遠の美貌と美声の美少女、超スーパーミラクルボンバーエンジェルデビル神楽』ネッ!」「長いし、意味わかんねえよッ! エンジェルとデビル混ぜんなッ! 正反対だからなその2つッ! ていうかどんな作品かもわかんねえッ! まずこの世界必要ねえじゃんッ!」「お前はツッコミ役にしてやるヨ、他の女共は私のパシリアル、んでお約束は話の結末で毎回ここのジジィを火葬」「やりたくねえよッ! つうかお前何処の魔王ッ!? 学園長何回死ぬのッ!?」神楽の独裁振りにツッコんでいると、千雨はある事に気付く。ウチもう一人ヒロインいたよな・・「おい・・そこのチャイナ小娘・・」今までずっと悶絶していたエヴァが、ようやく復活してよろよろ立ち上がった。それに気付いたのか、神楽は話しかけられたのでめんどくさそうに顔を向けた。「何アルか? 私より小娘のくせに、私は忙しいからさっさと話すネ」「言っとくが私もヒロインだぞッ! 普通まず最初は私に喧嘩売ってくるだろうがッ!」「お前みたいな、乳無しのクソガキごときが私の眼中に入っていると思ってんのかゴラァ、ガキは大人しくとっとと帰って、家で『小学四年生』でも読んでろヨ」神楽の毒舌攻撃にエヴァは思わず「うッ!」 と言ってのけぞるが、なんとか踏ん張る。自分よりずっと年下の娘に引けを取るわけにはいかない。「お、お前に言われたくないわァァァ!! お前みたいなガキより私は長年生きている魔法使いだぞッ! そんな私にお前ごときの小娘が私に勝てると思ってんのかッ!? 私のほうが遥かに私のほうが強いんだよッ! わかったかッ!? もう一度言うぞ、私はお前よりずっと強いッ! 今度そんな事言ったらこの作品に二度と出れないぐらいボコボコにしてやるッ!」「しつけーな、わかったから失せるアル、ギャーギャーわめいてウゼェんだヨ、前回少し読者に誉めてもらって、浮かれてんのかコラ? どうせあそこだけだよオメー、お前はもう一生不人気ネ」「そそそ、そこまで言うかァァァァ!? いくら何でも酷すぎだろッ! ていうか絶対わかってないだろッ!? あとその辺の石っころを見ている目を止めろォォォォ!! 」「このデカ乳の影で精々泣いてるがいいアル」「・・人が気になってる所をズバズバと・・クソォォォ!! 今に見てろォォォ!!」「っておい! お前何処行くんだよッ!」神楽の容赦無い会心の一撃にエヴァは、涙目になって、千雨の声も聞かずに走って行ってしまった・・エヴァが泣きながら向かった場所、そこには銀八がタバコをくわえて立ってジャンプを読んでいた。「銀時、知らないチャイナ娘にいじめられた・・」銀八はジャンプからちょっと目を離し、チラリと下を向いて声の主を見た。自分の足に抱きついている涙目のエヴァがいた・・それを見た銀八はため息をついてジャンプを小脇に挟んで、めんどくさそうな事に巻きこまれた・・という感じで頭を掻く。「何泣きながらのびた君みたいに、なってんのお前・・? お前結構強いらしいから、喧嘩なら負けねえだろ・・」「私の肉体は強靭だが、心はガラスのハートだ・・あのチャイナ娘の毒舌に私の心はもうボロボロだ・・もう死にたい・・」「いやどんだけ酷い事言われたのお前? チャイナ娘で毒舌ね~、クーフェイと超はそんなこと言わねえし・・俺が知ってるもう一人の娘っ子か?」「デッカイ犬を持っていたし、そいつに頭をザックリやられた・・」「元からだけど今回のお前の扱い酷いなオイッ! 白い犬を連れたチャイナ娘は、一人しかいねえ・・じゃあ俺そいつの所行ってくるか・・」「ま、待てッ! 私も行くッ! あいつは嫌いだが、お前がいれば千人力だッ!」「いや俺は喧嘩する気ないからね」ようやく自分の足に抱きつくのをエヴァが止めたので、銀八はタバコを携帯灰皿に入れて、ジャンプを小脇に挟んだまんまエヴァを連れて、かつての部下に会いにいった。銀八が神楽を見つけるのは容易だった。不敵に笑っている神楽と、腕を組んでいるあやかが対峙して、何やらどこかで見たようなバトルをしていた・・「行け定春! 君に決めた! 定春あの胸に脂肪が溜まってる女が今日の昼飯アルッ! 噛み砕いてヨロシッ!」「わん」「行きなさい千雨さん! あのチャイナにわからせてやりなさいッ! チャイナは三人もいらないとッ!」「何で私が行くんだよッ! うおッ! 犬こっちに来たッ! 無理無理無理ッ! 私普通の中学生だからッ!」「わぎゃぁぁぁぁ!!」「どばッ!」定春の容赦無い前足の強烈な右フックに、思いっきり吹っ飛ぶ千雨。そんな光景を銀八とエヴァは少し離れてみていたが、しばらくして定春が千雨の頭をガシガシ噛んでいると「はい終了だから定春、千雨にそれ以上噛みつくとそいつ死んじゃうから」と言って仲裁に入った。まあその時に、今度は銀八が定春に頭を噛み付かれたが・・ 「銀ちゃん久しぶりアル、元気にしてたアルか~?」「当たりめぇだろ、俺はどんな世界でも対応できるオールマイティ銀さんだぞ」「でもさっきから頭から血が出てるアル、本当にこの世界で生きていけるアルか?」「それは俺達の世界から来たこのバカ犬のせいだ・・」銀八は頭を噛んでいる定春をなんとか引き離し、頭の血を手で拭いて周りを見渡す。「おいダークマター製造機はいねえのか?」「アネゴはここの学校の先生がいる所にお土産代わりにお手製の卵焼きをあげに行ったアル」「明日休みになるな学校・・多分教師のほとんどが病院送りだわ・・」銀八はあの料理を凶器に変える事が出来る、女性を思い浮かべて同僚の教師たちに、手に持っている卵焼きを無理矢理食わしている所を想像した・・そして合掌・・「銀さん何ですかそのダークマター製造機って・・」「お前は知らなくていい、多分俺の世界からトップ3に入るぐらい来てはいけない奴だ、つーか神楽お前ここに何しに来た?」「決まってるアル、ヒロインと主人公の座を奪いに来たヨ、銀ちゃんさっさと、そこのパツキンコンビを連れて隠居するネ」「いや何やらかそうとしてんのお前・・まだ隠居する年でもねえしよ」「隠居してそいつらと子作りでもしてろヨ、万年白髪頭」「「「「ぶッ!」」」」神楽のギリギリの、いや本当ギリギリの発言にそこにいたメンバーが吹き出す。銀八は神楽の頭にチョップかまして「女の子がそんな事言っちゃ駄目でしょうがッ!」と叫んだ。「銀さん私初めてなんですが・・」「お前も何言ってんのッ!? お前にあのチャイナの言う事なんかしねえからッ!」「てことは私か? 言っとくが私も未経験だぞ銀時・・」「もうバカ二人家に帰れェェェェェ!! さっきから何危ない事連発してんだコラッ!」 あやかとエヴァが顔を赤らめて、ギリギリ・・いやアウトの発言で銀八が二人の頭をベチンッと叩いてブレーキをする。その後銀八は疲れたように大きなため息をついて、箱から酢昆布を出してまた食べている神楽の方に顔を向ける。「神楽ちゃん、もう帰ってくんない・・? 俺もう疲れちゃったよ・・」「じゃあそいつ等連れて隠居して・・」「死んでくんないッ!? 頼むから死んでくんないッ!?」神楽の頭を思いっきりぶっ叩く銀八。さっきから叩きっぱなしの銀八はもう疲労困憊だ。「・・え~とあと俺達の世界のレギュラーキャラはお前に俺、サドにマヨ、・・後はゴリラとヅラか・・?」「あれ・・銀さん僕は・・」「ヅラってもう本編入りしてんだから別に出なくていいアルよ、後はゴリラ出て終わりでヨロシ」「神楽ちゃ~ん、僕は? ねえ僕は?」「いやだってよ、ヅラの話ってまだ大分先だし、ここで出さないと忘れられるかもしれねえしよ、何よりあのバカは人気高いから」「ねえ二人とも、さっきから何で無視するんですかッ!? 桂さんより先に僕の事忘れちゃいましたかッ!?僕の事気付いてくださいよッ! 銀さぁぁぁぁぁん!! 神楽ちゃぁぁぁぁん!! もう一人のレギュラー忘れてますよォォォォ!!!」 ふと何かに呼ばれた気がして銀八と神楽は振り返る。見るとそこには・・眼鏡を付けた地味な少年が突っ立ていた。それを見て二人は・・「・・・・・・誰?」「新キャラアルか?」「え・・銀さんと神楽ちゃんマジで言ってんですか? 僕ですよッ! 志村新○ですッ! 万事屋の一人で、貴重なツッコミキャラ、お通ちゃん命のこの僕ですよッ! あれなんか泣きそう・・目頭が熱くなってきたよッ! 今まで長年付き合ってた二人にここまで突き飛ばされるとは思ってなかったよチクショォォォォ!!」「いやいや、冗談だよ冗談泣くなよ、お前とはもう原作だと1話から一緒にいるんだぜ、忘れるわけねえだろ新○君」「あれ・・何で伏せ字なんですか・・?」「随分前にお前の名前はNGワードなんだよ新○君」「止めてくださいッ! もうマジで止めてッ! 何で僕こんなに不当な扱いッ!? 『なの魂』とか『東方よろず屋』では頑張って出ているのに、何でここではそんな酷いんですかッ!? いい加減にしろヨークシャテリアァァァァ!!! せめて伏せ字は止めテリヤキマックッ!!」銀八と神楽、そしてこの作品自体に向かって、語尾に言葉を足す、お通語を使って、力の限り叫んだ。その後すぐに新○は「伏せ字止めて! もう許してください!」 新八は周りのメンバーに向かって抗議を始めた。「ていうか皆さん、僕の存在気付いてなかったんですかッ!? 神楽ちゃんがここに初登場する時、一応僕の説明入ってたんですよッ!?」「だってよ、お前等どうだ?」「いえこんな地味な人見ませんでした」「私が感知出来ない程地味なんだな」「お前等酷いな・・まあ私も気付かなかったけど・・」「私はまずお前がレギュラーだということに驚きアル」「え~みんな酷いけど、特に一番辛口コメントは、同じ世界の神楽ちゃんだからねッ!? もう5年も一緒に『銀魂』支えてるじゃんッ!?」長年の同僚の少女にここまで言われてはさすがに新八も青筋を額から浮かべてキレた。しかし神楽どころか銀八も鼻をほじって、そんなこと知るかというような眼を新八に向ける。 「自分のグッズが少ないくせに、『銀魂』支えてるって思ってんじゃねえヨ、お前は死ぬまでツッコミ入れてるネ」「オメーの特徴的な個性ってアイドルオタクしかねえじゃん、人気もそこまで高くねーしよ、つうかお前よりお前の姉ちゃんのほうがインパクト強いよ」「うそォォォォォ!? まさかの原作の主人公とヒロインからの罵詈雑言ッ!? くそォォォォ! やっぱあのアマが僕の存在を更に薄くしやがったァァァァ!! 許さんッ! 許さんぞ長谷川千雨ぇぇぇぇ!!!」「いや何でいきなり私なんだよッ!? お前が影薄いのはお前のせいだろッ!」「何で同じ『地味』『眼鏡』『ツッコミ』なのにここまで人気の差があるんだよッ!? ぜってー何かチート使ってるよッ!」「使ってねえよ・・別に私は人気とかどうでもいいから」いきなり新八が自分を指差して吼えてきたので、たじろいだがすぐに受け流す。だがまだ新八も千雨に対する不満が収まらないようだ。新八は銀八に向かって質問する。「銀さん、僕とあの女、どっちがツッコミ上手いですかッ!?」「新田先生」「いや新田先生関係無いだろッ!? そこは私かこいつの事じゃねえのッ!?」「はい、今の急なボケに素早くツッコめた千雨の勝ち」「・・へ・・?」いきなり千雨の手を銀八が持って、こっちが勝者だと言う様に上げた。だがそんな展開聞いてないので新八は焦った。「えェェェェェ!! それは反則でしょッ! 僕、新田先生知らないし対応出来ませんよッ!」 「おいおいおい、新田先生にいちゃもん付けるのか? 言っとくがあの人が本気になればお前なんか指先一つでダウンだよ」「いや新田先生にはいちゃもん付けてませんよッ! ていうか新田先生、北斗真拳の継承者か何かですかッ!?」「よく俺が北斗のパロやってる事に気付いたな、ここは新八の勝利~」「マジでッ!? よっしゃァァァァァ!!」「いやそんな勝負どうでもいいんだけどッ! 勝手にやっててくんないッ!?」銀八に手を上げられて、喜びの雄叫びを上げている新八に、千雨はツッコミを入れていた頃・・場所変わって、ここはとあるショッピング街、今一人のゴリラ・・じゃなかったがっしりとした体格と、真撰組の制服を来ている男、真撰組局長の近藤勲が、額に汗をかきながらウロウロしていた、何故学校に行っていないのか・・それは「迷ったァァァァ!! ここは何処ッ!? 私は誰ッ!? いや俺は近藤だよッ! くそ! トシと総悟めッ! 俺がウ○コしている内にさっさと行きやがってッ! 待ってくれたっていいじゃんッ! つうかマジでヤバイんだけどッ!? 別世界で迷子になるなんて、スッゲー恥ずかしいんだけどッ!?」ここに来る途中で見事に迷った近藤は、ここで一時間ほどうろうろしている状態だ。もう彼もどっぷり疲れて、遂に知らない世界で助けを求めた。「誰かァァァァァ!! 俺を助けてェェェェェ!!! 近藤勲はみんなの助けを求めていますよォォォォォ!!」「ちづ姉・・なんか変な人が吼えてるよ・・」「あらあら、ゴリラさん動物園から脱走したんだけど、ホームシックになっちゃったのね可哀想に、今日特売で買ったバナナでも食べさしてあげようかしら?」「いや、あれは人間でしょ、ちづ姉・・」麻帆良学園の3年A組の生徒の、そばかすと赤髪が目立つ村上夏美と、A組一の脅威的なデカさのメロン(胸の事である)を持っている那波千鶴が、近藤を指差して話していると、それに気付いたのか近藤がそちらに向いて、一気に走った。「すいませぇぇぇぇんッ! そこのガールズッ! 俺の道案内をしてくれェェェェ!! 俺の人生という名の迷路を解いてくれェェェェ!!」「うわッ! 土下座しながらこっちに滑ってきたよッ!」「人生は他人の助けでは開かないの、自分で切り開くのものよゴリラさん」「ちづ姉、そこは真面目に言わなくていいからッ!」近藤のスライディング土下座にも驚くが、千鶴のどこかズレてる所も夏美は驚いた。そんな時千鶴は自分が持っていた、スーパーの袋からバナナを1束だして、土下座している近藤に差し出す。「ゴリラさん、このバナナ動物園に帰る道順で食べるといいわ」「いや・・俺ゴリラじゃないんですけど・・俺が行きたい所動物園じゃなくて、麻帆良学園なんですけど・・」「え? 夏美、麻帆良学園にゴリラ用の飼育室なんてあった?」「いや無いよッ! ていうかちづ姉、その人は人間だからッ! もう気付いてあげて、その人泣きそうな顔でバナナ食ってるからッ!」 「余程美味しいのね、きっと久しぶりのバナナだったから喜んでいるのよゴリラさん」「俺・・ここの世界でも・・ゴリラ扱いなんだね・・」「ちづ姉ぇぇぇぇ!! なんかその人のコンプレックスをめちゃくちゃ突いてるっぽいよッ! 私もコンプレックスあるからわかるよッ! 元気出してェェェェ!!」正座の状態で涙目になりながら、ド天然の千鶴から貰ったバナナを食べる近藤に、遂に夏美は自分よりずっと年上のこの哀れな男性を助ける事にした。 「いや~助かったよ夏美君、まさか麻帆良の生徒だったとはな~、千鶴さんもバナナありがとうございます」「もっとバナナあるから飼育室に入る前にもっと食べていいわよゴリラさん」「まだ俺ゴリラ? そろそろゴリラ止めてくれません? 俺もう心ズタズタなんですけど?」「ちづ姉は天然だから・・」「いや天然ってレベルじゃないよね? 人類をゴリラと間違えるのは明らか天然って言葉じゃ済まないよね?」無事に近藤は夏美と千鶴の道案内で麻帆良学園への道を歩けた。三人は軽く自己紹介して、相変わらずバナナを食べている近藤と、朗らかな笑みを浮かべている千鶴と、そんな千鶴の天然っぷりに乾いた笑いをする夏美は麻帆良学園へと向かっていた。三人が話しながら歩いていると、近藤がふと気付いた事があった。「所で千鶴さんって・・年いくつですか・・?」「14才です」「えェェェェェ!! 見た目よりめっちゃ若いっすねッ! 思わず俺敬語使ってましたよッ!」「見た目・・より?」「あ、あの~近藤さん・・その話しは止めた方が・・」近藤が千鶴の年齢を聞いて驚くと、微笑んでいる千鶴に若干、ドス黒い違和感を夏美が察して、近藤に警告するが、残念ながら彼には声が聞こえなかった。「ええ、見た目より若く見えます、だってどうみても20代・・いや若い30代にも見えますね~」「・・・・・・・・・・・」「こ、こ、近藤さんッ! それ以上は禁句ですッ! ちづ姉の背中から黒いオーラがッ!」アホの近藤が千鶴の出す黒いオーラに囲まれているのに気付いて、夏美が思わず叫ぶ。早くしないとあの人は死ぬ・・そう直感したのだ。何故なら千鶴に見た目と年齢のギャップの違いを言うと・・「だって制服来てもどう見ても学生には見えませんよ、ていうかもう子持ちですって感じの匂いがありますもん、特にそのでっかい2つのメロンが・・・・・・・・・」近藤がセクハラまがいの言葉を言い終えるウチに、ドスッと刺されたような音が聞こえた。それど同時に近藤は急に立ち止まって静止する。「あれ、どうしたの近藤さん・・? 急に止まって・・?」「どうしたのかしらねぇ? ゴリラさん、口から泡出して、背中にバナナ生やしてるわ」 「いや生えてるっていうか刺さってるよね・・? バナナ背中に刺さってるよね・・?」近藤が突然口から泡を吐くのも奇妙だが、何より奇妙なのは彼の背中にブッ刺さってるバナナだった・・そしてブシャァァァァァ!!近藤の背中から大量の鮮血が散った・・そのまま近藤は前からドスンッと倒れた。「近藤さんの背中から、見た事ないほどの血がァァァァ!! やばいよッ! ちづ姉さすがにこれはマズいよッ!」「スタンド攻撃よ、何処かにスタンド使いがいるんだわ」 「ここにスタンド使いがいるとしたら、目の前の人しか私知らないよッ! どうするちづ姉ッ!? とりあえず病院ッ!?」「大丈夫よ、このまま行って次回始まればケロっとして復活するわ、だってゴリラですもの」「ゴリラでも限度があるよッ! てかこの人ゴリラじゃないしッ! 近藤さぁぁぁぁんッ! ここで死なないでェェェェ!!」近藤勲・・麻帆良学園に着く前に、スタンド使いにより、背中にバナナを刺されて死亡・・「ちづ姉勝手にナレーションいじらないでッ!」第ゴリ部 完「終わらしちゃ駄目だからァァァァ!! ていうか何ジョジョっぽく終わらせようとしてのォォォォ!?」千鶴のフリーダムっぷりに夏美は、近藤をほっといてひたすらツッコミまくっているのだった。次回予告第一回クロス対決の始まりッ! しかし戦いの前にあの男達が大暴れッ!? (ナレーション・朝倉和美)遂にやってきた一人のゴリラッ!「読者のみんなァァァァァ!! みんなの近藤が遂にやってきたよォォォォォ!!!」「何で近藤さん背中にバナナ刺さってんのォォォォォ!?」サド王子により、始まる前に乱闘かッ!? 「銀八・・神楽坂とサドがまだ睨み合ってる・・」「相打ちになってくんねえかな?」マヨラー侍と、ある生徒と戦いずらい空気発生ッ!「いや、もう少し話数を計算しろよ・・作者・・」「どうしましょうか・・?」そしてあの伝説のブラザーズとスーパードラゴンがまさかのネギまサイドに助っ人登場ッ!?「あ、アンタもしかして・・!」「フン、ただのしがない配管工さ」「その弟です」『でっていう』次回の外伝は20話終了後だよッ!「ていうか・・弟さんの方は、僕の世界の人だと思うんですけど・・?」「気のせいです、私は『涼宮ハルヒの憂鬱』のキャラです」「いや、そう言うと俺もそうなるだろーが」小ネタ 主人公同士の暇の過ごし方場所は万事屋銀ちゃん。銀八とネギはテーブルの上で、超メジャーなカードゲームをやっていた。「手札を1枚捨てて、魔法カード『ライトニングボルテックス』発動ッ! 銀さんの場に出ている表側表示のモンスターを全て破壊ッ!」「させるかよッ! 俺の主力モンスター、『スターダストドラゴン』の効果発動ッ! スターダストドラゴンを生け贄にして、相手のフィールドのカードを破壊する効果を持つカードを無効にして破壊するッ! 『ヴィクテム・サンクチュアリ』ッ! しかもお前のターン終了後、スターダストは俺の場に戻ってくるぜッ!」「だけどこれにより、スターダストはこのターン場にいませんッ! いまが好機ッ! 僕はエースカード『ブラックマジシャン』で銀さんの場に残っている『インフェルニティ・デストロイヤー』を攻撃ッ! 『ブラック・マジック』ッ!」「ぬおォォォォォ!! 俺のデストロイヤーがッ! やべッ! 俺の場がガラ開きにッ!」「そして『ブラックマジシャンズ・ガール』でダイレクトアタックッ! 『ブラック・バーニング』ッ!」「チッ! 俺の場にはこれがあるの忘れたのかッ!? 永続罠カード『デプス・アミュレット』発動ッ! 相手のモンスターの攻撃を手札を1枚捨てて無効にするッ! 俺は手札から『インフェルニティ・ビースト』を捨てて、マジシャンの小娘の攻撃を無効にするッ!」銀八とネギは叫んだり、吼えたり、オーバーリアクションでカードをめくったり、墓地ゾーンにカードを置いたりしている。はたから見れば、恐い光景だが、これはカードゲーム『遊戯王』をやる時では普通である。いや、あくまで作者はね?「攻撃力2300のインフェルニティ・デストロイヤーを、攻撃力2500のブラックマジシャンで撃破したことにより、銀さんのライフは200ポイントのダメージ・・まだ3800ですか・・ターン終了・・」「テメェの終了真際に、速攻魔法『終焉の焔』発動! 自分の場に攻撃力、守備力0の『黒焔トークン』を2対召喚するッ! しかも、俺の場にはスターダストドラゴンが戻ってきたぜ、こいつの攻撃力は2500だが、十分戦えるレベルだ、お前のライフは残り2700、こりゃあ俺の勝ちも近いな」「確かに、そのカードは協力ですが、僕のブラックマジシャンも2500、そしてブラックマジシャンズ・ガールは2000・・場としてはまだ僕のほうが有利ですよ、銀さん・・」「へ・・甘いな、俺が無駄にトークンを出したと思ってんのかネギ? 俺のターン、ドロー!」銀八は不敵に笑って、デッキからカードを引く。引いたカードを銀八が見たときネギに向かってニヤリと笑う。「コレでチェックメイトだ、俺の場の2体の黒焔トークンを生け贄にして・・現れろッ!『DT(ダークチューナー)・ナイトメアハンド』!」銀八は自身満々に引いたカードを出すが、ネギはそのカードをみてギョッとする。「攻撃力と守備力0のレベル10のモンスターッ!? 何ですかこのカードッ!?」「へッ! コイツをアドバンス(生け贄)召喚で出すと、俺の手札からレベル2以下のモンスターを召喚できるんだぜ、来いッ! レベル2の『スピード・ウォリアー』を特殊召喚ッ!」「たった攻撃力900のカードを召喚して何する気ですかッ!?」「黙ってみてな、レベル10の『DT・ナイトメアハンド』で、レベル2の『スピードウォリアー』をダークチューニングッ!」「ダークチューニングッ!? 普通のチューニングじゃないんですかッ!?」チューニングとは本来、チューナーモンスターと、チューナー以外とモンスターの星の数を合わせてシンクロモンスターを召喚する、特殊な召喚方法である。例えばレベル5のシンクロモンスターを召喚する時は、レベル5になるように、モンスターとチューナーモンスターをうまく合わせれば、召喚できるのだ。しかし銀八が言ったのは『ダークチューニング』・・ネギはその単語を初めて聞いた。「レベル2から、レベル10を引いて・・漆黒の帳降りし時、冥付の瞳は開かれる・・舞い降りよ闇よ! ダークシンクロッ! 『ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン』ッ!」「今の詠唱みたいなの何ですかッ!?」「おいそこを聞くなッ! 恥ずかしいんだよッ! 遊星やジャックとか我慢してるんだいつもッ!」ネギのツッコミでせっかくカッコ良く決めようと思ったのに、結局グダグダになり、銀八は顔をしかめる。一旦中止して、二人は改めて再開した。「レベル-8のモンスターッ!? レベル2から、レベル10を引いたって事ですかッ!? しかも攻撃力3000ッ!? スターダストでも厄介なのに、こんなモンスターを出すなんてッ!」「攻撃力だけじゃねえ、こいつの能力も強力だぜ・・更にコイツが破壊されても・・まあ破壊されればの話しだけどな」「くッ! この不気味なドラゴンの能力は一体ッ!?」「『スターダストドラゴン』と『ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン』、この2枚がそろって未だに勝ったデュエリストはいねえ・・俺のパーフェクトコンビにお前負けるぜ・・フハハハハハ!!」思わず顔を苦ましているネギに、銀八は挑発的に笑っている。銀八の場には白く神々しい竜と、黒く禍禍しい竜が並ぶ・・ネギは2枚の銀八の切り札に対抗できるのか? そして黒き竜の能力とは? 次回『炸裂!ハンドレスコンボ! そして地縛神光臨!』なおナレーションは、私、雪広あやかが担当しました。「ってなんじゃこりゃァァァァ!!!」今までずっと見ていた千雨が、身を乗り出してツッコんだ。「なんですか、千雨さん私ナレーターやって疲れているんですが? 読者に気付かれないように、いつものナレーターと同じ口調にするのって疲れるんですよ?」 「別にお前のナレーションはどうでもいいよッ! 何でいきなりデュエルッ!? しかも長いしよッ! おい聞いてるのかそこの二人ッ!?」「・・・・・・」「・・・・・・」「いや何まだ一時停止やってんだよッ! もういいんだよッ! 次回なんかねえからッ!」 銀八とネギが一切動かずに、さっきからずっと同じポーズを取っていたのだが、千雨がツッコんだ所でようやく二人は元に戻った。「いや、アニメとか漫画だとこういう感じで終わるだろ? 俺も時々あるけどこれかなり疲れるんだよね~」「ここ小説だから関係無えよ・・」「そういえば銀さん、よくスターダストとあんなドラゴンのデッキを作りましたよね? バランス悪いんじゃないですか?」「バカヤロー、このデッキはな~ネギ、遊星と鬼柳のカードを混ぜた友情デッキだ、あいつ等の絆は例えどんな事があっても、断ち切れないという思いで俺が作ったデッキだぞコレ」「無駄に話し深くしようとしてんじゃねえよッ! 誰も共感しないからねソコッ!」銀八の無駄に深い話しにツッコミを入れて千雨はハァ~とため息をついた。「お前等なァ・・言っとくけど『東方よろず屋』でもデュエルやってんだぞ・・これ端から見ればパクりだと思われるぞ・・オイ・・」「しょうがねえだろ、まさか同じタイミングで遊戯王ネタやるなんて、そんなミラクル起きるなんて予想外だっつうの、だけど白々燈さんからデュエルやっていいって許可もらったから、『もっと自由にやってください』ってありがたい言葉貰ってんだよウチは」「許可貰えたのは嬉しいけど自由過ぎるんだよ・・」銀八があくびをしながらの報告に、千雨は不安がよぎる。少なくとも遊戯王知らない人がここ見てもどん引きである・・「そうですわ、所で銀さん私のデッキとはいつ戦うんですか?」「お前まだ、アニメだと出番少ないじゃん、キングVSカーリー戦の後だと思うからしばらく先だな」「それ、中の人ネタですよね?」「声優ネタとか遊戯王とか・・もう読者の皆様すいません・・」今日も万事屋ではにぎやかにおかしく、そしてバカバカしくやっています。「次回は本編に戻って・・で誰が主役だ?」「フッフッフ・・遂にワシの出番じゃな・・」「『スターダストドラゴン』と『ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン』であのエイリアンにダイレクトアタック」「え?」「キシャァァァァ!!」「ゴガァァァァァ!!」銀八の後ろに出現した2体の竜、1体は白と水色の混じった特徴的な体つきをしている、スターダストドラゴン、もう1体は黒い体で、無数の眼を体に付けている竜よりむしろ悪魔に近い、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン「っておいィィィィィ!! 何で実体化したんじゃッ!? ここ銀魂とネギまのクロスじゃなかったッ!? 何で遊戯王みたいに実体化すんのッ!?」「いや自由にやって下さいって言われたから」「自由過ぎじゃんッ! ていうかそんなドラゴンの攻撃食らったらワシもう死・・」「スターダストドラゴン『シューティング・ソニック』、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン『インフェルニティ・サイト・ストリーム』」銀八は学園長の言葉を言い終えるうちに技名を言い、スターダストの口から放つ波動と、ワンハンドレッドの大量の眼の全てから光線が飛び出し、全て学園長に・・「ウギャァァァァァァ!!!」「次回『老人は国の宝』」「そこで予告するなァァァァ!! 光線がまだ飛んでくるんすけどォォォ!! うおッ! ワシのチャームポイントが消えたッ!」銀八が予告している間も2体のドラゴンの攻撃はまだ止まらない、次から次に来る光線を、必死に避ける学園長。だが自慢の髭は、ワンハンドレッドの光線で一瞬で剃られた「ワシ次回生きてるのコレッ!?」「おら行けェェェ!! スターダストォォォォ!! そこで止めだいけェェェェ!! そして逝けジジィッ!」「逝くかァァァァ!! 次回はワシの話しなのに、こんな所で死ねるかァァァァ!!!」 銀八の言葉にブチ切れながら必死に攻撃を避けつづけている学園長だった。今回遊戯王ネタ多くてすいませんでした・・教えて欲しいぞぉマスター のコーナーエヴァ「おい見ろ銀時ッ! 遂に私のコーナーだッ!」銀八「いや基本、質問コーナーと変わらねえから、ていうか何でお前? お前とサドのせいで俺しばらくやってねえんだけど?」エヴァ「前回のおかげで私の株が上がったからな、それを記念してこんなことやってみたッ!」銀八「サドと考えが変わってねんだよ」エヴァ「いいだろ別にッ! 一通目! 「エヴァ様に質問です、スモークチーズは好きですか?」・・何か今までに無かった質問だな・・まあいい、スモークチーズは私の大好物だ、だがいつも銀時に止められる」銀八「いきなり声優ネタかよ、そう言えば色々とお前と一緒に出てるな俺・・」エヴァ「『なのは』では私とお前は夫婦だし・・子供いるしな・・フ・・」銀八「まあここではお前みたいな一生ガキ、俺全然興味無いけどね、さっさと次いけバカチン」エヴァ「何をォォォォ!! 見てろいつか成長してやるッ! お前の方がバカチンだッ! 二通目ッ! 『万事屋メンバーでいっその事子作りしちゃえば?』・・銀時ッ! 私以外の女には手を出すなァァァ!!」銀八「お前にも手出さねえよ、この『永遠のクソガキ』が」エヴァ「変なあだ名付けるなッ! 全く・・いつも私と同じ家に住んでいるのに、夜這いに来ないとは何事だ・・」銀八「お前は俺をロリコンにする気か? そんな事したら、この小説マジでヤバイからね?」エヴァ「元々この小説は色々とヤバイんだから、良いだろうが・・三通目『外伝でも良いから、じじぃを虐める会を作るというのは?』別に無くても自然に出来てるよな?」銀八「まあな~基本俺と新田先生は、あのジジィの事は毛嫌いしてるしよ、源先生も、笑顔で「マジで死んで欲しいです」って普通に言うからね? タカミチは・・知らねえや本編であった事なんて一回も無えしよ、名前しか出てないし~ていうかアイツオリキャラだっけ?」エヴァ「いや私もあんま覚えていない、原作では結構会ってるらしいが、ここではお前のスクーターで轢いた時ぐらいしか会ってないし、正直どうでもいい」銀八「俺もどうでもいい」エヴァ「あんな奴の話しより四通目だ」銀八「まだあんのかよ、最近感想増えてるな・・まあありがたいけどね? 感想が来てくれると嬉しいしよ」エヴァ「この作品は感想によって成り立つ作品だしな・・全くどんな小説だ・・『宮崎のどかを出して下さい』だとよ?」銀八「いや~今回出そうと思ったんだけどさ、都合上カットになったんだよ俺まだあいつと絡んだ事無いしよ、あとアイツ俺の事恐がってるように話すんだよね・・俺何かしたかな・・?」沖田「残念ですね、俺もあいつが出るの待ってるのに、もう作者死ねって感じです」エヴァ「おい今一瞬サド王子が出たぞ・・」銀八「もうあのカミングアウト野郎はブレーキ役探さないとヤバイな・・ゴリラとマヨと俺だけじゃアイツの欲望は抑えられねえ・・」エヴァ「私はアイツとは絶対絡まんぞ・・あんなドSと関わるのはもうゴメンだ・・所で銀時私個人的に気になる感想があるのだが・・?」銀八「何?」エヴァ「『銀さんへ、エヴァに抱きつかれた時興奮した?』という質問が来ているのだが・・」銀八「何ニヤニヤ笑いしてんのお前? 気持ち悪ぃな、ていうかその読者一回連れて来い、ちょっとマジで殴るから、なんか俺が嫌がる質問ばっかする奴だろ? もうマジでぶん殴るから」エヴァ「で? どうなんだ?」銀八「ニヤニヤ笑い止めろっつってんだろこのチビ、お前なんかに抱きつかれて興奮したら真性の変態だからね俺?」エヴァ「唇を合わせたがな・・クク・・」銀八「おい『ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン』あの言ってもわからないバカチビに一発かませ『インフェルニティ・サイト・ストリーム』」 ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン「ゴガァァァァァ!!」エヴァ「ちょッ! 何でここにもお前がいるんだッ! クソォォォ!! カードのモンスター風情が私を舐めるなァァァァ!!」銀八「おうおう、やってるやってるビーム避けるの上手いなアイツ、ということでまた次回で」エヴァ「えッ!? もう終わりかッ!? ちょっと待てッ!? こいつの攻撃が止むまで・・くそ全く止める気なしかこいつッ!?」銀八「バ~イ」エヴァ「待てェェェェェ!!」おまけ土方「おい総悟、何読んでんだ?」沖田「読者からの俺への手紙ですね『ドッチボール集団黒百合を調教したって下さい』ですって」土方「また、そんな感想か・・まさかお前やるんじゃねえよな・・?」沖田「チョロかったです、余裕でしたあんな奴等」土方「おいィィィィ!! どう言う意味だッ!? どういう意味だそれッ!?」沖田「外伝2話に期待」土方「出来るかァァァァ!!」