このお話は外伝と同じく本編とは一切関係ありません早朝、麻帆良学園の学園長室にて。「ワシさ~まあ見た目からして、すげ~長生きしてんのよ? もう色々と無理したくないんじゃよ、わかる?」「はいはいわかってるよ~」「全然わかってないよね? まず学園長の部屋でソファに寝転がって、DVD鑑賞してる所でわかる気ゼロだよね?」自分の椅子に偉そうに座っている、別の意味でこの小説で人気の高い学園長と、お客用のソファに寝転がっている銀八が、テレビを観ながら学園長に適当に相槌を打っていた。いつものナメている態度の銀八を見て、学園長はうんざりする。ここに来てしばらく経っているのに、この男は教師のくせに、一般教師よりずっと偉い自分に対して、全く礼儀がなっていない・・「つーかお前何見てるのじゃ? ていうか自分ん家で見ろ・・」「紅の翼戦記のDVD」「いや、この小説でそれ観るのマズくね? てか何処で手に入ったそれ? あとお前が観ると特にマズイよ?」「安心しろジジィ、どーせこの小説は魔法世界編まで行く前に完結、ていうか修学旅行編で終わりかもしれねえしよ、それにここの修学旅行編は原作とはちょっと違うから、ほわわ~んな感じで完結に持っていくから」「いやそういう事言っちゃ駄目じゃろ・・読者からもっと続いて欲しいっていう意見もあるんだからさ・・」学園長の方に向かずめんどくさそうに返事をしながら、銀八はテレビを観ている。しかもこの小説の今後の予定を軽くネタバレしている。「いや、DVD観てないでさ、お前に色々と言いたい事があるんじゃよワシ? まあ何を言おうとしてるかわかるな? お前がワシに酷い事ばっかしている件についてじゃ」「わかってるわかってる、あ~このバカ死んでくんないかな~? 何がサウザンドマスターだバカ、調子乗ってんじゃねえよバカ、ラスボスに殺されろバカ、そして死ぬ前に俺に殴らせろバカ」「だからお前絶対わかってないよね? もうDVDの感想しかしてないよね?」「うわ、コイツラスボス倒しちゃったよ・・空気読めよ、死んでくんないかな~? 頼むから死んでくんないかな~? 醤油1リットル一気飲みして死んでくんないかな~?」「おいお前が空気読め、ワシそろそろキレるぞ若白髪」観ている『紅の翼戦記』にぶつぶつ文句を言って、もう学園長の話など聞いてもいない銀八を見て、学園長は額から青筋がピクピクしている。「言っとくけどアレだよ? ワシね昔はスッゲー強かったから、もうナギより全然強いと自負するから、お前よりも強いんだよ? 一瞬でお前なんかパーンじゃよ? だからもうちょっとワシを敬うとかそういう態度になった方が良いよ? ワシ昔の力を解放するよ?」「つーか誰このよく出てくるオッサン? ゴリラみたいですっげ~頭悪そうなんだけど~、ウチの世界のゴリラが『並ゴリラ』ならこのゴリラは『特上ゴリラ』? もし吉野家に両方出てきたら俺訴えるよ? そして両方海に沈めるよ?」「あれ? いいのかな本当に? マジで眠っているワシの力を解除するよ? もう卍解とかそういうレベルじゃないんだよ? 仙人モードとか目じゃないぐらい強くなるんじゃよ?」「俺がもしこの時代にあそこに行ってたらさ~絶対あの鳥頭をシメるね、んで『ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン』連れて大暴れしてやるね、んで俺が天下取るね」 「いい加減にしろォォォォ!! お前はワシを本気で怒らせたようじゃなッ!?」遂に堪忍袋の緒が切れた学園長は、自分の机に飛びのって、そこから鑑賞中の銀八に向かって「食らえッ! 学園長ジャンピングキィィィックッ!!」怒りに震えた学園長はピョーンと飛んで学園長の必殺技『学園長ジャンピングキック~まごころを君に~』(ただの飛び蹴り)をかまそうとする。しかし銀八はチラリと自分に奇声を上げながら飛んできた学園長を見て、寝転がった状態で片手で学園長の足首を掴んで止める。「へ?」「うるせんだよジジィ、テーブルで寝てろ」「え? それどういう・・ごっぱッ!」銀八は学園長を隣りにある、お客用のテーブルに顔面からドシャァァン!と叩きつけた。テーブルは銀八が振り下ろした学園長の頭によって見事に破壊されてしまった。テーブルが壊れた所で気絶している学園長。だが銀八は「一生寝てろエイリアンが」と言って、再びテレビを見始めた。「あ~やっぱコイツ死んでくんないかな~? もう一回エヴァの夢の中に入ってシメに行こうかな~?」自分と反りの合わないキャラにぶつぶつ文句を言いながら、学園長が隣りで死んでいる部屋でテレビ観るをする銀八だった。しばらくすると学園長室のドアをノックする音がして、ドアをガチャッと開いて地味そうな男が入ってきた。「すいませ~ん、今度からここで清掃員として採用された山崎です・・ってあれ? 旦那?」無事に清掃員として採用された山崎は今は清掃員の服装(といっても何故か上下青のジャージ)を着て、学園長に挨拶するため、ドアを開けて部屋に入ってきた。だがそこにはいつも持っている木刀と刀をソファの肘掛けに掛けて、持ち主の銀八はソファに寝転がってテレビを観ていた。そして何故かテーブルが破壊されており、そこには老人の亡骸が・・山崎はこの奇妙な光景に不安を覚えつつも、とりあえずソファに寝転がっている銀八に近付いて口を開いた。「・・何で旦那、学園長室にいるんですか?」「あれ、お前ここで何してんの?」「その言葉旦那にそのまま返しますよ・・ここ学園長室ですよね? 何で旦那が我が物顔でソファに寝てるんですか・・?」「あ~俺が学園長だからに決まってんだろうが」「いや普通にわかる嘘付かないでくださいよ・・ていうかさっきからこの亡骸が妙に気になるんですけど・・?」山崎は死んでいるのかどうかわからないが、ぶっ倒れているモノに指差して銀八に質問する。銀八はその物体を見て一言「エイリアンだ」「なわけねえだろうがァァァァァ!!!」「うおッ! 旦那ッ! エイリアンが蘇えったんすけどッ!」「誰がエイリアンじゃッ! ワシが学園長じゃッ!」「えッ! ここってエイリアンが学園長何すかッ!? 大丈夫ですかここッ!?」「大丈夫じゃねえよ、変な奴ばっかだよここ」「だからエイリアンじゃねえってッ! ワシは貴様等と同じ赤色の血が流れているヒューマンッ!」いきなりがばっと起き上がって生き返った学園長に、山崎は驚いたが色々と学園長に失礼な言葉を叫んでしまう。そんな山崎を見て学園長に気付いたのかジロジロと眺めた。「ん~オヌシは誰じゃ?」「え? ああここで清掃員として働く事になった山崎です」「清掃員? 清掃員を雇ったなんてワシの耳に届いてないんじゃが?」「でも俺、新田先生と面接したんですから、学園長に報告してるんじゃないですか?」「いやされてねえんだけど? とりあえず新田先生を呼んでみるかの・・」学園長はまだ衝撃が残っているのか、ふらふらした足取りで、机に置いてある電話で新田先生にこっちに来るように連絡した。しばらくすると学園長室のドアが開いて、一人の教師が入ってきた。「何ですか学園長、私忙しいんですよね、コロコロコミックの読書中だったのに何ですか突然? 『デュエルマスターズ』の続きが気になるのですが」「全然忙しくねえじゃねえかッ! いい年してコロコロ読んでんじゃねえよッ!」「人の読んでる物にいちいちケチつけてんじゃねえよクソジジィ、あ、すんません」「おいィィィィ!! いきなり学園長のワシに向かってその態度ッ!? ここの教師はそんなにフリーダムじゃったけッ!?」学園長をナメまくっている新田先生がコロコロを持ってめんどくさそうに入ってきた。新田先生は入ってくるやいなや、学園長にいきなり無礼な事言うが全く反省する気ゼロ。そんな自分の学校の教師に、ため息をつくも気を取りなおして学園長は新田先生に質問する。「この男、山崎君じゃったけ? ここの清掃員として雇ったそうじゃが・・何でワシに報告しなかったんじゃ?」「すんません忘れてました、てか学園長の存在自体忘れてましたね」「何で自分が働いている所のドンの存在忘れるわけッ!? ナメてるッ!? ワシの事ナメてるッ!?」「お前なんか舐めるわけねえだろうが気持ち悪いんだよクソジジィ、すんません」「ナメてるの意味違うしッ! ワシに向かって気持ち悪いって言うしッ! ていうかすんませんの一言で片付くと思ってんのッ!?」新田先生の暴言に的確にツッコミを入れる学園長。そんな二人を見て、山崎はどうしようか迷っていたが、銀八は観るのが終わったのかを腕を枕にして寝始めた。「おい銀八、ここで寝るなッ! ここはワシの部屋じゃぞッ! ワシのプライベートルームで寝るなァァァ!!」「うるせえな・・俺が何処で寝ようが勝手だろうが・・夢の中であのバカをボコしに行ってくるわ」「どんだけ嫌いなのお前ッ!? つーか発想が小学生レベルだなオイッ!」「ていうか旦那・・そんな都合よくそんな夢見れるんですか・・?」「・・・・・・・・」「あ、旦那寝ましたね・・」「もうお前等出てけェェェェ!! ワシをナメてる連中全員出てけェェェェ!!」学園長は怒りで頭の血管を浮かび上げて、三人に向かって吼えた。そんな怒り心頭の学園長に、新田先生がボソリと「てことは麻帆良学園の人達はみんなここから出て行く事になるぞ?」「いや部屋から出て行けって意味で・・ていうかここの人達みんなワシの事ナメてんのッ!? なんか涙が出てきた・・あと今敬語使わなかったろッ!」「うおッ!」「どうしたんですか旦那? 真っ青な顔して起きて」学園長が涙ぐんでる時、寝ていた銀八が突然起き上がった。真っ青な顔で自分の胸をおさえている。「やっべ~今すっげ~恐い夢見た・・」「どんな夢ですか?」「姫さんに頼まれたドラマの『BOSS』録画するの忘れて、めちゃくちゃキレられる夢」「早く帰れェェェェェ!!! ジジィからのお願いッ!」 放課後、学園長は学園内のペンチにもたれて考え事をしていた。教師たち(銀八と新田先生)の自分に対する態度の事、銀八に何度も痛い目にあっている事、実は銀八に自分の部屋の家具を盗まれていた事(追求したら、蹴りを入れられた後、屋上から投げられた)、最近『銀さんが学園長にもっと酷い事して欲しいです』って意見が山ほどここの感想板に来ている事、色々なことが頭の中でぐるぐる巻いて・・結論に至った。「つーか、10割銀八のせいじゃん・・! アイツのせいでワシの立場が無いじゃんッ! どうすればいいのッ! くそ~忌々しい白髪頭が~・・」彼は今、銀八に対する復讐心で一杯だった。元はといえば原因の種子は全てあの男だ。「あのアホ天パの弱みを握りたい・・」「アホ天パって何? 誰の事言ってんのクソジジィ?」「誰がクソジジィじゃァァァァ!! この麻帆良学園のアホ天パって言えば、銀八という駄目教師に決まってるじゃろうがァァァァ!! ・・・・ってアレ~銀八?」「高い、高~い」「イデデデデッ! ワシの髭引っ張んといてッ!」学園長が後ろに向かって、いきなり自分の一人言に入ってきた声の主に怒鳴るが、後ろを見て表情が強張った。さっき学園長がその人物に愚痴をこぼしている時に、本人の坂田銀八が自分の後に立っていたのだ。無表情の銀八は、学園長のチャームポイントの白く長い顎髭を引っ張って、宙ぶらりんにする。「イデデデデデッ! 何でいつもワシこんな目にッ!」「日頃の行いが悪いからね~」「悪いのはどうみてもお前の方じゃろうがァァァァ!! 髭引っ張るなッ! 給料カットじゃぞッ!?」「おいそれは卑怯だろうが・・チッ、汚ねえジジィだな・・おらよ」「急に離すなッ! アダッ!」自分の給料を人質にされたので、銀八は舌打ちして髭を放した。そのまま学園長はベンチにドスンッとしりもちをついき「アタタタ・・」と自分の尻をおさえながら学園長はため息をついた。そんな学園長の隣りに銀八がドカッと座る。「ハァ~・・何でワシってこの小説だといつもこんな目ばっかあってんの・・?」「読者の意見が多いんだよね~ジジィ虐めろ虐めろって、やれリンチされろだの、毛を全部抜けだの、やれ死んでくれだの、その他多数」「エェェェェェ!! 何でワシそんなに憎まれてるのッ!? ワシ何かやったッ!?」全く自覚が無い学園長は、隣りで小指で鼻をほじっている銀八に質問をする。銀八は少し考えた後上を見上げながら口を開いた。「ま~原作では役立たずだし、アニメでも役立たずだし、実写板でも役立たずだし・・本当役立たずだし・・やっぱお前本当に駄目だな? 一回転生してこい」「お前言いすぎじゃねッ!? いまワシの心臓に『ゲイ・ポルク』が何発も刺さったよッ!? ・・ハァ~もうワシどうしようかな・・」銀八の言葉の槍が突き刺さり、学園長は意気消沈して更に落ちこんだようだ。しばらくそんな学園長を見ていた銀八だったが、しばらくして銀八はある提案をした。「何で読者どころかこの学校の奴等にも人気ゼロなのか知りたいか?」「・・・何じゃと・・?」「この万事屋銀さんが、テメェの悩みを解決してやろうじゃねえか」「マジでッ!? ていうか貴様がワシの悩みを解決って、ワシにとってお前が悩みの種なんじゃけどッ!?」「殺すぞクソジジィ、俺がいなくてもどこのSS小説でもお前人気ゼロだろうが」「イダダダダッ! 眉毛引っ張るなイダダダダッ!」今度は長い眉毛を引っ張る銀八に、学園長はまたもや悲鳴を上げた。ようやく銀八が眉毛を放して、学園長が自分の眉毛をさすっている時、再び銀八が口を開く。「放課後3年A組の教室に来い、俺がお前に特別授業をしてやる、授業料は俺の給料倍な?」「いや何それッ! 給料倍ってふざけんなゴラァァァァ!!」「お前このままだと完結するまで読者に暴言浴びせられるよ?」「ご教授お願いします、銀八大先生」銀八に宣告された瞬間、ベンチから降りて、銀八の前に出て土下座する学園長。彼にはもはや選択する余地が無かった。第十六訓 『老人は国の宝』「まあちょっと早いけどよ、今回は本編を混ぜた『教えて銀八先生のコーナーの』時間だ、今回のテーマは『何故ジジィは本当に死んでくれないのか?』だから」「死んでくれってなんじゃッ!? ワシだって一生懸命生きてるんじゃッ! なのに読者の奴等はワシをよってたかって・・グス・・」「銀八・・学園長が泣いてる・・」「気色悪いな、コイツ・・」3年A組の教室にて。中にいるのは教えてコーナーと同じく、教壇に立っている銀八と、席の一番前にいつも座っている、千雨とあやかだ。だが今回は銀八の隣りでむせび泣いている学園長がいる。泣いている学園長に千雨はさすがに哀れと感じたが、銀八は全くそんな感情は持っていなかった。自分の泣いている上司をほっといて、銀八は話を進める。「という事で何かジジィの問題点とかあるか?」「銀さん、この人自体が問題なので、問題点なんか付けれません」「ひどすぎじゃねッ!? あやか君ッ!? 今の言葉でワシの涙吹っ飛んだよッ!」手を上げて、銀八に始まって数秒で結論を言ってしまったあやかに、学園長が起き上がって文句を言うがあやかは全くお構い無しだ。「私は事実を言っただけです、存在自体がセクハラの人には妥当評価ですわ」「うぉぉぉいッ! 存在自体がセクハラって何ッ!? 確かにちょっとエッチな事しちゃう事あるけどさッ! 男ってみんなそういう生き物なんだよッ!? 男はみんなスケベなんだよッ!?」「銀さんとネギ先生を貴方みたいな変態ぬらりひょんと一緒にしないでください、殺しますわよ?」「ワシのアダ名また1つ増えたよッ! 言っとくがあやか君ッ! 銀八だって結構いい年だし、色々と経験・・あ、すいません・・」学園長が言い終わるウチにあやかの目が鋭い殺気が出たので、マジで命の危機を感じたのか謝ってしまった。隣りで額から汗をたらしている学園長がまだ睨んでくるあやかに怯えているのをよそに、銀八は今度あやかの隣りで机で頬杖をついている千雨に聞いてみる。「千雨、お前は何かねえの? 学園長がウザイ理由」「見た目と性格だろ? 見た目アレだし、性格もしつこそうだし、てか一言じゃ片付けられないんじゃね?」「よし、ジジィ今すぐ生まれ変われ、て事で死ね」「お前等さっきから鬼ィィィィ!? 何かここでワシの人気が上がらない理由が知りたかったのに何でそこまで打ちのめされるのワシッ!? そんなに老人虐めて楽しいのかお前等ッ!? あ~もう来るんじゃなかった・・」学園長は万事屋トリオに向かって激昂して吼えた後、クールダウンしてその場にへたり込んでしなびたキノコみたいになってしまった。落ちこんでいる様子の学園長はまたブツブツと文句を言っている。「どうしてワシはこんなに虐められているのよ・・銀八の方が絶対駄目人間じゃん、主人公の風格ゼロじゃん・・なのに何で木乃香やネギ君はこんな奴に懐くんじゃ・・誰か銀八と仲の悪い生徒はおらんのか・・?」「ブツブツと俺に失礼な言葉言ってると焼却炉にブン投げるぞしなびたシイタケ風情が、俺とお前ではめちゃくちゃ差があるんだよ、お前みたいに学園長室に引き篭って一人で威張りちらしてるバカじゃねえんだよ、俺みたいに現場で頑張ってるデカが生徒の気持ちはよくわかってんだよ」落ちこんでいる学園長に銀八が自分との性能差を叩きこんでいると、それを聞いていたあやかが思い出したかのような表情で銀八に口を開いた。銀八はまあ生徒とは一応よくやっているが、まあ仲の良い生徒もいれば仲の微妙な生徒もいるもので・・「銀さん、のどかさんとはまだ仲ギクシャクしてませんか・・?」「オイ・・そいつの名をここで言うのはちょっと止めてくんね・・?」「何ッ!? 銀八と仲の悪い生徒がいるのかッ!?」「悪いって言うか銀さん恐がられているんですよね・・やっぱあの時ですわよね・・」銀八の苦手な生徒がいると聞いて学園長が復活する。落ちこみと立ち直りが早くて忙しい学園長はあやかに詰め寄って行く。「その『のどか』ってA組の出席番号25番の宮崎のどか君の事かのッ!?」「何でそんな所まで知っているんですか・・? もう最悪ですわね、マジで死んでくれません?」「いやワシ学園長だからねッ!? 生徒の名前は全員覚えているだけだからッ! 殺さんといてッ!」 あやかはしばし慌てている学園長に軽蔑の眼差しを向けていると、千雨が欠伸をした後、少し額から汗を出している銀八に話しかけてきた。「あの時って、銀八とのどかが廊下ですれ違った時だろ? お前まだアイツに恐がられているの?」「いやだってさッ! 俺が二日酔いでフラフラしてて廊下歩いていたら、アイツとすれ違う時肩ぶつかったらよッ! まあ俺ちょっと二日酔いのせいでイライラしてたからうっかり睨んだだけだよッ!? そしたらアイツ・・」「泣きそうになりながら頭下げて何回も謝ってたな」「そこだよそこッ! 何で俺に睨まれただけで泣きそうになるんだよッ! 俺の世界ではそんな奴一人もいなかったよッ!? アイツのせいですっごい嫌な空気が充満して、周りからヒソヒソ声聞こえるしよぉ・・どんだけあの場にいるのがツラかったかわかるッ!? お前等もあの時俺の後ろに突っ立ってないで助けにこいよッ!」「あれはお前が悪いだろ・・」「すいません銀さん、あの状況は助けれません・・」銀八が必死に生徒との事件に主張するが千雨と、あやかは銀八が悪かったと証言した。じつはこの宮崎のどかという少女、銀八が最も苦手なA組の生徒である。、常に前髪のせいで顔は見えず、オドオドして引っ込み思案のある大変大人しい少女だが、そんなのどかに銀八は今までにあった事の無いタイプなので常に対応に困っている。しかも廊下での事件を機に銀八がのどかに近付く度に毎回謝ってくるという、仲が悪いというより彼女の恐怖の対象にされているのであった・・学園長はその事件の全貌を聞いて、遂に銀八の弱みを握ったといやらしい笑みを浮かべた。「フッフッフ・・銀八、どうやらのどか君の事が苦手らしいの、そして彼女は相当お前の事を嫌っていると見た・・?」「嫌われてるんじゃねえよッ! 一方的に恐ろしいものと対象にされているだけだボケッ!」「お前さっきはワシに散々言ってたけどさぁ? ワシの事情より自分の事のほうがヤバイんじゃな~い?」「オイ、ジジィ・・どういう意味だそれ・・?」段々調子に乗っていく学園長に銀八は額に青筋が浮かび上がって、頬はピクピクと痙攣しているて、もはやリミッターブレイク寸前だ。だが今まで散々銀八に痛い目に合わせられた学園長は、銀八の弱みを握られたのが嬉しくてたまらないのか、自分のこめかみに引き金を引かれているのにも気付かずに学園長はテンション上がりまくっていた「フェッフェッフェッ、考えればお前って周りに敵作ってくタイプだし~見た目教師というよりチンピラだし~、そりゃあのどか君も恐がるの~、所で銀八く~ん? のどか君と二人っきりになったらどうすんの~? どっちが先に逃げるのかの~? ワシお前が先に逃げるのに賭けるぞ、カ~カッカッ!」ブチッ段々ウザく、そして殺意が芽生えて行く学園長に、遂に銀八の中で何かがキレた・・「新田先生カモンッ!」銀八が教室の教室の窓にに向かって叫んだ瞬間、速攻で一人の教師がガラッと窓を開けて出てきた。「何だね坂田君、今『ドラベース』を読んでいたのだが」「っておい! 何で新田先生が入って来たのッ!? どうやっていたのッ!? どうやって持ちこたえてたのッ!? 」片手でコロコロを持って教室に入って来たのは何だかんだで銀八と仲の良い新田先生。そんな彼の存在に千雨が驚いている時にはもう銀八は次の行動に出ていた。「しずな先生ドンッ!」銀八が言ってパチンと指を鳴らすと教室のドアが開いた「銀八先生、職員室にあるあなたの机の上がジャンプまみれなので掃除しといてくださいね」「源先生来たんだけどッ!? え、何このメンバーッ!?」教室に入って来たのは、スタイル良し、顔良し、眼鏡装備良し、井上ボイス良し、胸は特に良しッ! と言われるほどの女性で、銀八の同僚の教師でもある、源しずな先生だ。しずな先生は笑顔で学園長を見るが対照的に学園長は何故か血の気が引いている。「学園長こんな所で何油売っているんですか? フフ」「し、しずな君・・あと新田先生も来とるし・・てことはあともう一人来たらワシはヤバイッ!」「何で学園長の奴急に震えてんだ?」「さあ・・銀さんが何であの御二方を呼んだのもわかりませんわ・・」銀八、新田先生、しずな先生の奇妙なメンバーに千雨とあやかが何故だろうかと考えていると、銀八が新田先生から携帯を借りて、誰かに連絡をしていた。「あ~オレオレ、場所は3年A組の教室だからさっさと来い、ジジィ処刑開始だから、今回は過去最大の惨劇の予定」銀八は、用件だけを言って、携帯電話を切った。銀八が新田先生に携帯を返した後、、口元に小さな笑みを浮かべながら、その場に腰を抜かしている学園長に近付いて行く。「おいジジィ恨むんじゃねえぞ、お前はさっきの失言で死刑確定だ、今最後の死刑執行人を呼んだから」「銀八ィィィィィィ!! ごめんなさい、マジでゴメンッ! このメンツはヤバイッ! 最後の奴が来たら特にヤバイィィィィィ!!「まあ学園長命乞いなんて見苦しいですよ、最後ぐらい男らしく死んでくださいね」「笑顔で何恐い事言ってんのしずな君ッ!? ワシ今お主に見られただけで三途の川が一瞬見えたよッ!?」「学園長、焼死、溺死、感電死、爆死、何が良いですかな?」「何がいいですかなじゃねえよッ! どれも死ぬことしか言ってないからねッ! てかお前は原作だと影が薄いのに、何でここだと・・あ、すいません! タバコの煙をこっちに向かって吹かないでッ! 何このチンピラが挑発する時に使う技ッ!?」何時の間にか銀八だけでなくしずな先生と新田先生が慣れた手つきで、学園長が逃げられないよう囲んでいた。更に新田先生は学園長に吸っているタバコの煙で虐めている。学園長は「止めてッ!」とか「勘弁してッ!」、「今度は何する気じゃッ!」等三人に必死に叫んでいたのを見て千雨とあやかはますます謎が深まった。「なあ銀八何かやんの・・?」「決まってんだろ俺達はジジィを昇天させる組織『GS』だ」「いや知らねえよッ! そんな何処から怒られそうな名前の組織なんてよッ!」 「私も知りませんわ・・ていうかGSってどう言う意味ですか・・?」「ジジィ(G)死ね(S)」「「あ~なるほど」」「二人とも納得しちゃ駄目じゃろッ!? 要するにワシをとことん酷い仕打ちにするイジメッ子グループだからねッ!?」銀八に組織名の意味をわかりやすく千雨とあやかに言って二人を納得させたところで、学園長が必死に叫んでいたが廊下をコツコツとこちらに歩いてくる音にビクッと反応する。「おい銀八・・マジで呼んだのか・・?」「呼んだよ~だってアイツあの技に関しては俺を超えるからね」「そうじゃッ! アイツのせいでワシの体はもう限界に来てるんじゃぞッ!」「今日は限界突破出来ますかもしれませんね」「しずな君ッ!? さっきから笑顔だけどワシが痛めつけられてるの見て嬉しいッ!?」「嬉しいというよりさっさと死んでくれないかなと思っています」「えェェェェェ!! 君がワシに見せる笑顔ってそういう意味だったのォォォ!?」怯えている学園長に笑顔で止めを刺すしずな先生。それを見ていた新田先生は「プ・・コイツ馬鹿じゃん」と口をおさえて学園長を笑っていた。廊下を歩く音がどんどんと大きくなる。「千雨、あやか、お前等この作品って、16話と外伝1話やっているのに未だに出番無い奴知ってる?」「え・・・あの人だろ・・?」「原作だと1話から出ているのに、こっちだと台詞1つも無いあの人ですか・・?」銀八が教室のドアに近付いて立って、千雨とあやかの方を向いて質問する。二人が答えると銀八は「そうだ」と言って頷く、そして廊下の足音が止まると同時に、銀八がドアの取っ手を掴んだ。「今回は記念すべき奴の本編初登場だ」「マジでッ!? やっとあの人に出番がッ!?」「さあ本編で暴れてやれッ!」銀八が取っ手を横にスライドさせるとそこにいたのは・・そう本編16話目にして遂に彼の出番だ身の丈2mは越えている身長と強靭な肉体、そしてその肉体にふさわしいワイルドな顔立ち、バンダナとサングラスがトレードマーク、服装はプロレスラーのようなショートパンツ1枚、両手に持つのはフランスパン、そうその男の名は・・「いや誰ェェェェェェェェ!?」その男をみて千雨が大声で叫んだ、どうやら彼女はかつての担任の教師を忘れてしまったらしい・・「いや忘れてねえよッ! 高畑先生だろ普通このタイミングッ!? 誰この人ッ!?」「は? 何言ってんの? タカミティンだろ、どこからどう見てもタカミティン以外の何者でもねーだろ」「タカミティンって何だよッ! そこはタカミチって言う所だろッ!? 何で『チ』が『ティン』になってんだよッ! 誰だよコイツッ!? どこからどう見ても別人以外の何者でもねえよッ!」「オイオイいちゃもんつけるのはよせ、思い出せネギまの原作1話を・・初登場の時こんな感じだったろ? もしかして出番が無くてタカミティンの顔忘れたのか?」「だから忘れてねえよッ! 私の知っている高畑先生はもっとスマートだったよッ! ていうか全部違うよコレとはッ! 何でグラサンとバンダナつけてるんだよッ! 何でパンツ一丁なんだよッ! 何でフランスパンもって棒立ちしてんだよォォォォ!!」タカミチならぬタカミティン、どう見ても別人の彼を見ながら、銀八に向かってツッコンでいると、棒立ちしていたタカミティンはゆっくりと教室に入って来た。その瞬間、学園長が尋常じゃないほど怯えている。「きききき来たァァァァ!! コイツのせいでワシがいっつも酷い目に合ってるのにィィィィ!!」「えッ!? 学園長、タカミティンと知り合いッ!?」「長谷川さん、タカミティンはウチの学園の教師よ、忘れたの? そして彼は学園長虐めに関してはプロ級の技を持っているのよ」「タカミティン今日も頼むよ、終わったらいつもの店にでも行くか」「タカミティンなんてこの学校にいなかったよッ! あんた等どんだけ高畑先生を抹消したいんだよッ!! 何、最初からいました的なノリにしてんだよッ!」千雨が完全に一人の教師を忘れているしずな先生と新田先生にツッコンでいると。タカミティンはフランスパンを食べながらちょんちょんと銀八の肩を指で突っついて初めて口を開いた。「タイムイズマネー・・・ワタシ、一時間一万円、二時間二万円、ソノ間ワタシ、タカミティン、オーケー?」「オーケイ、オーケイ、マネーはジジィからブンドッテクダサ~イ」「おいそいつ完全に金で雇った外国人だろッ!! カタコトじゃんッ! 日本語カタコトじゃんッ!」「うるせえよ千雨、何勘違いしてんだコイツはどうみてもネギの親友の『高畑・T・タカミティン』だよ、確認してみろネギは絶対タカミティンの事を・・」「ねえよッ! どうみてもコレを友達とは言わねえよッ! だって別人だものッ! 360度あらゆる角度から見て違う人だものッ!」とぼける銀八に千雨が抗議するが、問題の種のタカミティンは気にせず持っていたフランスパンをパンツに入れた後、自分の拳をパキパキ鳴らしてその場にへたり込んでいる学園長に近付いて行く。「アイム、モンスターバスター」「いやワシモンスターじゃないってッ! どっちかつうとお前がモンスターじゃろッ!」「タカミティン、モンスターのハントお願いします」「しずな君ッ!?」「オーケー」「待てぇぇいッ! タカミティンもうあの技は止めて・・ギャァァァァ!!」タカミティンに笑顔で目の前の学園長に向かって手で首を掻っ切るサイン、死刑執行の合図をしずな先生が開始した瞬間、タカミティンは学園長の言葉を聞かずに学園長を押し倒して、彼のチャームポイントである長い白髭を掴みブチッ!「痛ぇぇぇぇぇ!!!」タカミティンは学園長の髭を抜いて後ろで見ている銀八に見せる。「スイマセン、コレダケッスカ?」「ノーノー今日は初挑戦で全部やってみようオーケィ?」「オーケー」タカミティンは持っていた髭をポイッと捨てて、再び押し倒している学園長に「ファッキュゥゥゥ!!」と叫びながら再び襲い、教室に再び学園長の断末魔の叫びが響き渡った、千雨とあやかが思わず両耳をおさえる「銀八ッ! いつも学園長にこんな事してんのかよッ!?」「いつもじゃねえよ週3だ、タカミティンはジジィの毛を抜くのが誰よりも得意なんだよ」「どっちにツッコめばいいんですかッ!? 週3でこんなことやっている事、タカミティンが毛抜きの達人の事どっちにツッコめばいいんですかッ!?」千雨とあやかが銀八に向かって耳を押さえながら叫ぶが、まだ学園長の悲鳴が聞こえる。「すっげ~ウルサイ・・銀八お前何で平気なのッ!?」「銀さんだけじゃありません・・新田先生やしずな先生も平然と学園長を眺めています・・」「あ、俺等耳栓携帯してるから」「ジジィの悲鳴はバンシー並にうっさいからね」「こうしないと耳の鼓膜がはちきれるんですよね」「もう慣れてる領域だよこの三人ッ!」耳栓を付けて平然とした表情で目の前の惨劇を学園長虐めのスペシャリスト三人はただ眺めていると銀八が二人に顔を向けて一言・・「次、誰がやんの?」「まだやんのかよッ!」あまりにも酷い銀八に千雨は耳をおさえながらもその声だけははっきり聞こえた。「やべえな・・タカミティンが全部抜いたからこんな事に・・」「いや全部抜いた後、坂田君がキンニクバスターの練習用にしたのがきつかったかもね」「その後新田先生がどこから持ってきた墨汁を大量にぶちまけていた上にそのまま一気飲みさせたのが悪かったんじゃないですか?」「シズナサン、アンタモンスターノボディ、全テノ穴ニ、チョークブッ刺スノダメヨ」学園長イジメッ子クラブの四人が目の前の学園長“だった”モノを見ていた・・モザイクまみれでよく見えないが・・「ちょっとやりすぎたな今回は、さすがにコレはグロい」「さすがに悪ノリしすぎたかな? これは読者には言い表せない物体だ」銀八と新田先生が目の前のモザイクに感想を言った後、銀八は後ろで今度は顔を机に伏せている千雨とあやかに向かって歩いていく。「お前等アレ見ちゃ駄目だからな、子供には刺激が大きすぎる」「オイィィィィ!! どうなったッ!? どうなっちまってんだよッ!? 学園長はッ!?」「千雨さん・・銀さん私のことまだ子供だって・・」「いいんちょ、そこは別に考えなくて良い所だから・・」 「私には学園長なんかと比較できない程重要な事ですッ!」「もういいよッ! 勝手にショック受けとけやッ!」思わず目を開けて、別の事に落ちこんでいるあやかにツッコむ千雨だが、その時思わず興味本位で学園長の方をチラッと見てしまう。見るとそこには・・「・・・・・ここは地獄か・・?」「見るな千雨! お前の本体である眼鏡が壊れるほど衝撃的なんだぞアレはッ!」「むぐッ!」千雨がモザイクの学園長を見た瞬間呟くが、銀八が見せないように千雨を自分の懐に抱き寄せる。新田先生としずな先生、タカミティンははそれを見た瞬間固まった・・・・・・「坂田君、そういう関係を生徒とはちょっと・・」「いや新田先生違うっすよ・・これは生徒にグロデスクな描写を見せないために仕方なく・・」「銀八先生ってA組のエヴァちゃんと付き合ってると思っていたのに・・二股は良くないわよ? もしかして雪広さんとも?」「しずなさんッ! 笑顔で恐ろしい事言わないでッ! 最近は読者そういう言葉に敏感なんだからッ!」「グッドラック」「どういう意味タカミティンッ!? 応援しますってかッ!? ふざけんなコラァ!」銀八が千雨を抱き寄せながら、三人に必死になって否定する。千雨は銀八の胸に自分の顔を圧迫されているのでモガモガと苦しんで暴れていたがようやく、プハーッと顔を銀八の胸から脱出させた。「何すんだよッ!」「お前が何してんだよッ! アレ見たらお前の目腐り果てるぞッ!」「どんだけやったのアンタ等ッ!? ていうか離れろッ! こんな状況いいんちょに見られたらまた・・」「銀さん、もう見て大丈夫ですかッ!?」「「まだ見るなァァァァァ」」銀八と千雨が抱きあってる状況で、目を開けようとするあやかに向かってハモッて叫んで止めて、急いで二人は離れる。「どうすんだよアレ・・私直視できないしよ、グロ過ぎて・・」「う~ん、悪いタカミティン、アレ捨ててきて」「ショウガナイ子ダネ」「お母さんッ!? タカミティン何でお母さん的なポジになってんのッ!?」銀八がタカミティンに頼んでみたら、意外と簡単に承諾してくれたそれよりタカミティンが何でお母さんキャラになったのかが千雨の気になる点だった。彼はモザイクの物体を肩に担いで教室を出てどっかに行ってしまい、その後他の教師陣も帰って行く。「じゃあ坂田君、我々は失礼するよ」「さよなら先生、長谷川さんを幸せに・・」「「違ェェェェェェ!!!」」しずな先生が最後に銀八と千雨に手を振って出て行く前に銀八と千雨が同時に叫んだ。教室に残ったのが三人だけになると銀八は、さっきから顔を伏せているあやかの頭をパンッと叩いて「もう駆除したから目を開けて良し」と伝えたら、ようやくあやかは顔を上げれた。「銀さん、教室が凄いことになっているんですが・・」「明日は大掃除だね~」「それだけで済む問題でしょうか・・」教室は既に表現できないカオスな状況になっていた。だが銀八はのん気な事言った後、背伸びした後帰り支度する。「じゃあ帰るか、俺もう疲れて眠いわ」「なあ・・学園長、もうこの作品に出ねえのかな・・?」「何言ってんだ俺はアイツの中で唯一尊敬しているのは、あのスライム並の再生力だぞ、今はあんな状態だけど、数話で復活してるって」「あ、もう本当に人間じゃねえんだな・・」学園長の人間離れ、つーかもう人間じゃないその能力に千雨はボソリと呟いていると、銀八が頭をボリボリと掻きながら教室から出て行く。「帰るぞテメェ等、早く帰らねえとタカミティンに怒られるぞ、フランスパンで殴られるぞ「なあ銀八・・・タカミティンって一体何・・・?」「・・・・・・」「無視かよッ!」千雨とあやかを連れて銀八は教室の照明を消した後、教室を出て閉めた。千雨の質問には結局最後まで答えなかった銀八だった。翌朝、学園長と思われるモザイクの物体が校舎の裏で発見された。そして何故か近くにはフランスパンが1つ置いてあったらしい・・銀八先生のそこんとこ詳しくのコーナー銀八「ハァ~久しぶりの読み手だよ・・サドとチビのせいで本当久しぶりって感じがするわ・・」千雨「私もここ来るの久しぶりだな・・」銀八「しかも次回はリメイク版の零話からスタートだよ・・そこで質問コーナーやったらヤバイかな?」千雨「駄目だろ・・初めてみる人がわけわかんなくなるぞ?」銀八「じゃあ質問コーナーは当分お休みにします、すいませんね何かグダグダで、今回のコーナー終わったら当分無いんで」千雨「最低一ヶ月は無いんで17話が始まる時に質問お願いします」銀八「一通目『銀さんってツンデレなんですか? 2話連続でエヴァに抱きつかれて正直我慢の限界っしょ? 何で我慢してんの?』・・・ツンデレって言われてもな・・俺がいつ神楽になったんだよ・・」千雨「あのチャイナ別にツンデレじゃねえだろ」銀八「お前な、アイツの声はツンデレのスペシャリストだよ? ルイズとか、大河とか、シャナとか、ナギとか・・いやここのナギじゃないよ? ここのナギだったらぶっ殺すからね?」千雨「ていうかそれチャイナじゃなくて中の人だろうが・・」銀八「結論、俺はくぎゅじゃなく杉田なのでツンデレではありません、あとエヴァに抱きつかれて我慢っていうかアイツに抱きつかれも俺何ともないからね? わかってる? わかってるououoさん? そろそろぶちのめすよ?」千雨「遂にハンドルネーム出したッ!」銀八「ニ通目『沖田をフェイト側の仲間にしてください、そして女性メンバーを調教してやって下さい』え~無理じゃね~? だってここ一応『銀魂』と『ネギま』のクロスだし、フェイト出すのはマズイだろ・・しかも別の場所で『なの魂』もあるしさすがにこっちでフェイト出すのはちょっと・・女性メンバー調教ってプレシアとかフェイトとかあの犬なんかに、んなことしたら、ここ大変な事になるからね?」千雨「オイ・・『リリカルなのは』に出てくるフェイトと間違えてるだろ・・」銀八「え? 違うの?」千雨「全然違えよッ! 何でこっちでなのはキャラ調教して下さいって感想が来るんだよッ!」銀八「じゃあフェイトって誰よ?」千雨「え~と・・そこは私が知ってて良いのか、知ってはいけないのか微妙なところだから・・」銀八「どういう意味?」銀八「三通目~『万事屋メンバーとの子作りが駄目なら大人の魅力ムンムンの源先生と一緒に付き合っちゃえば?』・・バカヤロウこういう事ばっか書きやがって、お前は本当に本当に・・・・・・成長したな」千雨「いや何読者誉めてるのッ!? コレっていつも来たらお前が悪態をつくタイプの質問だろッ!?」銀八「俺はなぁガキには興味無い、だが年の近い源先生なら全然守備範囲だ、そりゃああの人ちょっと恐いけどさ、まず美人だろ? 胸デかいだろ? ザ・ボスと同じ声だろ? まあかなりの上物って事だな~全然俺OKだからね」エヴァ「貴様・・死ぬ覚悟は出来たか・・」銀八「あれぇ・・何でお前がここにいんのかな~・・あとあやかまで・・」あやか「エヴァさん今度だけは助太刀しますわ・・」銀八「え~二人とも目が恐いんだけど・・ちょっと待って・・イヤイヤ別に俺がどんな女性が好みだろうとお前等には関係無くね・・?」エヴァ・あやか「あるわァァァァァ!!」銀八「ギャァァァァァァァァァ!!!」千雨「じゃあしばらく私出番無いけどいつかまた会いましょう」銀八「何テメェ終わらせようとしてんだッ! 早く助けろやッ!」千雨「フン」銀八「何怒ってんのお前ッ!? なんか俺お前に酷い事したッ!? つうかお前等痛えよッ! 蹴りは止めろッ! 蹴りはヤバイってッ! ウギャァァァァァァ!!!!」