注意 これはスイーツなのでご飯を食べてから。
はい、これで治療は終わりましたよ。
「ダニエル様にこんなご迷惑をおかけするなんて・・」
いえ、私にはこれくらいしかできることがありませんから。
兵士のみなさんは前線に出て戦っているんです。
これくらいのことはさせてもらわないと。
「ありがとうございます!」
でも、あんまりひどい怪我をしてしまうと治療しきれないかもしれないので気をつけてくださいね。
「はい!」
「お~い、ダン~。治療してくれ~!」
ナギ君!
そんなにひどい怪我してどうしたの?!
「へへっ、ちょっと油断しちまってよ」
ああもう!
ほら、早くそこに座って。
「ああ、わかった」
ねえ、ナギ君。
「ん?」
今日もいっぱい味方の人が死んだよ。
そんなの見ると、やっぱりここは戦場なんだなって思って。
旅に出てから、ずいぶんと遠くまで、こんなところまで来ちゃったね。
「・・・・すまねえな。
お前までこんな戦争に巻き込んじまってよ」
そんなの気にしなくていいよ。
ねえ、知ってる?
ナギ君ってさ、昔からいつも無茶ばっかりしてるから、見てると危なっかしくて凄く心配になるんだよ?
私はそんなナギ君を放っておけなくて、見ていられなかったから魔法学校までやめてついて来たんだから。
だからさ、あんまり無理しないでね。
「ああ」
約束だからね。
こうして兵士の人たちを治療していても、凄く心配になるんだから。
ナギ君が強いのは知ってるけど、もしかすると・・って。
・・・・待つのも辛いんだよ。
「でも俺は・・・・」
うん、わかってる。
助けを求めている人が、ナギ君のことを待っている人達がいるんだもんね。
ナギ君は優しいからね。
そんな人達を放っておけないでしょ?
それに、私は待つことができるけど、その人達は待っていられないから。
「ダン・・・」
だから、約束して。
絶対帰ってくるって。
絶対死なないって。
そう約束してくれれば、私はいつまでだって待てるから。
「おう、任せとけ!
絶対帰ってくるから待っててくれ」
うん!
・・・はいっ、治療終わり。
どう?ちゃんと治療できてる?
「おう!完璧だぜ。
流石俺の相棒だな」
ふふ、おだてても何も出ないからね。
じゃあ、私は他の人の治療に行ってくるから。
・・・今日もごはん作って、待ってるね。
「ダンのメシはうまいからな。ラカン達もいつも楽しみにしてるぜ。
もちろん俺もな。
じゃあ、行って来るな」
うん、いってらっしゃい。
あとがき
youtubeで見た、なのはのEinsatzのMADがかっこよかった。
最近なのはのMADにはまってきた
>ところで作者に問いたい。もし永遠神剣シリーズ次回作でユーフィーが成長してても作者の愛は変わらないのだろうか・・・?
当然。
俺は幼女を愛したのではなくユーフィーを愛したのだから。
そして唐突に、真名の異空弾倉を見て俺が思いついたかっこいい杖。
『ツンデレのクルトがダニエルのために魔法科学技術の粋を尽くして開発した杖。
本体である杖と、異空間から先端をのぞかせる5つの杖のワンセット。
5つの杖を敵を囲むように配置して、計六本の杖のどれからでも魔法を放つことができる。
その気になれば全ての杖から同時攻撃も可。
もちろん敵が杖を攻撃しようとしたら杖を転移させて回避させたり、敵が逃げても杖を転移させて追撃できる。
言ってしまえばファンネル。
杖にはオスティアの島々を浮遊させていた魔石の小型のものが埋め込まれているため魔力を貯めることができる上に、島々を浮遊させていた応用で浮遊術を使えない人間も飛ばせることもできる』
どうだ?かっこいいだろ
へへ、これで俺の黒歴史のページがまた一つ埋まったぜ。
あとがき2
次回「嘘予告 リリカルなのはstrikers~遥か遠い次元世界からの来訪者~」