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No.14425の一覧
[0] となりんちのナギくん[七星](2010/01/22 17:15)
[1] とりあえず無理矢理だけど続けてみた。[七星](2009/12/02 22:30)
[2] 料理人[七星](2009/12/03 12:43)
[3] 魔眼[七星](2009/12/04 07:29)
[4] 修行[七星](2010/01/10 16:56)
[5] 王女様[七星](2009/12/05 19:20)
[6] 拉致そして監禁[七星](2009/12/05 20:45)
[7] 料理人2[七星](2009/12/06 05:25)
[8] カウントダウン[七星](2009/12/06 12:44)
[9] 救出?[七星](2009/12/06 19:32)
[10] 優しさ[七星](2009/12/07 09:40)
[11] 前夜、そして突撃[七星](2009/12/07 14:16)
[12] 最終決戦[七星](2009/12/09 08:55)
[13] オスティア崩壊[七星](2009/12/09 09:42)
[14] ダニエル(笑)[七星](2009/12/09 12:59)
[15] 印税生活[七星](2009/12/10 07:18)
[16] 投獄[七星](2009/12/10 21:56)
[17] 停滞[七星](2009/12/11 16:29)
[18] 教導[七星](2009/12/11 22:48)
[19] 一斉蜂起[七星](2009/12/13 14:07)
[20] 二ヶ月前[七星](2009/12/13 14:07)
[21] 救出作戦[七星](2009/12/23 16:31)
[22] 旅の終わり[七星](2009/12/24 15:01)
[23] 異伝 デビルサバイバー 注・意味不明[七星](2009/12/19 20:38)
[24] 異伝 デビルサバイバー 後日談1[七星](2009/12/20 07:56)
[25] 異伝 ARIA ~水の惑星~[七星](2009/12/23 15:09)
[26] 異伝 ARIA~その魔法使いの大魔法~[七星](2009/12/23 15:09)
[27] 英雄の息子[七星](2009/12/26 21:42)
[28] 偽物疑惑[七星](2009/12/27 14:47)
[29] 鈍器コング[七星](2009/12/28 16:27)
[30] 赤紙?[七星](2009/12/29 11:16)
[31] 紅翼無双[七星](2009/12/30 11:41)
[32] そうだ、京都に行こう[七星](2009/12/31 11:19)
[33] 再会[七星](2010/01/04 21:57)
[34] 鬼神消滅[七星](2010/01/05 06:51)
[35] わがまま[七星](2010/01/05 08:27)
[36] マスターダニエル[七星](2010/01/06 13:32)
[37] 逃げ[七星](2010/01/07 09:53)
[38] 開店[七星](2010/01/08 05:43)
[39] 中華来襲[七星](2010/01/09 11:15)
[40] おかえり[七星](2010/01/10 04:17)
[41] 脱ぎません[七星](2010/01/10 17:12)
[42] メガネっ子[七星](2010/01/11 12:11)
[43] 高評価[七星](2010/01/12 11:50)
[44] 悪魔襲来[七星](2010/01/13 14:36)
[45] 緊急事態[七星](2010/01/13 23:41)
[46] 嘘予告 dies irae 閉じた運命の輪の来訪者[七星](2010/01/15 06:41)
[47] 失態[七星](2010/01/15 11:56)
[48] GANDORUの憂鬱[七星](2010/01/16 00:54)
[49] IF END  もしかするとありえたかもしれない結末[七星](2010/01/16 16:29)
[50] IF END  もしかするとありえたかもしれない結末 アリカver[七星](2010/01/17 17:29)
[51] 特訓開始[七星](2010/01/18 15:01)
[52] スレ[七星](2010/01/19 12:58)
[53] スイーツw[七星](2010/01/20 02:25)
[54] 小刀[七星](2010/01/21 11:33)
[55] IF TSダニエル[七星](2010/01/22 17:02)
[56] 嘘予告 リリカルなのはstrikers~遥か遠い次元世界からの来訪者~[七星](2010/01/23 03:24)
[57] 魔眼s[七星](2010/01/23 19:10)
[58] 脱げ女襲来[七星](2010/01/24 20:09)
[59] 麻雀[七星](2010/01/25 13:09)
[60] ガンドル[七星](2010/01/26 23:20)
[61] 初めての治療魔法講義[七星](2010/03/17 15:04)
[62] 追憶[七星](2010/03/26 15:17)
[63] 異伝 High school of the dead[七星](2010/05/23 02:23)
[64] 異伝 デビルサバイバー 後日談2[七星](2010/05/25 05:07)
[65] 満を持してのテオドラエンド・・・だったらよかったのにな[七星](2010/06/10 18:24)
[66] [七星](2010/08/01 20:21)
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[14425] 異伝 ARIA~その魔法使いの大魔法~
Name: 七星◆ab5dd278 ID:61aaa80b 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/12/23 15:09
まえがき

今回の話は時系列的には海との結婚あたりになります。






ネオ・ヴェネツィアに春が来た。

天気もよくぽかぽかと暖かい今日みたいな日は、通りを歩く人たちも元気が良く笑顔を浮かべている。

「はひ~、今日も疲れました」

灯里ちゃん達が練習の後にここで休憩していくのも見慣れた光景。

そんないつも通りの一日のことだった。


モーニングタイムも終わり、一旦店から客がいなくなった時だった。

カランカランとドアに付いたベルが音を鳴らして来客を告げた。

「いらっしゃいませ・・・アリシアさん」

お客さんはアリシアさんだったのだが、人目でわかるくらい元気が無かった。

「とりあえず、お席にどうぞ」

「ありがとうございます・・・」

ささっと紅茶を入れて出したのだが、飲む様子が無い。

俺は、店のドアに臨時休業の札を掛けてアリシアさんの前の席に座った。

「それで、今日はどうしたんですか?」

「・・・・・できないんです、決断」

ああ、そういえば前にそういう話をしたな。

あれからしばらく経ったけど、まだ灯里ちゃんは片手に手袋をしたままだ。

「ずっと考えてたのに。何度も、何度も灯里ちゃんに言おうと思ったのに。
でも、今が・・・今がとても楽しくて心地よくて。
ずっと今日のままならいいのにって・・・・そう思ってしまって」

アリシアさんはそう言うとギュッと口をつぐんでうなだれた。

俺は、黙って席を立ち倉庫に行き埃をかぶった杖を持ち出した。

久々の感触。

「アリシアさん、ちょっとついてきてくれませんか」

「え?」

俺が店のドアを開けて外に出ると、アリシアさんも少し慌ただしく席を立ち俺に続いた。

荷物を運ぶのに便利だからと購入し、練習したゴンドラに乗り込む。

流石にウンディーネのように綺麗には無理だが、移動するのに問題ない程度にはこげるようになった。

「あの、どこに?」

「・・・アリシアさんに、魔法を見てもらいたくて」

「魔法を?」

「はい」

ゴンドラはゆっくりと海を進み始めた。




ゴンドラを漕いでいる間はお互い無言だった。

波の音と、オールが水をかき分ける音だけが聞こえる。

そうしてしばらく漕いでいると、ようやく目的地にたどり着いた。

「降りてください。ここから少し歩きます」



以前何度か一人で来た道を歩く。

「あっ、ここは」

アリシアさんもようやく気づいたようだ。

ここは前にアリシアさんから聞いた場所。

いつかみんなで来れると良いなと思って何度か下調べをしていた。

草原の丘の上にある一本の桜の木と壊れたバス。

「ここで魔法を?」

「はい、魔法使いダニエルの一世一代の大魔法です」

俺は杖で飛び、バスの上に乗り杖を構えた。

ずっと魔法なんか使っていなかった。

でも、どうやらありがたい事に俺もまだ魔法使いのようで、体が魔法を使う感覚を覚えている。

桜の木に向かって呪文を唱えた。

「吹け 一陣の風 風花 風塵乱舞」

詠唱はいらない。

おそらくそれでちょうどいいくらいの風が吹くはず。



ビュオオと音を立てて強風が起こった。

桜の花びらが舞う。

まるで雪のように舞い落ちる。

「まあ!」

ひらひらと舞い落ちる花びら。

それを見て、アリシアさんは目を輝かせて走り出した。

舞い落ちる花びらの中で踊るようにくるくると回る。

その幻想的な光景を見て、妖精とはよく言ったものだと思った。




しばらくして、ようやく花びらが舞うのが収まった。

「ちょっと前に、毎日が楽しそうな灯里ちゃんを見て、ふと聞いたことがあるんです。
『どの季節が一番好きなのか』って」

-全部です。春はお花が綺麗で、夏は花火が、秋は紅葉が、冬は雪が。
そんなときはいつも、毎日が今日だったらって思いますけど、毎日が今日だと他の季節の楽しさにも、その先にある楽しいことにも出会えなくなっちゃいます。

-だから、私は毎日が大好きなんです。

-季節が過ぎ去るのは悲しいけど、その先にある楽しいことを楽しみにできるから

「そう言ってました」

「そう・・・・その先にある楽しいこと・・・そうね。
ずっと同じところに止まっていたら、その先の楽しいことには出会えないのよね」

アリシアさんはようやくいつものような笑顔を浮かべた。

うん、あれなら大丈夫。

そう確信が持てた。



-それで、俺の魔法はどうでしたか?



-ふふ、素敵な魔法をありがとう。魔法使いさん





あとがき

ようやく7割ほど草案ができた。
感想の中に原作編にはいかないのかというものがありましたが、今は考え中。
原作はキャラが多くて(特にネギのクラス)書き分けが難しい。



それにしても本当に異伝は書きやすい。
すでに主人公のキャラが本編で固まっているからだろうか。



ARIAの中ではアリシアさんが最高だと思う。
しかし、ARIAの二次創作が少ないという現実が残念。
なんでだろう?
ARIAおもしろいよね。


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