俺は通路をひた走る!後ろからは鬼の形相をしたドゥーンが追いかけてきています。
くっそニートの癖になんでこんだけ体力あるんだよ!
エレナさんたちとの修行の前、廊下でドゥーンに出会い、あった瞬間にこっちにダッシュしてきたのでこちらもダッシュで逃げました。
「シュウおっまえ俺の本どこにやりやがった~!本棚にあった本、中巻だけ全部ねぇじゃねぇか!」
「うっせぇそれ捨てたの大分前だから時効じゃ時効!~~~しつこいなぁコレでも食らえ!」
『罠の製作者』を使い通路内に様々な罠を設置した。
ダーツの矢を懐から取り出しオーラをこめてドゥーンに投げつけ進路を限定していきます。
罠にかかるようにドゥーンを誘導しますがドゥーンは円や凝でも見えないはずの罠を次々とかわして俺に一歩一歩近づいてきます。
「くっそ何で罠にかかんねぇんだよ!」
「ふん、ひよっこが!俺くらいになるとこの辺に罠がありそうだなぁってなんとなくわかるんだよ!」
「って勘でよけとったんかい!このチート野郎が!!」
「はっはっは!さて覚悟しろおしおきの時間だぁーーーーーーーーーーーーー」
ドスン
あ~っははははは。俺の二歩手前位で落とし穴に落としました。
バカめ、エレナさん直伝全部罠をよけきったと思わせといて最後の最後にズドン作戦大成功!!
とりあえずドゥーンは落としたままで放置しときます。
そのうち一人で出てくるでしょう。
「おっといいところにいた。シュウちょっと手伝ってくれ。」
「ジンが俺に頼みごとって珍しくない?どうしたの?」
「俺の部屋にテープレコーダーと空テープ持ってきてくれないか?」
「べつにいいけど……」
何すんねやろ?と思いながらジンの部屋に行くと部屋でゴンにメッセージを録音したいから付き合ってくれと言われた。
自分でしないのかと聞くと俺みたいな能力もっていたら厄介だからできるだけ居場所のばれるリスクを減らしたいんだと。
確かに俺の場合、物質とその物質を持っていた人の名前と顔がわかってればどこにいるかわかるしな。
ゴメンよゴン!俺のせいで余計にジンに会えるための手がかり消えていってるかも!
「…ようゴン!やっぱりお前もハンターになっちまったか。それで一つ聞きたいことがある。お前オレに会いたいか?」
ジンは録音にはいった。
ジンに30分くらいしたらまた来てくれといわれたので音を立てずに退出しました。
ジンの部屋からでるとリストが箱をもってこちらにやってきたので部屋の扉を指差し録音中と伝えると録音が終わったら渡してくれと、小さい箱と神字が書かれた大量の小さな鉄の棒がはいった箱を渡された。
カチ
テープの録音を停止させる。
ジンにテープを取り出してくれと言われたので取り出すとジンは円状にかかれた神字の中央にテープを置けと指示してきたので言う通りにする。
ジンはテープにオーラをこめているようだ。
たしか停止押したら巻き戻しして、巻き戻ったら勝手に録音状態になって中のメッセージ全部消すんやっけ?すごい念のいれようやなぁ。
「そことそこくっつけてオーラ流し込め」
今は鉄の棒を組み立てています。
なにやら完成後にオーラで覆うと勝手にばらばらになるそうです。
そういや原作であったなぁ。まさかオレが作るとは思ってなかったわ。っと出来た!
ジンにみせるとOKだそうだ。
これどうするの?と聞くと
「シュウ…お前預かっていてくれないか?お前の判断でゴンが一人前のハンターになったと判断したらわたしてやってくれ」
「…はい!?俺が持っとくん?本気で?……一人前って裏ハンター試験合格くらいのタイミングで渡せばいいんか?」
「あぁよろしくたのむよ」
あっれぇ?この箱ってミトさんとこにあるはずじゃなかったっけ?
……やっべぇ原作変わってるかも!
どうしようかなぁと考え自室に戻りくつろいでTVを見ているとなにやらすごい殺気を後ろから感じた。
「「シュウ~今日は午後から修行って言っていたわよね?なにをしていたのかしら?」」
「エット、ジンニヨバレテ、オテツダイシテオリマシタ。」
「「そうそれならしかたないわね。でも終わったのなら修行場所に来るのが普通よね?
……まさか修行を忘れていたなんてことないわよね?」」
そのあと師匠を放っておいて修行をサボるとわ何事か!とかレディを待たせるのは男として最低だとか4時間にわたり肉体言語でお説教をいただきました。
お説教なので大天使で回復もしていただけません。
両手複雑骨折・肋骨バラバラ・両足は骨が飛び出していますし・骨だけでなく内臓も結構骨が刺さったりしてかなり痛いです。
エレナさんイータさんもう修行忘れたりしないので許してください!俺は二度と修行はサボらないと誓った!