SIDE ネテロ
「10人中7人が新人か。ほっほっほ、豊作、豊作!」
「たまにあるんですか?こんなことって」
「うむ、たいがい前触れがあってな。10年くらい新人の合格者が一人も出ない時期が続きそのあと突然わっと有望な若者が集まりよる。
わしが会長になってこれが4回目かのう」
わしら試験官一同は飛行船内で食事をしながら最終試験まで残った者たちの話でもりあがった。
それにしても今年はおもしろい年になったわい。
あのジン・フリークスやゾルディックの子倅共が受けに来たということもあるのじゃがやっぱり一番はあのシュウが試験をうけにきたことかのう。
「そういえば会長、今回のこった受験生の中に知り合いがいるって言ってましたけど、どなたなんですか?」
「245番のシュウ・ナカジマというものじゃよ。」
「へぇどういう関係なんですか?」
「ほっほっほっほっほ。秘密じゃ。」
4人はぽかんとした顔でわしをみておった。
そして最終試験のために受験生と面談をすることを告げ準備をさせることにした。
《えーこれより会長が面談を行います。番号を呼ばれた方は2階の第一応接室までおこしください。受験番号44番の方、44番の方おこし下さい。》
「まぁすわりなされ」
「まさかこれが最終試験かい?」
「全く関係ないとは言わんが、まぁ参考程度にちょいと質問するだけじゃ。まずなぜハンターになりたい?」
「資格をもってると便利だから♡それに人を殺しても免責になることが多いしね♠」
「なるほど、ではおぬしが9人で注目しているのは?」
「………99番♡405番と245番も捨てがたいけど一番は彼だね。いつか手合わせしたいな♢」
「では最後に戦いたくないのは?」
「それは…405番だね99番もそうだけど…今はまだ戦いたくないね。ちなみに今一番戦いたいのはあんたなんだけどね♠」
「うむご苦労じゃった。さがってよいぞ」
ふむすごいオーラじゃったのう。
あやつのような戦闘大好き人間はこちらから身構えずやりすごすのが一番じゃのう。
いちいち相手にしておってわ、きりがないわい。
さて次のものがきたようじゃ
「注目しているのは404番かなバランスがいいし。戦いたくないのは44番だね(ポックル)」
「ゴンだね、あ 405番のさ。同い年だし!53番かな戦ってもおもしろくなさそうだし(キルア)」
「44番だなイヤでも目に付く。405番と99番だ。子供とは戦いたくない(ボドロ)」
「99番。 44番と245番(イルミ)」
「44番かなヒソカとは色々あったから。う~ん99・403・404の三人はえらべないや(ゴン)」
「ヤバさでいうと44番、戦い方でいうなら245番。44番と245番だな(ハンゾー)」
「いい意味で405番悪い意味なら44番と245番。理由があれば誰とでも戦うがなければ誰とも争いたくない(クラピカ)」
「405番だな恩もあるし合格してほしいともおもうぜ。そんなわけで405番とは戦いたくねーな(レオリオ)」
「245番です。注目ってより目が離せないかんじですけど。44番と245番と301番ですね。私の今の実力じゃ勝てないので(ポンズ)」
246番はたしかシュウが弟子に取った子じゃったのう。
あれは弟子というよりお姉ちゃんじゃな。
さとて後はシュウだけかのぅ。
あやつ自身目立つのが嫌いじゃといっておったが結構目立っておるのぅ。
まぁあやつはああ見えてなかなか短気じゃからいろいろしでかしたのじゃろう。
「失礼しま~す。久しぶりネテロ爺さん。
ってかてめぇ3次試験まで行く間の飛行船でよんどいて部屋にいないってどういうことじゃぼけぇ!」
「相変わらず敬う気がかけらも見えんのうくそ餓鬼が!
とにかくいろいろ聞くことがあるから座らんかい!!」
おとなしく入ってきて挨拶したと思ったら案の定飛び掛ってきおった。
わしは念で地面に叩きつけて正座を強制し正座させる。
まったく……ますますジン達に似てきおって…こやつの将来が心配じゃわい。
その後シュウに他の受験生たちと同じ質問をした後すこし雑談をすることにした。
「ネテロ爺さんお茶くれ!!」
「そっちにあるから自分で入れろ。ついでにわしの分も。」
「へいへい。」
「で……なぜ今回ハンター試験を受ける気になったんじゃ?
前に何度か誘ったがまた今度って流してばかりじゃったろぅに。」
「爺さんも予想してると思うけどジンの息子が試験を受けたからだよ。」
「ほぅ何をしでかすつもりじゃ?」
「何もしないって!ジンにはゴンがハンターの才能がなさそうなら両手足叩き折ってでも試験から落としてくれって頼まれてただけだし」
あれでも一応親というものなのかのぅ………。
そのあとわしらは最終試験会場につくまでメンチの乳の話で盛り上がることにした。
うむさすが数年来わしのエロ話友達じゃ!
すこし見ん間に成長しておるわい。