「二次試験後半。私の指定する料理は……スシよ!!」
(((((スシ……!?スシってなんだ?)))))
受験生の全員(主人公&ハンゾーをのぞく)に沈黙が訪れ思い思いにスシとは何か考えだした。
まぁこっちの世界だとジャポンは本当にドマイナーな国だからなぁ。
ポンズも腕を組んで考えています。…萌えそうです。
「大分困ってるわね。ま、知らなくても無理ないわ。ちいさな島国の民族料理だからね。
ヒントをあげるわ!スシに必要な道具と材料はそろえてあるしスシに不可欠なライスはこちらで用意したわ。
そして最大のヒント!!スシはスシでも握りズシしか認めないわよ!」
スタートを言い渡すと受験生のほとんどがご飯でおにぎりのようなものを作り出した。
周りの人に気づかれない様にポンズの手を引き外に出ます。
ポンズの手の米粒をとってから手を握るべきだったと後悔しました。
ヒソカがこっちをガン見していたのでヒソカに向かってオーラで字をかいて空中にとどめメッセージを送ります。
「シュウはスシってどんな料理か知っているの?」
「ちょっと待ってて。すぐにもう一人来るから」
知らない間にあとをつけられて完成品をつくったらバッサリと奪い殺されるなんて事故を防ぐためにあえてこちらからコンタクトをとります。
やっべぇ……のど乾いてきた。
「やぁお待たせ♢スシについて教えてくれるって本当かい?♡」
「教えてやるから貸しひとつな!そのうち返せよ!!」
とりあえず恩を売っておいてこちらに敵対の意思がないことを伝えます。
どうせならイルミにも伝えてもらって二人に貸しを作っておきたいです。
ポンズとヒソカにスシの作り方を教えた後スシをおいしく握るには普通10年かかることを告げました。
「それじゃぁその職人さんでもいない限りこの試験に合格者なんて出ないじゃない!」
「何を考えているんだろうねあの試験官は♢」
「ほんとにねぇ」
森の中をひた走り、川を目指します。
ヒソカに自分の連れにも教えていいかと聞かれたのでそいつにも貸しひとつって言っといてといいました。
…イルミだよね?ヒソカは携帯電話みたいなものを取り出しイルミに連絡を取るとイルミさんも貸しに納得してくれました。
……ニヤリ、計画通り!新世界の神様並みの極上スマイルです。
川から戻ると小屋の前で大量の受験生とすれ違いました。
レオリオが大声でばらしたのかな?調理台についたのでさっそく魚っぽいものをさばきます。
俺のは、比較的魚の形をしているのを選びとってきましたが、後の二人…ポンズは3色カラーのなめこっぽいものですし、ヒソカにいたっては紫の小魚を大量にとってこられました。
『上手にできました~!!』
スシが完成すると脳内でアナウンス?がながれた。
……モンハンやりてぇなぁ。
他の二人もできたようなので一緒にもって行きます。
ポンズのスシは、形はあっていますが刺身がみごとに三色です。
ヒソカにいたっては軍艦巻きをつくって上に紫の小魚が大量にのっています……てかヒソカさんそれまだ生きているじゃないですか!!
何匹か跳ねてこぼれていらっしゃいますよ!?
「245番、刺身の切り方が悪いしシャリが少し硬すぎ。やりなおし」
「246番・44番 あんたたちは私を毒殺するきかぁ!!」
俺の分は食べてもらいましたがやり直しです…クスン。
二人にいたっては箸もつけずテーブルごとひっくり返しました。
あんたは星さんのパパさんかいな!受験生がそろそろ帰ってきました。
俺たちは三人で邪魔にならないように端のほうへ行くことにします。
「どうするの?シュウのスシでだめなら他の人が受かるわけないじゃない!」
「そうだね♢こうなったら試験官殺してこようか…♡」
「やめなさい!多分この試験は再試験になると思うから暇つぶししとかない?」
俺はあるところにメールを送ります。
その後ハゲ忍者が会場全体にスシの作り方をばらし受験生がぞろぞろとスシを持っていっています。
俺ら?ヒソカのトランプでポーカーしてますよ。
二人揃ってテラつよス!!………やばい、財布がピンチです。
ポンズは神がかって強いしヒソカも念を使っていないのに鬼強いです。
やっぱ原作キャラって運も高めなんかなぁ。
「しかたないでしょそうなったんだから!テスト生が料理法ばらしちゃったのよ。
とにかく私の結論にかわりないわ!二次試験後半の料理審査、合格者は0よ!!」
ざわざわざわと受験生たちに不満の波紋がひろまります。
ヒソカさんとポンズさんそのオーラしまってください。
対策はしといたから!ってポンズさんそれ練ですよ、できてるじゃないですか。
二人を一生懸命なだめていると
ドゴオオン!!
255番のメタボな受験生が調理台を破壊しました。
メンチさんに文句をぐだぐだと言っています。
あんた賞金首ハンターってそのお腹でかいな?メンチさんの来年頑張ればという言葉にキレてメンチさんに殴りかかります。
でた~ブハラさん張り手!!パンという音と一緒に小屋の二階の窓を突き破り外に放り出されました。
あれ普通の人間死ぬよな?
「ブハラ、余計な真似しないでよ。」
「俺がやらなきゃメンチが殺してただろぅ?」
「ふん、まーね。あんたその程度で賞金首ハンター?笑わせるわね。
武芸なんてどんなハンターでもやっていたらいやでも身につくのよ!
今回私が試験で知りたかったのは未知のものへ挑戦する気概なのよ!!」
『それにしても合格者0はちときびしすぎんかのぅ』
飛行船からネテロ爺さんが落下してきました。
メンチさんががちがちになっています。
ネテロさんの目線は俺の時と同じく乳へ……まだ現役なんかいエロじじい!
このあとでゆっくり語り明かそうぜ!!
そしてその後再試験が行われメンチさんの実演のあとノーロープバンジーで崖を飛び降り、卵をとってきた。
ゆで卵テラうます!!
びっくりしすぎて耳がでっかくなりそうです。
お土産用に卵は多めに採っておきました。
エレナさんとイータさん喜んでくれるかなぁ。
第二次試験後半 メンチの審査 43名通過