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No.36739の一覧
[0] ジェダイ×ジェダイ(HUNTER×HUNTER オリ主)[メソ…](2020/08/05 04:44)
[1] 1話 転生×始まり[メソ…](2013/10/08 18:40)
[2] 2話 修行×無の境地[メソ…](2013/02/21 19:35)
[3] 3話 フォースと×共にあれ[メソ…](2013/02/25 10:04)
[4] 4話 能力説明×これから[メソ…](2013/02/27 18:55)
[5] 5話 試しの門×ゼノ・ゾルディックとの邂逅[メソ…](2013/02/24 16:14)
[6] 6話 ゼノ×見習い執事[メソ…](2013/03/05 13:48)
[7] 7話 やれば出来るマインドトリック講座×いざ天空闘技場へ[メソ…](2013/02/25 14:38)
[8] 8話 天空闘技場×パダワン[メソ…](2013/03/07 23:31)
[9] 9話 カストロの能力!×マラソン×まさかのアレ[メソ…](2013/10/08 18:41)
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[36739] 6話 ゼノ×見習い執事
Name: メソ…◆b8a34349 ID:a2d0dc53 前を表示する / 次を表示する
Date: 2013/03/05 13:48
最初にわしがアキン・アースウォーカーの事を知ったのは、「怪しげな人物がいる」という執事からの報告があがってきた時じゃ。
質素な茶色のクローク羽織り、常にその素顔をフードの奥に隠す、いかにも怪しげな風貌の男じゃが、流石に家の中ではフードを取っており
、すぐに身元の確認が出来た。
ジャポンにあるそこそこ有名な念を扱う宗派のトップの養子だそうで、10歳ぐらいの時から常にあの格好をしているそうじゃ、なるほどただのアホじゃな、もしくは念能力の制約か…なんとなくただアホなだけな気がするのう。
なんでも試しの門で念動力の研鑽をする為にここまで来たそうじゃ。
ゾルディック家の本拠地にやってくる奴は、わしらの首にかかった賞金を狙う身の程知らずの賞金稼ぎに復讐しに来た過去の仕事で暗殺した者の縁者と相場が決まっておる。
そんな中わしらの事など眼中に無く、ただ試しの門での修行を目的にやってきて、自分で言うのもなんだが、伝説の暗殺者一家の敷地に住み着く馬鹿に対するマニュアルなど存在せず、掃除夫の手伝いをしながら修行を続ける男を執事達はただ監視しておったようじゃ。
確かに怪しい男だが、毒にも薬にもならない上(若干目障りじゃが)ある意味掃除夫の業務を無償で行っている。
ならばわざわざ殺す事も無いとシルバも苦笑しながら言っておった。

報告から半年程経ちわしがアキンの事などすっかり忘れておったある日の事、わしはペットのドラゴン達に餌をやりがてら敷地内の散歩をする事にしたのじゃ。2時間ほどで敷地中を歩き回り、最後に試しの門の方に足を伸ばした。
すると茶色い物体を発見した。よく見ると茶色いフードを目深く被った信じられないほど怪しい人物で、余りの怪しさに一瞬殺気が漏れかけたのじゃが、次の瞬間ここに修行に来たという少年がいた事を思い出しなんとか殺気を押し留めた。
どうやら座禅を組んだまま変わった感じを覚えるそのオーラ全てを隠で隠そうと試行錯誤しているらしく、わしはそのおかしさに疑問を持った。
なぜなら全オーラの隠など戦闘時には効率が悪すぎてほとんど意味が無く、非戦闘時なら絶を使えばいいからじゃ。
そんな色々おかしな男にわしは気まぐれに近い好奇心を覚え少しの間観察する事にしたのじゃ。しかしそのフードのせいであまり情報は得られない。
オーラは量は15歳にしてはかなり多いが、わしが同じ年頃の時にはもっと多くのオーラ量があったと思う。
だが彼のオーラは今まで見たことが無いほど力強く、魅力的な印象をわしに与えた。
ここ何十年か仕事以外では沸かなかった戦闘欲を感じたわしは、ちょいとこやつの力を試しがてら奇襲を仕掛けてみる事にしたのじゃ。
隙だらけに見えてもそのオーラに見張られているような気がして、なかなかタイミングが掴めなかったのじゃが、そやつが左腰に具現化し隠で隠しておる妙な筒を撫でながら悦に入った瞬間をねらい奇襲をしかけた。

絶から堅に移行しながらの奇襲は常人には気付かれる事の無い必殺の一撃。さらに今回の場合殺意も込めてないため、余程の熟練者以外には
避けるどころか当たるまで気付かれる事もないじゃろうと思いつつ、わしはこやつがこの一撃を避ける事を予感しておった。
だがその予感をさらに超えわしが絶を解除していない、堅に移る前にアキンはわしの攻撃を察知したらしく、視線をこちらに向ける事無くその場から一瞬で離れ、わしの方をフードで隠れた瞳で見つめてきた。
これは予想より楽しめそうじゃと最初はその風変わりなオーラからどんな念能力を繰り出してくるのかと思ったが、あくまで素手での戦闘に徹するようで、それにしてはわしとの接触を必要以上に恐れているようじゃった。
なんらかの制約なんじゃろうか?
腰に下げた筒も位置から考えて飛び道具ではなく接近戦の獲物だと思うのじゃが、それも抜かん。
それどころかどこかわしを傷つけない様に気を使っている節すらあった。
そんな相手にも関わらずわしの攻撃がアキンに当たる気配はない。本気を出してたとしても素手じゃ当たらんじゃろうなきっと。
徐々に慣れてきたのか、余裕を持って、そしてどこか楽しみながらわしの一撃を避け始めたアキンを見て、仕切りなおしがてら声をかけたのじゃが、一切の返答はなし。
格好通り自分の情報に関してセキュリティーが堅いらしい。すでに素性どころか経歴まで知っておるわしにはまったく意味は無いがの。
殺す気などまるでないが、ゾルディック家前当主のわし相手に手加減をするなどわしのそこまで高くも無いプライドもそれなりに傷付く。
せめて念能力だけでも見てやろうと挑発がてら【龍頭戯画】を発動した瞬間、今まで奴に多少なりともあった戦意が一気に無くなり逃げ出そうとしたので、毒気を抜かれてしまった。
なぜならその逃走は臆病さから来るように見えるが実際のところわしを傷つける事への恐れからきているようだったからじゃ。
なるほどまだ処女のようじゃな。
逃げそうになるアキンを止めその警戒を解け、という思いを込めて少しの間とりとめの無い雑談を交わした。
話してみると普通の15歳の餓鬼じゃな。じゃがゾルディック家相手に普通に話すのは普通でないと言うのが現実じゃ。
シルバの意向で才能あふれるキルアの育成が出来ん事じゃし、少しこいつを育ててみるのも面白いと思い、正式な滞在許可を言い渡した後、最後に年長者として少し釘を刺してからわしは散歩の続きを再開した。


@@@@@@@@@


私は真っ先にその柄で鳩尾を打たれ動けなくなっていた。


半年前から使用人の家に住み着いたその男は毎日飽きもせず勤勉に修行に励んでおり、多少ではあるが警戒レベルも下げられていたが、それなりの使い手であることは間違いなく依然として警戒、監視対象であった。
さらに昨日はゼノ様と戦い、本気ではなかったとは言え、ゼノ様の攻撃を全て避けきり戦闘を終えたそうだ。
ゼノ様はその男を気に入った様子で敷地の一線を越えない限り滞在を許可する、と正式に客として扱うように我々に言いつけた。
次の日私がいつものように一線の門の前を守っているとゴトーがやってきて私に告げた。

「アキン・アースウォーカーがどうやらこの門をめざして歩いてきているらしい、気を引き締めろ」
「はい!」

久々の実戦に緊張とやりがいを覚えていた私だったがすぐに後悔する事になった。



念動力を使う事は知っていたが、まさか念能力者相手に念動力を発動できるとは思えず、油断したところを引っ張られゴトーと二人そろって地面とキスしてしまった。
すぐに体を起こして奴の様子を伺うと奴はニヤリと笑っていた。
その口元のゆがみを見た私たちは激情にかられ男に襲い掛かって行った。今思えばあの男の思う壺である。
一瞬で私は鳩尾を強打され行動不能。
ゴトーのコインによる弾幕も突然現れた光り輝く剣が全て防いでいる。
あの光の剣は凄まじい熱量を持っているようで、ゴトーが周をかけて打ち出しているコインは一瞬のうちに炭化してしまってようだ。
威力を上げるために放った回転重視のコインなどスピードが落ちたからわざわざ切る意味も無いと避けられてしまっている。
そしてゴトーの虎の子であるバトルオリンピア記念硬貨による攻撃に至っては炭化しないのをいい事になんと剣ではじき返してくる始末だ。
しかもそのすべての動作をフードを目深く被り纏のまま、どうやら目や円にたよらないでその攻防を行っているらしい。
さすがゼノ様でも攻撃が当たらなかっただけの事はある。
そもそも私達をつんのめらせた念動力から操作系かと思っていたのだが、あの光の剣はあきらかに変化系と具現化系の複合能力。
そしてあの光刃メインの能力を考えるに変化系能力者なのはほぼ間違いない。操作系との相性は最悪のはずだ。
それであの威力とは恐ろしいまでの使い手だ。
だが見習いとは言え私にもゾルディック家執事としての矜持がある。無様に倒れているわけにはいかない。
そう思い立ち上がろうと思った瞬間。後頭部に衝撃が走り気を失ってしまった。
後頭部の暖かさに気付いて目を覚ますと、それなりに整った心配そうな男の顔がどアップで移った。
ひ、膝枕をされていたらしい…。
すぐに起き上がり距離をとると、大量のコインによってなぎ倒された木々と気絶したゴトーを見つける。
ゴトーはオーラを使い切り、膝を突くと、そのまま意識を失ってしまったようだ。
屈辱だ。もし奴がゾルディック家を標的にした賞金稼ぎだったら私とゴトーの命はすでになく、それどころか敷地の一線を悠々と越えられていただろう。
こんな事が二度と無い様に強くなり、もし次来るような事があったら、必ず撃退してやる!
そう強く誓った………のだが、

次の日。


「今時間大丈夫ですか?」


2日後。


「今日もよろしくお願いします!」



10日後。


「やっぽーまた来ちゃった。」


一ヶ月後。


「あ、昨日のコインがなんかポッケに入ってたから返すわ。これ記念硬貨だろ?ちゃんとしまっときなよ。」



私的にはもうちょっと訓練期間を置いてから、奴との相対を想定したのだが、奴は嫌がらせのように毎日私たちの前に現れた。
そして私を念動力でぼこり、ゴトーのコインをオーラが尽きるかコインがなくなるまで避け続け、私を膝枕し私の目が覚めると帰る。
これを毎日、永遠と繰り返してくる。く、屈辱だ!
どうやら時既に遅くアキンの修行パターンに私たちは組み込まれてしまったようだ。
しかも一線を守る責務を受け持った私はアキンの襲撃から逃れる事は出来ない。ゴトーの職務はそれだけでないのでたまにこれない日があが、ゴトーも悔しいのかこれる時は必ず来るようにしている。
そのおかげで私もゴトーも少しずつ強くなってきていて、少しの時間ではあるがゴトーの援護とステッキに強めの周をかけることであのライトセーバーという光刃と切り結ぶ事も出来るようになってきた。
そう、だから明日!明日こそは!





私はアキンを倒し、膝枕してあげるんだ!





…あれ?





後書き

sideゼノを書いてて思ったのは、二度手間感の半端なさ。
俺はsideが多用された小説にそこまでアレルギーはないのですが、違うsideで同じ文章が出てくると読む気がしゅるるるーんとなるので、出来る限り違う感じで書きました…書けてるといいなぁ。
ちなみに主人公がカナリアを膝枕したのは、なんとなくそうしたほうがいいと思ったからです。

疲れ果てたので感想返しは少しお待ちを!
あと誤字、脱字報告待ってます!


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